2002年6月11日
   東京 東小金井



 
今朝、仙台から夜行バスで帰ってきた。宮城の友人とあるワークをすることになり急きょ、2本のライブを友人たちに世話してもらいコンサートも含めて3泊4日の東北への旅になった。
わたしが、ブラジルのメディスンを使った祈りと歌のこのワークに参加するようになったのは去年の秋からだ。その時のわたしは”愛ってなんだろう?”と苦しいほどに問いかけていた。それは日常の中で一番知りたかったことだった。ありのままのパートナーの姿を愛せてないし、自分も愛されてないとどこかで、感じていた。 いったい、どう解決したらいいのだろう?
もっと、解け合いたい、というのが、わたしの基本的な思いで、それがこの頃、わたしを広い世界に向かわていた。家族だけのカリフォルニアの山での日常から飛び出すことになり、歌いながら本来の自分が活かされる新しい位置を探しはじめたのだ。
人と人との間に流れるエネルギーは面白い。同じわたしであってもある人には素直になれ、またある人に対しては殻をかぶってしまう。無理な努力を重ねるよりも自分が活かされる流れの中に身をおきたいとこの頃思っていた。
今回のワークを終えて、わたしの呼吸は深くなった。わたしがこのままで解け合えるそういう存在がいるということをなぜか深く知ることができたのだ。
”地球の窓を開く”というタイトルをいただいて、ももの家の機関紙に連載を書いているけれど、わたしがわたしのままで他者と深く解け合えるという感覚は、わたしに安心と信頼をもたらし、わたしの心の窓を地球に開こうとしている。
すべての命が幸せで安らかでありますように。