呼びかけに応えてくれた人々、そしてこの祭りを呼びかけてくれた白いアナグマさん、山の神様、ありがとうございます。
最終日、法華道を日朝上人ゆかりの高座岩へのトレッキングという、この祭りの原点ともいうべきセレモニーへ出発直後、写真のような虹の輪が太陽のまわりにかかりました。日輪とは違い、はっきりとした虹の輪です。風力発電の予定地とも重なるこの法華道を案内してくれた、この道の守り人、北原厚さん(77才)もこんなのは初めて見たと大変感動されていました。
実はこの祭りのプロセスの間に、同じ虹の輪が3度出現したのです。最初は、皆に祭りを呼びかけてから初めて我が家でミーティングを開いた日に、ここシピラの上空に2羽のタカの舞と共に現れ、2度目は4人のスタッフで祭りの前に入笠山頂でお祈りをした時に現れました。この時も山頂周辺をタカが飛び回っていました。ちなみにネイティブアメリカンによるタカのサインは“チャンスをつかめ!”です。そして祭りの最終日、法華道へのトレッキングの最中に、今まででも一番大きく色彩豊かな虹の輪が太陽のまわりに出現してくれたことで、スタッフ、参加者共々に天と地と人の輪が一つに響きあった祭りであったことを感じ合いました。これはもう素直にそう理解して感謝したいと思います。
また祭りの期間中に白いアナグマさんが会場に近くに来てくれていたようで、合計10人以上の人が出会いました。
今まで僕の家族以外にほとんど見た人がいなかっただけに、ちゃんと野生のものからもお応えがあったように思います。
毎夜、たき火のまわりでのノーマイクシアターはとてもよく、皆が集中して大変楽しいものとなりまいた。祭りでおなじみの有名なシンガーもどしろうとのパフォーマーも皆横一線に集い歌い、とてもすてきな輪ができました。そうした楽しい波動の輪には、たまゆらさん達も喜んでたくさん降りてきて、共に集ってくれました。
僕はこれが本来の祭りの姿の一つだと思います。
こうした現象は、別に神秘主義とか宗教的とかっていうふうに感じるのではなく、ごくあたりまえに、さりげなく、僕らの世界と日頃目に見えない存在達との楽しい接点として、決して知らんふりをするのではなく、また大げさに騒ぐのでもなく、大切にしていきたいと感じています。彼らは共にあることを喜び望んでいますし、存在を認識して欲しいようです。僕には今はそれしか解りませんが、決して恐れをいだくような存在ではないと思います。
今回はすべての流れがありがたい限りでした。日程的にもキャンプ場の都合で急に一週遅らせることになりましたが、そのおかげであの大雨水害の週をさけることができました。祭りの2日前から雨があがり、設営にも問題なく、祭り期間中も好天続きで、この山にしてはめずらしく風のないおだやかな日が続きました。すべてに感謝です。重ね重ねありがとうございました。
さて法華道を歩いている時に、来年へ向けてのビジョンを感じました。それはノーマイクシアターもセレモニー会場も、車道から離れ、もう少し静かな奥へと移動し、すべてノーマイク、電気なしの集中形になることと、お祭りブースがノーマネーによる物々交換市になるというものですが、これはきっと楽しいことになると思います。また皆でゆっくりシェアーしていきたいと思います。皆さん、ご苦労様でした。
食料やカンパを寄せてくれた皆さんも、ありがとうございました。
今回は山に呼び出されたすてきな人々が集まってくれたと感じています。
また会いましょう。 LOVE 和生