11.04.15 ★　 毎日新聞社説 4.15「震災後　地震国の原発　政策の大転換を図れ」　‥警告は何度も発せられてきた。石橋克彦・神戸大名誉教授のように「原発震災」という言葉で惨事 を予見してきた科学者もいる。‥原発なくして日本の経済が成り立たないのではないかという懸念もある。しかし、経済と安全をてんびんにかけた結果としての 原発震災を直視したい。最終的には国民の判断ではあるが、原子力による電源に頼らなくても、豊かに暮らすための知恵を絞りたい。そのためには温暖化対策で 注目された再生可能エネルギーの促進や低エネルギー社会の実現がひとつの鍵になるはずだ。地震国日本に適した電源と、それに基づく暮らし方を今こそ探って いく時だ。」　＊異議無しです。大手マスコミの論調が変わってきています。
11.04.15 ★　下でも紹介したように、文科省は福島県の子どもの年間被曝限度を大人と同じ20ミリシーベルトにすると報道されています。そこで福島県の子どもたちの年間被ばく限度20ミリシーベルトを撤回させるため、ふくろうの会、グリーン・アクションと美浜の会で、今日、下記の質問書を安全委員会と文部科学省宛に出し、また21日に参議院議員会館にて政府交渉を行うそうです。緊急の賛同署名を呼びかけています。　→美浜の会
11.04.15 ★　NHKスペシャル「原発解体〜世界の現場は警告する」と いう番組があります。事故ではなく老朽化した原発を廃炉にする内容ですが大変な時間やコストがかかるというもので、番組放映後には原発推進側からのクレー ムがあったようですが、それは推進側にとって痛いところを突かれたからでしょう。そのため今ぜひ広く見てほしいと思って YOUTUBEにアップしようとしてましたが、アップしたとたん「あなたの動画に、NHK さんが所有またはライセンスを所持しているコンテンツが含まれている可能性があります。」と言われ、ブロックされて他の人には見れない状態になりました。 すばやい！　こうなったらぜひNHKが再放送してせっかくの力作を国民に見せてほしいものです。‥ところがたった今発見しましたが、この番組を文字起こし しているサイトがありました。写真もたくさん載っていますので、わかりやすいです。こちらからどうぞ→「ざまあみやがれい！」‥‥と思っていたら、ネット上にすでに動画があることを発見！ Dailymotionで３つに分けられてアップされています。「原発解体(1)」
11.04.15 ★　「原子力損害賠償審査会第１回4月15日（金）に、抗議と要望を！」（原 子力資料情報室に関わっている只野弁護士からのメールを転載します。）　原子力損害賠償審査会の第１回が本日開催されます。開催発表したの４月１３日で、 開催の２日前という、とんでもないスピード開催です。東電の損害賠償の枠組が、ここで決まってしまいます。福島の被災者の皆さんの運命を決めてしまうかも しれません。すごいスピードですが、当面の仮払いをすれば、賠償の枠組みを決めることは、実は急ぐべきではありません。多様が意見が反映されるべきです。 人選ですが、委員会委員の中に、被災者代表が入っていない、法律実務家も日弁連の推薦は入っていないなど、大問題に思います。それどころか、メディアで、 将来の健康影響に関して全く無視した発言を繰り返している人がいます。なぜ、こんな人選をするのか、についても抗議が必要です。USTREAM中継がはじまっています。ニコ生でもやってるそうです。
11.04.15 ★　YAHOOニュース 4.13「アメリカ　日本支援の陰でこれからの復興特需狙うと識者語る」　 今回の大震災では、アメリカが「オペレーション・トモダチ」を展開した一方、中国、ロシアが日本の領空にヘリコプターや空軍機を接近させるなどの事態が起 きている。京都大学大学院教授で、社会経済学・社会思想史を研究する佐伯啓思氏はいう。「世界各国は、日本復興をめぐる政治的な綱引きをしています。原発 大国1位の米国と2位のフランスが、福島原発への支援を競っているのは、自国の原発政策への影響を防ぐと同時に、今後の原発市場をめぐる駆け引きでもある わけです。米国が狙っているのは、日本が復興するに向けて生じる復興特需です。ジェームズ・アワー元国防総省日本部長が『復興のためにTPP（環太平洋戦 略的経済連携協定）を批准し、農業改革せよ』と述べたように、震災や原発事故で打撃を受けた農産物市場に、TPPを契機として食い込んでこようとするのは 確実です」事実、米投資情報週刊誌「バロンズ」は3月20日付で「日本は買い」と題する記事を掲載した。東日本大震災が起きた3月11日以降、日本株は 12％も下がった。マーケットが過剰反応しているのは明白で、もともと大震災以前でも割安だった日本の株はさらに安くなっており、絶好の投資機会と書いた のだ。米国はこの震災すら、投資の一環と捉えている。佐伯氏は、この流れを危険視している。「そうして復興を米国に委ねてしまえば、今度こそ日本は、グ ローバル金融資本主義に呑み込まれてしまう。
11.04.15 ★　NEVADAブログ 4.15「米軍：核兵器対応部隊の日本派遣」　 米軍は以下のチームを秘密裏に日本に派遣していたと読売新聞が報じています。1)空軍 :放射能環境分析チーム」(AFRAT) 2)海兵隊:「放射能等対処専門部隊」(CBIRF) この内、空軍のAFRATは「核攻撃への対応を専門任務」として放射能が汚染された現場で「米軍」が安全に活動できる態勢を整える任務が与えられていま す。今、米海軍は横須賀から佐世保に事実上の機能を移動させており、空軍は横田基地の核戦争にも耐えうる建物内で活動・情報収集を行っているとされてお り、米軍の各部隊の「頭脳」が日本に終結してきており、「次」への対応を準備しています。この「次」はあってはならない事態ですが、100%「ない」と言 えない以上、準備をするのが米国であり、今、その準備が進められています。
11.04.15 ★　FRANCE MEDIA NEWS 4.15「「高リスクの原発を即停止すべき」石橋神戸大名誉教授インタビュー」　 私にとって福島原発事故は1945年の敗戦のような歴史的な出来事です。日本人は危険性を過小評価しながら原子力に賭け、そして負けたのです。現在昭和に 関する書物を読んでいるのですが、現在の問題は太平洋戦争を思い出させます。（日本の）原子力の推進者達は一流校を出た当時の軍将校のように振る舞いエ リート層を作り上げていたのですが、目の前の現実から目を背け、客観性を持ち合わせていなかった無責任な人達だったのです。そして、日本は敗れました。今 回のケースについてなぜ国際社会はもっと日本に対して批判的にならないのか不思議です。日本のエネルギー政策は「戦後」のように再考されなければなりませ ん。‥同時に、長距離に及ぶ断層の上にある浜岡原発のようなリスクの高い発電所を即刻停止し、現在進行中の計画をストップすべきです。日本では断層がない 場所でもいつでも大地震が発生する可能性があります。‥「原発震災」の危険性は現実のものです。宮城県沖で4月7日に起きた余震に似たものが福島原発付近 で発生し、新たな津波を引き起こすという事態は十分考えられます。そうならないことを祈るばかりです。
11.04.15 ★　低気温のエクスタシー 4.15「ツイッターに「鼻血が出た」と書き込む関東地方在住者が目立つ 」　チェルノブイリの事例「口内の乾きや苦み」「喉のガラガラ(イガイガ)感」「鼻血」。 東海アマTwitter 「た くさんの鼻血報告をいただいた。仮説段階だが私は、花粉が空中を漂う間にヨウ素131やセシウム137を吸着(分子力)し、鼻粘膜に強い放射性被曝を与え た結果と見ている。チェルノブイリ事故後の報告でも鼻血症状は若者を中心に非常に多い。夏場だったから花粉は無関係、放射塵は激しい刺激性ある」 「@ryu9kage 放射能吸着塵芥（花粉・黄砂・塵類）が鼻腔・喉・気道・肺胞に付着すると距離ゼロの被曝になり、ガンマ線は１ｍの百万倍、普段あまり問題にならないベータ 線、アルファ線も強烈な破壊力で粘膜細胞を破壊します。ヨウ素セシウムがベータ線ガンマ線を出して強烈な破壊鼻血など当然」　＊本当に放射能の影響かデマ かは不明ですが、ツィッターやネット上にそういった書き込みが多いことは事実です。
11.04.15 ★　「上関原発を中止せよ！の新聞広告を出します！ 賛同者募集」をお知らせBBSに載せました。4.26 チェルノブイリ原発事故の日に山口県内の新聞に意見広告を載せます。賛同金１口￥1000
11.04.15 ★　天木直人のブログ 4.14「おい、メディア、お前らは何をボヤボヤしている。」つ い、ここまで乱暴な言葉を使いたくもなる。原発事故の発生以来、メディアの報道振りがあまりにもいい加減であるからだ。日本がここまで悪くなった最大の元 凶は、もちろんこの国の政治家や官僚たちの無策と怠慢だ。しかしそれを正しく報じないメディアの責任放棄こそこの国がここまで悪くなった最大の元凶に違い ない。メディアが国民に正しく情報を伝えていたならば、政府も官僚もここまでの甘えは許されなかったはずだ。ここでいうメディアとは勿論すべてのメディア ではない。もはやこの国の権力の一部に成り下がったと思える大手新聞とテレビ局のことである。　＊ぼやぼやしてるという表現は甘いと思います。彼らは意図 的にそうしてるはずです。大手メディアの中にいる良識ある記者達の反乱が待たれます。
11.04.15 ★　明日16日には各地で集会やデモがあり、どこに行こうか迷っていましたが、神戸で藤田祐幸さんの講演があるので、またビデオを撮ってYOUTUBEで公開することにしました。藤田さんは名前のない新聞で以前インタビューしたこともある物理学者です。なお、 そろそろ名前のない新聞５月号の制作を始めないと間に合わないので、このページの更新は今までよりも減ることになると思います。ご承知ください。
11.04.15 ★　医療ガバナンス学会 4.12「耳鼻科医として内部被曝と防塵対策に憂慮すること」　 山野辺滋晴：共立耳鼻咽喉科院長による文で、‥原子爆弾では放射性物質の拡散は一回だけですが、原発事故では放射性物質の拡散が低線量ではありますが継続 します。したがって、今回の福島原発事故では、今後長期間にわたって内部被曝の危険性が継続する可能性があるわけですから、空間放射線量の積算だけで人々 の安全性を論じることはできないと思います。‥一旦地上に粉塵が降下しても、塵の状態なら風によって再び舞い上がることが知られています。これはスギ花粉 でも観察される現象ですが、放射性降下物でも発生します。‥放射性物質を含む粉塵による内部被曝は無視できません。粉塵を肺に吸い込むばかりではなく、鼻 粘膜、咽頭粘膜、気管壁に付着した粉塵は、繊毛機能によって鼻汁や喀痰とともに嚥下されるからです。‥放射性ストロンチウムは白血病の原因にもなるわけで すから、たとえ少量ずつの内部被曝といえども軽視するべきではないでしょう。できれば、福島原発における爆発事故で発生したプルトニウムやストロンチウム など様々な放射性核種が拡散した範囲と量を確認するべきだと思います。‥N95クラスのマスクを使用しても、マスクの漏れ率は約50％前後にも及ぶという 報告もあります。‥新型インフルエンザが流行した時には、実際にテープでマスク周囲を密閉するN99マスクも市販されましたから、放射能汚染の場合でも爆 発後の風下など本当に危険性が高い環境では実践すべきだと思います。　＊専門医ならではのアドバイスなので必見です。
11.04.15 ★　(13:50) 時事ドットコム 4.15「「子どもは半分」、文科相が否定＝原子力安全委員表明の被ばく量」　 福島県内の学校の安全基準をめぐり、原子力安全委員会の代谷誠治委員が「成人の半分に当たる年10ミリシーベルト以下の被ばくに抑えるべきだ」と述べたこ とを受け、高木義明文部科学相は15日の閣議後会見で「委員の発言は、安全委全体の見解ではない。目標は20ミリシーベルトで、(基準厳格化により)学校 を頻繁に移動させることはできない」と話し、考慮の対象としない考えを示した。　＊子どもの安全基準を大人と同じでいいなどとよく言えます。全くの無知だ とすると大臣の資格なし＝即クビにすべきだし、もしわかってて言ってるのなら犯罪的です。いずれにせよ必ず裁判にかけられることになるでしょう。
11.04.15 ★　原子力安全研究グループの資料より「チェルノブイリ原発周辺住民の急性放射線障害に関する記録」　周辺住民の自覚症状（口内の乾きや苦みなど）はいま参考になるかと思います。
11.04.15 ★　カナダde日本語 4.14「福島第一原発は、カチカチと時を刻む時限爆弾」　 『デモクラシー・ナウ（Democracy Now)』というNYのニュース・メディアが、日系３世のニューヨーク市立大学シティカレッジ物理学部教授加來道雄（かく　みちお氏をゲストに招いて福島 第一原発についてインタビューをした。福島第一原発で実際に何が起こっているのか、そして、これからどうなるのか、というのは、誰もが興味をもっているこ とだと思うが、加來教授が、最悪の事態を含めて、誰にでもわかるように説明して下さった。
11.04.15 ★　YOMIURI ONLINE 4.14「溶融燃料「粒子状、冷えて蓄積」１〜３号機分析」　 注水冷却が続けられている東京電力福島第一原子力発電所1~3号機について、日本原子力学会の原子力安全調査専門委員会は14日、原子炉などの現状を分析 した結果をまとめた。3基は核燃料の一部溶融が指摘されているが、専門委は「溶融した燃料は細かい粒子状になり、圧力容器の下部にたまって冷えている」と の見解を示した。‥沢田隆・原子力学会副会長は「外部に出た汚染水にも、粒子状の溶融燃料が混じっていると思われる」と説明した。　＊どうりで汚染水の放 射線量が異常に高いわけです。
11.04.15 ★　 先日10日に東京・高円寺で1万5000人の原発やめろデモをやった素人の乱の人が、次回は5月7日に決定したとのこと。さらに6月11日（事故から3ヶ 月の日）は全国同時超巨大デモを呼びかけるそうです。場所は未定ですが日程空けておいてとのこと。詳細はまたわかりしだいお知らせします。
11.04.15 ★　長崎新聞 4.14「在日米海軍司令部が佐世保に移転？　相次ぐ横須賀配備艦寄港」　 米海軍の佐世保基地（佐世保市）に横須賀基地（神奈川県横須賀市）配備の空母などが相次ぎ寄港している。福島第１原発事故に伴う横須賀入港の回避措置とみ られるが、原発事故は収束のめどが立たず、横須賀の在日米海軍司令部が佐世保に移転するとの見方も出始めている。米海軍佐世保基地は「（司令部移転の）措 置が必要になれば、あらゆる準備をするのが賢明だ」と可能性を否定しない‥米艦船の動向を監視している市民団体リムピースの篠崎正人編集委員は、関東の米 軍人家族らが退避するのを米軍が支援しているとして、在日米海軍の中枢である司令部についても「一部機能が佐世保に移転する可能性がある」と指摘する。
11.04.15 ★　47NEWS 4.14「福島第１地下水で放射性物質増加　２号機汚染水が影響か」　 東京電力は14日、福島第1原発1、2号機周辺の地下水に含まれる放射性物質の濃度が1週間で数倍~数十倍に上昇したと発表した。2号機のタービン建屋地 下などにたまった高濃度の汚染水が地下にしみ出した可能性があるという。‥また保安院は、3号機の原子炉圧力容器で、本体とふたの接続部付近の温度が急上 昇したとのデータがあり、原因を調査していると明らかにした。圧力容器の別の部分に温度の異常な変化はなく、東電は「計器の故障が疑われる」という。圧力 容器の本体部分と上ぶたの接続部付近の温度は、12日は166度だったが、14日は254度を示した。接続部直下の本体部分も12日に144度だったが 14日には165度。設計温度は約300度で、ただちに危険な温度ではないとしている。
11.04.15 ★　滋賀の草津でも4.23に「原発いらん！草津デモ」が行われます。
11.04.15 ★　(0:00) この週末も全国各地でデモや集会、講演会などが多数開かれます。「皆でつなごう(^-^)地域別「脱（反）原発デモ＆イベント」情報」にはそういった情報が時系列・地域別にまとめてあります。