フォーラムから

8/6「核のないみどりの社会」



8/6午前10〜正午、ラウンジ「核のないみどりの社会」--------

ゲスト・スピーカー  きくちゆみ  司会/記録 小林一朗 

 多分こんなに人数が居て、「核のないみどりの社会」に興味のある人がこれだけだったら、すごい難しいね(笑)、核のないみどりの社会をつくるの。私も、踊りとか大好きで、ああいう音楽とかなっていると、もうあっちに行って踊りたいんだけど、やっぱり核なくしてからの方がいいよね。だから、思いっきり踊れるようにね。あと私も、2ヶ月前に子ども産んだばかりネんだけど、この子達が安心して生きていけるように、まず核を無くしていく事を確実にやりたい。その鍵を握っているのは実は日本なんだ、という話を、今日ちょっとしたいんですけど。

日本人が変われば、世界の原発産業を変えられるっていうことを、その自覚をみんなに持ってもらおうと思ってるんですよ。この村には、いのちの祭り、今何人くらい来てるの?小林君。(何人だろう、1500人以上?)一億3千万人のなかの、30人居ないのかな?25人位?かな、いまここにいるのは。(3000人位?)人数じゃあないんだけれども、やっぱりある程度は居ないと、大きな力になっていかないから。今日は、そうだなぁ、コアの作戦会議をしよう。今日ここに来ている人は、覚悟を決めてね、私と知り合っちゃったからにはもう、これやるんだっていう…(笑)覚悟でひとりひとり、核のない社会をつくるには、何できるだろうか?というアイデアを交換して、作戦会議ということで、やって行きたいと思います。いいですか?(オッケーです)

ちょっとね、今日人数少ないから、名前ぐらい聞きたいんだけど、マイク回していいかなぁ?で、私容赦なく聞きますから。自分の名前と、どんな事を求めているか。名 前だけでもいいから、一人30秒ね。

高橋ゆういちろう;今日は原発について、意識が少ないというのが現状だと思うんですけど、それを「核のないみどりの社会」ということで、自分が情報源になるように勉強して行きたいと思っていますので、よろしくお願いします。

ユイって呼んで下さい。

西村健といいます;事務局の方と同姓同名らしいんですけど。私も地元長野市で松代町なんですけど、防空壕のある所で、戦争無くす方に興味もってきたんで、ステップになれば。

こんにちは、くろさきまりこです;最近、こういう事に興味を持ち始めたばかりで、まだ、何もわからないんですけど、一生活者として、あんまり遠い所まで行かないで、自分でできる事はなんだろうと、いう事を聞いて行きたいと思います。

私は堀江と申します;この中で最年少だと思うんですけど、一応若い人間なんですけど、現在20歳です。私は実は原発もそうですけど、今の日本が侵略戦争を起こすんじゃないか?と、ちゃんと不信を持っています。原発をなくしていただかないと、この日本では生きられないなぁというゥ、そういうこともあって、中学時代から政治、政府関係関わってきまして、日本つぶすには、大きな力がなければと、北朝鮮にも関わって来ましたんですけど、今から2年前、日本に覚醒剤持って来ているなんていう裏話を聞いたもんですからね、朝鮮関係の方から手を引いて、違う意味で、やっぱり平和的な方法で、核とか無くしたいなと思って、こういう事に関わってます。踊りとか、レゲエとか大好きですよ!

ゆみ;輪になりたいんだけど。机動かして、車座になろうか。全員の顔が見えるように、座ってもらっていいかな?これくらいの輪になってけばいいかな。ここは、「核のないみどりの社会」の分科会です、…で、いいですか?少し人数が増えて来たんで、名前とちょろっと自己紹介してもらっています。30人ぐらいかな。

福岡から来ました、今井と言います;きくちさんがとても素敵な方だよぉって聞いて、これは!と、楽しみにして来ました。

今井てつです;(御夫妻かな?)

静岡の島田という所から来ました。大池といいます。引っ越してみたら、原発が 30キロの所に在りました。びっくりしました。浜岡原発、増設しようとしています。 今日、8月6日ということで、原爆から55年も経つのに、まだ、核兵器は無くなってないし、ということで、それを平和利用とか言ってます。が、無いようにしていきたい、と思っています。

偶然で、私も浜松なので、浜岡原発から、ちょっと遠いかな?同じくらいか、名前は鈴木そら。

連れ合いの、テツヤと申します;浜岡原発を止めたいと思って、市民グループに関わって、やってるんですけれども、4つ動いて、5号機が今、増設中で、連戦連敗で、今日情報も仕入れたいので、よろしくお願いします。

橋本と言います;東京の日の出町から来ました。ゆみさんと6年ぶりで、顔を見たいと思って来ました。

千葉の鴨川から来ました、森田玄と申します;子どもは2000年デビュー、去年は2000年問題一色でした。核の問題に深く関わった事なかったけれど、2000年問題のおかげで、世界の情勢、勿論日本を含めて、最後まで関わる事ができて、今この世の中を自分がどういう風に見ていくか、どう関わっていくかということによって、自分の生き方なり変わっていくのを見つめる事が、重要だと思うんです。今の若い方からは、原発なり、世の中の態勢ー体制は自分の責任ではないんだと、私は団塊の世代なんですけれども、そういう連中が作って来たんだ、だから我々はどうしようもないんだという、無気力なエネルギーを感じます。ま、一般的に。若い人がどういう風に思っているか、ここで少しでも垣間見れればいいなぁと、思って来ました。

六ヶ所から来ました、福澤と言います;牛小舎と言う所で、いろんな人が集まったり、話したり、牛舎を改造したところで、やっています。来る時、発行された「ウツギ」っていう、六ヶ所発の情報誌です、回しますから、一部づつお取り下さい。

河千田と申します;去年はきくちゆみさんたちと一緒に、Y2K-WASH懸命にがんばりました。私は今年4月7日に全世界へ、核も原発も要らないよ、もう大型の集中型発電は要らない、これで完全に分散型発電ができるよ、これで、高圧線も電線も要らなくなる社会が来るよ!というのを出しまして、今、懸命に議員の方々も巻き込んで、これの実用化に取り組んでいます。内容は、明日、また、2時から全部御説明する予定です、よろしく。

(ざわざわ…新たな入場者に声かけている)

東京から来ました、鈴木じゅんこです。
 
埼玉から来ました、おいかわさおりです。核の事興味があるんですけど、ただ、よく知らないので、よろしくお願いします。

こんみちこと申します。川崎市から来ました。核のような事は知らないっていう事じゃ済まされないんだなと、知らない事が罪になる、という事に気がついて、来ました。

静岡に住んでいる、アイカワケイといいますけども、色々放浪して、色んなとこに行ってますんで、久里浜、昨年の2月、選挙の事務局とか手伝わせていただいたりしておりました。関心があります。

僕は、長野県の大鹿村から来た、木村シャイアンと言いますけど、今日、ほんとは太鼓聞きに行こうと思って出て来たんですけど、なんか知らないけど、こっちの方に来る事になりました。みんなの話をね、聞けるといいなぁと思って。(ありがとう)

大阪の豊中から来た、*ヒトツと言います。環境問題の村っていうのをやってまして、今色んな問題がありますけど、環境問題やってるどうしで仲悪いとかね、そういうのがあって、うまくまとめるようなもの、そういうのは無いんだろうかと思って、よろしくお願いします。

(名前だけでも、どぉぞ〜)

臼井と申します。

(よろしく〜、名前を知ってる方にやっと会えたっていうのが多いんですけど〜会えてうれしいです)

(そちらの方、はい、佐藤さん、大川さん、良かったらまん中に入って下さい。そちらは?どうぞ〜)

ティムといいます。

(きくちゆみ)

今日、たった2時間でどれくらいできるかわかりませんが、「核のないみどりの社会」ということで、皆さんに集まってもらいました。で、私の事はご存知ないと思いますので、簡単に自己紹介いたしますと、名前はきくちゆみと申します。

去年は、Y2Kってあったんですね。2000年問題でもう、終わっちゃったような感じでいますけど、コンピューターが誤作動したらどうなっちゃうか?という問題、覚えてますかねェ。一応、今、2000年ではあるんですけど、色んなコンピューターの誤作動問題がある中で、私が一番ヤバいなと思ったのは、原発と核兵器だったんです。で、このふたつが、誤作動してしまって、例えば大きな事故になった時に、2000年1月1日で、大変なことになってしまう可能性はあったんですね。それをなんとか止めようということで、ま、無謀にも、ここにいる河千田さんとか、小林君とか、何人かでいっしょに、世界中の核を止めようというキャンペーンを始めました。

それが、World Atomic Safety Holidayっていう名前で、英語では頭文字をとってWASHね、「世界原子力安全休暇キャンペーン」というのを、日本から発信して、それこそ、世界中の原発保有国をまわって、いろんな、偉い人たちに会って、お願いして歩きました。去年1年間そういうこと、やっていたんです。それで、結果はどうなったかと言いますと、先程、「反原発運動は連戦連敗」というお話がありましたけれども、確かに一基も止めることはできなかったんですけれども、その中で得た大きな収穫がありました。ひとつは、日本ではニュースになれなかったけれども、わたし達WASHが訴えていた、2000年を無事に迎える為に、原発と核兵器、そして、もうひとつ化学プラントなんですけれども、この3つを止めようという内容と、ほぼ同じ決議案がヨーロッパ議会に提出され、なんとそれが採択されたんですよね。それは、一市民というか、この日本のちっちゃなグループが、動いて世界中に訴えていった事が、ほんとにヨーロッパ議会で通ったんですね。その事の意義っていうか、自分達の言葉が実際、あんなとこまで届いちゃったんだっていうことが、ほんとにものすごい感動だったし、これはニュースになんなかったから、日本人の人は知らないんだけど、あー、やれば動くんじゃん世界は〜。ていうことを(拍手)再確認したんですよ。

で、多分、今、世界の核が、原発だけで、400を越えて在るんですね。核兵器っていうのは、今、すぐ配備して、発射準備しているのだけで、5000発以上あります。この瞬間ね。もっともっとかな。数はもっと多いんですけど、世界中の人間と生物を全部殺しても余り在る位の、放射性廃棄物や放射能や、あるいは核兵器といった物が、この地球上にあって、その中で生きてんですよ、みんな!で、そちらの話、さっき日本的だなと思ったんですけど、浜岡原発から何キロ離れてるっていう、あの話ですけど。

実は日本っていうのは、どこにいても、皆さん誰一人、もれずに原発現地なんです。どこに住んでいてもですよ。どんな遠くにがんばって行っても、300キロ以上は離れらんないですね。という事は、チェルノブイリの事故の事、覚えてますよね。原発の事、何も知らないっていう人が何人かいたんで話をしますけど、チェルノブイリの事故の時っていうのは、プルトニウムが出ちゃっいましたよね。プルトニウムをはじめ様々な放射性物質がホットパーティクルになって、落ちたとこで、放射能を発していくんですけど、そのホットパティックがすごく遠くまで飛んじゃう事故だった。どれ位まで遠くかっていうと、800キロくらいの所ですかね、800キロも離れたところにものすごく高濃度に汚染された地域がある。ほとんど居住不可能な地域もずっと遠くに広がっている。雨がどこで降ったかによるのね。そういう村は閉鎖されて、もう自分の故郷がなくなっちゃうんですね。永遠に立ち入り禁止区域になる。日本はどこに住んでいても、原発から300キロ圏内くらいに在るのね。国や電力会社は日本ではあのような事故は無いと言っているけれど、もしあった場合には、日本全域、日本人全員、そういうふうになり得る所にいる訳だから、原発の側に住んでいる人はもちろん特に心配なんだけど、東京に住んでいようと、どこに住んでいようと、明日は我が身なんです。っていうことを、肝に命じて、原発の問題は日本人全員の問題、と肝に命じましょう。誰かがやってくれるとか、自分は遠くに住んでいるから大丈夫とかいうんじゃなくって、どこに住んでてもダメだよっていうのが、ひとつね。

それからもうひとつ、この原子力産業を今、誰が支えているかという話をします。
ほとんどのお金は日本が出しています。そして、日本の誰が出しているかと言うと、税金と電気料金、そして郵便貯金などが出しています。で、税金は誰が払ってるかと言うと、皆さんが出しているんでしょ?!ア〜、ここにいる人は、あんまり払ってないかな?(笑)わかんないけど、まぁ、所得に応じて払ってると思うんですけど(悪かったなぁ!笑)とにかく、日本が世界の原子力産業が、生き続ける為に、出しているお金というのは、とてつもなく大きいです。

今日、ガクさんが来てるんで、あとで六ヶ所村の話とか、現地で活躍してる人が集まってるんで、そういう話もしてもらいますけれども、本当にこれほど核に固執していて、核を愛しているというか、どんどんこれからも伸ばしていこうという国は、世界中ながめてみても、日本以外に無いんです。世界はみんな脱原発に向かって着実に歩んでいますよ。

日本がこんなに原発推進し続けるのは、国民の皆さんの反映なんでしょうか?そこも問題なんですね。 国民というのは、その国民に見合った政治しか持てないと言いますから、日本人全員の意志がそういうものであるならば、ここに生まれて来た私は、間違って生まれて来ちゃったのかなぁ……。どう考えても、色んな人に話を聞いて、私、いろんなとこで、話を聞いてもらっていますけれども、みんなの意志は、核が欲しいとか、核を愛してるとか、もっと原発を欲しいとは思ってないんですよ。少なくともそう思ってないし、受け入れてる人にしても、しかたなく、それがないと電気が止まっちゃうからとか、それがないと、日本経済が立ちゆかないからとか、仕方なく受け入れてる人以外、会った事はないですね。ま、一部の推進して、儲かってる人は別ですよ。でもそれは、ほんとにごくわずかの人で、皆さんのほんとの声っていうのは、原発は不安、ないほうがいい、という意見なんです。後で、原発無しでもやってけるっていう技術があるっていう話を河千田さんにもしてもらいますけど、そういう技術は出揃って来てるし、日本にもそれはあるし、日本国民の大半が、原発無しでもやってけると思ってるんですね、それが、現実の政策に反映されないのは、何故なんだろう?

そのあたりを今日は掘り下げたいんです。で、ここにいる人はどうなんですかね?

やっぱり、<原発は必要悪>っていうか、そんな風に思っている方はどれ位いるのかな?やっぱり、ないと、電気が止まっちゃうっていう脅しをさんざんされたんだけど、そういうの信じている人っているのかな?ここにいる人はもう、いないかな。ここまで来てる人はやっぱり変な人なのかな(笑)わかんないけど。世の中の宣伝とか見てる限りは、いやだけれども必要だから受けいれるって言うのか、そういう人は結構いるんですね。じゃないと、電気が止まっちゃうと。

ひとつだけ言っておきたいのは、原発をこの瞬間に全部止めても、電気は止まらないです。これは事実です。で、今までに日本で原子力発電所を許してきた唯一の根拠というのは、ピーク時に電気が足りなくなってしまうから、というのでした。ピーク時に対応するように、原発を増やしてきたんですね。ピークの時に電気が足りなくなるからと言って、ずっと増やして来たんですけれども、今は電気事業法と言うのが改正されまして、売買電ができるようになった事もあって、一般企業の自家発電がすごく増えてます。で、東京電力とか、関西電力とか、そういう電力会社じゃない所が持っている、自家発電の設備容量を合わせると、なんと真夏のピーク時でも停電しない事がわかりました。これはもう、数年前から、一昨年くらいからかな?、十分な設備容量が日本にあるのです。

一時、ほんとに原発使わないと、夏が何日か電気が足りなくなるって、言ってたのが数年前ですね。でも、それもたったの2週間くらいです。ってことは、色んな企業の発電設備を除いて、東京電力とか四国電力とか、そういうのだけでやったとしても、電気が足りなくなるのは、真夏の2週間だけだったんです。その事実も今は変わってます。今は、電気は足りない日はないです。一年中。それなのに、未だに原発増やそうとしている。それは原発を全部止めてもですよ。 でもなんで、それができないのか?というと、それは日本の政策の根幹にあります。

原子力発電というのは、ベースロードにすべき、ベースロードってわかりますか?一年中基本にしている電力。電気って変動しますよね。変動して一番需要が大きい時に、何で賄おうか?っていう発想で、足していく訳なんですけど。日本の場合は、とにかくまず、原発ありきなんですよ。これだけは絶対止めない。原発は確かに消したりつけたり簡単にできないから、一度動かすと次の定期点検(約1年半後)まで動かしつづ
けるのね。これだけは前提で、足りない所に火力を足し、石炭火力を足し、あるいは水力を足しっていう風にやってくんですね。これをやっている限りは、多分日本の原発は止まりません。はい、今ある日本の技術でこれに変わるのは何だろう?これは皆さんの意見も聞きたいんですけれども。一番確実に変われるのは火力発電の中の天然ガス複合タービン。天然ガス複合タービン・コンバインド・サークルっていうやつです。このエネルギー効率は50%を越えてきています。マイクロ・コンバインド・サークルでは80%近くまで効率が上がってきています。原発のエネルギー効率が33%なのとはエライ違いです。

これは、何が画期的かと言いますと、今までの発電方法と比べて、50%位までアップしますね。今までの発電方法だとだいたい、33%位で、残りの64%位は全部熱にして捨ててしまいますんで、それが50%位まで行けますと、それだけで相当なくせます、原発をね。それよりもっと、素晴らしい技術群は、あの本に入ってるんで、皆さんちゃんと読んで下さいね。(笑)ただ、今、この時点ですぐできる事は、ベースロードが原発である事を止める。その政策転換をすることなんです。で、政策転換をする所はどこかと申しますと、やはり国会という場所なんですね。で、今年のいのちの祭りのテーマのひとつである<グリーンポリティクス>っていう話につながっていくわけですけど。私もここにいる何十人もの人も、市民運動・反対運動というものに、もう何十年も携わっているという方が一杯いるんですけれども、市民運動に意味がないっていうんじゃなくて、それをやって来た上で、言うんですけども、市民運動は日本では次の段階に来ているという事を言いたいんです。政治を変えていくっていう事なんですね。政策を転換するには、政治を変えていくっていう事に、みんなが関わっていかなきゃいけない。それには、各地方地方で自分が立候補して、自分が市議会議員さんになるんでもいいですし、国会の議員さんを教育していくんでもいい、いろんな方法があるんですけども、そろそろそっちに行く。ともう、脱原発はできるんですよ。

まず、ベースロードは、原子力はもう無理ですね。地震の多い日本では危険すぎる。じゃ何にするかというと、今すぐできるきくちゆみの提案として、聞いて下さい。天然ガス複合タービン。もうひとつが水力発電です。この二つに関しては、一年中止めない。これをベースにする。で、足りない所を地域地域の分散型発電にする。風力、波力、ソーラー、バイオマスなど。100点満点ではないけれども、地熱やゴミ発電もオーケーにしましょう、それから企業がやっている自家発電。JRだって、ビール会社だって、いろんな工場、もアルミ精練会社もみんな自家発電をやっています。そういう地域地域の電源を一般市民も買えるようにしていく。

それでですね、ピーク時で一番私が今面白いと思っているのが、燃料電池です。あれ?電気をためる電池なの?ってみんな思うけど、燃料電池というのは、燃料電池発電器と言った方がいい、発電をするものなんですね。今、どんどん小型化していて、恐らくこの十年ぐらいで、各家庭にみんな持ってれば、東京電力さようならっていう、時代もくる可能性がある。東京電力じゃない人、ごめんなさいね。つまり、醜い日本中の高圧線と電線がない生活ができるということなんですね。で、私達はもう、今すぐその手前に居る事を知って下さい。もっとすごいのは、その後やる事。置き換わった後ですよ、その天然ガスと水力を中心にして、火力を足していく、それでも足りない所に、地域分散型の電源や各企業の自家発電を足していくというのをやった上で、その後やる事は、その火力なり天然ガス複合タービンの化石燃料の部分を、新しい、地球に負荷をかけない、優しい新エネルギー、化石燃料を燃やさないものに、置き換えていく、そういうステップだと思うんです。でも、普通、新エネルギーというと、何十年も先の話で、今は実用化できないということに、なってますよ…ね?(もう来年)本当?

(来年度の予算に、恐らく500億は入る。…と河千田さん応えてる)
入る!ようし、 で、こういうとこに来てるんですよォ!
 
それを後押しするのは誰かということですね。で、みなさん、今年投票行きましたか?衆議院議員の投票(行きました!)どこに入れた?原発だけに限って言うと、今ある政党の中で、原発を推進してる党は、自民党と、民主党。それから、共産党は半分くらい(反対してるよ)あ、もちろん、保守党と自由党は賛成です。で、はっきり反対しているのは、社民党、まぁ共産党、意外な事に公明党が反対してる。公明党はベースロードに原発を押してくっていう事に反対。代替のものに、置き換えたいと思っているという事なんですね。私達日本人が、今回選んでしまった政党は、私は投票してないけど、公明党と自民党と保守党。この3党がやっている訳だから、エネルギー政策は変わらないですね。この人達がやっている限りは。先ほど言った、政策をベースロードは原発じゃなくしてこうよ!っていう選択は、今日にだってできるのに、できないんですよ。あそこが政権を執っている限りは。ってことは、どこで変えるか?民主主義国家では、皆さんの一票が変える力。いろんな情報を得て投票してると思うんだけども、投票をしないという選択は絶対しないで、若い人の半分以上は行かなかったって。すごい勿体無いと思うんですよ。

(それこそ税金の無駄遣いだ)

そうだそうだ。……ね。
 
全員が投票して、来年は参議員選がありますんで、そこで、自民党と今の政権じゃないところに投票する。新しい流れを作っていったらいいと思いますね。で、私は支持政党って特にないんだけど、原子力に関する政策、エネルギー政策を聞いている限りは、 一番まともな人材が集まっていて、まともな事を言っているなと思うのは、社民党で す。これは社民党の党員であるとか、そういう意味じゃないですよ。ただ、党の政策
を見ている限り、あ〜、ここはちゃんとした政策を持っているなと思えるのは社民党。それから女性が多いんで、すごいいいですね。今19人中10人が女性っていうの。今日はこういう話じゃないんだけど。(笑)

(会場からの声に対して)

ひとつだけ、あなたの言っている事に対して言っていい?あのね、戦争を無くす為とかいいながら、暴力ふるったら、しかたないよ。平和に行く道って言うのが、暴力的だったら絶対そこに行かないよ。わかる?戦ったりさ、殺しちゃえとか消えてもらうっていう、そういう思いがある限りそこへは行けないよ。倒すなんて言わないで、もう愛し抜けばいいんだよ、愛し殺すというか(笑)(拍手)相手を倒そうって思ったエネルギーを送った瞬間、それはどんどんどんどん相手を強くしちゃうんだ。わかる?敵だと思って、そうエネルギーを送ったら、あなたは敵を応援することになっちゃうの。それは、エネルギーの法則。だからね。こういう会議で、よくなんとか反対とかすごく破壊的なエネルギーとか出している人いるけど、平和に至る道で、それがもし暴力的だったら、全然意味がないよね。それをなんと言うのかな、それこそ、修行みたいな感じなんだけど、どうやって平和的にスマイルで、愛で、(拍手)ね!そこに到達するのかっていうのをやってくしかないんだよ。その仲間、それが今日。過去にもいろんな事やってるんだけど、それもう、忘れましょう。今日、今、ここ、が出発点。で、この人間でやっていくの。できる?

(できる!)できるねぇ!(笑)

っていう話を、今日したいんですよ。で、精神世界では、それでできる!だと思うんだけど、この現実の世界でも実現しなきゃいけない。具体的にはより核のない、みどりのいのちを守る社会をつくっていくのに、一番近いステップっていうのは、やっぱり、私は政策転換だと思っています。それは、地方政治の部分でも、国会でもいいんです。あれ、いつだっけ?グルーンポリティクス、もう終わっちゃったんだっけ?パンフレット見てくれますか?そういうフォーラムがあるんだけどそこに。うん、環境市民政策、今日、だっけ?夜にあるね、これですこれ。

ここにみんな今、ここにいる人は集まろう。他に予定があったらいいですけど、一応これは私からのお誘い。(5時ね)私もそこに居るから。今日の5時からどこでやるんですか?ここ。じゃ、うん、私もここに来ますんで、もう一回、ここに集まって、実際に核のないみどりの社会を作る方法について、具体的にどうしようかという話をそこでできたらいいと思うんですね。

で、今ここで話したい事は、私、今鴨川っていう所で自給自足というか、ね、農業を中心にそういう事、自分が地球に負荷をかけないで、暮すってどういう事かなっていうのをずっと、模索しています。東京生まれ東京育ちの人間だったんだけれども、そういう所に移って、電気はあんまり使わないし、水は沢の水、食べ物は米と殆どの野菜は作るっていうような、生活をして3年経つんですけれどもね、そこに居て心地いいんです。とても幸せなんだけど、田舎で気持ちいい生活をしてる事が、地球にとって為になると思ってやってきたんだけど、そこに居るだけじゃやっぱりダメなんだね。世の中に、関わりながらやって行かないと、自分が心地よく暮らしている間に、世の中もっと違う方に行ってしまった。 自分だけがそこでいいと思ってたけど、地球全体はもっと、原発が増えてもっと汚れちゃってた。という様な想いに今至ってるんですね。で、今日どなたかが言ってた、自分一人に何ができるのか、大上段に構えないで、自分にできる事を考えたいって事を、私もずっと問い続けているんだけれど、まずひとつは、みんながシンプルに暮して、例えば原発というのは、今電気の30%位なんだから、自分が今よりマイナス3割位の生活ができれば、原発なんかいらないじゃん?!っていうのが、大前提だと思うのだけど、それを犠牲だと思うか、喜びだと思うか、その辺も分かれ道だよね。

私は東京でOLの暮らしをしていた時と、今の暮らしっていうのは、エネルギーを消費するのも、あるいは使うお金っていうのも、すごく少ないんですけど、物凄いハッピーなんです。でこれは、私特有なものなのか、全員共通なのかわからないんですけど、生活をシンプルにしていった時に、より幸せになったという、よりハッピーだし、より愛が増えて、人間関係も良くなった。いろんな事がプラスになっていったんだけど、それは、私だけのものなのかな?みんなにも共通のこと、そうかな?ちょっとクエスチョン・マーク?なんだけれども、どうなんだろう?(共通!)そうだよね、

う〜ん、多分、この祭りに来るような人は、それが良くわかって来てるのかなぁ?とは思うんだけど、たった30%位を減らす事って、すごい楽だったし、ハッピーだったし、そのこと自体が嬉しい事の連続だったんだ。暮らしのいろんな工夫をする中で基本に思う事は、私が自分のからだにした事っていうのは地球にしてる事、あと地球にした事っていうのは、私にした事なんだよね。これがイコールっていうかさぁ、例えば、何か食べる時に、農薬汚染のものを食べた場合に、私のからだ、苦しむよ。毒物がからだに入った場合。毒物の食べ物が作られる過程でおそらく、周りの環境とか、虫とか、一杯殺して汚してるんだよ。だから、自分のからだに悪い事って、地球に悪いのね、逆に言っちゃうと。で、地球に悪い事って、自分のいのちに悪いのね。それはイコールなんですね。でも、今の有名な人の話って、世間でマスコミうけしている人の話だと、経済と環境は対立する。両立しないとか、人間の幸せと環境を守るのは両立しない、相反する事だと、みんなに洗脳しているんですね。

それは違うって言う事が、私は自分で良くわかって、本当に自分に気持ちいい暮らしとか、食べ物、お化粧の仕方でも、からだの洗い方でも、何でもいいんですけど、ひとつひとつ、やってたらそれは、全部地球にいいことだったし、地球に本当にいいような、暮らし方や住まい方や、そういうのは、自分にも良くて、イコールなんです。それはゆるぎのない事実というか、人間である限り絶対イコール、わたし達がいのちを持っていて、動物ですよね、生き物である限り、それは地球といういのちと、人間である私のいのちというのは、何をして喜ぶかというのは、おんなじっていうのが解ったんだ。

アァ、みんなが喜ぶ!そういう方向に行けば、原発は無くせるんだなっていう風に、思えるんですね!!
そうですね、私の本も少し回して下さい、何年か前に『地球といっしょに生きる』という本を書いて、すごい若い時の私の本ですね。十年位?ん?28の時に書いた私の本で、私はアメリカの銀行で、債券ディーラー、知ってます?よくテレビにでてる。…何億儲けたとか、損したとかいう。そういう事してた人間なんですけども。円を売ったり、ドルを買ったりとか、株とか。私は債券で、国債って言って、日本国債のディーリングをしてたんですけど。それを止めて、地球環境問題に目覚めて、その過程で書いたものなんだけど、一時この本が恥ずかしかったのね。若い事書いてるなと思って。最近読んだらね。「ア〜、いい本だなぁ」って。(笑)そう思って。今日持って来たんだけども。最近第五刷りが出て、ちょっとずつ少しずつ、売れているんだけれども。
  
この本で言いたい事っていうのは、今言った事。「あぁ、私は地球なんだ」っていうこと。私という個人、この人だけじゃなくって、あなたも地球だし、この人も地球だし、この地球の細胞が一ヶ一ヶ集まって、この地球という星を作っていて、その中に欠けていいいのちは一ヶもない。大切じゃないいのちは、一ヶもないんです。それはたとえ、中曽根ヤスヒロだとしても。私あの人大ッ嫌いなんだけれども、さっきの話で言うと、大嫌いなエネルギーが中曽根をもっと強くしちゃうんですよ。だから、彼も抱きしめなきゃいけないな。どういう意味で出ているかと言うと、あの人個人というより、原子力を日本に紹介し、推進して来たパワーとして、その権力の象徴として言ってるんですけれども。

今生きている人間、いろんな人間がいるんだけれども、60億の人間全員が、この星をつくっていくに欠かせないひとり一人なんですね。その60億の中の今日、何人くらいですか?40人位、ここに集まったっていう。すごい事でしょ?だって、一生に何人会えますか?どんなにがんばったって、一万人会えるかどうかわかんないよね。(一万人会えるよォ!っと、子どもの声)そうだねぇ。すごいなぁ、こうやって、顔をひとりひとり会わせてちゃんと会えるってことは。すごいチャンスなんですね。このチャンスを逃がさないで。大丈夫?みんな…。あいつ、何言ってんだとか、思ってないでしょうね(笑)。

ここに集まった事の覚悟というか、ここに来たら百年目(笑)私に会ったら、もう一生核をなくすまでやんなきゃいけないんだよ。それはすごく気持ちのいい事だと思うんです。この核をなくす事を、意識的に、平和的に、ほほえみながら、愛しあいながらやっていくっていう事は、すごいお祭りだと思う。私はそれしたいし、そうみんなでやりたい。ひとりでは絶対できないから、ひとりだと思うと、萎えちゃうんで、遠くに居ても、こうやって手を掴める人、一緒だよって言える人。心のネットワークと言うかな、それを大切にしながらね。

今日すーごくね、40人の輪だけどつながり感じる事ができました。Y2K-WASHの時に、日本発のメッセージを携えて、世界中回った時に、こう、手はつないでないんだけども、「心が繋がってるよ!」って言う人が、あっちにもこっちにも、世界中にも居たんですよ。で、彼らは既に、それぞれの場でやってるのね。で、いやぁ、こんにちはって、言った時に、そのパワーがフワッ!って、でっかくなるの。その時に一人一人のパワーはちっちゃいんだけど。会いに行ってね、つながった時に「いやぁ、お前も、君も」それまで、全然知らなかったみんなの所に、そういうエネルギーが、バーンと流れて、そういう事が、ヨーロッパ議会を動かしたんだと思うんですよ。結局。それって、日本人の数人、Y2K-WASHの中枢を担った人間って、ほんの数人。お金もなくって、組織もなくて、なんにも無いけど、とにかく世界中の原発を、とにかく2000年までに止めるんだって言って、わぁ〜って、動き出して。それで、そうしたら、世界中にそいうい想いで既に動いてる人がいるんです。だから、今、夜明け前なんだよね。

あと、もうちょっとなんだ。この、カチャって、変わる所に何が必要なのかな。っていうのが、今日の作戦会議なんだけれども、技術は出てる。みんなも原発はいらないと思っている。あとそのひと押しは、なんなんだろう?

(ここで、参加者の発言について、ちょっと)

もう君は学ばないんだからぁ。張り倒すとか、ぶっ倒すとかいうのは暴力でしょ?違う?そうだよね。昔からの発想をちょっとおいといて。その辺洗っといて。自分の昔からの闇だからね。倒したい、踏んづけたいは、自分の中の闇だからね。あいつより、私の方がましだ。自民党の政策より、私の政策の方がましだ。私も思ってンの。でも、それはやっぱり闇なんだ。自分の方がより優れてるなんて、それはないよ。倒さないですべてのいのちを、肯定するルール。すべてのいのちを肯定できる政治、政策っていうのは、どうやったら作れるのだろうか?それは、誰かを殺しながら、傷つけながらはできないんだよ。

(でも〜)

死刑制度もなくしていこ。死刑制度はいらない。

(〜はどうなるんです?)

麻原さんが死んでも死んだ人は帰ってこない。

(〜家族〜?)

多分、麻原を殺しても、気持ちは晴れない。その悲しみは…

(憎しみを増すだけ)

うん、憎しみを増すだけ。まぁいい、事件の賛成反対はおいとこう。私はみんなの心が本当に変わっていった時に、死刑すらも、反対すらも、なくなっていくはずなんだと、そっちの方向に行きたいと思っているし、行けると思っているんだ。

ここに集まっている人は、すごいユートピアへの夢を持っていると思うんだけど、それはただの夢物語じゃなくて、現実の場でやっていく所はどこかっていうと、又戻って来るんだけど、今日の5時からの、政策を変えてく事。その政策に携わる心の変化はなにかっていうと、私も自分で自給自足の、ああいう所に引きこもってね、幸せにやっている、暮しているだけではだめで、もう一回戻って来て、こうやってつながる、ここにこんだけ仲間が居るんだって、もう一回つながってね。これを、具体的に実現するのにどうしよう?っていう、その辺やってんのが、さっき、ちょっと、地球村の人も話してほしいんだけども、地球村っていう運動のやっている事のひとつが、心の変換だと思う。価値観を変えていくこと。そういうやり方もあるでしょう。それから、先程、誰かが言った、その、遠い話ではなくって、身近な生活で、何ができるかっていう、一歩一歩進めていくというアプローチもあるでしょう。で、すべての道が重要なんだ。自分にとって、一番いいアプローチを判断する方法があるんだ。それをする時に、笑顔がこぼれてこぼれて、しょうがない時。その道は、あっているよ。辛い体験ばっかりの時、その道は考え直した方がいいかもしれない。

あそこにいる河千田さんも一緒にY2K WASHで動いた仲間だけど、去年Y2K-WASHの時の事もうすこしね。みんな不眠不休で寝てないんですよ。私も妊娠してたのに、ほとんど寝てない位動いていて、端から見ると「大丈夫か?」っていう位大変だったけれど、自分はすごくハッピーだったの。そういう時って、間違ってないよね。その見え方じゃなくって、心が喜んでるっていうかな、アァ、いい事をやってるなぁ…っていう、いい笑顔がこぼれてる時。すごい大変だけど、そういう時ってのは、間違ってないよね。そこに至る道が苦しかったり、けんかばっかりだったら、ちょっと立ち止まって、アプローチの仕方、道を選択し直す。その辺がバロメーターだと思う。

平和と愛に至る道に、暴力や憎しみがあったら至れないよね。でも、しんどいよね。それを一歩一歩、すべてにやれっていうのは。それは、私が東京電力を愛する事だからね。でもそこを愛すというか、今の彼らをまず受け入れて、彼らが変わってくれなきゃ変わらないっていう所があるから。向こうの言い分を聞いて、なんでこんなに、原発だらけにしちゃったかなぁ…?って所をもう一回みてみようよ。それにしても、世界の他の国々と日本の最大の違いって、日本が地震国だって事だね。それぞれお国柄ってあるけど、フランスは電力の85%も原発に頼ってる、あそこも、物凄い問題抱えてますけども、あそこは地震がないよね。大地震がない。人間の制御の失敗が原因の事故はあるけれども、地震という天災というか、それによって起こる事故はない。

人間がどんなに完璧にやったとしても、日本が他国より優秀だとしても、浜岡原発なんて、断層の上に立ってんだから。六ヶ所の施設の中にも、断層が一杯走ってて、ちょっと前にプルトニウム運んできた時にも、その直前に地震があって、あそこ地割れができていたよね。すごい断層なんでしょ?そういう所に、核のゴミを捨てちゃってるんだよね。どうしてそれができるの?自分自身にやってるんだよ。地球にしてる事、六ヶ所村にやってる事って、自分のからだにプルトニウムっていう猛毒を埋めてると同じことだよ。どうしてそれができる?考えてみて。私はできないし、選択し直したいと思う。もう拒否した所で、プルトニウムは無くならな
いけど、残念ながら2万4000年間という半減期があるから、無くなんないんだけ
どね。でもこれ以上増やさないという選択はできるでしょ?

で、選択はいつも目の前にあるんだよね。今日ここからまた、私のする選択が未来を作っていく。あなたのする選択が地球の未来を作っていく。その時にプルトニウム、あるいは原子力発電という選択をするか、それはもうやめて、違う選択をするというか、違う選択をするって事を、ひとり一人が決意して、決意した事を高々に表明しなきゃなんないと思うの。高々に表明して宣言した事、それが現実になっていくんだよね。うん、みんなやろう。私は皆さんに、どの道が正しいかってのは教えられないけど、私はそういうやり方で、やってこうと思ってる。原子力の選択は、もうしない。それに対して、原子力を選択している一番の原動力はお金なんですよね。

お金が、悪いんじゃないのね。多分どっかでLETSとか、そういう地域通貨の試みをやってると思うのね。あれやると、<お金>じゃなくて、お金で<何をするか>っていうのが悪かった、っていうのがよ〜くわかるんだよね。色も匂いも形も無く、ただ、何かのサービスとサービスを交換する手段にすぎないんだ、お金は。けれども、それで何をするかっていうのが、すごく間違っていて、私がいちばんやりたい事っていうのは、自分が経済界の方から来てるから、お金の流れをいのちを助ける方向に流してく…っていうことなんですよね。

どうやってそういう流れを作るか?というと、毎日何かを買うでしょ?食べ物でも飲み物でもいい。それを買う時に無意識的に買わないで欲しいんです。コンビニでパッと買わないで欲しいんですよ。なんでも。洋服でも買う時に、たとえばあの洋服を作っている、素晴らしいきらきらさんの服を買う。例えばね、食べ物は誰々さんの作った無農薬のお野菜を買う。あの人の焼いているパンを買う。いのちに対して、イエスって言って仕事をしている人が、世の中にはいるのね。知ってるでしょ?みんなの周りにもいるでしょ。自然食品店でもいいし、いのちの対してイエスって言う仕事をしている人に、お金を払ってくんです。見つかる見つかる。こんな所来れば、みんなやってるよ。ここにいる人はみんなやってるよ。

皆さんどれ位収入あんのかな?ここにいる人はあんまり収入が多くないかもしれませんけど(笑)じゃ500万だとしたらね、いや、100万だとしよう。100万だとしたら、その1O0万円分は変えられるのよね。あなた次第で、その100万円を使って流れを変える、「誰に、何に投資するか?」。こういう本を買うのか、セックスの本を買うのか?(笑)あぁ、セックスも大事か。悪い本てなんだろう?うんと。…思いつか
ないけど、よくゴシップねたの、くだらない本とか、暴力の本とか、そういったものを買うよりは、こういういのちの仕事をしている人の本を買うし、同じパンを買うんだったら、ヤマザキパンじゃなくって、誰々ちゃんの焼いたパン、何人かいますけど、私の彼の作ってるパンもすごく美味しいんですけど、パンの上手な人の、あの人のパンを買うことで、自分の使うお金で、世の中の流れを変えられる。

100万円は100万点、変えられるんだと言う事で、お金を悪いと思ってはだめですよ。多いんですよ、ここにいる人お金が悪いって思ってる人。「金が汚ねぇんだ!」っていう風に思ってる人、金持ちのやつにいい奴がいっこねェ…ていう風に思ってる人。貧乏がいいんだって思ってる人が。いのちの祭りに来ると、すごい一杯いるし、実際に貧乏な人が一杯いるんです…(笑)あ、ごめんなさいね、私も貧乏かもしれないけど。お金を沢山、いい方に動かせた人の方が、沢山世の中を良くできるんだよ。

だから金が悪いんじゃなくて、金の流れ、使い方が悪かったんだって、思い直した方がいい。私自身の教訓ね。私も間違ってたから。自分がお金が汚いものとか、いい事をしてお金をもらっちゃいけない…ってなんか、あるんだよね。悪い事してお金をもらうのはいいけど、ダムとか原発ってすごい儲る訳じゃん、あれ一個造ると、地元の政治家に3%ぐらいリベートが入って。5000億の3%だから何百億って入っちゃうんだよね。そういうのは善くって、すごいい事してる…なんでもいいや、例えばシャロムヒュッテはどれ位の収入?
すごい素敵ないい宿をしてるのね、そこで出す食事は完全無農薬の素晴らしいお食事をしていて、それは多分、ホテル・オークラよりも、安い値段でやってるはずなんだよね。

(「そうだ」と言う声)

ほんとは、ホテル・オークラなんかより、もっといのちにイエス!って言っているの。その人は。そういう人はもっと儲かんなくちゃいけなくって、儲けた時にそのお金を「わたしの!」って、こうやった時(自分でため込んだ時)に、死ぬんだなお金ってのは。私の所に来たお金をどんどん良い方向に流していかなきゃいけないの。溜めた時に、お金は死んでしまうし、それは悪い事を作っていっちゃう。(拍手)

みなさんの収入、50万なら50万、100万なら100万なりに、世の中を変えていく、自分のパワー持ってるんですね。だから、お金を悪いものと思わないでほしいんです。で、いい事をして、お金は儲けなきゃいけないんですよ。そっちの方から変えていく。それはどっからやっていけばいいかというと、残念ながら、こういう仲間うちから。貧乏な人たち同士(じゃない人もいるだろうけど)の中からやってくしかないんですよ。そん中から大きくしていければ、世の中を変えて「けるんですね。地域通貨の素晴らしいのは、それに気がつかしてくれることですね。でも地域通貨じゃなくて、円でもできるんです、それは。で、円でもやって
かないとね、今、違う社会を作っていくにはね。今のほんとの社会っていうか、今の本流の方ね、今の社会作ってる方は円の流れを変えていかないと。まずお金の流し方を地域通貨で練習して、使い方によって、素晴らしいことができるというのを学んだあとは、それをすべての場面で、意識的・意志的に円でもやっていの。

私は年間100万円くらいしかないんですけれども、今年はもっと少ないかもしれない、その位しか今ないんだけど、その100万円の遣い道に関しては、ほんとに「いのちにイエス」って言ってる人、「いのちイエスっていう仕事」の人にしか流さないようにしてる。

それはすごく効果あります。それやっていくとね、変わってくんだな。洋服一枚、ブレスレット一個、みんな何か買うでしょ?今日だって、祭りで何か食べたり洋服見つけたり、お洒落したり、化粧したり、いろんな小物を。生きてくのに必要だったり、楽しむのに必要だったりするんだけれども、それを意識的にみんながやってほしいんですね。それ、私の提案のひとつです。

(会場から、そういう良いものは高いっていう例があがり、なかなか買えないという意見)

それも政策ですよね。例えば、リサイクル品と新品資源使った物を比べると、新品資源のほうが今は安いのね。日本の場合。

紙でも、リサイクル100%を買おうとすると、トイレットペーパーだと1.5倍〜2倍くらいに、なっちゃうんですね。それよりも、バーゲン品の大手メーカーのだと、その半額くらいで買える。これを変えるには、簡単な政策があります。これは成功している国から引っ張って来ているんですけれども、バージン資源税を付けます。森林資源に関しては、課税します。というのは、新品資源といのは、地球から搾取してますよね。新しい材料は、地球を壊して作っている。それに対しては、安く出させない。そこに税金をかけたらいい。で、政策でできるんですね。で、若干リサイクルの方を、80円で、新品のトイレットペーパーを90〜100円位になるようにしておく。

同じ値段でもいいけど、ちょっとインテンシブね、一般の人を巻き込む為に、ちょっと再生品の方を安くして、それくらいの税金をやった場合に、市場原理で動いていくんです。主婦なんて、すごく面白くてね。一円でも安い所に電車で行ちゃったりしてね。電車賃の方が高いのにとか思うんですけれども。一円でも安い所にバーっと行く。私も主婦ですが、悲しいけれどもこれが事実。今の政策だと、格差の事ですけど、より良いものが高くなっているのは実はしょうがなくて、人件費、材料費が高くって、で、結果としてそういう風になっちゃうのは、しょうがないんですけれども。

エネルギーでも言えるんですけど、導入する時には、風力発電とか、ソーラー発電の方が高いんですよ。それを税金で補う。それこそ、原発の建設費ではなくって、そういう所にお金を使っていければ、すぐに世の中は変えていけるんですよ。で、決定を誰がしているか、というと、それを又、国会という所でやってるんですね。私達にできる事は、選挙で投票をする事と、もしもこの中で、「よし、私が立つ」っていう人がいたら、その人を応援する、2種類あると思うんです。それぞれ皆さんの持ってる手持ちの一票という札と、あとは、お金なんです。お金って多分、汚いもの、やな物だと、思ってるけど、そう思っている限りは、世の中は変えていけない。より沢山のお金を、自分というフィルターを通して、いいとこへ流して行けばいいんですよ。できそうですか?(拍手)ねぇ、できそうですよ。それだったら。

環境に優しい生活、あるいは地球に清く正しく生活をする為に貧乏である必要は全然ないんです。それを望んでて、それが楽しいならいいんだけど。でも実際はちょっと私、困った事があって。2000年問題で、世界中回る時に旅費がすごいかかった。で、みんなの旅費はどこからも出ないから、自腹切ってく訳ですよね。家建てようと思ってためてたお金全部なくなっちゃった。そういう時に、自分の所を流れていくお金がもっとあったら、もっと沢山の人をヨーロッパに送れたし、もっと沢山の人を動かせて、今回ヨーロッパ議会の決議案の採択しただけだったのが、もうちょっと動いたら、本当に止められたかもしれないのに!っていう。ちょっと悔しいって言うか、そんな体験をしたのね。それは自分が悪くって、私は「お金っていうのは、汚いもんだ、沢山持ってるのは悪い人だ」っていう、現実の世の中ではそうですよね、すごいお金沢山貯えている人、悪い人が多いですからね、悪い事をしてためた人が多いから、どうもそういう先入観があって、どうもそれを自分にもあてはめちゃって、自分もお金持ちになったら、ああいう人間になっちゃうっていう風に思ってた。でも、やっと「私は違う」っていう自信が持てて、考え方変えました。で、みんなも変えて下さい。たぶん、これからは私のところを流れていくお金は増えていくと思います。

--------完----------



祭りHPin アマナクニ企画案内参加要綱データページいのちの祭りHPアマナクニHP