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THE LONG WALK FOR BIG MOUNTAIN



11.25東京での集会にてバヒさんとともにドラミング

-----------<ビッグ・マウンテンについて>----------------------


 アメリカ合衆国、アリゾナ州、ユタ州、コロラド州、ニューメキシコ州にまたがる
フォーコーナーズ地域に、ディネ(英語名をナバホ)と呼ばれる人々が住んでいま
す。ディネは、コロンブス以前からこの大陸に住むアメリカ先住民で、人口16万5千人、面積6万平方キロのアメリカ最大のインディアン居留地を構成しています。

 この広大なナバホ・ネイションの中でも、ビッグマウンテンは、アリゾナ東北部に
位置しています。ここは、癒しと調和の聖地、また祖先の霊のおられるところとし
て、先祖代々、崇められてきました。
 伝統的なディネの人々にとって、大地は母なるもの、いのちの中心、祈りの中心で
す。人々は、大地に供え物をし、祈りの義務を果たし続けてきました。ディネの人々
は、赤ん坊が生まれると、そのへその緒を土の中に埋めます。それは、母胎とへその
緒でつながっているのと同じように、私たちは、大地と、「アーッツェー」(ディネ
語でへその緒の意味)でつながっているという、古くからの教えによります。そのつ
ながりは、決して、切ったり断ったりできるものでは、ありません。私たちは大地の
一部なのです。ビッグマウンテン地域に住む人々は、ディネの中でも特に伝統的な暮
らしを守る人々で、今でも電気も水道もない暮らしをし、羊を飼い、聖地へのお供え
物を欠かすことなく続けています。
 そんな人々に、強制移住の脅威が訪れたのは、1920年代、この地に大量の石炭
資源が発見されたことに遡ります。これに目を付けた鉱山企業は、1950年代、石
炭の採掘を開始しました。1970年代になって鉱山企業は、ホピ部族政府に弁護士
を送りこみ、部族政府を使ってビッグ・マウンテンのディネを始め、伝統的なディネ
とホピの人々の立退きを画策しました。
 その結果1974年、公法PL93-531が合州国議会を通過しました。この法律は「ホピとナバホの土地紛争の解決」ということを名目にしていますが、伝統的なディネとホピの人々は、両民族は助けあってきたのであり民族間の土地争いは存在しないと言っています。この法律は、じつは広大な地域を無住地帯とするように作られています。これにより、約1万人のディネと数百人のホピが、1986年までに、祖先から受け継いだ土地から移住することが決められました。
 伝統的なディネとホピの人々にとって、ビッグマウンテンは聖なる地。特に、石炭
採掘の地ブラック・メサは、女性の山と呼ばれ、生命の創造を司る精霊の宿る処とさ
れています。そこを石炭採掘のために破壊するとは、人々にとって許しがたいことで
した。
 「石炭採掘地、ブラック・メサは、居留地にある女性の山です。私たちの母なる大
地は、裂かれ、開かれ、彼女の心臓が、肝臓が、つかみ出されています。ディネの教
えによれば、石炭は、大地でも特に重要な層で、人間の体に例えれば、腎臓のような
ものです。ちょうど腎臓が人間の体液を浄化するように、石炭は、水や全ての液体を
浄化しているのです。石炭がこの大地のバランスをとっているのに、それに置き換わ
るものは何もないのです。」(ディネ・アクティビスト バヒ・キャダニーさん)
 そうして、大地を守り、それを子孫に伝え継いでゆく、ディネの人々の闘いが始ま
りました。人々の抵抗にもかかわらず、石炭採掘の鉱区は、日々面積を広げ、石炭輸
送のため大量の地下水が汲み上げられて、人々の生活を脅かしています。また、BI
A(合衆国インディアン局)は、人々の家畜を没収し、生活そのものを破壊しようと
しています。
 20世紀最大のインディアン強制移住問題といわれ、世界の注目を浴びた、聖地ビッグマウンテンの闘いは、移住期限から13年たった現在でも続いています。

 「私はビッグマウンテンの住人です。家族も親戚もここに住んでいます。ここが大
好きです。、ここは電気も水道もなく、私たちは羊や牛を飼って暮らしています。こ
こは私たちの聖地です。老女たちが、グレイト・スピリットに供え物をしているとこ
ろです。私はここを動きたくありません。」(ディネ織り手 ジョアラ・アシキさ
ん)(石川ズニ記)

 1997年、ついにBIAの役人たちと非インディアンからなる弁護士により、今
まで強制移住を拒んでいた住民たちは、連邦裁判所による調停合意書にサインをさせ
られました。これは、土地への権利を放棄するかわりに、いましばらくの居住を認め
るというものです。家畜の没収や、家屋の修理の禁止などの圧力に耐えかね、多くの
伝統的な人々が、英語の法律用語が分からぬままサインしてしまいました。ところ
が、サインしたおばあさんの家畜が、相変わらず没収され続けているのです。
 一方、サインを拒否した人たちにたいして米国内務省と司法省は、昨年(98年)の夏、西暦2000年の2月1日までに最終的な立ち退きを完了せよとの通告を出しました。
 昨年の夏、私たちは、ビッグマウンテンエリアの中心部、聖なる泉をたたえた
『ハート・オブ・ビッグマウンテン』をバヒ・キャダニーさんの案内で訪れました。
そこは、何万年も変わることのない原初の姿、まったく手つかずの自然の姿を保って
おり、またそこに住む人たちもまた北米最後の本当のインディアンであるとバヒは言
います。彼らの伝統と文化、そしてその聖地が、牛肉の畜産地、レクレーションエリ
ア、そして石炭、鉱物坑へと変わってゆこうとしています。

バヒはこう最後に言いました。
 「ビッグマウンテンをサポートして下さい。それは、なにも我々そこに住む少数の
住人だけのためではなく、世界中の生命と大地すべてのために。なぜなら我々は聖地
であるフォーコーナーズの中心、ビッグマウンテンを世話するように創造主よりそこ
に置かれた大地の守り人であり、もし我々がそこから消えてなくなるということは、
この地球全てのバランスが狂い、全世界にその影響が及ぶことになるからです。だか
らビッグマウンテンを守ることは、あなた方すべてを守るということなのです。」
 ビッグマウンテンに注目してください。今この時代に一体何が行われようとしてい
るのかを。

Hozho go Nan Naazo. Hozho go Nan Naazo.
MAY WE WALK IN BEAUTY.
私たちが調和のとれた美しい道を歩いてゆけますように (ディネのお祈りの言葉)

    2000年2/1強制立ち退きデッドラインに対してできること

ビッグマウンテンに向かって日本からのロングウォークが始まる

-----Long Walk for Big Mountain の意味すること------------

 強制立ち退きを迫られるビッグマウンテンのディネ(ナバホ)のおばあさんたち
に、私たちが、日本で今までインディアンからのメッセージや知恵やセレモニー等を
分けてもらってきたことへの、感謝を届けに歩いていく!
 この人たちが、英語もわからない、もともとのネイティブの言葉で生活を続けてる
「最後の本当のインディアン」と、最近来日して帰国したバヒは語ってる。
-------
 周囲四方位にあるフォーコーナーズの山々を聖なる山として守る役割を持つ彼らに
とって、その生まれ育った土地から切り離される事は、いのちの絆を失うことと同
じ。
 米国政府は勝手に彼らを「部族」と蔑称し、土地を区画に区切り、境界線を操作し
て無理やり無住地域を作り出す。
 近年、地下に大石炭鉱脈を発見して発電所を作り、豊富な地下水を運搬用の動力エ
ネルギーとして使用し続ける。(ラスベガス等の電源。東電もここの石炭を買う。)
 ネイティブにとって、地下の水脈と空の雲が磁力をもってバランスしているのに、
地下水が枯れたら雨も降らなくなるという。
-------
 宇宙的な太陽や月からの磁気の流れの研究によれば、地球を4つの電離層の渦が殻
(シェル)のように取り巻いている。チベットのヒマラヤと、コロラドのフォーコー
ナース、エルサレム、ハワイの4ケ所が特にこの研究では気候のバランスに重大な役
割を果たしているという。
 ナバホの言う「美の中を歩く」の意味は、こうした規則的で果てしない波形が織り
成す息吹きのことを指している。
インディアンの生活用品等の模様に全く同じ、右回り左回りの渦が四つ描かれるデ
ザインパターン。
 彼らが何世紀も大地とすべての生命の調和のために、季節ごとの儀式のサイクルを
守り通して来たと言う事実。
 彼らはグレイトスピリットと直接話し合いながら、自然の摂理の通りを営み続けて
いた。
--------
この聖地で石炭を掘り、核実験すらして来たアメリカ。来年2月1日を最終期限とす
る立ち退き要求を突き付けるものは一体、どういう権利をもっているのだろう?
日本に住み、しかし、アメリカの保護のもとに、何番目かの州に過ぎないと思えるほ
ど、影響を受け続けて来た私たち日本人とこの文明社会。ひと事とは思えない。
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何ができるだろう!?
それを、ひとりひとり、自分で考え、自分から始める。
そのひとつの手段が「歩き始める」ことで、「自分から気持ちを伝えに行く」という
エネルギーになって始まるウォーク。

********日本からのウォーク計画***********************

*行進の日程は「2月1日に、現地ビッグ・マウンテンにいたいという気持ちを大事に
すべきだ」という意見で、2月1日前にビッグ・マウンテンに到着するように歩く。
*大鹿村で1月9日にウォーカーのためのスウェット・セレモニーを行う。
*ウォークの出発地は、飛騨高山の位山(くらいやま)とする。1987年にバヒさんが来日した時、位山山頂でアイヌ民族の豊川エカシや古神道の女性とともに、祈りを捧げた。位山は、日本海側と太平洋側に水が分かれる、日本列島の分水嶺でもある。
*行進のコースは、高山位山から飛騨川ぞいに下呂へ南下、阿寺断層に沿って南東へ
坂下へ、中央アルプスは妻籠から清内路峠を東へ越えて飯田へ、天竜川を渡って大鹿
へ入り、中央構造線を北へ茅野へ、糸魚川・静岡構造線ぞいに南東へ小淵沢へ、そこ
から甲州街道を東へまっすぐ東京へ向かう。

------支援者求ム!--------------------------------------------------

1、 行進の目的は、ビッグ・マウンテンのおばあさんたちに私たちの思いを届け、
彼女たちは決して孤独ではなく、民族を超えた多くの者たちが、大地に祈る伝統的な
生き方を守る彼女たちの姿勢から学んでいることを知らせることにあります。
2、 また、世界中から多くの眼をビッグ・マウンテンに注ぎ、合州国インディアン
局や部族政府による不法な行いを思いとどまらせる目的があります。
3、 行進そのものが、大地と人々への祈りです。
4、 行進への参加は、すべて自己負担・自己責任でお願いします。野宿の可能性あ
り。梁川ピラミッドなど日頃宿泊施設として営業している場所を借りる場合、場の提
供が賛同、ウォーカーが経費実費(数百円程度)自費負担となる事がありますのであ
らかじめご了承下さい。
5、 行進は、酒類、大麻、非合法ドラッグ類の一切を禁じています。行進期間中
は、宿泊先でも厳守してください。(アルコールは日本の習慣からは断ちにくいので
すが、心して守ってください。各地の支援者も絶対に酒類を出さないようにお願いし
ます。アメリカ・インディアンの社会ではアルコール中毒が致命的なダメージを与え
ています。そのため、インディアン文化・社会の立て直しのリーダーは、自ら厳しく
アルコールを禁じ、禁酒運動やリハビリも進めています。とくに、伝統儀式ではアル
コールは厳禁です。大鹿のスウェット・セレモニーへの参加する方は4日前から禁酒
してください。)
6、 各地で、宿を提供して下さる方を求めます。コースからかなり離れてもかまい
ません。炊き出しも大歓迎です。
7、支援者なしでは行進者は歩けません。行進者は、支援者の思いを届けてくれま
す。

支援者としてウォークに参加してくださる方は、河本(カズ)までご連絡下さい。
河本和朗(長野県大鹿村)
Eメール kazakiyo@mb.i-chubu.ne.jp  

ウォーク全体の情報は、星川まり(サキノ)へ、
Eメール sakino@tky3.3web.ne.jp

ビッグ・マウンテン・ホームページもごらん下さい。
ホームページ http://bigmountain.hypermart.net

アメリカ大統領あての署名も集めています。署名用紙請求先は、
Eメール bigmountain@mail7.dddd.ne.jp

カンパの宛先
郵便貯金総合口座 14110-91393801
ウォークインビューティープロジェクト JIM山口晴康
(お手数ですが、住所氏名をお知らせ下さい)

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THE LONG WALK FOR BIG MOUNTAIN・コース日程表
(ノーアルコール、ノードラッグ、ノーバイオレンス)

12・31(金)《Vigil》祈りの集会 高山(場所・時間は未定)

1・1(土)<サンライズ・セレモニー>
AM7:00出発
高山位山山麓スキー場(分水嶺)→(7km)→久々野→R41(16km)→小坂役場
約23km

1・2(日)AM7:00出発
小坂役場→R41(25km)→下呂R257分岐
約25km

1・3(月)AM7:00出発
下呂R257分岐→R257(27km)→付知町役場
約27km

1・4(火)AM7:00出発
付知町役場→R257(5.5km)→上田瀬→県道・川上村経由(14.5km)→坂下町→R19(6.5km)→妻籠入口
約27km

1・5(水)AM7:00出発
妻籠入口→R256(17km)→清内路峠→R256(13km)→昼神温泉
約30km

1・6(木)AM7:00出発
昼神温泉→R256(1km)→阿智→R153(10km)→ 飯田インター入口→R153旧道(2.5km)→飯田松川橋→市道(2km)→ 飯田駅→市道(2.5km)→上郷高松→市道(2.5km)→元善光寺→R153旧道(1km)→元善光寺入口→R153(2.5km)高森町出砂原→(1km)→天竜川明神橋
約25km

1・7(金)AM7:00出発
天竜川明神橋→(1km)→豊丘村田村→県道竜東線(5km)→松川町福与→生田長峰旧道(8km)→峠→(6km)→大鹿村松除→県道松川インター大鹿線(4km)→大鹿村落合→R152(2km)→大鹿村鹿塩
約26km

1・8(土)Sweat準備

1・9(日)《Sweat》
(スウェットのみの参加者も4日前からノー・アルコール)

1・ 10(月)AM7:00出発
大鹿村鹿塩→R152(16km)→分抗峠→R152(12km)→長谷村非持・南アルプス村
約28km

1・ 11(火)AM7:00出発
長谷村非持→R152(7km)→高遠→R152(18km)→杖突峠
約25km

1・ 12(水)AM7:00出発
杖突峠→R152(10km)→茅野市安国寺→R20(13km)→富士見駅
約23km

1・ 13(木)AM7:00出発
富士見駅→七里ガ岩ライン経由→日野春駅
約25km

1・ 14 (金)AM7:00出発
日野春駅→七里ガ岩ライン経由(13km)→韮崎→R20(7.5km)→竜王→R52(5.5km)→甲府市役所
約26km

1・15(土)AM7:00出発
甲府市役所→R52(8km)→石和入口→R20(13.5km)→笹子トンネル西口
約22km

1・16(日)AM7:00出発
笹子トンネル東口→R20(15km)→大月→R20(11km)→梁川駅
約25km

1・17(月)《Rest Day》小コンサート

1・18(火)AM7:00出発
梁川駅→R20(10km)→上野原→R20(10km)→相模湖→R20(7km)→大垂水峠
約27km

1・19(水)AM7:00出発
大垂水峠→R20(7km)→高尾山口→R20(2km)→高尾→(6km)→楢原(10.5km)→五日市→(2.5km)→日の出町ゴミ処分場
約28km

1・20(木)AM7:00出発
日の出町ゴミ処分場→(12km)→拝島→五日市街道(5.5km)→砂川→五日市街道
(8km)→小平喜平橋
約26km

1・21(金)AM7:00出発
小平喜平橋→五日市街道(5.5km)→柳橋→井之頭通り(4km)→吉祥寺→井之頭通り(7.5km)→明大前→井之頭通り(4.5km)→代々木公園
約22km

1・22(土)《Vigil & March》祈りの集会と行進
AM9:00代々木公園→アメリカ大使館AM12:00

Flagstuff へ移動(1・24)
引き続き
The Long Walk for Big Mountain
Fragstuff→Big Mountain
2月1日前にビッグマウンテンに到着

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http://bigmountain.hypermart.net/
email: walkinbeautyproject@hotmail.com

Walk本隊チーフ●山口[hal@tj8.so-net.ne.jp]
Walk東京チーフ●河内[kohchi@bd5.so-net.ne.jp]
プロジェクトオーガナイズ●河本[kazakiyo@mb.i-chubu.ne.jp]
ホームページ事務局 ●吉田[walkinbeautyproject@hotmail.com]
     
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☆ WALK in BEAUTY Project
 カンパ窓口郵便貯金
「14110-91393801 ウォークインビューティープロジェクト JIM 山口晴康」



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