東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

6.4

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11.06.04 ★ Yahooニュース 6.4「遺伝子組み換えパパイア 政府、米国産輸入を検討」(琉球新報 ) 農林水産省や厚生労働省が米国産(ハワイ産)の遺伝子組み換えパパイアの輸入解禁に向け検討を進めていることが3日までに分かった。国内で現在、食品として認められている遺伝子組み換え作物は大豆やトウモロコシなど7作物158品種。パパイアの輸入が認められれば生食食品は初となる。共産党県議団の要請で明らかになった。‥農水省はハワイ産遺伝子組み換えパパイアについて「輸入する方向ありきで検討しているわけではない」と説明するが関係省庁は承認手続きを進めている。病害などに強いとされる遺伝子組み替えパパイアが輸入されることで県内農家が生産するパパイアへの影響を懸念する声も上がりそうだ。農水省はすでに、遺伝子組み換え問題を定めたカルタヘナ国内法に基づく審査を終え「生物多様性を駆逐する影響はない」との結論をまとめた。内閣府食品安全委員会も、パパイヤリングスポットウイルス抵抗性パパイヤ55―1系統に対し「人の健康を損なう恐れはない」との評価結果をまとめている。現在は消費者庁の消費者委員会食品標示部会で国内で流通・販売する場合の表示規則について検討に入っており、すでに食品表示に関するパブリックコメントも終え、世界貿易機関(WTO)への意見を求めている段階。パブリックコメントやWTOからの意見を踏まえ表示案について7月ごろにも消費者委員会で再度議論し表示法をまとめたい考えだ。 *原発事故のどさくさまぎれにとんでもない法律などがいくつも出てきています。この遺伝子組み換え農作物輸入解禁問題もその一つで、これが輸入されるようになれば生鮮食品では初めてとなります。

11.06.04 ★ 毎日.jp 6.3「福島第1原発:警戒区域「人も家畜もすめないところ」」 福島県郡山市の避難所となっているイベント会場「ビッグパレットふくしま」で2日、同県富岡町の家畜処分の説明会が開かれ、農林水産省の男性職員が福島第1原発から半径20キロの警戒区域を「現状では人も家畜もすめないようなところ」と発言、参加者から抗議を受けていた。同省職員はその場で謝罪した。 *なぜ役人は謝罪するのでしょう。ちゃんと根拠があって言ったことなら数字などを示して詳しく説明するべきです。放射線量の数値が高いところには人も動物も住めないはずで、そういった厳しい現実から目をそらし、安易に謝って根拠のない夢を見させることはかえって無責任だと思います。あるいは、もし今は高くても土壌の除染などによって戻れる可能性があるなら、そういうことを細かく説明すべきで、簡単に謝ったりするのは相手をバカにしていることになります。

11.06.04 ★ 西日本新聞 6.1「佐賀県知事「電力より安全優先」 県議会原子力安全対策特別委」 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開問題を集中審議する佐賀県議会の原子力安全対策等特別委員会は最終日の3日、運転再開の条件や時期などをめぐり、古川康知事から意見を聞いた。古川知事は「再開には、これまで以上の安全確認が求められている。原発は電力供給より安全確保が最優先する」と語り、判断時期は示さなかった。質疑終了後、特別委の木原奉文委員長も「7月1日予定の次回特別委までに、議会として意見をまとめるのは拙速、ほぼ不可能だ」と述べた。これまで古川知事は、東日本大震災を受けた原発の緊急安全対策に地震対策を盛り込むことなど「三つの宿題」を、経済産業省原子力安全・保安院に投げ掛けている。この日の質疑で、古川知事は、保安院の回答が来週か6月定例会(13日開会、7月5日閉会予定)会期中に示されるとの見通しを示し、「議会とともに判断したい。回答を得た後、どう進むか道筋を持っているわけではない」と話し、回答後も判断に時間がかかる可能性に言及した。一方、県議会は定例会会期中の7月1日に再度、特別委を開く予定。木原委員長は「最終判断するには(保安院の説明などが)ほとんど前に進んでいない。材料が出てきていない」と指摘。「われわれも(電力供給より)県民の安全を優先する」と話し、県への回答が不十分な場合には、保安院など関係者を再度参考人招致する必要性も示唆した。 *国があのざまですから、せめて県が責任をもって県民・国民の安全を考えるべきです。佐賀県知事・県議会の慎重な判断をお願いします。

11.06.04 ★ 福島民友ニュース 6.4「国と県、川俣と福島の高線量値公表せず」 県が3月15日に実施した雑草の放射能濃度や空気中の放射線量の測定で、川俣町山木屋地区や福島市立子山地区の国道114号沿いなどで高線量の放射性物質が検出されたが、国も県も公表していなかったことが3日、政府原子力災害現地対策本部(オフサイトセンター)と県の発表で分かった。県は当時、現地対策本部が実施する環境放射線の継続監視体制の中で測定を担当し、文部科学省が公表することになっていたことから「国が発表するものと考えていた。県が測定データを持ちながら、公表できなかったことに反省すべき点があった」と陳謝した。 *言い訳しても、もうみんなわかっています。低い数値だったら公表してたんだろうなと。

11.06.04 ★ 福島民友ニュース 6.4「今夏、屋外プール授業は16市町村が実施へ」 東京電力福島第1原発事故を受け、郡山市教委は3日、今夏は小中学校で屋外プールの使用を中止することを決めた。水泳の授業は民間を含む市内計10カ所の屋内プールを活用して7月から11月まで行う。また、屋内プールで授業を進める福島市は同日、スイミングクラブの施設を借りて小学校の授業を開始したが、中学校の実技は行わない方針を固めた。福島民友新聞社の調べでは同日現在、例年同様、プールで授業を実施するのは会津地区を中心に16市町村、屋内施設は中通りを中心に19市町村に上る。 *プールにたまった泥の掃除を子ども達がやらされる際に被曝するのではと心配されています。

11.06.04 ★ 47NEWS 6.3「原子力は六つの重要戦略の一つ 国家戦略室が原案」 東京電力福島第1原発事故を受け、政府が新たに設けた国家戦略室がまとめた「革新的エネルギー・環境戦略」素案が4日、判明した。六つの「重要戦略」の一つとして原子力を挙げ、「世界最高水準の原子力安全を目指す」など、原発推進路線を堅持する姿勢を鮮明にしたのが特徴。国家戦略相が議長となる「エネルギー・環境会議」を新たに設置し、7月中に戦略の「中間整理」をまとめ、来年中の決定を目指す。原子力政策の大幅修整には踏み込まないため、抜本的なエネルギー、環境政策の見直しにつながらないことを危惧する声が政府内からも出ている。。 *今さら何を寝言言ってるんでしょう。国家戦略室は原発ムラ利権グループにおさえられているようです。

11.06.04 ★ 東京新聞 6.1「杉並・豊島区でも 放射線量、独自測定広がる」 福島第一原発事故を受けた自治体独自の放射線量測定の動きが広がる中、新たに杉並、豊島、品川、大田区が三日、独自測定を実施すると発表した。‥測定結果は区のホームページで公表する。また、同研究所の監修のもとで、分析や評価を行う。放射線に関して正しい知識を区民に提供するため、説明会も予定している。

11.06.04 ★ 47NEWS 6.3「敦賀2号、配管33カ所に穴 87年の稼働後、点検せず」 日本原子力発電は3日、微量の放射性ガスが外部に漏れた敦賀原発2号機(福井県敦賀市)のトラブルは、放射性ガスが通る配管に33カ所の微小な穴が開いていたことが原因と発表した。同社は1987年の運転開始以来、この配管の点検をしていなかったことも明らかにした。2号機では5月2日に1次冷却水の放射性物質の濃度が大きく上昇し、原子炉を停止。同8日に排気筒から微量の放射性ガスが漏れた。日本原電の調査で、冷却水の放射性物質濃度を低減させる系統の配管に33カ所のごく小さな穴が見つかった。また、3カ所の継ぎ手部分からもガスが漏れていたことが確認された。 *一度も点検してないとはあきれたものです。いったん事故を起こすと福島のようなことになる危険きわまりない原発を動かしているという緊張感が見られません。自分が死ぬのは勝手ですが、周辺何十kmの人たちに被害を及ぼすような原発は即刻やめさせる(免許取り消しなどの)必要があります。

11.06.04 ★ 全国農業新聞 6.3「絶対、村に帰ってくる 福島・飯舘村農委会 菅野宗夫会長が決意表明」 「原発を作る技術があったなら、事故を収束させる技術が伴っていなければならない。同時進行する技術がなければ原発は続けるべきではない」と訴える菅野会長の言葉には、未だ収束の兆しが見えない原発に対する強い怒りがにじんでいる。 *ウエブ上から「立ち読み」ができます。

11.06.04 ★ 子どもたちを放射線から守る会  保育園や小学校のパパママたちとつながって、渋谷区に対して、こどもたちの学校や園庭の土壌調査と結果の公開、給食からの内部被曝ゼロを求める署名を行っています。渋谷区以外在住の方の署名も有効だそうです。 呼びかけ:渋谷区の保育園児ママ 大和田 他 保育園・幼稚園・小学校児保護者有志

11.06.04 ★ RadioisotopeWeb 「首都圏「ホットスポット」説について The Tokyo Hotspot Commotion」 ●首都圏の一部、具体的には東京都葛飾区〜埼玉県三郷市〜千葉県流山市・柏市・松戸市・我孫子市・八千代市〜茨城県取手市・守谷市には、地上1m高において0.4 uSv/h以上の高放射線量率区域が分布することを確認した。●これら高線量区域は福島第一原発からは200 km以上離れており、放射性物質が遠隔地に飛散し地表に降下して土壌を汚染する所謂「ホットスポット」と定義するに値する。●原子力災害の被災地であることは明白であり、これは現在進行中の事象である。●上に挙げた市町村名は当方が調査した地点を含むものであるが、その市町村全域が高濃度の放射能汚染影響下にあるか否かは不明である。また、当方が調査していない隣接地域が汚染されている可能性もある。●当該及び周辺市町村及び都県は、市民の健康と生命を守る為に、早急に調査を実施することを期待する。

11.06.04 ★ 今週末もありますが、来週土曜日の6月11日は原発事故発生から3ヶ月目ということもあり、全国各地、そして世界でも同時一斉にデモやパレード、集会が開かれます。情報は NO NUKES MORE HEARTS 脱原発系イベントカレンダー脱(反/卒)原発でも/講演会・イベント などをご覧ください。

11.06.04 ★ 東京新聞 6.4「内部被ばくを独自調査 二本松市長の英断」 現在の政局を論じるのは時間のむだだ。住民が安全な場所で食べ、眠れるという最小限の条件すら保障されずに復興も何もないだろう。福島県二本松市では先月、県に先駆け、独自に住民の内部被ばく調査をすることを決めた。決断には被ばく情報を隠してきた国や県への「見切り」が横たわる。自分らの命は自分らで守る。強いられたとはいえ、被災地には自立への機運が強まっている。 *国や県が信じられないので自主的にやるというのは当然の流れです。原発事故対応だけでなくすべての面でそうなっていく可能性があります。

11.06.04 ★ シネマトゥデイ 6.2「東日本大震災後を描く映画では世界最速公開に 『無常素描』は撮影から1か月半のスピード製作」 大宮浩一監督が、東日本大震災後の被災地の様子をとらえたドキュメンタリー映画『無常素描』が、6月18日より、オーディトリウム渋谷にて公開される。 5月の撮影から1か月半での公開という異例のスピードで製作された本作は、東日本震災を撮影した作品では最速公開となる。公式サイト *これから「フクシマ」をテーマにした映画がたくさん作られるんでしょう。チェルノブイリのように。

11.06.04 ★ 日経 6.1「1号機建屋で毎時4000ミリシーベルトの放射線 福島第1配管から湯気 」 東京電力は4日午前、福島第1原子力発電所1号機の原子炉建屋で1時間あたり4000ミリシーベルトと非常に高い放射線量を確認したと発表した。作業員の被曝(ひばく)限度量である250ミリシーベルトの16倍に相当し、同原発で測った空間線量としては最高という。また、配管が貫通する床の隙間から湯気が立ち上っていることも発見した。東電はさらに詳しく調べ状況把握に努める。 *事態は収束するどころか、ますますひどい状態になっているように見えます。

11.06.04 ★ 福島を被爆から救う”ひまわりの種・イエロープロジェクト” 福島から放射性物質を少しでも除去できる支援にご協力を! ひまわりを植えると放射性物質を吸い上げてくれるといいます。そこで福島の畑や庭に植えて、少しでも土地を浄化させようとしている人々を応援します。(6月中旬が植えられる時期の最後)ところが福島では”ひまわりの種” が手に入りません。近所の花屋、ホームセンター、農協などで”ひまわりの種”を買って送ってもらえませんか? ●現地送り先 〒960-8157福島県蓬菜町2-2-1 小林由有紀 目標数量400kgには達したので、今後は業務用サイズで種の寄付募集中! 6/7迄必着、ロシアヒマワリがベスト!ペット用(要確認)も可 集められている種の写真 問合わせ先 (株)たのしいかいしゃ/03-3705-0098※資金に限界あり!寄付は喜んで受け入れます。

11.06.04 ★ ENE NEWS 6.2「Nuclear engineers urging IAEA to create “Level 8″ on INES scale for Fukushima」 英語ページです。原子力のエンジニアたちはIAEAに対し、福島原発事故のためにINSE評価基準のレベル8を新たにつくるよう促す、といった意味。今まではレベル7までしかなく、チェルノブイリと福島がこれにあたるとされていますが、7では足りなくなったと判断したことになります。

11.06.04 ★ ロマンチッカーnaoのブログ 5.29「警告:東京など首都圏で低線量被曝の症状が子どもたちにおきているという情報」 このことについて、まだ、医学的な確認が取れていませんが、確認がとれるのをまっていたら、事態がさらに進行する危険を感じ始めたため、先に書いておきます。きのう、百人が参加した、松戸の講演会でも、この話が出ました。東葛地区でとくに最近、喉の痛みや、リンパの異常などを訴える子どもたちが多くなっていると言う話です。身体がだるくなる、元気が出ない、風邪でもないのに咳が出る、など。口の中に金属っぽい感覚がすると言う話や、乾燥していないのに顔の皮膚がひりつくという話が出ています。ふだん全く鼻血を出した事のない子どもが、鼻血を出すと言う話も。医療機関に相談するケースが増えていると聞きました。言うまでもなく、おきているのは子どもだけでなく、大人にも同様の症状が起きているという話ですが、子どもの方が目立つと言うことです。 勿論、関係のないケースもあるかもしれませんが、非常に心配される話です。さらに、神奈川から聞こえてきた話は、中学生の野球チームが三月の二十三日に半数が吐き気と下痢、鼻血を突然出して、動けなくなった事。食中毒でなく原因がよくわからない話になっていて、その後子どもの体の切れが悪く、大幅に調子が落ち続けている事。 *こういった話がたくさんあります。医療従事者、検査機関は早く調べてください。

11.06.04 ★ M BS毎日放送ニュース 6.4「浪江町の放射線量 入力ミスで過少公表 」 文部科学省は、これまで公表してきた積算の放射線量の計算に誤りがあったとして、福島第一原発からおよそ22キロ離れた福島県浪江町の一部で先月25日までの積算の線量が73.9ミリシーベルトだったと公表しました。これまで文科省は、同じ地点について31.7ミリシーベルトと公表していて、担当者の入力ミスが原因だったとしています。 *ミスとしていますが、ほんとは意図的な隠蔽ではないかと疑われます。先日、原口・元総務相が,東電発表の数字が3桁ちがっていたと爆弾発言しましたが、可能性は十分あります。

11.06.04 ★ YOMIURI ONLINE 6.3「千度以上示す核物質、3月12日に検出していた」 東電福島第一原発から約6キロ離れた福島県浪江町で3月12日朝、核燃料が1000度以上の高温になったことを示す放射性物質が検出されていたことが分かった。経済産業省原子力安全・保安院が3日、発表した。検出された物質は「テルル132」で、大気中のちりに含まれていた。原発から約38キロ離れた同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム当たり123万ベクレルと高濃度の放射性ヨウ素131も検出されていた。事故発生から2か月以上たっての公表で、保安院の西山英彦審議官は「隠す意図はなかったが、国民に示すという発想がなかった。反省したい」と釈明した。テルルの検出は、1号機から放射性物質を含む蒸気を放出する「ベント」の実施前だった。 *「みんなウソだったんだね〜」という唄を改めて思い出しました。メルトダウン(テルルがその証拠)という言葉を会見で使ったために更迭されてしまった中村審議官がいましたが、ウソ・隠蔽はこうやって必ず後から出てしまうわけです。昨日、岡山に避難している大塚愛さんに取材し、3月11日の事故当日に寝ている子ども達をパジャマのまま車に乗せて避難したという話を聞きましたが、政府=保安院や東電があの日にきちんと発表していれば、もっとたくさんの人たちがすばやく避難して大量の被曝をまぬがれたはずですが、今となっては隠蔽工作の重要な証言にするほかありません。先日の IAEAの調査報告があらために仲間内をかばうひどいお手盛り調査だったこともわかります。

11.06.04 ★ YOUTUBE「福島原発,微量放射性粒子で何千人も癌の可能性拡散! Dr.ウィング4/21(字幕) 」 ガンダーセン氏の動画レポートで、ノースカロライナ大学の疫学者、スティーブン・ウイング氏が語っています。すでに見た方もいると思いますが,日本語字幕がつけられたので紹介します。内容は、タイトルのように長期間の放射線によるガンの可能性について語っています。

【6月3日は名前のない新聞の取材で一日中岡山に行ったので、更新をお休みしました】

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