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● 2001.5.3●
5.3 ナーガルーパ祭り(案内)と 4.8 川井博之チェンバロコンサート(報告)
４月８日は、ドイツ製、サスマンのチェンバロを持ち込んでのチェンバロコン
サートと豊さんの詩集出版記念パーティ。私自身、チェンバロを非常に静かな場所
でしか聴いたことがなかったために、Rupa独特のざわめきとチェンバロの繊細
な音がどこまでしっくりするのか予想がつかず、今回は実験的な試みでもありま
した。
コンサートが始まってしばらくは、演奏者と聴衆の緊張感なのか、私自身の心が
ざわついていたのか、チェンバロの音が自分の中にストレートに入ってくれません。
しかし、曲目が進むにつれて、部屋全体になんとも言えない一体感が生まれ始め
たのです。聴衆は各々のスタイルでリラックスして寝転がり始め、楽器の下で寝そ
べって聴く人達もいました。子供達の声、人々が部屋を行き交う足音、畳の上で
寝返りを打つ音、それらが渾然一体と調和して、ひとつの心地よい響きになって
いるような感じ。私も、演奏者の真後ろに寝転がって聴いていたのですが、演奏
している川井君のの足の間から、楽器の下に潜り込んで丸まっている小学生の
Y君の表情も観察できて、なんとも不思議な印象。
演奏が興に乗り出すと、周囲の音はまったく気にならなくなり、心が静かになって
くるのが感じられます。「ゴロ寝して聴けるってええなあ」。曲間に聞こえてきた
つぶやきに、思わずうなづく私。音は沈黙の中にこそ、響きます。しかしその沈黙
はあくまでも内的なもの。自ずと生まれた静けさを堪能できた、貴重なコンサート
となりました（川井君、ありがとう。バードのファンタジア、良かった…）。その後の豊さんのパーティの朗読は、チェンバロとコントラバスとアイリッシュ
ハープの、豪華生演奏によるBGM。和歌山と大阪から偶然揃った楽士達。
時間と空間を超えて響く音楽、そして人の想い。
豊さん、新たなる出発、おめでとうございます。★コンサート翌日に届いた川井博之氏からのメール
昨日はよい体験をしました。集まった方々が心を開いていてくださったのが、な
かなか仕事の上でめぐり合えないことなので感動しました。寝転がってもらえた
おかげか、これまでで一番よく聴いてもらえたという気がしています。これから
も未熟ながらも演奏を続ける上でずっと力になってくれるコンサートだったと思
います。ありがとう。（略）ああいう音楽を、音楽が精神的な現実であることを
知っている人々の前で演奏できるというのは、恵まれたことです。そういう機会
が与えられるよう努力したいと思っています。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆ナーガルーパ祭り◆◆
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◆於 天理市永原町◆
◆2001年５月３日（木） 午後１時頃〜６時頃◆
◆Rupaにて打ち上げ：夜６時半頃スタート◆Rupaのある永原町という集落で、ナーガルーパ祭りを開催することになりました。
Rupaの北側、徒歩１分未満。元・造り酒屋の堀川さんのお宅の前の広場を
お借りして、芸人おいかどいちろう氏による大道芸を村の方々に披露したのは、
昨年10月。宮城医院のご厚意による伊勢神楽も舞い、明治時代の風情を色濃く
残した空間に繰り広げられた芸の数々に、息を飲んだ一日でありました。
そしてこの春再び、堀川さんのご厚意により、お宅の前の広場に集うことが
決定致しました（重ね重ね、誠にありがとうございます）。極めて自然発生的な
運びで、何のプログラムも思想も統一感もなく、老若男女が集う予定です。
参加は無料。気が向かれた方は、ゴザや敷物を持って、是非お気軽に
お越し下さい！★出演予定者（ギャラは投げ銭制。当日の飛び入り大歓迎 ！「これが楽しみ」）
・おいかどいちろう（★２時からショーを開催！★）
芸人。独特なスタイルの獅子舞，コミカルな舞踊，子守唄や童謡などの芸能を
道連れに 日本各地はじめアメリカやヨーロッパ各国を巡業。’98にはロンドン〜
イスタンブール（約4000キロ）を大道活動しながら徒歩縦断するなど、徒歩による
ドサ廻りを頻繁に行う。また、演劇や人形劇，オペラ公演への出演や、施設・学校
での公演など広く活動中。・小向定
風に踊るような、とてもとても気持ちいいメロディーとリズム。Rupaの２人が大ファ
ンの、愛知は一宮のミュージシャン。ファーストCD『sadam』に続いて、現在
２枚目のCDを制作中。新作が聴けるかも。・くり
'96年に水町克と井木三穂が結成したユニット。富士山の麓、自然に囲まれた
山梨県芦川村を拠点として、ギリシャの弦楽器ブズーキ、アイルランドの笛ティン
ホイッスルなど、民族楽器の音を取り入れた音楽活動を行う。世界中を旅して
出会ったサウンドからインスパイアされて生まれるくりの音楽は、山を流れる
小川のように清らか。「くり工房」として、草木染め、手ごねせっけんなどの
クラフトも手がける。・MISATO&SHIN
静岡で爆発的人気の、ファンキー うたのお兄さん、お姉さん。ストリートで鍛えた
彼らも、今やライヴやラジオDJなどで大活躍。初の奈良ライヴで、ドカンとやって
くれることでしょう。CMソングにもなったオリジナル曲「月のうた」が最高です。・植松一樹（ディジュリドゥ）
中学からギターをはじめ、大学でフラメンコギターにハマる。その後シンプルで
プリミティブな民族音楽に魅了され、フォルクローレ、ファドなどいろいろな音楽
に出会う中、オーストラリアのアボリジニが儀式で使う世界最古の木管楽器、
ディジュリドゥに出会い衝撃を受ける。テクニックよりはノリを大切にし、上手
下手の区別なくみんなが楽しい音楽を目指して活動中。・田嶋謙一（尺八）
田嶋流総家の息子。田嶋流家元二代目（予定）。・生演奏付き紙芝居『ピンクのイルカ』
当日発表・まほろば組
解説不可能★出店者募集中！（場所代は500円〜のおこころざし：堀川さんへのお礼です）
ぱぱらみ（未定）、幸紫さん（ヒーリング）、風果（リサイクル）、豊さん
（未定）、かっちゃん（ケルコラカフェ）、享保さん（貴金属・眼鏡の洗浄）、山口
さんの娘さん（こだわりクッキー）、野口さん（竹炭）、その他、個性豊かな
出店者が登場します。堀川さんの私有地なので、ゴミは出さないように…。★★★★打ち上げ！ 於 Rupa
夕方６時半頃からRupaで打ち上げをします。
会費1000円。持ち寄り大歓迎 ！〓〓★〓〓5/3(Thu.)〓〓★〓〓〓〓★〓〓〓〓★〓〓〓〓at Rupa〓〓
☆当日、宿泊を希望される方は事前にご連絡ください。
☆お問合せ
〒632-0061奈良県天理市永原町437 Rupa 0743-67-0467（FAX兼）
・近鉄・JR「天理」駅からタクシー約10分
・JR桜井線「長柄(ながら)」駅下車、徒歩約15分弱
・西名阪道「郡山」・「天理」ICから車で約10分
（関西国際空港・伊丹空港から最寄り駅まで直通バス有）
☆詳しい地図（電車用・車用）をご希望の方はご連絡ください。〓〓★〓〓5/3(Thu.)〓〓★〓〓〓〓★〓〓〓〓★〓〓〓〓at Rupa〓〓
★６月２日（土）夕方〜 アイリッシュパブ「Rupa」開店予定！
ゲスト：山口智＆樫原聡子 (fiddle)
アイリッシュダンスのちょっとしたアドバイスもあります。