カズからの手紙

〈その6〉

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白いアナグマの祭りに向けて

 −15℃以下を連発したあの寒い冬を越えて、5月の連休もすぎてからここシピラでもようやく山桜が開花しました。まだ遅霜の可能性はあるものの、ぼちぼち畑の種蒔きも霜に強いものから始まっています。日本ミツバチの分蜂(巣別れ)も近そうなので、しばらくは外出をひかえようと思っています。3男の一新は15ヶ月になり走り回っています。天地が中2,八星が小5となりましたが、二人とも宿題をやらない決心に変わりはないようです。
 さて入笠山では白いアナグマに続いて白いタヌキも出現して、こちらの方は地元の人が写真に撮っています。この山は元々白ヘビの伝説などもある所だったのですが、最近もう一つの興味深い伝説を聞きました。
 その昔、日蓮上人がここへ来ていて、それ以来この辺の寺が日蓮宗に改宗しているのですが、日蓮上人は7個目の龍の玉を探しにこの山へ来ていたそうです。しかしその後失明されて、結局そのドラゴンボールはまだ出てきていないままだそうです。う〜む!やはりここも龍神様の所だったか‥‥という感じです。


 4月の末になり、ようやく雪も溶け、風力発電の予定地であり、また祭りの予定地でもある標高2000m近い所まで祭りのスタッフたちと一緒に登ってきました。山頂付近のキャンプ場あたりはこじんまりとした美しいスポットがいくつかあり、セレモニーには良さそうだけど駐車スペースがあまり無いので300人くらいのキャパの祭りがベストかなという感じです。山頂付近で皆で祈り、帰りがけにアナグマと出会いました。しばらく逃げずにそばに居てくれて、皆で“山が応えてくれている”と感じました。これはとても良いサインで、きっと良い祭りになることと思います。ちなみにネイティブアメリカンのアニマルメディスンのメッセージによると、アナグマは“目標はかならず達成する、決してあきらめない。そしてリーダーシップ(最後まで仲間の世話をする)の象徴”とされています。
 祭り情報は少しづつ加えて行きますので、ホームページをリンクしてまたチェックしてみてください。風力発電の事業計画はあまりにも乱暴すぎるので、けっこうたくさんの団体や地元の旅館組合なども反対声明を出し始めています。耐用年数わずか17年の風車を63基も建てるために山の稜線を20数kmにわたりずたずたにしようというのだから、そんなこと、これからの時代、簡単に見逃されて行くべきことではないでしょう。
 ライブの方は7月末までは祭りの準備や畑、ミツバチの世話もあり、単発ではあちこち出かけますがツアーの遠出はしばらくお休みです。できれば皆さんとは白いアナグマの祭りで再会できればうれしいです。それではまたお知らせします。
                               LOVE 和生

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2006.7.21〜25 白アナグマの祭り  2006.7 白いアナグマの祭り


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