東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

7.18

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

11.07.18  宇宙NEWSLETTERのHPより、「原発止めて 未来をつくろう(その2) 脱原発プロジェクト」をアップしました。今回は1988年当時、泊原発の運転開始を止めようという運動にかかわった工藤さんが、翌89年、“脱原発移動資料館ーNO NUKES CARAVAN”を立ち上げた話しです。冬の間、ボロい一軒家を借りて仲間4,5人で共同生活をしながら準備を進め、全国から賛同人・会員を募って資金を集め、トラックを購入・改造。原発やチェルノブイリ事故などの資料を積んで4月から全国各地をまわって2年にわたり原発の資料展を行いました。その過程では各地で活動をするたくさんの人たちと交流をしています。女川原発増設抗議の集会では小出裕章氏と出会い、また丸木美術館ではまだ健在だった丸木夫妻に朝食のお相伴に預かった‥‥。今となっては歴史ですが、福島原発事故後の今こそ、この事実を広く知ってもらい、その経験や精神をなにか役立ててもらえるとありがたいと思います。88年12月に創刊(復刊)した名前のない新聞でもさっそく紹介したことを覚えています。

11.07.18  カレイドスコープ 7.18「東京湾にある原子炉と直下型地震 」  大阪芸大の純丘曜彰教授の記事、「原子炉は、あなたのすぐ隣にある」。 /研究用原子炉は東京や大阪の町中にも隠れている。廃炉にしたと言っても、じつは、汚染した解体廃棄物のゴミ屋敷として残っている。運転中のものも、福島原発より古い老朽施設だ。新しいことをする研究費があるなら、まずきちんとこれらの後始末にカネを使いなさい。/ と、純丘教授は“臭いものに蓋をしない”人々を痛烈に批判しています。

11.07.18  zakzak 7.12「検証!現在日本の電力全部かき集めたら、どのくらいあるの? 」  天然ガスがいま熱い、効率は原発の約2倍! 原発よりお気軽なGTCC発電、無人運転も可能 GTCC発電所1基200億、原発の15分の1以下 企業が自家発電した電気は電力会社より安い!? ソフトバンク社長も関心寄せる太陽光発電 揚水発電に驚異のパワー!1か所で原発1基分 企業の自家発電が節電列島ニッポンを救う!?

11.07.18  日々雑感 7.17「東京都下水脱水汚泥から、いまだに“放射性ヨウ素”検出=福島原発から未だ放射能が放出されている証拠」 セシウムじゃないよ!ヨウ素だよ! 放射性ヨウ素-131の半減期は、8.04日 だが、しかし、7月になっても、東京の下水汚泥から検出されるヨウ素。もう、収まり始めてる様な素振りの、放射能飛散。まだダメみたい・・・

11.07.18  NEWSポストセブン 7.13「 首長の対談番組を流す理由「自治体がTV局の大株主だから」」 7月24日の地デジ化強行の裏には、民放テレビ局の全国ネットワーク網の維持という目的がある。地上波の独占を保てば、くだらない番組でも競争相手がいないから、広告主が付く。地デジ化は、テレビ局がオイシイ商売をこれからも続けていくことを保証してくれるのだ。 一方、政治家や霞が関が地デジ化にこだわる理由は何か。いまやテレビが“権力の監視機関”などとは誰も考えていないだろうが、テレビと権力の結びつきは深い。NHKを含め全国に128あるテレビ局のうち、3分の1に当たる約40社の主要株主を占めるのが地元自治体だ。 「地方ローカル局が定期的に知事の対談番組を流すのも、自局の“大株主”だから当たり前。多いところでは、年間5億円程度の税金を投入して、自治体の広報ニュースを流している。 そもそも地方局は、自治体と地元の権力者や有力企業がカネを出し合ってできたものだから、行政や企業と協賛という形で催事を行ない、互いに利益を分け合うのは日常茶飯事です」(関西のローカル局幹部)‥政治と官僚、テレビネットワークは、利権の分配という関係で固く結ばれている。テレビ局が謳う“公正中立”“権力からの独立”など嘘八百である。 *みな腐って腐臭を発しているわけです。

11.07.18  NHKニュース 7.16「原発停止求め弁護団各地で提訴へ 」  東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、原発の運転に反対する全国的な弁護団が初めて結成され、今後、各地で運転停止を求める裁判を起こすことになりました。 都内で開かれた弁護団の会議には、原子力発電所が設置されている県を中心に全国の20の都道府県の弁護士50人余りが参加しました。16日の会議では、定期検査中のトラブルで原子炉を手動で止めることになった関西電力の大飯原発1号機のほか、定期検査中の高浜原発1号機などについて、運転を再開しないよう求める裁判を近く起こすことや、震災のあと建設が中断されている青森県の大間原発について、建設の中止を求めてことし秋に追加提訴することなどが報告されました。原子力発電所を巡って、これまでに起こされた裁判は、最終的には「安全対策に問題はない」などとして、すべて訴えが退けられていますが、弁護団は、現在の国の安全設計の指針が「長時間、すべての電源が失われる事態は想定しなくてよい」としていることについて、重大な不備があると主張していくことにしています。

11.07.18  晴耕雨読 7.18「原発がやっかいなのは危険確率ではなく誰も責任がとれないこと (大西 宏のマーケティング・エッセンス)」 原発は、火力よりも安全だという話があります。なぜなら化石燃料の採掘や火力発電稼働による事故による死者数、また火力発電によって起こる公害による被害とくらべれば、原発事故による死者ははるかに少ない、冷静に考えると原発が他のエネルギーよりも危険だとはいえないという説です。‥また自動車の事故と、航空機の事故では、移動距離あたりの死亡者数では、自動車のほうが多いのと同じで、発電量あたりの死亡者数では、原発のほうが低いということを書いていらっしゃいます。それもそのとおりかもしれません。‥視点が抜けていると思うのは、ひとつは、事故が起こったときに誰がどのように責任をとるのか、あるいは責任がとれるのかの問題です。もうひとつは、実際に事故が起こったときの経済的、また社会的な影響の甚大さです。自動車事故は、加害者が被害者にたいする賠償責任があります。自らの事故で自らの命を失うと、それも悲惨ですが、自己責任です。航空機の場合も、十分かどうかは別にして、航空機の会社に賠償責任はあります。いずれにも共通するのは、責任を誰が取るのかのルールがあり、責任を果すせるように保険の制度もできています。では原発はどうでしょう。事故が起こって、誰かが責任をとることができるのでしょうか。実際に事故を起こした東電は賠償責任がありますが、現実的には十分な賠償能力がありません。だから国が保証することになります。つまり被害者である国民がその責任をとらされることになります。‥今回分かったことは、原発はいったん事故が起こると、技術的にもコントロールする能力をもたず、しかも責任を定めるルールもないことです。

11.07.18  どこへ行く、日本。(政治に無関心な国民は愚かな政治家に支配される) 7.18「<特集>「若狭湾原発14基の危険」【週刊しんぶん京都民報】」 共産党系の新聞だと思いますが、後藤政志さん、田中三彦さん、他学者などがそれぞれの立場から若狭の原発が危険であると語っています。

11.07.18  低気温のエクスタシー 7.17「セシウム牛の脂やエキスが一般食材にも使われ紛れ込んでいる? 」  「6月頃からひと月くらいずっと腹が痛くて血便まで出たんだ 似たような症状の人が多くて医者も首を傾げていたとか… 和牛なんて高いから食べないし関係ないと思っていたけど、 牛の脂やエキスは一般の食材にも使われ紛れ込んでいる この事は狂牛病騒動の時に話題になってよく覚えてるが、 セシウム牛も添加物となって色々な食品に紛れ込んでるぜ 牛エキスなんてあらゆる加工食品に使われてるからなぁ」

11.07.18  USTREAM「クロスバズビー博士講演in早稲田(1)」 欧州放射線リスク委員会のクリストファー・バズビー博士の早稲田での講演会がUSTREAM録画で見られます。

11.07.18  ゲンダイネット 7.14「 三浦半島巨大地震 首都圏壊滅 全情報」 衝撃的事実が発表された。政府の地震調査委員会が11日、神奈川・三浦半島断層群が「地震を起こしやすい状態にある」と言い、横須賀市長が翌日、「いつ来てもおかしくない」と市民に危機意識を保つよう呼び掛けた。Xデーは近いのか。‥南関東の住民は相当の被害を覚悟すべきだ。 「震源は10キロと浅く、直下型です。縦揺れと横揺れが同時に起こり、地震速報も間に合わない。神奈川県全体で死者4350人で、負傷者15万1000人、約50万戸が全半壊と予想されます。‥津波被害も気がかりだ。 「東京湾内で津波が起こると、両岸と反射を繰り返して波がぶつかり合い、満潮時に2メートル級の津波が襲えば、地下鉄や地下街は水没の恐れが出てきます」  三浦半島大地震は、都心にどんな被害を及ぼすのか。 「東京の地震被害の場合、一番の問題は火事です。関東大震災でも死者約10万人のうち9割が火災が原因で亡くなっています」(東京都防災関係者) *日本列島どこでも大地震が起きる可能性があるが、特に関東地方の人は要注意のようだ。家具の固定、水・非常用食料・非常持ち出し品などの準備は欠かせないだろう。

11.07.18  毎日.jp 7.17「セシウム汚染牛:牛以外も調査 副厚労相 」 福島県から出荷された肉牛から暫定規制値を超える放射性セシウムが相次いで検出されている問題で、大塚耕平副厚生労働相は17日、フジテレビの番組で「19日以降、出荷制限をお願いする方向で検討している」と明言。さらに「現在は福島県について検討しているが、汚染わらの分布状況を調べ、さらに対応が必要か考えたい」と、範囲を拡大する可能性を示唆した。また、牛以外の家畜についても「(汚染された飼料が与えられていないかなどを)チェックしている最中だ。牛でこういうことがあったので他の家畜にも必要だ」と述べた。  *牛だけにとどまらないのは当然だと思います。

11.07.18  @kikuchiyumi きくちゆみ Yumi KikuchiのTwitter 7.18「 7月20日まで来日中のバズビー博士から日本人へのメッセージ:「日本に来たのは、世界を変えるため。福島で起きた事故で一旦振り返り、世界中の人が考える機会とすべきである。原爆被害国である日本が、次の世界を創れる機会ではないかと思う」同感。ありがとう。バズビー博士。」
(参考)ふくしま集団疎開裁判 7.11「 ECRR科学事務局長クリス・バズビー博士の日本講演スケジュール(7月17〜21日) 」 
(関連)毎日.jp 7.18「「内部被ばく、最も懸念」英国の専門家訴え 」  放射線による健康影響を分析する「欧州放射線リスク委員会」のクリストファー・バズビー科学議長=英国=が17日、東京都内で毎日新聞の単独インタビューに応じた。東京電力福島第1原発事故に伴う健康影響について、内部被ばくが最も懸念されると指摘し、住民の健康とその要因になる大気や土壌など環境中の線量の調査が必要と訴えた。 バズビー氏は、英国の核燃料再処理工場周辺の調査から、河川付近や谷地などが放射線量が局地的に高くなる「ホットスポット」になると指摘。「日本でも原発から200キロ圏内の放射線量をきめ細かく測定し、インターネットで詳細データを公表すべきだ。現状の汚染は深刻だ」と警告。また、健康影響を把握するため、行政から独立した機関が5000人規模を対象に科学的に長期間追跡するよう提言した。 放射性セシウムに汚染された牛肉の流通問題では「食品による内部被ばくは代謝で体外に排出されるので危険性はあまり高くない。呼吸で放射性物質を取り入れる方が問題だ」と語った。

11.07.18  YOUTUBE「Daily life in Fukushima: 'It was like visiting another universe' 」 ロシアのTV局がグリーンピースの放射線調査チームのリーダーにインタビューしたもので、「福島市を放射線測定機を手にして歩くと、全域から通常の30〜50倍の線量が検出されるのです。更に校庭や公園、子ども達が通学に使う道の中には通常の500〜700倍にも及ぶ線量が検出されるホットスポットが点在しています。信じられません」などと語っている。次のページに日本語訳あります。
(参考)薔薇、または陽だまりの猫 7.18 「「――まるで別世界に来たみたいだ」/国際環境NGOグリーンピース」

11.07.18  YAHOOニュース 7.17「 福島第一原発で台風対策 仮設屋根を設置へ」 福島第一原子力発電所では、台風6号の本州接近に伴い、雨や風への対策を行っている。 3号機のタービン建屋には水素爆発により大きな穴が開いており、雨水が入り込むのを防ぐため仮設の屋根をつくる作業を進めていた。「東京電力」は、台風6号が本州に近づいていることから、18日にも設置する予定。また、全ての建屋で、出入り口の扉や事故によってできた穴から雨水が中に入り込まないよう、周りに土のうを積み上げるなどの対策も進めている。 *次から次へと対症療法の必要が湧いてきます。

11.07.18  YOUTUBE「原発の理由。プルトニウムの行方。 小出裕章  原発Nチャンネル30 」  日本はなぜ、原発を始めたか。溜まったプルトニウムの扱いは? もんじゅを辞められない理由は? なぜ玄海原発でプルサーマルを最初にやったか、等々 小出先生に聞く。

11.07.18  @NoNukeArt 脱原発ポスター展事務局のTwitter 7.17「 Photo: 万力物象堂・森原外羅子 万人が自分も(ありとあらゆる)利権の末席に居ることを理解したとき「脱原発」は成就する。日本人はその劣化した思想を回復させよ。 #genpatsu http://tumblr.com/xq13jpwtrd

11.07.18  @themasuya tomohisa,masuya 福島出身のTwitter 7.18「 そうなんですか...ああ...人質取られてるみたいなものですね...逆らえない RT @Ching_ta: 福島県職OB筋からの情報『福島県知事、ご子息は東電社員』間違いないです。今更驚かないがなんだかなぁ…チョイと虚しい。」 *しかし福島県民の命に責任ある者としては失格です。

11.07.18  YOUTUBE「デモクラシーNOW!7/5(火)「原発事故 真実を言わない政府」1/2 」 CS放送の朝日ニュースターより。日米の原子力政策について。ゲストにアイリーン・美緒子・スミスさんと元米エネルギー省長官顧問のアルバレス氏が出ています。アイリーンさんは福島事故のさまざまな影響や山下某の話をしています。アルバレス氏は使用済み核燃料プールが原発の最大の弱点であり、プールの安全性は原子炉にほど遠く、車の販売店と大差ない建築物だ。実のところ核燃料廃棄物を最終処分をする場所はどこにもない。55年にわたり最終処分地を見つけようとしたが結局は廃棄物がたまる一方だ。「計画」と「現実」は大きく違う。‥などと語っています。

11.07.18  DAILYMOTION「20110717 世界エネルギー最前線 飯田哲也氏」 BS朝日放送「いま世界は」より。どうなる?脱原発 自然エネルギー普及は? 独仏の最新政策は? ドイツの電力買い取り制度と日本の法案の比較。ドイツとフランス、またイタリア、スペイン、タイの例をあげながら日本のエネルギー政策を考える。ゲスト出演に飯田哲也氏。

11.07.18  DAILYMOTION「20110617 広がる汚染牛の不安 流通ルートを追跡」 昨夜放送の『バンキシャ」より。セシウムで汚染された牛肉が全国に出回っている。なぜ流通してしまったのか、追跡する中で問題点が浮かび上がってきた。牛肉の産地がなぜ表示されないのか(国産とだけ表示)消費者庁に取材。実際にセシウム牛肉を食べてしまった消費者にも取材。また牛肉につけられている個体識別番号について解説している。

11.07.18  USTREAM 7.17「 「河野太郎・脱原発 in 京都」(1)」 昨日、祇園祭り最中の京都で行われた自民党議員・河野太郎氏の講演がUSTREAMの録画で見られます。2つに分かれています。

11.07.18  時事 7.15「「脱原発」の首相擁護=福島社民党首 」  社民党の福島瑞穂党首は15日の記者会見で、菅直人首相の「脱原発依存」発言に与野党から批判が出ていることについて「(各党は)永田町の論理で唐突だと言っている。唐突に言わなかったら一体いつ(エネルギー政策が)変わるのか」と述べ、首相を擁護した。 福島氏は「脱原発という国民の声に応えるなら、どう実現するか一緒にやろうというのが筋だ」と指摘。「手続き論だけを言う人は脱原発を実現したくないのか。胸ぐらつかんで聞いてやりたい」と語った。 *瑞穂さん、元気いいですね。それはともかく菅首相の脱原発宣言に対して手続き論でケチをつける人が多いのは確かです。逆に言うならそういう人たちは脱原発それ自体に正面きって反対できないのでしょう。本来は脱原発自体に賛成か反対か、やるのなら具体的にどういうふうに脱原発するのかをもっと議論すべきです。

11.07.18  BLOGOS 7.16「あの首相会見の翌日に菅首相がトルコへの原発輸出希望とはどういうことか。」 菅首相が「個人の考え」とする脱原発方針を記者会見で表明した日の翌日、菅首相はトルコの首相あての祝電の中で、原発受注交渉の継続希望の旨を述べたと報道されている。 首脳外交によるベトナムへの原発輸出を自画自賛していたのは3.11震災前だったからだという言い訳で整合性がとれるのかもしれないが、「将来は原発がない社会を実現する」と記者会見でいった翌日にトルコへの原発輸出を希望するのはどういうことか。 日本だけが原発のない社会をつくればいいのか。 トルコへの祝電を菅首相はみていなかったのか。 そのいずれにしても、トルコに失礼な話である。 それとも、原発のない社会は遠い未来の話だから矛盾しないというのか。
(参考)

11.07.18  BLOGOS 7.17「裸の王様「特捜検察」を即刻解体せよ」 既に報道されているように、小沢一郎の政治資金団体「陸山会」の土地購入をめぐり政治資金規制法違反の容疑で起訴された元私設秘書、石川知裕衆院議員に関する供述調書の大半が証拠採用されないことが決まった。‥大手マスメディアはこの裁判所の決定をほとんど何の解説も加えず、申し訳程度に報じていただけが、村木厚子さんを冤罪に陥れた郵政不正事件の場合と同様に、核心となる供述調書のほとんどを証拠採用しないという裁判所の異例の決定は、特捜検察の決定的な敗北を示唆するものに他ならない。これで石川知裕衆院議員の無実はほぼ確実となったし、その供述調書を根拠に検察審査会にまで持ち込んで強制起訴した小沢一郎の裁判にも大きな影響を与え、立件の根拠を失った検事側は、今後の公判の維持さえままならなくなるだろう。政界では早くも小沢復帰後の政局シナリオまで囁かれ始めている。‥特捜のルーツを辿ると戦後のGHQの占領政策につき当たる。占領直後、旧日本軍部によって隠匿されていた金塊、ダイヤモンドなどがフィクサーを通じて政界等に流れていた隠退蔵物資事件が発覚する。この退蔵物資の行方については、当の占領軍の要人が深く関わっていたといわれこの事件自体が深い闇に包まれているが、この捜査を担当する組織としてGHQによってつくられた隠退蔵事件捜査部が、現在の特捜の前身だ。つまり、GHQという絶対権力者の手足として動くことが特捜という組織に与えられた最初のミッションであり、GHQの権力を背景に当時の官僚・政治機構に対して超越的な立場で捜査を行った。端的にいえば、特捜はGHQの手先機関(エージェント)だったのだ。‥同時期にGHQによって、もう一つの重要な占領政策が実行された。それはメディアに対する「検閲」である。 *何事もその歴史を知れば本質が理解できることがよくあります。いま特捜の権威は地に落ち、今後解体も含めてこれまでのツケが清算される時に来ています。

11.07.18  BLOGOS 7.17「【新聞チェック】セシウムビーフが流通した真相は? 「想定外だった」東電そっくりの言い訳をする農水省」 高濃度の放射性セシウムを体内に含んだ肉牛が全国に出荷されたことが判明し、大問題になっている。  福島県は16日、郡山市と喜多方市、相馬市の農家計5戸が放射性セシウムに汚染された稲わらを餌として肉牛に与えていたと発表。これらの農家から3月末以降、実に84頭が計5都県の食肉処理場に出荷されていたことが分かった。すでに南相馬市から6頭、浅川町から42頭が出荷され、市場に流通していることが判明しているため、問題となった肉牛は132頭に達している。 このようにセシウム汚染牛の流通の様子が次々と明らかになっているが、福島第一原発の事故から時間があったのに、国はなぜ未然に防ぐことができなかったのか。‥稲わらは、牛肉を霜降りにして高級感を出すためにエサとして使われていたようだ。農水省は「想定外だった」と説明しているが、明らかに勉強不足だろう。原発事故が起きた際には、東京電力が「想定外だった」と弁明を繰り返していたが、農水省まで真似する結果になった。

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