表紙

イベント

金子亘の作品

近藤直子のページ

リンク

リコーダー


● 2004.2.27●

古楽アンサンブルの夕べ
〜Rupa天理での最後のコンサート〜

      
2月27日(金)夕方7時頃〜、(開場6時頃〜)


         ☆投げ銭、おこころざし、ありがとう☆

今回は、オリジナル楽器や古楽器と呼ばれている、西欧の古い楽器を奏でる音楽家たちがドイツからRupaに来てくださることになりました。

現在のクラシックの楽器が、産業革命以後に突如として大きく変貌を遂げ、画一化されたものであることは、あまり知られていません。より大きな会場でより多くの人達に聞こえるように、と楽器だけでなく演奏法まで、大きく厚く太く、感情的に…。でも、小さく薄く細いものは忘れられてしまったようです。そして、小さな部屋で聴衆と演奏家が和気藹々と音を楽しむ時までも。
学生時代、中世・ルネサンス音楽にのめり込んでいた私(近藤)も、初めて古楽器による演奏を聴いたときは、耳からウロコが百枚ほど落ちたような衝撃を受けました。透明感(和音の共鳴音、差音が体感できる)と躍動感、軽やかさ、何よりも自然や宇宙が感じられる霊的な音。きっと、民家のRupaで聴く繊細な古楽器の響きも、また格別!(しかも前代未聞の投げ銭演奏会)…あるがままの音そのものがもつ神秘を、みなさんも是非体感してください。

                  ☆☆☆

☆曲目予定(あまり気にせずに。イタリアもの、ドイツものメインです)

M.ウッチェリーニ、Gメアッリ、J.Hシュメルツァー、H.ビーバー、G.ムファット、
J.S.バッハなど、かな。

☆アンサンブル"Spatium Harmoniae"☆演奏者のみなさま fromドイツ☆

・阿部千春(バロックバオリン:バイオリンのご先祖)
武蔵野音楽大学卒後、シュツットガルト国立音楽大学入学。94年トロッシン
ゲン国立音大古楽科、同大学院で研鑚。99年ドイツ古弦楽器コンクールで特
別奨励賞受賞。01年よりスコラ・カントルム・バジリエンスィス、後、ケル
ン国立音大在籍。数多くの演奏会、CD、放送局の録音に参加。ヨーロッパ各
国で活動。ウィーンアカデミー、アルス・アンティクヮ・オーストリア、ハス
ラーコンソート、カプリッチォ・バーゼル、コンチェルト・ケルンなどで活躍。
00年、M.コルボ指揮ローザンヌ声楽アンサンブル/フライタークアカデミー
室内楽団の日本公演でマタイ受難曲の第2コンサートマスターを務め、コルボ
氏の絶賛を受ける。01年より日本各地でも活動。03年、Geislinger Zeitung誌も
「特格の芸術家」と絶賛、ゲッティンゲンヘンデル協会主催コンクール優勝、04
年ゲッティンゲンヘンデル音楽祭正式招待。ドイツ、フライブルク在住。

・ゾニア・ケムニツッアー(チェンバロ:ピアノのご先祖)
フランクフルト音楽大学でピアノを修得。リコーダーをシュナイダーやブレー
メン音大のハン・トルに師事。後、ケルン音楽大学でハウグザントのもとでチ
ェンバロ科のディプロム、ハイ・ディプロムを修得。エラスムス奨学金を得て、
パリ国立高等音楽院でクリストフ・ルセにも師事。チェンバロ奏者・リコーダ
ー奏者として、各地の国際フェスティヴァルに参加。96年にはフランクフル
トで現代音楽新人賞受賞、Tournoi International de Musique 2003 の栄誉ディ
プロムを受賞。 各地のコンクールで伴奏者をつとめる他、ユングヘーネル、
シュナイダーらのもとでオペラプロジェクトに参加。ノイマン指揮のコレギウム
・カルトゥジアヌムのメンバー。00年国際テレマンコンクール最優秀賞の
オンソンブル・トラヴェルティノなどのアンサンブルでドイツ国内外に招待。
数多くの放送・CD録音に参加。

・蓮見岳人(リュート:ギターのご先祖、琵琶の兄弟)  
奈良県生まれ。京都大学史学科卒業後、リュートを佐々木正嗣氏に師事、91
年渡独。ケルン音楽大学にてリュートをユングヘーネル、 室内楽をツィッパ
リング、ハウグサンドらに師事、97年最優秀で卒業。フランクフルト芸術大
学古楽科でリュートを今村泰典氏、 室内楽をシュナイダー、ショッパーらに
師事。各地の講習会等でリスルヴァントやピエロー、エガーらに師事。現在は
主にドイツとヨーロッパ各地でのソロ活動のほかに、コンティヌオ奏者と し
て 多くの古楽アンサンブルやオラトリオ、バロックオペラに参加。現代曲の
初演、ジャズミュージシャンとの共演なども手がる。南西ドイツ放送響、ケル
ン室内管弦楽団、ギュルツェニッヒ交響楽団、コンチェルト・ケルンなどと共
演、CD、放送録音など。97年以来たびたび帰国、ソロリサイタルや室内楽コ
ンサートなどを行う。ドイツ、ケルン在住。

☆以前にRupaで演奏をしてくださった大阪在住のチェンバリスト、川井博之
 氏がザスマンのチェンバロ(スピネット:1700-08年モデル)を貸してください
 ました!川井氏にも当日、お越しいただく予定です。
☆お食事は「わたる庵」で(別料金)
☆今回、宿泊はできなくなりました。すいません…。
 (どうしても、という方はご相談を)
お問合せ
 〒632-0061奈良県天理市永原町437 Rupa 
 0743-67-0467(FAX兼)090-6755-3251 rupa@k4.dion.ne.jp
・近鉄・JR「天理」駅からタクシー約10分
・JR桜井線「長柄(ながら)」駅下車、徒歩約15分
・西名阪道「郡山」・「天理」ICから車で約10分
☆Rupaへの行き方(電車用・車用)はこちらから地図をご覧ください。(24号線のトーカイ手芸センターが携帯ショップに変更)


Rupaからのお知らせ

 今春、天理から奈良の柳生に引越し、今までの「Rupa」と「わたる庵」を足して濃くしたような感じで(?)、改たに「カレー&カフェギャラリー Rupa」として店開きすることになりました(5〜6月頃オープン予定)。
 4年半、予想外の展開で多くの方々と多様な時空を共に過ごすことができましたことを、心より感謝しております。これも、お一人お一人が主役のままにお越し下さった、皆様のおかげです。本当に本当にありがとうございました。皆様と過ごしたハレとケの希有な体験を大切にして、柳生でも時としてライヴなどを開催していく予定です。
 未熟者の私達ですが、今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。


『なまえのない新聞』に、連載エッセイ「なまえのある家 Rupa」を執筆中です
第12回 火星が近づいた夜に(2003.11月号)。購読ご希望の方は、こちらまでお問い合せください。


Rupa HP 表紙へ