白いアナグマに白い子供が産まれました
2006 白いアナグマの祭りが、あのようなとてもすてきな感じに完結してくれて一段落、8月中旬に徳島の阿波踊りに向けてのコンサートツアーに出発しました。
阿波のゲート、鳴門のナマステゲストハウスでのライブ。美しいたまゆらと共に
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麻植郡(おえぐん)鴨島連の阿波踊りとジョイントで楽しんできました。白いアナグマの祭りに来た顔ぶれも‥‥
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今回は忌部族ゆかりの地、小屋平や上勝、神山など、山の上でのライブが多く、色濃い流れのツアーとなりました。出発前から阿波踊りと護摩だきという2つのキーワードが来年の祭りに向けてビジョンとして僕の内面に響いていたのですが、護摩だきに関しては何のあても情報もないまま、“でもきっと何か出逢いの導きが有るはず”という予感のようなものを抱いての旅立ちでした。そして、みごとそのとうりの流れの旅となり、帰りぎわ、シピラの山の家の近くで、白いアナグマの子供と出会い、さらにメッセージや祈りが実って行くことを実感させてくれました。
昨秋に僕の出会った白いアナグマは2頭一緒だったので、彼らがもしつがいなら来春には白い子供が産まれるかなと思っていたのですが、どうやらそれが実現したようです。もうすでに数度であっているのですが、純白の子供が少なくとも2頭はいることを確認しています。先日、祭りにメッセンジャーとして参加してくれた山田征さんと五十嵐さんがシピラの自宅を訪ねてくれたのですが、帰り路を案内していた時に、2頭の白いアナグマの子供が姿を見せてくれました。例によって一度立ち去ってからすぐにまたもどって来て、今度は手でさわれるくらい近くまで来てくれたので、向こうに姿を見せる意志があることを感じました。かわいいかわいい白いアナグマの子供は、まだ親の半分くらいのサイズで、じっと見つめ合ったので、眼が赤いことを確認しました。しかし、いつもカメラを持っていない時に限って出て来るんだよネ、彼らは‥‥。それでも白い子供の目撃者はすでに僕を含めて数人います。
上勝のかんじょうの瀧における山伏の護摩だき
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護摩だきのためのやぐらはヒノキの青葉で包まれている
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徳島の神山にある大粟(オオアワ)神社は、全国の稲荷の大元といわれているほど古くからある神社で、御神体のオオゲツヒメは五穀豊穣の神であり、アマテラスオオミカミの化身ともいわれています。さてこの神社の神主の阿部仙月さんが神山でのライブに来て下さり、ライブの前後に意気投合して語り合いますと、大変興味深い方で、正史では伝えられていない本当の古代の日本の歴史に関する裏情報にもくわしく、祝詞のあげ方も自分なりのスタイルを持っていられるほど自由な発想もお持ちで、とてもすてきな人でした。
ライブの翌朝、大粟神社にて奉納演奏をさせていただき、その時に、神前にて護摩だきを実践して見せて下さいました。こうしてありがたく護摩だきの初体験をさせていただきましたが、神霊とつながる依代として火の精霊に祈る儀式ということで、護摩木に祈りを書き火に投じます。
またこの神社にはペトログラフという古代のシュメール文字が残されています。ペトログラフは世界中の巨石文化の跡から同じ文字が出て来るということで注目されているのですが、それが阿波(徳島)からたくさん出て来るのです。超古代に世界は一つにつながっていたというロマンの根拠の一つがここにあるわけですが、それにつけても古代日本のセンターはきっと阿波だったに違いないなと僕は感じています。
護摩だきの体験はさらに続きました。ツアー中、あるライブの日程が急に1日ずれることになったので、これは何か流れに意味がありそうだなと思っていたら、ちょうどその空いた日に、上勝のかんじょうの瀧にて山伏の末裔の方による公の本格的な護摩だきに導かれる運びとなりました。本当にありがたいことでした。この旅でこのような出会いや専門家の御指導があったということは、山の神様から求められているビジョンに流れが本質的に添っているなと感じられますから、これはきっと今年の白いアナグマの祭りと同様、何も心配することなく、すべてが完結して行くことだと僕には信じられます。阿波踊りによるトランス一体感は、すべてとの分離をつなぎもどしてくれる喜びの世界を生み出してくれるだろうし、来年の“白いアナグマの子供の祭り”はさらにもう一世代進化した形で展開することでしょう。
山伏が東西南北と天に向けて矢を射った。
東の方角へ射った緑の矢をいただいて帰ってきました
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護摩だきの直後、下の滝壺にクリアーな虹。中に入っている女性達には自分達のまわりに虹の輪が囲んで見えたそうです
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そしてこの祭りは少なくとも四年は続けなさいと云われています。ということは“白いアナグマの曾孫の祭り”までがんばろーっていうわけだね。そういうわけで皆さん、これからもよろしくお願いします。ツアーをサポートしてくれた皆さん、ありがとうございました。
さて次回は、初めての採蜜(ハチミツ)の話です。お楽しみに! LOVE 和生