11.09.20 ★ 東京新聞 9.20「福島第一 建屋に地下水大量流入か 収束作業に難題」 東京電力福島第一原発1〜4号機の原子炉建屋やタービン建屋地下に、一日数百トンの地下水が流入している可能性のあることが分かった。汚染水処理の実績などから計算すると、五万トン強まで減っているはずだが、実際には八万トン強も残る。東電も地下水流入の可能性を認めており、地震で建屋地下の壁が損傷し、流入していることが考えられる。今後の収束作業に影響が出そうだ‥。地下水流入が事実なら、汚染水処理はさらに膨大な量になるばかりか、原子炉への注水量を絞る必要があるなど、事故収束に向けてさまざまな影響が出ると予想される。 ※その地下水もメルトスルーした核燃料によって汚染されている可能性があり、そうすると汚染水が循環していることになります。
11.09.20 ★ ロイター 9.20「東電社長、原発低稼働長期化なら収支厳しい=経営・財務調査委」 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)の経営実態やリストラ策などを調べる「経営・財務調査委員会」(委員長・下河辺和彦弁護士)が20日開いた第8回会合で、同社の西沢俊夫社長は原発が長期間にわたり低稼働の状態が続けば収支悪化が避けがたいと発言した。‥同委員長は、東電の原発低稼働が長期化すれば「生半な経営の合理化では追いつかない」と述べ、値上げは避けられない状況を示唆した。 ※生半な延命策では追いつくはずありません。いったん東電を解体してから出直すべきです。
11.09.20 ★ asahi.com 9.19「大江健三郎さんら脱原発訴え 都心で6万人参加デモ」 脱原発を訴える「さようなら原発集会」が19日、東京・明治公園で開かれた。ノーベル賞作家の大江健三郎さんらが呼びかけた。主催者側によると、全国から約6万人が参加し、東京電力福島第一原発の事故に関連した集会では、最大規模になったという。集会では大江さんのほか、経済評論家の内橋克人さんや作家の落合恵子さんらが登壇。大江さんは「原子力は荒廃と犠牲を伴う。私らは原発に抵抗する意志を持っているということを政党の幹部に知らせる必要がある」と呼びかけた。参加者は集会後、のぼりやプラカードを手に渋谷や新宿の繁華街を3コースに分かれてデモ行進。7歳の娘と初参加したという都内の女性は「原発に無関心で無知だったことを反省した。子どもの世代に、原発に依存しない社会を残したい」と話した。集会は脱原発への政策転換を求める署名運動「さようなら原発1000万人アクション」の一環。原水爆禁止日本国民会議(原水禁)などが支え、これまでに100万人を超える署名を集めたという。
(関連)毎日.jp 9.19「さようなら原発5万人集会」 ※上空などからの写真が24枚見られます。
(関連)OurPlanet-TV「脱原発デモに6万人が参加」 ※映像が見られます。
11.09.20 ★ asahi.com 9.20「国の説明会、佐賀県がやらせ投稿指示 九電第三者委認定」 九州電力の委託で「やらせメール」問題を調べている第三者委員会(委員長・郷原信郎弁護士)は20日、佐賀県の関与について調べていた弁護士チームの調査結果を発表した。5月にインターネットで配信された国の原発説明会について、佐賀県がやらせ投稿を指示していたと認定した。玄海原発の運転再開について説明する6月の国のテレビ番組を巡るやらせも、古川康知事の発言が発端となったと改めて指摘。関与を否定している佐賀県側の主張を否定した。 ※電力会社と自治体が責任をなすりつけあって、ぼろぼろと暴露されていくという構図はおもしろいです。ぜひ北海道をはじめ全国の電力会社でもやってほしいものです。
11.09.20 ★ 毎日.jp 9.20「台風15号:100万人超に避難勧告・指示 名古屋」 台風15号の接近に伴う大雨で、名古屋市災害対策本部は20日午後2時、市内を流れる庄内川、天白川などが氾濫する危険が高まったとして、市内12区の計70万世帯(約109万人)に避難勧告を出した。また午後3時には、庄内川流域の北区と守山区の一部3万世帯(約8万人)に避難指示を出した。 ※台風の避難はこんなにすばやいのに、原発ではどうして半年すぎてもこうなんでしょう。
|