例によってこの冬は超寒いわけですが、標高1200mにある我が家は連日−15℃を越えるのが、ほぼ日常になっています。
裏山から台所までホースで220m岩清水をひいて生活しているけど、この寒さでそれも凍り、家の前の川から汲み水をしている。
この辺では昔は皆そうして暮らしていただろうが、慣れると川が近い分、そう苦にはならない。薪は充分に作ったつもりだったけど、この寒さで消費量が多く、予備にとってあった分まで割らないとならなくなった。
さて、この冬のお楽しみは、息子たちがロックミュージックやエレキギターに興味を持ち始めたことから、ファミリーバンドがスタートしたことだ。
本人たちがその気になるまではと、あえてこちらから教えたりしたことはなかったのだけど、いざ始まってみると、やはりうれしいものだ。僕も元来はロックンローラーだし、若いころはハードロックのバンドをやっていたので、正直言って楽しくてしょうがない。我が家はすっかりSHOOL
OF ROCKになってしまった。長男の天地がギターで、次男の八星がベース。連れ合いの史江(フーちゃん)がドラムというポジションに納まりそうだ。三男の一新も生後11ヶ月ながら、すでに歩き出す前からパーカッションをたたいている。
中一の天地はバスケ部に入っていて、朝練のため5:30に起きて、車で15分のバス停まで送る。帰宅後は、宿題をやっていると、ほとんど自分の時間がなく、ギターの練習ができないという。それでもし宿題さえなければ、どんなに人生が楽しいことだろうと言い出し、昨秋から宿題を優先させることをやめ、まず自分の本当にやりたいことを先にやり、眠くなれば宿題をやらずに寝るようになった。本人も「なぜ早く気がつかなかったんだろう。自分でなくせば良いだけのことだった。でもその結果、成績が落ちることになるけど良いか?」と言うので、「成績のことより自分の人生をどう楽しく有意義に過ごすかということの方が大事だから、それで良い」と答えてあげた。それ以来、ほとんど宿題はやらなくなり、よくギターの練習をしている。期末テストの時も「テスト勉強よりもギターの練習をしたい。」と言うので、それを認めてあげた。中学校の担任との懇談会の時にもその事を話し、1学期よりも成績が落ちたわけの説明をしたが、このことを一応受け止めてくれたようだ。
ちなみに天地はすごい集中力で、どんどん上達している。小四の八星はわりと音感が良く、すぐにベースのフレーズを覚えて、バンドがスタートした。フーちゃんも子育てしながらドラム特訓中! そのうちにファミリーバンドでコンサートツアーなんてこともあるかも‥‥お楽しみに。
さてもうひとつお知らせですが、シピラの奥の入笠山(標高1800m)が一見エコエネルギーに思えそうな風力発電の事業により、かなりの自然破壊を受けるかもしれないということから、7月にその予定地付近で、聖なる山とともに祈る祭りをしようと計画しています。くわしいことは、またホームページにてお知らせしますので、よろしく。
それでは皆さん、良い年でありますように。
LOVE 和生