カズからの手紙


〈その25〉

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テーマは命のつながる世界です

 

この一年、本当に概念を超えた流れの中に身を置いていた感じで、今尚さらなる展開が続いています。やはり世界が大きな節目を迎えているのだなとつくづく想う今日このごろです。基本どうしても御神事との関わりが大きいのですが、今はまだ表に出せない大切な流れと出会っているとだけ記しておきます。
そんなこともあり、通信の方も一年ほど更新もしないまま、あっという間に過ぎて行った感じです。ホームページをのぞいて下さった皆さんには大変失礼しました。
もちろんファミリーや仲間達は皆健在で、仲良くそれぞれに新しい節目を迎えています。フミエとのパートナーシップも10周年を迎え、お互いのより深い大切なものを受け取り合えるようになり、同じミッションの道を歩いているのだなと実感するようになりました。
ありがたいことに神事の流れが深まるごとに、家族や自然界との絆もより深まって来ています。そこで捧げられるものは絆にそそぐひとしずくの愛に他なりませんから、すべてはやはり足元の暮らしからということでしょうか。
神事の方も、あまり儀式ばらず、宗教的にならず、より日常に近づいて行こうとしています。それでいてミラクル度はさらに増しているというところでしょうか。自然界、特に動植物、鉱物、精霊などとの絆は深くなって来ています。実際、牛や鳥が神事に参列したり、今までずっと体験してきたアニマル・メッセージがより明確になって来たりしています。タカが大切な場所へ導いたり、タイムリーなメッセージを送って来ることはもうすでに日常となっています。メッセージの読みとりも先住民の情報から始まりましたが、今では自分に解り易いように響いてくれるようになりました。

生まれたばかりの頃のトート(カズが育てている地鶏のヒヨコ) 2ヶ月半になったトート なんとか越冬し夏を元気に暮らす日本ミツバチ。巣は蜜でずっしりと重い。

我が家のメンドリが今春も卵を温めていたのですが、一羽だけかえした時点でノラ猫にやられて、生後3日目のヒヨコが親無しになってしまいました。他のメンドリは自分のかえした子ではないので育てません。それで僕の胸ポケットに入り、その日からその子は僕のことを母親と思い、後追いをするようになりました。それから2ヶ月半になりますが、24時間ずっと一緒に居ます。夜も共に寝て、出かける時はウエストポーチに入ります。歌う時もヒザの上かギターに止まったりで、歌声は母の声といった感じなのでしょう。そんなわけで鶏が神事にも参加するという必然が発生してしまいました。これはとても意味深い流れになっているのだと思います。古代にも鶏を神事に使うという型はあったようで、しばらくは人と動物が共に祈るというヒナ型が意味あって続きそうです。そしてなるべく儀式ばった感じは、はぶいて行こうと思っているのですが、どうしてもまだ慰霊によるお浄めの必要な場所へ導かれた時には、タカやカラスが剣の返還という平和宣言の儀式をせよと云わんばかりに、剣のイメージ代用に使う木の枝を目の前に運んで見せたりという現象が起こるので、そういう時は素直に従っています。
それでは今のところ表に出せる流れを少し紹介しようと思います。
まず淡路島の紫苑山(シオン山)は2007年11月7日に縁あって開いてから今年で7年目になりますが、天からそこの事を表に出しなさいというメッセージが守り手の角谷佳代さんに届き、結果、紫苑山におけるこれまでの流れが、ヒカルランドという出版社から本として出されることになりました。“淡路ユダヤの「シオン山」が7度目地球大立替えのメイン舞台になる!”(角谷佳代著)です。新しい時代の幕明けとして、このような霊的なことと、現実のシンクロした流れを紹介した本が世に出るのも、タイムリーというものでしょう。紫苑山には「天地の元宮」(あめつちのもとみや)として、シンプルな積石による三つの宮を設けてあります。一つはユダヤ民族が渡来した時に聖地として祭った岩を「ゆらの宮」とし、二つ目は先住民であったアイヌ民族を中心とする縄文人の祭祀場としての岩を「ふるべの宮」。三つ目は奥宮となる「桃の宮」で、天理教を興した中山みきさんの予言を受け継いだ流れと、大本教の出口王仁三郎聖師から受け継いだ流れの裏神業と祭祀遺物にて祭られています。王仁三郎手製の青銅のダビデ紋一つと、同型の御影石製のダビデ紋6つが引きつがれ、青銅のものが紫苑山に、そして御影石のものはアジアに7つの教会を開くという聖書からの意味を引きつぎ、日本各地に納められました。その一つが徳島の剣山のあるイワクラに「あわの宮」として納められています。世界の始まりの場所、紫苑山での祈りは見事に剣山へ響きました。

剣の返還のセレモニー。この時、鳥の精霊が出現しました。(滑川渓谷) 滑川渓谷の光の存在たち 淡路島。エナ岩にて夏至の祈りセレモニー。中央は霊視家の山本さん。

まずは2013年6月に北海道の二風谷からアシリ・レラ(山道康子)さんが来て、カムイノミによる縄文の慰霊がなされました。
レラさんは四国初上陸で、もちろん剣山にも先住していたアイヌの先祖のお浄めは必須です。実はレラさんの夢枕に空海が立ち、「封印したままになっているので、解いて欲しい所がある」というメッセージがあり、それが剣山のあるイワクラと解り、実行されました。六本の剣により六角形の封印がなされていたということで、それを解き、龍を出しました。するとまたすぐに新しい流れが発生して、同年の7/16、剣山西島神社の例大祭と7/17大剣神社の例大祭を僕らが裏神事としてずっとやって来た縄文の祈りにて、しかも里宮である剣神社の例大祭と合わせて、表神事として担当するという大役が突然廻ってきました。例大祭は京都の祇園祭りと同じく、ユダヤのシオン祭のアークの祭りと日程も内容も一緒です。つまり渡来系の祭りなのですが、そこへ先住民系の祭りが合体するという、何世紀も果たされなかった形が実現したのです。ここ数年は里宮の剣神社から全体をまとめた簡略化した形の祭りだったそうで、西島神社のイワクラにおいては20数年ぶりということでした。様々な御縁が多なり、両日のセレモニーを里宮の祭りとタイミングを合わせて先達を任されることになり、いつもの火起こしから始まる、先住民や野生に対するお・浄めと平和・共存の祈りを捧げることができ、多くの仲間が参加してくれて、すばらしいセレモニーとなりました。塩ノ江(香川県)の「わあい」のメンバーを中心としたわの舞と僕らの歌を生音でコラボさせるポジティブなトライもとても楽しく美しく、光の御柱を立てることができました。
実は6月にレラさんが剣山へ来た時に、200年前の先祖から受けつがれて来たパッシー(カムイノミに使う道具で、酒を火や大地に捧げる時などに使われる)をなくして、その後何度か色々な人が探しに行きましたが見つからずにいたものが、7/16西島神社のイワクラにて例大祭の祈りの火を起こす寸前に現場で発見され、16〜17日の両日の祈りにそれを使うことになるというミラクルも発生しました。
霊視家の山本美千栄さんが2日間霊視して下さった内容を紹介します。
まず16日、西島神社のイワクラでのセレモニーでは、剣山から白と黒の陰陽の龍が生まれ、巨大な人が剣を持って山頂に立ち、「明日、神様の交替です」と告げたそうです。実はこの巨大な存在は、事前に愛媛の天狗高原の大野ヶ原という所(空海が超密教をきわめ、悟りを開いた場所といわれている)で、僕自身が出会っていて、「どれ、久しぶりにひとまたぎ剣まで出かけてみるか」とおっしゃっていたので、山本さんの霊視とシンクロします。剣山での神事の後日、「神事の結果を受けとれ」というメッセージがあったので、再び大野ヶ原へ行き、神事仲間のケンちゃんとヨシ君と共にお礼のお祈りに行ったところ、その場にいた牛7頭が全部かけ寄ってきて、一列に並び、火起こしにも驚かず祈りが済むまで正列していたというミラクルで応えてくれました。僕にはパン(牧神)のような存在にも感じられるのですが、今でも絆を感じています。
そして17日、里宮の剣神社と山の中腹の大剣神社のイワクラでの合わせ神事の時には、前日のメッセージどうり、弥生の神々と日本の大地本来の古代神の入れ替えセレモニーがあったそうで、山本さんも感動の涙と共に霊視されたそうです。
弥生の神々は、イザナギ、イザナミをはじめ基本、渡来系民族の先祖、王族などで、つまり人です。古代の神々は地霊、龍神、精霊などの自然そのものと共有された存在です。そして宇宙存在とも濃くつながっている流れです。再びそこへもどるという新しい時代の節目とはいったい何なのでしょうか? そこを良く感じとってみると何かが見えてくる気がします。やはり進化するにあたって、忘れていた大切なことを想い出すところから始めるのが良いということでしょうか。

淡路島、夏至 エナ岩で奉納演奏するカミサマクラブ。左からミヤ、カズ、マコっちゃん

2013.7.16 剣山、西島神社例大祭
イワクラにてのセレモニー

2013.7.17 剣山、剣神社例大祭
奉納演奏 KAZU & MIYA

さて今年も7/16〜17日、剣山の例大祭に再び御縁がつながり、お祈りとライブがシンクロして参加することになりました。13本のドキュメント映画をボランティアで作る会の上野昇さん(ののちゃん)の製作した1本「剣の夜明け(ヨハネ)」の上映会が当日行われることになっていて、そこでも歌います。こんなふうに神事とシンクロしたライブが多いので、ホームページのライブスケジュールにもあまり紹介していなかったりして、ライブに興味のある方々にはごめんなさい。基本、四国内と淡路島にミッションが集中していて、めったに本州へ渡ることがありませんでしたが、これからはまた解りません。ミッションはオートマチックといったところでしょうか。すべておまかせですね。今の流れを考えると、3年前に様々な流れが重なって四国へ移住することになったのも必然だったようです。淡路ではエナ岩という、まったく表に出ていなかった子宮型のイワクラが、もう一つの祈りのセンターになっていて、冬至から始まり、春分には山田征さんを迎え、先日夏至には地元や各地の多くの人とジョイントして、僕らはカミサマクラブという新バンドのギターのミヤ君とベースのまこっちゃんらと共に奉納演奏できました。さて秋分はいかに、また山田征さんが来られる可能性があり、楽しみにしています。地元の若い人らとつなげて行ければと想います。
それから近々、久々に僕の新CD“44分44秒のビジョン”が出ます。お楽しみに。
昨冬、砂糖水でサポートして何とか越冬した日本ミツバチも春から復活してずっしり巣箱を重くしています。ぼちぼち蜜を半分もらおうかなと感じています。
3年目のまこもは株分けして面積を倍にふやしました。畑の野菜群もほとんど自前の種子で育っています。
新しく手に入れたギターが本当によく鳴るので、新曲もまたどんどん生まれています。ますますおもしろいことになって来ました。読んでくれてありがとう。
テーマは命のつながる世界です。 ではまた Love  カズ


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