東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

6.6

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

11.06.06 ★ 毎日.jp 6.6「放射性物質:85万テラベクレル…総放出量を上方修正」 経済産業省原子力安全・保安院は6日、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質の総量について、これまでの37万テラベクレル(ベクレルは放射線を出す能力の強さ、テラは1兆倍)から85万テラベクレルへと上方修正する解析結果をまとめた。内閣府原子力安全委員会の推計の63万テラベクレルに対し、過小評価との指摘が出ていた。安全委員会に報告したうえで、国際原子力機関(IAEA)閣僚会議に提出する日本政府の報告書にも盛り込む。‥安全委は原発周辺で計測された放射線量などから、事故直後から4月5日までの間の大気中への放出量の逆算を試みた。一方、保安院は炉内の状態から試算。今回の見直しでは、2号機、3号機の爆発後の放出量を加えるなどした。 *おそらく海への放出は入れてないようですし、今回の見直しで2,3号機の放出を入れたということは4号機の分も入れてないわけで、実際には一桁上がるはずです。過小評価したい気持ちはわかりますが、まったくいいかげんな計算をやってるもので、海外からも信用されてないはずです。

11.06.06 ★ asahi.com 6.6「県、高放射能データ公表せず 3月、福島市などで検出」 東京電力福島第一原子力発電所で最初に水素爆発があった3日後、原発から約50キロ離れた福島市内の雑草から、1キログラム当たり100万ベクレルを超える高い放射能が検出されていたことが分かった。福島県は政府に連絡したが、公表されたのは、翌日に別の場所で測った6千分の1ほど低いデータだけだった。県は「意図的に公表しなかったわけではない」としている。県は3月15~16日に第一原発から福島市までの国道沿いや、福島市の県原子力センター福島支所など5地点で、雑草や水道水(上水)、雨水を採取し、放射能を測った。その結果、5地点から採った計七つの試料のうち、ヨウ素が10万ベクレルを超えたのは五つに上った。川俣町の国道114号と349号の交差点付近の雑草からは、放射性ヨウ素が1キロ当たり123万ベクレル、放射性セシウムが10万9千ベクレル。福島市の国道114号付近の雑草からはヨウ素が119万ベクレル、セシウムが16万9千ベクレル検出された。しかし、県が当時公表したのは、同支所の水道水から出た放射性ヨウ素の177ベクレル、放射性セシウムの33ベクレルだけだった。公表を限定した理由について、県は「数値の高低ではなく、直接体内に入る可能性があるため、上水を優先した。それ以外は政府で発表すると思っていた」としている。  *放射線アドバイザー任命の件もそうですが、政府だけでなく福島県も県民見殺し作戦のグルに見えます。

11.06.06 ★ asahi.com 6.6「放射能下水汚泥、行き場なし 業者引き取らず、保管限界」 福島県に続き、東日本各地の下水処理施設の汚泥から相次いで放射性物質が検出され、影響が広がっている。国は処分できる明確な基準を示せず、行き場のない汚泥や焼却灰はたまる一方。セメントの原料などとして再利用できるはずが、受け取りを拒否する業者が相次いでいる。 ‥東京都立川市の下水処理場では、地下1階倉庫の半分を焼却灰を詰めた袋が占める。セメント業者は5月上旬から受け取りを拒否。汚泥と焼却灰からはセシウムやヨウ素が検出された。服部敏之・市下水処理場長は「6月いっぱいしかもたない」。‥ 水道水から放射性ヨウ素が検出され、東京都が乳児への摂取を制限していた3月下旬。東京都江東区の下水処理施設で汚泥の焼却灰から1キロあたり17万ベクレルの放射性物質が検出された。他の施設でも確認されたが、都は「国の基準がなく、問題視しなかった」とそのまま再利用に回したという。国が5月に基準を示したため、23区の焼却灰は処分場に保管することに。放射性物質の数値は4月より下がっていたが、セメントと混ぜて固め、東京湾の埋め立て地の処分場に埋めて土で覆った。

11.06.06 ★ asahi.com 6.5「「おやじの骨、いつか墓に」 大熊町でも一時帰宅」 東京電力福島第一原発を抱える福島県大熊町の住民が4日、原発から20キロ圏内の「警戒区域」に一時帰宅した。大熊町の泉田幸重さん(55)は、避難先で約1カ月前に亡くなった父、大(つよし)さん(76)の遺骨を納められるか確認するため、自宅から約300メートルの田んぼの角にある共同墓地に向かった。泉田家のものも含め20基ほどの墓石のほとんどが倒れていた。「おやじの骨を入れてやりてえんだがな」。ゴム手袋のまま手を合わせ、目をつぶった。 畜産農家だった大さんは震災翌朝、幸重さんらと家族5人で、隣接する田村市の親族宅に避難した。大さんは心臓に持病があり、食事のたびに10種類以上の薬をのむ必要があったが、慌ただしく避難する中、薬は持ち出せなかった。呼吸はどんどん荒くなり、4日後に救急車で運ばれて入院。5月2日、心不全で死亡した。「原発の事故がなければ」。幸重さんはそんな思いを消せない。 ‥「原発には40年間、町の振興に協力してもらった。でも、代償がこれなら、原発はいらなかった。裕福な町でなくていいから、人間としてそのまま暮らせる町の方がよかった」 *事故が起きてからでは取り返しがつかないことはたくさんあります。せめて全国の原発周辺に住む人たちが福島の人たちの声に耳を傾けるべきです。

11.06.06 ★ 日経 5.26「脱原発は可能か (西川善文氏の経営者ブログ) 」 東日本大震災による福島原発の大事故の発生以来、あちこちで脱原発の議論が起きている。結論からいえば、私は一定の時間軸をおいて、国を挙げて様々な対策に取り組めば、脱原発は十分可能だと思う。国民生活の安心、安全が第一義であるから、原発事故の再発不安が完全になくなる、あるいは不安をミニマイズしていくためには、今のところ脱原発に向けて我が国のエネルギー政策の舵を大きく切っていくしかない。 *この西川氏は 「最後のバンカー」と呼ばれ、日本郵政の社長も務めた人だそうで、そういう人が可能だと語っていることは大きいそうです。

11.06.06 ★ NHKニュース 6.6「君が代斉唱 最高裁で反対意見」 東京都が教職員に君が代の斉唱を義務づけていることが憲法に違反するかどうかが争われた裁判で、最高裁判所は、先月30日に引き続き、憲法に違反しないという判断を示しましたが、裁判官の1人は「歴史観に反する行為を強制するもので、憲法に違反しないかどうか厳格に検討すべきだ」という反対意見を述べました。‥5人の裁判官のうち、宮川光治裁判官は「教育委員会は、職員を派遣して式典を監視するなど、教職員らの歴史観に反する行為を強制しており、憲法に違反しないかどうか厳格に検討すべきだ」という反対意見を述べました。‥原告の1人の新井史子さんは「反対意見は私たちの言い分を取り入れてくれたが、判決としては訴えが退けられ憤りを感じている。式典は滞りなく行われているのに見張りが置かれ、現場は大きく変わった。そのことに戦慄を感じない裁判官の感性に失望している」と述べました。 *教育現場でも司法の場も右傾化というよりは戦前と同じ全体主義的な社会の再現へ向かっているようでぞっとします。これは当然、今後の原発政策決定とも連動してくると思われます。

11.06.06 ★ @tokaiama 東海アマ管理人のTwitter「また成層圏噴火!今年3回目、91年ピナツボ大冷害の年でもこんなに成層圏噴火なかった。地球が冷えるんだ」
(参考)YAHOOニュース 6.5「チリ南部で火山噴火 地域住民3500人が避難」

11.06.06 ★ CNN 6.6「ゴラン高原のデモにイスラエル軍が発砲、死亡者も 」(動画あり) イスラエルがゴラン高原を占領した第3次中東戦争(1967年)開戦記念日の5日、シリア側からゴラン高原とイスラエルの境界へ向かったデモ隊にイスラエル軍が発砲し、シリア国営メディアによると25人が死亡、350人以上が負傷した。 *丸腰の民間人に銃弾を浴びせるとは、イスラエルの国家暴力は限度がありません。現在の地球上でテロ国家と呼ばれるのにもっともふさわしい国です。いずれむごたらしい天罰が下るでしょうが、その際に罪のない人たちも巻き添えになるのではと心配です。
(関連)TBS NEWS 「ゴラン高原、デモ隊に発砲20人死亡」

11.06.06 ★ 自然放射線量マップ 文科省が放射線に対する恐怖心緩和の目的で国民に貸し出していた放射線測定器「はかるくん」の添付資料。(現在個人貸出中止)この図の自然放射線は貸し出しを受けた人々が測った値を平均して都道府県別に示したもの(福島原発事故以前のデータ)。現在の放射線量をはかって比べてみると、原発事故での影響をどれくらい受けているかがわかる。

11.06.06 ★ 現代ビジネス 6.4「南相馬から警告レポート「ホットスポット」が次々と見つかっている!」 「南相馬から警告レポート「ホットスポット」が次々と見つかっている!」 原発から離れているのに、部分的に異常な高放射線量を示す場所を「ホットスポット」と呼ぶが、そうした地区が政府指定の避難区域外に出現しているのだ。小林さんが住んでいる橲原地区もホットスポットの一つとみられる。南相馬市もこうした事態を受け、5月1日から毎日、市内26ヵ所でモニタリングを行い、放射線量の測定結果を公表している。その結果、緊急時避難準備区域に入っていない地区で、高レベルの放射線が測定された。‥南相馬市の災害対策本部に聞いた。「モニタリングを始めてすぐに、住民の方から、『近くの放射線量が高いが大丈夫か』『ウチもやってくれ』といった声が多数寄せられました。現状を県に連絡し、計画的避難区域を広げるよう話し合いをしている段階です。一日の線量が高くても、すぐに脱出しなければならないというわけではありませんが、早く解決したいと思っています」市もホットスポットの存在を認めているのである。

11.06.06 ★ 北鎌倉・鎌倉の携帯基地局乱立による複合電磁波汚染の改善を目指すブログ 2010.3.23「東芝が白熱球生産終了 しかしカナダ政府が電球型蛍光灯の安全性についてプレスリリース」 エコだ節電だということで,白熱灯から蛍光灯やLED電球に替えることが宣伝されていますが、海外(カナダ保険省やイギリス政府、ニュージーランド、米メディア)では蛍光灯の電磁波問題や水銀の危険性、LED電球にも安全性に落とし穴があることが指摘されています。

11.06.06 ★ DAILYMOTION 今朝のNHK TVの番組「あさイチ」から「2011.6.6 避難する?しない?ママたちの決断」 妻や子どもが自主的に一時避難をしている例をいくつか追ったドキュメンタリー。福島県内で避難指示が出ていない地域からも1万人が全国各地に避難。また福島からだけでなく関東から西に避難している例や海外に避難している人も。 *国や県はこういう自主避難者もきちんとサポートすべきです。しかし東京や関東地方に避難しても安全ではないと思われます。もし選べるのならもっと西に避難すべきです。

11.06.06 ★ DAILYMOTION「2011.6.6 関西と原発 地震への備えは」 NHK「かんさい熱視線 シリーズ関西と原発」で、若狭湾にある14基の原発の敷地内を含む周辺に10以上もの活断層があることを指摘。若狭湾の原発はほんとうに安全なのかを検証している。

11.06.06 ★ @yogakana Kanako KubotaのTwitter 「http://huff.to/lDaN5U 米では、2009年から今までに2600人の活動家(反核兵器、反戦、反原発等)が逮捕されている。こういう逮捕は普通報道されず実際数はもっと多いと見られてる。逮捕数は年々増加。09=665 10=1290 11=既に670 #fpaj」 *オバマ大統領就任以来の数字です。こういった情報は日本ではもちろんのことまったく報道されていないと思います。オバマの化けの皮もとっくにはげています。

11.06.06 ★ 現代ビジネス 6.6「「捨てられた日本国民」 政府は本当のことは教えない。 国民がパニックになるから、だって 」 「3月15日、東京ではヨウ素やセシウム、テルルといった放射性物質が、1立方メートルあたり数百ベクレル(Bq)検出されていました。これは'86年のチェルノブイリ原発の事故時、日本に降った量の何百倍、何千倍という濃度です。しかし、このデータを公表しようとしたところ、上司から『パニックを煽る』と言われました。行政も数値は把握していたと思いますが、おそらくそうした『パニックを止めよう』という力がいろいろと働いたのだろうと思います。名前は明かせませんが、私の同僚でも、検出したデータを公表しないよう言われた人たちが何人もいます」これは5月23日に参議院の行政監視委員会において、参考人として招致された小出裕章・京都大学原子炉実験所助教の発言である。この日、同委員会には小出氏の他、地震学者の石橋克彦・神戸大名誉教授、後藤政志氏(元東芝の原子炉設計者)、孫正義・ソフトバンク社長ら、4人の「脱原発派」の識者が参考人として招致されていた。ところが、この注目すべき委員会の様子は、テレビ等では一切、放送されなかった。NHKも、中継したのは「原子炉への注水を止めたのは誰なのか」との議論が続いていた衆院復興特別委員会で、この「脱原発」委員会は完全に無視した。マスコミでは、翌日の朝刊で一部の新聞が短い概要を取り上げたくらいだ。これこそが、現在の「政府」「東電」「テレビ・新聞」の本質である。福島第一原発における最悪の事故を、一貫して過小評価して印象操作をしてきた人々は、都合の悪いモノは決して、国民に見せようとしない。実際には23日の委員会では4人の論客によって、原発事故に対する政府や東電の対応、これまでの原子力政策に対して厳しい批判が繰り返された。‥しかし繰り返すように、この貴重な委員会での証言は、この国の中枢にいる人々にほとんど無視された。国民には、余計な情報は見せない、聞かせない---。それが事故発生以来、一貫している政府・東電、及び一部の御用学者・御用マスコミの姿勢である。
(関連)小出氏が京大原子炉ゼミでこれについて語っている動画「3/18京大原子炉ゼミ2「もうやめよう、原子力ほんとうに」小出裕章2/2 」 *しかしいくら隠しても過小評価しても、ネット社会にはちゃんと出てきて隠し通せない現実があります。

11.06.06 ★ 「川俣町の道で会ったふうあちゃんとくれあちゃん の写真」

11.06.06 ★ DAILYMOTION 今朝のNHK TVの番組「あさイチ」から「原発敷地外からプルトニウム検出か?」という12分ほどの特集です。京大原子炉実験所の今中哲二さんも出ています。

11.06.06 ★ 毎日.jp 6.4「福島第1原発:ベント逆流「可能性低い」 東電が否定」 東京電力は4日夜、福島第1原発1号機の原子炉建屋で3月12日に起きた水素爆発について、「原子炉格納容器のベント(排気)作業で出た水素ガスが逆流して起きた可能性は極めて低い」とする見解を発表した。報道陣からの問い合わせを受けて設備の仕様を改めて確認したところ、ベント当時、弁は閉まって建屋に逆流していなかった可能性が高いことが判明したという。
(関連)6.4「福島第1原発:ベント逆流が要因か…1号機の水素爆発」 *東電はまたしてもすぐに前言を翻しました。危険な原発を運転する資格がないと言っていいでしょう。

11.06.06 ★ DAILYMOTION 昨夜のNHK系の番組がアップされています。「2011.6.5 事故はなぜ深刻化したのか(シリーズ原発危機1)」「2011.6.5 続報・ネットワークでつくる放射能汚染地図」

11.06.06 ★ 天木直人のブログ 6.4「リチャード・ギアと山本太郎に思う」 自分が権力の犠牲になっている場合はいざしらず、自分に関係がないのに権力の犠牲になっている人々のために権力批判を行なう事は容易な事ではない。自分にとって得なことは何もない。それでもあえて権力批判するリチャード・ギアや山本太郎を、だから私は評価するのだ。それでもリチャード・ギアのように莫大な資産のある者はまだいい。どんなことになっても生活に困らない。精神的強ささえあれば自分の主義・主張を貫いて過ごせることができる。しかし山本太郎はそこまでではないだろう。つぎの言葉がそれを物語っている。「後悔はありません。ただ、母には迷惑をかけたと思います。これまで苦労をさせて、やっと落ち着いて、たべられるくらいの稼ぎができた時に、それをひっくり返すようなことをしてしまって・・・」‥「仕事がなくなったとしても生きていくことに変わりはありません。それよりも、国から不条理な仕打ちをされた人々に、少しでも光が当たるように活動していきたい。これは東北だけではなく、日本全体の問題だと思うのです」素晴らしい言葉だ。人気商売の日本の芸能人の中でこれだけの言葉を発する者がかつていただろうか。いや、日本のいかなる有識者、政治家、著名人の中で、ここまでの言葉を口にした者がいただろうか。リチャード・ギアもいいけれど山本太郎はもっといい。
(関連)山本太郎さんが出演する番組を見つけました。6.12 am9:30〜BSプレミアム「にっぽん釣りの旅」

11.06.06 ★ 日本を守るのに右も左もない 6.5「原発問題から見える特権階級・近代科学の問題性6 〜福島の原子力発電所の危機は官僚政治による人災である〜」 福島原発は、これまでに何度も国会で危機警告が出されて来たにも関わらず、それを無視し何の対策も講じてこなかった結果引き起こされたという実態を見ると、 『人災』と言えるでしょう。‥『原子力発電の開発』は、東大学者・経産省(官僚)・経団連といった組織間の密室の中で進められ、その利益も独占されてきました。その密室化した無圧力空間の中で、安全性よりもひたすら利益追求が優先され続けてきた結果、引き起こされているのが今回の原発人災だと言えます。現在起きている原発人災は、近代以降市場社会で起きている様々な問題の縮図であり、 『特権階級による専門分化体制』がもたらす危機的な末路を象徴しているのではないでしょうか?

11.06.06 ★ YOUTUBE 「チェルノブイリ「フクシマ」への教訓〈1〉"終わりなき事故の後始末"」 原発事故から25年、チェルノブイリはどうなっているのか。福島原発事故の直後にジャーナリスト・高世 仁(ジン・ネット代表)が現地取材。独自映像を5本シリーズで公開する。取材VTR終了後、高世の解説付き。 4つに分けてアップされています。

11.06.06 ★ iza 6.6「仏の世論調査で脱原発派が77%」 5日付フランス週刊紙ジュルナル・デュ・ディマンシュが公表した世論調査によると、同国の回答者の計77%が、原発を即時もしくは段階的に廃止すべきだと考えていることが明らかになった。電力需要の8割近くを原発が担うフランスで、これほど脱原発の機運が高まったのは異例。脱原発団体のスポークスマンは「世論は、福島第1原発事故を受けて明らかに原発の重大なリスクを意識している」と述べた。今月1~3日に有権者1005人を対象に行われた調査によると、原発を即時停止すべきだとした回答は15%。25~30年かけて段階的に廃止すべきだとの回答は62%に上った。原発継続派は22%にとどまった。福島第1原発事故直後の4月の調査では、即時廃止が19%に上ったものの、段階的廃止は51%で、原発廃止派は計70%。隣国ドイツなどの脱原発への方針転換が、段階的廃止が急増した背景にあるとみられる。 *おいおい、原発事故当事者の日本でどうして原発廃止派が8割とか9割にならないんだ!?(やっと維持派を上回るようにはなったそうですが)日本人て飼い慣らされすぎてます。

11.06.06 ★ 田中龍作ジャーナル 6.3「「子供を放射能から守れ」 全国に広がる母の願い」 「子供を放射能から守りたい」。母親の願いが福島から全国へ広がりを見せている。福島から東京に避難してきた母親はじめ、関東、東海、関西の母親らが3日、原子力安全・保安院、厚生労働省、文科省に足を運んだ。彼女らは「原発のない、子供が放射性物質に怯えることのない社会を目指して下さい」と要請した。(主催:いのちを守るお母さん全国ネットワーク)母親たちのほとんどが、行政に対して「もの申す」のはこれが初めてだ。それでも臆することなく霞ヶ関官僚に苛酷な現状を訴えた。「いのちを守るお母さん全国ネットワーク」事務局の戸倉由起枝さんの言葉が現状を象徴している。戸倉さん自身、浜岡原発の近くに住む――「私たちは原発難民から原発棄民にされようとしている。日本中に原発がある。節電しますから(原発を止めるよう)宜しくお願いします」。(文科省で) *この田中龍作さんのようなフリージャーナリストは貴重な存在です。マスメディアが報道しないようなことを発信し続けているフリージャーナリスト達をサポートする必要があります。

11.06.06 ★ レイバーネット「報告:福島県に放射線値低減策とアドバイザー交代を迫る!」 5月31日、「福島の子どもたちの放射線被ばくを低減する行動を起こしてください」の回答を聞くための交渉がもたれ、50名が参加した。(場所:福島市内自治会館、主催:子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク)‥県アドバイザーが「年100ミリシーベルトまで安全」と発言していることに対して、県担当者は、「それは、間違ってない」と発言、さらには原子力安全委員会の「年20ミリシーベルトは許容しない」という見解を「知らなかった」とまで言い放った。交渉は2時間半に及んだ。参加者から、「具体的な回答を示してほしい」という意見が何度も出されたが、何ら具体的な回答は出されなかった。 *県知事だけでなく県庁の役人の中に、福島県民を被曝モルモットにしたがっている人がいるようです。地元の人たちから恨まれるようなことをして、何が楽しいのでしょう。夜道を歩くのはやめた方がいいでしょうね。

11.06.06 ★ gooニュース 6.4「原発維持派も7割「近くイヤ」」 不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ(東京都千代田区)が実施した「原発と震災に関する意識調査」によると、東京電力・東北電力管内に居住する人たちの「原発廃止派」は57%に上ることが分かった。廃止派は57%に上った一方で、維持派は27%、推進派は16%。原発には前向きだと考えられる推進派・維持派だが、自分が居住する都道府県での原発建設に対しての態度については、「反対する」が推進派で3分の1、維持派で7割に上り、近辺での建設には反対の意向が見て取れた。同調査への回答数は1032件。期間は4月18〜19日。回答者のうち、原発立地県居住者が10%、その他エリアが90%。(住宅新報社) *身勝手さが笑えます。おそらく原発維持の理由は今までのように電気を思う存分使えなくなると困ると思い込んでいるからでしょう。

11.06.06 ★ 東京新聞 6.5「入市被爆の病状記録を発見 放射線の急性症状、詳細に」 原爆投下後に広島市内に入り「入市被爆」した医学専門学校の男子学生=当時(21)=の病状の記録が米公文書館で見つかったことが5日、医療生協わたり病院(福島市)の斎藤紀医師らの調査で分かった。学生自らが、放射線急性症状とみられる病状を詳細に記していた。斎藤医師が同日、広島市で開かれた「原子爆弾後障害研究会」で発表した。斎藤医師は「入市被爆者の急性症状については、証言や手記はあるが医学的な記録は初めて」と指摘。原爆症認定などについて「内部、外部からの多彩な被爆の影響を考慮しなければならない」と話している。英文の手記には、学生が原爆投下から2日後の1945年8月8日に広島市に入り、同月10~15日、爆心地から0・3キロ付近で救護や遺体処理に従事した後、吐き気や強い頭痛に襲われ、高熱で意識を失ったり皮下出血斑が出たりした状況が克明につづられている。

11.06.06 ★ 暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜 6.6「水産物の放射能汚染から身を守るために、消費者が知っておくべきこと」 川崎市が今月3日、川崎港に生息する魚介類4種類を対象に行った放射能濃度の検査結果を発表した。同発表によると、アイナメとアサリから微量の放射性セシウムを検出されたとのことである。同報告では「食べても健康に影響を与えるものではない」という”いつもの決り文句”が謳われているが、果たして本当であろうか? 国内の水産物が放射能汚染されていることが見つかると、語られるコメントはいつも”直接的””近視眼的”な数値の評価ばかりである。実際には、「食物連鎖」を通じて蓄積性の放射性物質の「生物濃縮」が進むと、食物連鎖の高次に位置する生物でより高濃度(自然状態の数千倍から数万倍)に濃縮され、その生物に影響を及ぼすのである。即ち、「食物連鎖」において捕食する側の、高次に位置する魚介類で、放射性物質がより高濃度に凝縮されるのである。

11.06.06 ★ あしたのために活動日誌 6.3「「菅降ろしに原発の影」東京新聞6月3日朝刊」 *ネットでちょっと話題になってましたが、東京新聞のウエブ上で本文は見られないのでここで初めて見ました。主旨は原発利権派が巻き返して菅を降ろそうとしているということでしょうか。菅が浜岡を止めたり発送電分離について言及したためということです。たしかにそういう側面もあるかもしれませんが、菅は浜岡以外は止めないとか浜岡も対策ができたら動かすと言っており、また原発自体をやめるとは言ってません。自然エネルギーを20%にするなんていうのはこれまでの発言を見るとアドバルーンでしかない可能性大です。つまり菅政権のままで原発がすんなり止まるとは思えません。ただ、菅を降ろして大連立の方向に向かい、これまで原発を推進してきた自民党が政権に加わるような事態になると、ますます原発を止める方向とは反対に行くことが予想されます。もうひとつの可能性としては民主党単独政権がつづき、菅がおりて小沢系の首相が誕生するというケースですが、その場合は自民党が入るよりはましかもしれませんが、原発政策については菅政権と同程度ではないかと思われます。国策である原発政策のような大きな政策の方向転換をするには、それなりに安定した政権がある程度長くつづく必要があるはずです。あとは政治家や官僚にまかせるのではなく、国民からの圧力で(たとえば国民投票で原発政策を決めろと要求するなど)変えていくしかないと思います。

11.06.06 ★ 福島原発事故後の避難発言まとめ 原発事故直後の小出さんや小沢一郎、医師や東大関係者、東電社員、その他の避難に関する発言をまとめたページです。事故検証の証拠資料のひとつになりそうです。

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