パンフレット

Woman'sテントについて

いのちからいのちへ感謝を込めていただきます

KAORICO(山口薫子)


私が今回のいのちのまつりで、いちばん望むところは、
現実起こっているさまざまな問題にフォーカスを当て、<現実をしる=本当のことを知る>ということもとても大切なことだと思うのですが…。
そのまえに、シンプルにいのちは尊いんだよ、そのいのちが生まれるのに、長い長いいのちのつながりを経て、今が在るんだよ、と……。
いのちに感謝する<祈る>ということは、そのいのちのつながっている全てにありがとうということではないでしょうか。
そのことを自分も含めて、子ども達に伝えられたらいいなと思うのです。一番生活の基本となる“食”の生活の中さえ、‘たべもの’という‘もの’でとらえ、いのちを頂く、ということが、どこか忘れさられていってるように思います。特に肉などは、切って、動物から肉という‘もの’に変わって売られるので、どうしても子ども達は、その肉から‘いのち’の存在を感じとれなくなってしまっているように感じます。
もちろん私達、大人もそうですが……。

現在でも、オータナティブな生活をされている家庭ではにわとりや羊などを飼い、特別な時に、その‘いのち’を‘有り難く’ということをされていると思いますが、実際そういう暮らしをされている方は、今の日本では少ないと思います。私も目の前で尊い命を頂くという経験はないのですが…自分の子どもに、肉を通じて、肉だけではなくたべもの全てにいのちがあり、そのいのちの蔭にはいっぱいのいのちのつながりがあるのだということを、知ってもらいたいと思うのです。

 どんな風に、子ども達が感じるかわかりませんが、ちゃんとセレモニーとして、そのいのちにお祈りをし、感謝をささげ、そして、謙虚にいのちを頂き、そのいのちを感謝して、最後までムダなく料理し、みんなで分けあい、喜びのなかでそのいのちを頂く…。
現実にそれを行うのは難しいかもしれませんが…。
そんな風なことができたら、素晴らしいなと思うのです。

“WAY TO WAY”give thanks ITADAKIMASU
いのちからいのちへ感謝を込めていただきます。

それからもうひとつ、出来たらいいなとおもっているのは、どこかに‘祈りの木’を決めて、そこに“タバコ-タイ”(tobbaco-tie/北米先住民の儀式などで、布にセージやタバコの刻んだものを糸で巻いたもの/その布の色や数などにより、自分の心やからだについて、家族の健康や、祈りを捧げたい誰かの為に、また普遍的な平和への気持ちなどなど、その人のその時の祈りを意味するという。タイは結ぶという意味の英語です)
や、祈りを書いたものなどを、呼びかけて、まつりの間中いつでも木に結びつけてもらうようにして、まつりでみんなが祈った後、最後、祈りの火の中でそれを燃し、火のスピリットを通じて、<2000年の新しい夜明けにつながるいのちに、そのいのちの未来に>集っている人<みんなで祈れたら>素晴らしいなと思うのです。

                               KAORICO(山口薫子)

Woman'sテントについて以外のことも書いてしまいましたが……。
いのちのまつりに対して、自分が感じていること、思っていることを、素直に書かせて頂きました。



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