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レトロな街の「なごみ処」

太 一 や

岡山県総社市総社2丁目4−14  MAP
090-7121-1951(とろん)
JR伯備線・総社駅〜歩20分、吉備線・東総社駅〜歩5分
am10〜pm4/火曜・金曜日定休
http://amanakuni.net/toron/taichiya.html

↑オープニングの日に紙芝居をするぼびぃ&まめぞう

 

 

店の前の軒下に椅子とテーブルを出してなごむ人達

2階は広いワンルームでゲストハウスにもなっている

 

店の中には土間部分と座敷部分がある

店の前でとろん、はるかさん、太一くん

これは2014年9月に閉店した旧太一やの紹介記事です。2015年3月からは「天空のなごみ茶屋・太一や」が総社市の鬼ノ城にオープンしました。

  岡山県というと隣の県だがめったに行くことはない。瀬戸内海に面して気候がおだやかでのんびりしたイメージがあったが、はじめて総社市に行ってみたら、やはりのんびりと落ち着いた街だった。その中でも(たぶん)特に古くて美しい建物が建ち並ぶ「れとろーど」という通りを行くと、総社市のルーツ?総社宮の入り口の鳥居の斜め前に「太一や」があった。

 本誌でしばらく連載エッセイを書いていたとろんが、2007年にタイ北部の町・PAIにあったムーンビレッジで開いたお祭りのあと、親の介護のために日本にもどったのが、昨年のこと。とろんによると「岡山長期滞在の覚悟を決めて地元の総社の町を自転車で探索してたら、(れとろーど)という総社旧商店街の町なみに遭遇して、あ!!っと気に入った空家を発見し、愛妻はるかが、突如とお店をだしたいといいだしたのがきっかけ」だという。お店の名前はPAIで生まれた息子の名前からとった。

 訪ねた日は2月8日で、ちょうどお店のオープニングデイ。店の外の軒下には椅子とテーブルが置かれて、すでになごんでいる人達がいた。
 入ると広い土間と畳のスペースがあり、ちゃぶ台のまわりでおしゃべりしてる人達や土間のストーブを囲んでいる人達がいる。壁際にはおもちゃ箱のように珍しい品々が並べられて販売されている。
 今のところPAIや岡山の作家たちの作品と、PAIからの民族手作り品、おもちゃ。おもしろいものを置いているそうだ。選ぶ基準は(おもしろくって、おかしくって、HAPPYになれるもの)だという。
 裏には不思議な土間の部屋があったり、キッチンを抜けると裏庭にも出られるおもしろいつくりの店だが、実は2階にもスペースがあり、ワンルームの畳敷き?になっているので、ますますなごめそうだ。

 客層は口コミで来る地元の人達の他にタイに住んでた時の友達など旅人が寄っていくこともあるので、2階はゲストハウスとして1泊¥1000で泊まれるようにしている。
 この日は開店を祝って、ぼびい&まめぞうによる不思議な紙芝居をやっていたが、その後もだいたい月1回ほどの割合で気まぐれにイベントを催しているそうだ。テーマは(お座敷から宇宙へ!!)。この昭和風SPACEをいかせて、ひとをインスパイヤーできるライブ、紙芝居、個展、ワークショップなど。(イベントの予定はこちらのページから見られる)

 お店で出すメニューは、カレー、コーヒー、チャイ、ビール、焼酎、冬は焼き芋、おやき、夏はかき氷、シェイクなどなど。
 岡山方面に行く人は一度立ち寄ってみてはどうだろう。
 なおPAIのムーンビレッジはお祭りのあとさらに郊外にある三倍の広さの新天地にうつり、「ニュームーンビレッジ」としてスタートしている。そこでは2012年12月から108日間のギャザリングを予定しているそうだ。(詳細はとろんHPから)

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