11.06.28 ★ Peace Philosophy Centre 6.27「完璧を要する原子力と、完璧でない人間は相容れない:ジョナサン・シェル論説」(共同通信の英語版ページに6月24日に出た、アメリカの著名な反核ジャーナリスト、ジョナサン・シェル氏の論説の翻訳) このような脱原発の結論がどのように導かれてきたかを考えてみることは興味深い。基本的には、原発に対する考え方を改めてきているのは政府ではなく、普通の市民たちである。ドイツの政策の転換は、地方選挙で与党が敗北した直後におとずれた。イタリアでは、政府の計画を選挙民が拒否した。
一般の庶民は原子力の専門家ではない。しかし、多くの専門家が見て見ぬふりをしていることをしっかりわかっている。それは、どんなに順調に運営されている事業においても、物事はうまくいかなくなるということである。例えば、請負業者は賄賂を取る。中央制御室の担当者は居眠りする。想定より早く電池が切れる。科学者は、査察対象の業界から研究資金をもらっているので、研究結果を隠す。
地震や津波、格納用の構造物への飛行機の衝突といった深刻で稀な事態は、どうしてもこういった過ちや失敗だらけの背景の中で起こるのである。
11.06.28 ★ 日本弁護士連合会 6.23「経済産業大臣による「原子力発電所の再起動について」と題する声明に対する会長声明 」 去る6月18日、経済産業大臣は「原子力発電所の再起動について」と題する声明を発表し、‥各地の停止中の原子力発電所の一部について再起動を求めた。しかしながら、この声明は、以下の理由から撤回すべきである。第1に、未だ福島第一原子力発電所の事故は収束していない。‥事故の原因・経過の調査はその緒についたばかりであり、事故の全体像及び詳細は未だ不明な点が多い。‥にもかかわらず、上記声明は、津波と電源対策の強化だけで安全性が確保されたとしており客観的な事実に反している。第2に、原子力安全委員会は、6月16日に、安全確保策の抜本的な見直しを図る必要があるとして、安全設計審査指針、耐震設計審査指針、防災指針の見直しを始めるとした。全国の原子力発電所の安全確保策の見直し策は、これから検討される段階であり、安全確保対策は未だ確立されていない。‥上記のとおり今回の事故原因の解明も未だできておらず、この指針改訂に基づく安全性の確認もなされていない段階で、経済産業大臣が原子力発電所の再起動を求めることは、今回の原発事故の深刻な被害を顧みない、甚だしい安全軽視の姿勢であるといわざるをえない。 *論理的です。
11.06.28 ★ 「福島第一原発で起きた大量発煙現象一覧」 福島第一原発で夜中に何度も大量の白煙があがっていることが少なくとも過去11回確認されています。しかし東電や政府は何も発表していません。例によってなにか大変なことを隠しているのではないかと疑われます。そのまとめサイトです。
11.06.28 ★ livedoor ニュース 6.28「 原発燃料再処理と自然エネルギー実用化。どちらもコストは約50兆円」 原発に替わるエネルギーとして期待される自然エネルギー。その実用性について、ISEP環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長はこう話す。
「自然エネルギーがまかなう国内電力の割合を、いまの原発と同じ30%まで高めるには、今後50兆円くらいが必要だと考えられます。50兆円は巨額ですが、今後の原子力発電の燃料再処理にかかる費用も50兆円から60兆円と見込まれていて、その金額はすでに電気料金に含まれて徴収されています。つまり、原発への投資をやめ、50兆円かけて自然エネルギーを開発しても、国民負担は増えないんです」‥こうした自然エネルギーを実用化するには、「国策」とすることが重要と各専門家は声を揃える。今国会内に法案は成立するのか、注目が集まる。 *コストが同じでなく倍かかるとしても危険な原発は却下です! 「国策」にいいイメージは持てませんが、国がサポートする必要はあるでしょう。
11.06.28 ★ 「放射能に汚染された世界を描いたスタジオジブリのアニメ『On Your Mark』まとめ」 宮崎駿の『風の谷のナウシカ』につづき、放射能汚染された世界を描いた短編アニメ『On Your Mark』についてまとめたサイト。1995年の作品ですが、ある意味いまの状態を予想していたようなシーンが出てきます。動画はDAILYMOTION などで見る事ができます。
11.06.28 ★ 日刊SPA! 6.28「 山本太郎「ツイート後は涙が止まらなかった」」 福島の人たちが国に見殺しにされているというのに、間違いに対して間違いと言えないのは人として終わってる。プライベートでは反原発の話をしても、役者としては発言しない……これじゃ僕も原発に賛成しているのと一緒。
あのツイートは、本当に言いたいことを言えない苛立ちが爆発したんです。 *俳優として、社長として、大臣として‥‥ではなく個人としての思いを正直に語ることが一番人の心に伝わります。
11.06.28 ★ @tokaiama 東海アマ管理人のTwitter 6.28「
@
@iwakamiyasumi 小出さんが主張している汚染水のタンカーによる搬出については、付近に停泊できる場所がないから実施は難しいとの回答→馬鹿げた詭弁、タンカーなど沖合に停泊させた方がいい。搬入方法など無数。ドラム缶フロートによる簡易パイプシステムなど数日で可能。どうせ短期だ 」
11.06.28 ★ @momoshinocyan Shino MoriのTwitter 6.27 「ニューヨークタイムズの記事、安全の広告に莫大な費用を投じ、安全そのものにはお金をかけていない日本の原発を批判。教科書からもチェルノブイリの放射能汚染を削除。日本人は政府が安全といえば、それを信じる国民だと。事なかれ主義、もう、いい加減にしないとね。」 *NYTの記事については前も紹介しましたが、大事なことなので。
11.06.28 ★ @world420のTwitter 6.10「「アメリカの国立ガン研究所がマリファナの抗癌作用を正式に認めた」というのはすごく大きな出来事なんだけど。こういう重要なことは日本では報道されない。白血病の進行を抑える最も副作用の少ない薬が大麻であることは知らされない。 http://togetter.com/li/125064 」 *大麻の害というのものが幻想で大麻取締り法が存在するゆえの被害(本人が逮捕・監禁されてお金や仕事を失う)しかないことはもはや明かですが、 海外では医療効果があることが認められて実質解禁されている国・地域が多くなっています。ガンや白血病にいいとなれば、放射能による大規模な被害が予想される日本で積極的に大麻を有効利用すべきでしょう。
11.06.28 ★ 院長の独り言 6.28「信じられないのなら、日本国民をやめてもらうしかない。」 4月下旬、いわき市の小学校でPTAの会合があった。放射線について国の基準に沿って対応すると説明した学校側に、保護者の中から心配の声が上がった。すると、学年主任の教諭が釘を刺した。「国が決めたことを大人が信じられないなら、子どもが動揺してしまう。国の言うことを信じられないのなら、日本国民を辞めてもらうしかない。」‥首領様の言うことを信じられないのなら、国民を辞めてもらうしかいない。とどこが違うのでしょうか。戦前、戦中をどうにかくぐり抜け、大いに反省した国民だったはずなのに、あの教訓はいったいどこに消えてしまったのでしょう。昭和9年生まれの私の母も最近はいつも嘆いています。(まだ、憲兵隊がいないだけまし らしいですが)国のことを盲目的に信じろと強制する社会は、民主主義・資本主義とはいいません。それは、共産主義であり、さらに絶対王政の社会です。あなたは、今の日本国政府を信じられますか? *日本人の中にそういった小独裁者・ファシストがたくさんいるということです。彼らはお上の言うなりに従い、自分より弱い者を厳しく監視したがります。次には「非国民だ」と言い出すでしょう。原発事故という非常事態で、今まで民主社会を装っていたボロがあらわれ、一気に膿が出てきています。これを機会に問題をうやむやにせず、今後日本はどういう方向に向かって進むべきかをはっきりさせるべきです。
11.06.28 ★ 油断するなここは戦場だ 6.28 「腐葉土のセシウム」 放射性物質が落ちてきたとき、草や落ち葉はそれをたくさん抱え込みます。‥実際、落ち葉をどけると線量が大幅に下がる場合も多く、植物の剪定や落ち葉の除去はチェルノブイリの除染の項目としてもあがっています。汚染された植物を堆肥等にしたり、自然のままに放置して、地面に返してしまうと、土壌汚染として長く残る事になります。今年しかできないことですので、ぜひ集めて、環境に出ないきちんとした処理施設で処理していただきたいと切に願っています。
11.06.28 ★ 琉球新報 6.24「トモダチ作戦 軍の論理に無防備な国よ」 東日本大震災に伴う米軍の災害支援「トモダチ作戦」は、放射能に汚染された戦場を想定した訓練だった。米紙ウォールストリート・ジャーナルが伝えている。この訓練は、福島第1原発事故をテロ集団が核汚染を引き起こす爆弾を爆発させたと見立てて実施。在沖米海兵隊の第31海兵遠征部隊(31MEU)が参加した。米軍は「放射性環境下では最も有名な作戦になるだろう」と評価する。‥だが除染作業の場所を含め海兵隊から沖縄側への説明は一切ない。基地周辺環境への影響はないのか。県や関係自治体に連絡するのが筋だ。米軍の対応は無神経も甚だしい。在沖米軍はこれまでも、核戦争を想定した実戦訓練を沖縄で秘密裏に行ってきた。‥日本政府は1972年3月、この核訓練の存在を国会で追及されても、しらを切った。外交記録によると、日本政府は水面下で訓練中止を求めたが、米側から演習は日本を守るために結ばれた日米安保条約上、何の問題もなく実施できると回答されると、手のひらを返したように核投下訓練を肯定。米軍の利益を優先した。今回のトモダチ作戦で海兵隊は日本には恩を売りつつ、米国内向けには海兵隊不要論を打ち消すべく、核がらみの事態への対処能力を最大限にアピールした。軍隊は軍の論理でしか動かない。戦後66年たった今でも通じる、沖縄発の教訓だ。「トモダチ作戦」については、各方面で日米同盟の絆を示す成功例として評価する傾向が強い。‥震災の惨禍を前に、国民が感謝するのも不自然ではない。半面、彼らが所属する海兵隊が戦後沖縄でどれだけ傍若無人に振る舞ってきたのか。その点にも思いを巡らせてほしい。「トモダチ作戦」の成果を踏まえ、日米は今後、全国の自治体と米軍との防災訓練を強化するという。米軍が日本中の空港や港湾などで訓練を行うのは歓迎すべきことか。軍の論理の先走りに、この国はあまりに無防備ではないか。 *日本政府は当然知ってることですが、国民にはあえて知らせないことでしょう。沖縄だからこそ裏が見えるわけです。米軍を「トモダチ」だと勘違いしてはいけません。
11.06.28 ★ 中日新聞 6.28「東電会長「深くおわび」 総会、過去最多の株主出席 」 東京電力の株主総会は東京都港区のホテル「ザ・プリンス パークタワー東京」で開かれ、午後1時半現在で9282人が出席。過去最多だった昨年の3342人の3倍近くに膨れ上がった。収束のめどが立たない福島第1原発事故をめぐる対応や業績悪化に株主から厳しい批判が相次いだ。原発からの撤退を定款へ盛り込むよう求める株主提案も出されており、賛成票がどこまで伸びるかが焦点だ。‥株主からは、経営陣に対し、「肝心なことに何も答えない。そういう東電の体質を変えないと何度も事故は起きる」「壇上に並んでいる人たち(経営陣)からは事故を起こした責任が感じられない」などと、厳しい意見が続いた。
「脱原発」の株主提案は、402人の個人株主が提出。可決には議決権ベースで3分の2以上の賛成が必要で否決される公算が大きいが、事故を受け、賛成票も多く出そうだ。
11.06.28 ★ asahi.com 6.28「脱原発提案、福島の2市が賛成=南相馬、白河市「市民に不安」」 福島県の南相馬市と白河市が東京電力の株主総会で、原子力発電からの撤退を求める他の株主の提案に賛成していることが28日、分かった。両市は福島第1原発事故を受け、新エネルギーへの転換を求めている。南相馬市は東電株を444株、白河市は161株保有。南相馬市は昨年まで、株主総会の議決に参加していなかったが、原発事故を踏まえ市長が判断したという。一方、白河市は毎年、新エネルギーへの転換を求める提案に賛成してきたが、今回は「原発事故が市民に不安を与えている」としている。
11.06.28 ★ 時事 6.27「処分基準超える放射性セシウム=家庭ごみの焼却灰−東京・江戸川清掃工場」 東京23区の家庭ごみを処理している東京23区清掃一部事務組合は27日、区内清掃工場21施設のうち江戸川清掃工場(江戸川区)で、ごみ焼却時の排ガスに含まれる焼却飛灰から都の埋め立て基準を超える1キロ当たり9740ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。都は同工場の焼却灰の埋め立てを取りやめ、処分場で一時保管する。 *これまでのもの(下水の汚泥)と違い、家庭ごみの焼却灰からというのはショックなニュースです。
11.06.28 ★ ハマッ子の眼 6.8「横浜市の小学生が口にしたのは !・・・おそろしい放射能汚染」 福島産の複数の牛肉のうち、固体認識番号で追っていくと、福島県の町村名が記載されている牛肉がたった一頭あった。驚く無かれ! その町村は放射能汚染危険区域外の町村であったのである。それ以外はわざわざ「福島産」と有るのみで、生産町村の名前が秘匿されている事実がわかっている。生産地を故意に隠しているのは、生産地が「放射能汚染危険区域の牛」であるからではないか? *外食産業と給食に汚染食品が使われる可能性は以前から指摘されてきましたが、その証拠があがってきたようです。カツオの水揚げ港の問題といい、これが今まで長年に渡り食の安全に厳しいチェックをしてきた日本なのかと目を疑いたくなります。
11.06.28 ★ せっけんライフ「食品の保存 (1)基礎編」 地震/原発事故後のことを思い出してもわかりますが、食料自給率の低い日本では、いざ何かきっかけがあればあっという間に店頭から食料品や水、カセットボンベ、電池などが姿を消します。ふだんからある程度の備蓄をしておくことが,生き延びるコツとも言えます。そんなときのために役立つサイトです。
(関連)個人・家庭の新型インフルエンザ対策 「使い捨てカイロを使った米の保存法」
11.06.28 ★ msn産経 6.27「原発で非常電源作動 米ネブラスカ州 洪水で水流れ込む」 米ミズーリ川の氾濫により周囲が水に漬かったネブラスカ州のフォートカルフーン原発で26日、防水のため設置された臨時の堤防が壊れ、施設内部に水が流れ込んで電源が一時失われたため、非常用のディーゼル発電機を作動させた。AP通信などが伝えた。その後、外部から電気供給が可能となり、非常用電源は必要なくなった。同原発を所有するオマハ電力公社や米原子力規制委員会(NRC)は、防水措置は何重にも施されており、安全性に問題はないとしている。同原発は燃料補充のため4月上旬に運転を停止。その後も、洪水の可能性が高まったため停止を続けている。 *以前にも紹介しましたが、まだおさまってないようです。地震や津波がなくても原発は非常事態になりうる脆弱な「爆弾」です。 |