■ 内田ボブ
山口県上関の原子力発電を阻止する祈りの声から、この風は起こった。この風がヤポネシア、アジア、太平洋へと多くの祈り、祈るもの達と共に手を取り合い、大いなる平和の祈りの風となって、非核、非戦の声となって吹きわたりますように。
このヤポネシアに新たに新たなる場所に原子力発電所を建設しようということは戦争と核のビジネス大国のさらなる幕開けを意味する。原発は原爆である。
太平洋をハワイから、星と風と潮流をたよりに航海して、ミクロネシアを巡り、ヤポネシアへとやってくる双胴カヌー・ホクレア号を是非、上関原発予定地へ招こうという声が、世界を股にかけ活躍するシーカヤッカー達からあがった。そこには過去、現在、未来に及ぶ、アジア環太平洋、地球への非核、非戦の熱き思いがあった。そして話は、1954年、ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験によって被爆した第五福竜丸の母港・焼津にホクレア号を呼ぼうというふうに広がっていった。焼津市から遠からぬところには、今、世界で最も危ない原発、東海地震を待つ浜岡原発がある。多くの被爆者を抱えるミクロネシアを通り、、非核・平和の風に導かれてやって来るホクレア号を迎えるために、またヤポネシアから平和のバイブレーションを送り、アジア・太平洋、何よりもヤポネシアの平和を願う人々と手を取り合って行くために、多くの仲間達と共にこのCDは出来た。
海はわれわれを隔てているのではない。海によってわれわれは一つなのだ。
祓いたまえ
清めたまえ
心からなる母なる地球
かむながら
いやしたまえ
さきわいたまえ