11.03.27 ★ 富士五湖の西湖の水位が異常を示しています。これは富士山の噴火か東海地震と関連しているのではないかと思われます。→テレメータ水位 西湖(国土交通省・川の防災情報サイト)富士山周辺の現象に注意してください。一刻も早く浜岡原発を止めてほしいものです。
11.03.27 ★ NEVADAブログ 3.27 「東京放棄準備」日経新聞は以下のような報道をしています。《首相官邸》昨夜20時6分 石井一選対委員長 : 今ここで必要なのは副首都をつくることだと総理に伝えた。首相は「今すぐじゃないが国民にとって必要なことだ」という意味のことを言っていた。東京が放射能で汚染され住めなくなり、東京を放棄することを想定した動きが政府内部で出てきたと言えます。日経「26日の菅首相の動静」
11.03.27 ★ 日経 3.27 「2号機の水たまり、高い放射線量 1000ミリシーベルト以上 」2号機のタービン建屋地下にある水たまりの表面から毎時1000ミリシーベルト以上の高い放射線量を測定したと発表した。健康被害の境界とされる目安の線量(100ミリシーベルト)の10倍に相当する。高い線量のため測定者は作業を中止して退避しており、正確な値は分かっていない。福島第1原発で測定した線量では最大となる。*線量が高すぎて正確な値が分からないというのは末期的状態です。
11.03.27 ★ はぐみやブログ マクロビオティックによる「放射能の影響があるかもしれない環境での注意と食事法」が紹介されています。監修:久司道夫とのことでかなり詳細に述べられています。
11.03.27 ★ 本日、東京銀座で行われたデモ・パレードの様子がUSTREAMで見られます。かなりの人数が集まったようです。
(続報)参加者は1200人ほどだったそうです。フランスやドイツなど外国メディアの取材はあったものの日本のマスコミは見あたらなかったとのこと。→福島老朽原発を考える会(フクロウの会)*写真や今日まいたチラシがダウンロードできます。日本のマスコミがなぜ反原発の動きを報道しないかは下で紹介している理由でしょう。しかし末端の記者たちが国民のため,上からの締め付けを振り切って行動することを期待します。
11.03.27 ★ FRANCE MEDIA NEWS 3.26「福島、非難すべき沈黙」十分な情報を得られず、深刻さを推し量ることができない状態で、事故の危険を段々意識するようなった多くの日本人は、新聞雑誌の記事や民放テレビで放送される原子力専門家の証言を通じて、以前より不安を抱くようになっている。この惨事の吐き気を催させるような背景が今浮かび上がってきたのである。「原子力ロビー」と呼ぶ権力が。財力と権力の心臓部は原子力の政治を牛耳っている経済産業省で鼓動している。その下部組織が電力会社連合、原子力安全・保安院、原発の建設産業グループである東芝と日立、そして原発の事業社である。電力会社に天下りした原子力関連機関と官公庁の官僚を擁するこのロビーは情報を塞ぐことに手腕を発揮する。原子力は完璧に安全であるということを保証する為に新聞雑誌やテレビの大々的なキャンペーン広告に出資する。‥省庁、監視機関、原発建設会社と事業社の間での大規模なこの共謀行為は、反対派の口を塞ぐだけでなく原子力に関するすべての疑問を撤去する。資料で立証された証拠が足りないわけではなく、怠慢と省略による欺瞞、あるいは純粋なる改竄によって撤去するのである。‥心ならずも、経済長官は「危機状態を脱したら、東京電力の管理状況を調査しなければならない」と認めた。もちろんだ。しかしその間に一体何人の犠牲者を数えなければならないのだろう? *こんなことを書くメディアが日本にない(一番近くにいて見ているはずなのに)というのは恥ずべきことです。
11.03.27 ★ FRANCE MEDIA NEWS 3.26「福島原発 「東電の罪」と「原子力ロビー」」仏日刊紙ル・モンドは26、27日版紙面で福島原発の状況と東京電力に関する特集記事を掲載している。「日本人は原子力災害を意識し始めているものの、未だ事故の重大性には気づいていないようだ」と冒頭で同紙の東京特派員は語る。特派員によれば、「新聞、民放テレビ局、インターネットのブログなどで語られる原子力専門家の話を聞いていると、この一連の悲劇の背景に「原子力業界のロビー活動」が見え隠れしている」という。 《日本の「原子力ロビー」》 この「原子力ロビー」には原子力事業を総括する経済産業省と同省の管轄である原子力安全・保安院、電力各社、電気事業連合会(電事連)、そして発電所を建設する東芝や日立といった産業界の大企業が関与し、「非常に大きな資産と影響力」を誇っているという。また、原子力関連の官庁からの天下り社員が送られることにより、完全な「情報統制」を行うだけでなく、出版やテレビ局を通じて大規模な広告キャンペーンを繰り広げ「原子力は100%安全である」という神話を築いて来た。さらに、現在の与党民主党は原子力エネルギー業界出身の組合員が多い労働組合「連合」を支持層にしているため、2009年の政権交代後もこの状況に変化はなかった。同紙は、「この行政、監督官庁、原発建設企業そして電力会社間の緊密な関係が原発反対派を黙殺し、さらに原子力に関するあらゆる疑問を回避してきた」と指摘。 *敵が誰か、何を変える必要があるのか、だんだんはっきりしてきました。
11.03.27 ★ FRANCE MEDIA NEWS 3.25「仏原子力研究機関見解「福島3号機の燃料格納容器は密閉状態にない」25日仏ル・モンド紙の報道によれば、福島で最悪のシナリオである「原子炉溶融」が起きようとしている。‥ 仏放射線防護原子力安全研究所(IRSN)のティエリ・シャルル事務局長は「原子炉の格納容器に穴が開いていることが予想される。今後我々はその仮説シナリオに基づいて分析を続ける」と語る。IRSNの危機管理局は、数日前から3号機から発生していた黒煙と原子炉隔離外壁がすでに気密性を失っていることから、「燃料と溶けた金属が混ざり合いコリウムが生成され外壁のコンクリートと化学反応を起こし、原子炉格納容器に亀裂が入っている可能性」を懸念しているという。もしそれが現実だとすると、放射能汚染の環境に対する影響は悲劇的な結果になる。過去に例のない事故になるだろう。1979年の米スリーマイル原発事故の際炉心は45%まで溶融したが、溶けた炉心は燃料を格納した鉛の容器の中に留まっていた。福島原発では「その境界線を超えてしまった」とル・モンド紙は分析する。
11.03.27 ★ 福島原発事故がチェルノブイリ原発事故と同程度と評価されるようになってくると、先日のNHK TV記者のように、今度はチェルノブイリの被害はたいしたことなかったと主張する人達がいます。そこで参考になるのが、京大原子炉実験所の今中哲二氏がまとめた「チェルノブイリ事故による死者の数」というPDFファイルです。誰が言うかによってもちろん変わりますが、最低でもガン死が3940件〜9万3000件と見積もられています。
11.03.27 ★ 情報源がわかりませんが東電発表のものと思われます。「東電管内の主な産業や施設などの電力消費量」プロ野球の東京ドームの電力消費量が多すぎると話題になって開幕を延期することになりましたが、ディズニーリゾートはその14倍、飲料自販機は100倍も使っています。自販機がたくさん並んでるところは1つだけ残すとかしたらだいぶ節電できそうです。食品関係や鉄道など公共的なものは手をつけるべきでないと思いますが、自動車・電機関係など、今は部品調達ができない話しも聞くのでそれこそ「計画操業」すればいいような気がします。
11.03.27 ★ ♪放射能はいらねえ 牛乳を飲みてえ なにやってんだ 金かえせ 目を覚ましな たくみな言葉で 一般庶民を だまそうとしても ほんの少しばれてる その黒い腹 なにやってんだ えらそうに 世界の真ん中で オーマイダーリン アイラブユー 長生きしてえな〜 「Love me tender - RCサクセション 」
11.03.27 ★ 山口県上関町の原発建設計画中止を求めるオンライン署名が今日で締め切りdそうです。ウエブ上でかんたんにできるので、まだの方はお早めに!
11.03.27 ★ 何年くらい前のものか不明ですが、「ジャーナリズムと原子力産業」という一覧表の画像が出回っています。平岩外四などはとっくに亡くなっているのでかなり昔のものだと思いますが,今でもこんなふうにマスメディアと原子力産業は表裏一体の関係があるからこその今のマスメディア報道になるんでしょう。これに対し、国内では産経新聞や地方紙、スポーツ紙などがはっきり報道しているのが目立ちます。
(続報)この図は広瀬隆さんの著書『新版危険な話 チェルノブイリと日本の運命』の355pに載っているものだそうです。新潮文庫(1989)
11.03.27 ★ (3:40)東京・銀座でもパレードが始まっていて中継されています。
11.03.27 ★ 3.11以来の日本列島での地震発生について、震源地、深さ、規模などを時系列順に表示する Japan Quake Map というサイトがあります。
11.03.27 ★ msn産経 3.27「首相、笹森元連合会長に“口止め”も…」菅直人首相は26日、内閣特別顧問の笹森清・元連合会長と会談し、東京電力福島第1原子力発電所などの視察に意欲を示した。‥笹森氏は16日に官邸を訪問した際、首相が「ぼくはものすごく原子力に強いんだ」「第1原発がはじけたら東日本はつぶれるんじゃないか」などと発言したことを暴露。今回は首相から「結構影響力があるから細かく言わないでください」とクギを刺されたが、多弁は相変わらずだった。*隠蔽体質は全く変わっていません。それで国民や外国から信用されると思ってるんでしょうか。しかし「原子力に強い」というのは笑えます。恥ずかしいと思ってないとしたら「深刻」です。
11.03.27 ★ YAHOOニュース 3.27「主要都市で反原発デモ=福島事故受け閉鎖求める―ドイツ」ドイツのベルリンやミュンヘン、ハンブルク、ケルンの各都市で26日、大規模な反原発デモが一斉に行われ、福島第1原発の事故を受け、国内の原発を早期に閉鎖するよう訴えた。ベルリンでは野党支持者や反核団体メンバーら5万人以上が中心部を行進。「福島は警告する。すべての原発を停止せよ」と書かれた横断幕を掲げ、気勢を上げた。
11.03.27 ★ 今はなつかしいパンクバンドのブルーハーツが「♪プルトニウムの風に吹かれてゆこう〜」という歌をうたっていましたが、現実になってきました。歌詞
11.03.27 ★ NHK 昼のTVニュースで、節電対策で3割節電できているという話しです。家庭の電力消費は1/3だそうで、まずは企業が努力すべきです。昔、トイレットペーパー騒動があった頃にも省資源省エネが叫ばれ、真夜中のTV放送をやめたり店のイルミネーションやショーウィンドーなどムダな照明を消しましたが困りませんでした。原発を全て止めても電力が足りなくなることはありません。
11.03.27 ★ NHK 昼のTVニュースによると2号機にたまっている水から通常の1000万倍の放射能が検出されたとのこと。これまでとは桁違いです! 明らかに原子炉から漏れ出しています。心配なのは放射能が高すぎて誰も近寄れなくなり、復旧不可能になることです。そうなると次々の他の原子炉からも出てくることが考えられます。
msn産経 3.27「東電、放射性物質「通常の1000万倍」 福島2号機の水」
11.03.27 ★ 12:00 名古屋で「脱原発を歩こう!ストップHAMAOKAぱれーど」が始まっており、USTREAMで中継中です。2人の女子高生が主催。東京電力の記者会見も中継中。USTREAMのライブ中継は不安定でよくフリーズしますが、リロード(再読み込み)すると復活します。
(続報 12:30)先日の東電会見でも言ってましたが、プルトニウムを測定する機器を持ってないとのこと。プルトニウム利用を推進しておいて今更何をとぼけてるんでしょう。福島原発で核兵器につながる証拠をアメリカに知られたくないため、初期段階でアメリカの支援を断ったという情報も流れています(未確認)が、ほんとなのかもと思いたくなります。
11.03.27 ★ 天木直人のブログ 3.26 「原発事故が菅政権を追いつめる可能性がでてきた」不謹慎なことではあるが、今度の大震災が菅民主党政権の延命を助けたと皆が心の底で思っているのではないか。菅政権擁護者はそれを喜び、打倒菅政権を意気込んでいた者たちは地団太を踏んでいるに違いない。ところがそんな思いは原発事故の前に吹っ飛ぶ事だろう。それほど原発事故は深刻であり、菅首相の危機管理は危うい。その事が日を追って明らかになりつつある。
11.03.27 ★ Blog vs. Media 時評 3.26 「福島市で年間の公衆被曝許容量を超えたのに」「福島県内各地方環境放射能測定値のプロット」を見て驚愕しました。福島県災害対策本部のデータから16日以降の線量率は平均10マイクロシーベルト/時と見積もられますから、概算すると福島第一原発の北西にある福島市での累積放射線量は2ミリシーベルトにもなるではありませんか。国際放射線防護委員会が定めた年間の公衆被曝許容量1ミリシーベルトの2倍にもなります。
11.03.27 ★ 低気温のエクスタシー3.26「民主党政権は日本国民に「プルトニウム入り食糧」を食わせることを決断 」民主党政権が、放射能汚染された食品の「プルトニウム許容量」を急遽設定。*プルトニウムが漏れていることを認めた内容ということになります。
11.03.27 ★ 低気温のエクスタシー3.26「〔写真〕スリーマイル島の奇形動植物」外部に放射能がそれほど漏れなかったスリーマイルですらこれ。福島周辺にも奇形が誕生するのは避けられない。*チェルノブイリ後もこういった写真をたくさん見ました。
11.03.27 ★ 暗黒夜考 3.26「原子力安全保安院・西山審議官が「原発継続」を声高に宣言 〜”官僚気質”丸出し発言を連発〜」TVの保安院会見で主にしゃべっている西山審議官にウォールストリートジャーナル紙がインタビューした内容を紹介。「日本の中枢部に君臨する官僚という人種の本質が如実に露呈したものと言えよう。官僚に対してこれだけズケズケと単刀直入的なインタビューをできる記者は、日本の大手マスゴミにはまずいないであろう。それ故、国内のメディアによる取材では引き出せないようなコメントが多数引き出されている。‥放射能汚染により東日本の民衆が不安の極限になっているこういう時期に、このような”空気の読めない”コメントをするのもいかにも官僚らしい、役人気質丸出しの物言いである。‥今回の原発事故を機に、原発そのものは勿論のこと、それと共に、このような異常な精神構造で国家をロクでもない方向に導くだけの官僚らを是非とも一掃しなければならない。」 *異議無し!
11.03.27 ★ 毎日.jp 3.26「福島第1原発:スリーマイルから祈り 事故から32年」米国史上最悪の放射性物質漏えいとなった「スリーマイル島原発事故」は、1979年の発生から28日で32年を迎える。地元では事故の記憶が風化しかけていたが、東京電力福島第1原発の事故が起きたことで当時の恐怖感がよみがえっていた。住民たちは、1週間から10日で放射能汚染拡大の危機が収束したスリーマイル島事故よりも「状況はひどいのではないか」と語り、日本の被災者たちの苦しみや不安に思いをはせた。‥「反原発」運動に携わるマリー・スティマスさんは、事故後に周辺の動植物に「異変」が起きたと写真を見せながら証言し、「福島原発周辺の人々はこれから定期的に健康診断を受けるべきだ」と語った。‥放射能除去に12年の歳月と9.7億ドル(約790億円)を要した。
11.03.27 ★ 毎日.jp 3.26「福島第1原発:制御、長期戦に 放射能汚水が作業阻む」 原子力資料情報室の上沢千尋さんは「電源を喪失した時点で、トラブルが起こることは想定できたはずだ。しかし、東京電力の対応は収束までの見通しを持っているように見えない。このままでは冷温停止状態になるのに1カ月程度かかる可能性がある。さらに冷却システムが機能していないことを考えると、収束までに年単位の時間を要することもありえる」と話す。‥同原発1号機は26日、日本原子力発電敦賀1号機と関西電力美浜1号機に次いで、国内で3番目となる運転40年を迎えた。今年2月には保安院が今後10年間の運転継続を認可したばかり。東電の武藤栄副社長は26日夕の会見で、「‥現段階で復旧の見通しは言えない」と語った。*政府や東電、御用学者の言ってた甘い見通しがことごとくはずれ、マスメディアにも原子力資料情報室の人が登場するようになりました。
11.03.27 ★ チャイナネット 3.25「菅首相が情緒不安定に 突然号泣することも」香港メディアの報道によると、今回のような大きな災難に見舞われたら情緒不安定になるのが普通だが、菅内閣は対応が遅く、救援も遅れているという批判の声が上がっている。また、放射能漏れを恐れて被災地に視察に行かず、放射能漏れの程度をすぐに発表しなかったなど数多くの不満が重なり、菅内閣にかけられる圧力は増す一方だ。有名コラムニストの勝谷誠彦氏はブログの中で、「菅直人首相が号泣するなど精神的に不安定になっている」という情報を複数の官邸筋から入手したと記した。*こんな非常時にみっともない!首相の器じゃなかったことがばれてしまいました。果たして福島原発事故を乗り切れるんでしょうか、非常に心配です。
11.03.27 ★ 時事ドットコム 3.26「黒竜江省でもヨウ素検出=中国」新華社電によると、中国東北部の黒竜江省内で26日、大気中からごく微量の放射性ヨウ素131が検出された。中国当局は、福島原発事故で大気中に放出された放射性物質であるとの見方を示した。‥中国は各地で放射性物質の観測を強化しているが、検出が伝えられたのは初めて。
11.03.27 ★ チャイナネット 3.25「福島の英雄にはただの農家も 原発側の「洗脳」による「忠誠」」命の危険も顧みず、原発事故の悪化を阻止しようと福島原発で作業を続けている「福島の50人の英雄」は全世界を感動させたが、欧米メディアによれば、その多くは原発で力仕事をしている「素人」に過ぎず、今回の重要な作業にあたる能力がないことがわかった‥仕事でよく福島原発を訪れていた山本敬一さんは、原発の作業員はある意味、「洗脳」されていたという。日本人は全身全霊で会社に忠誠を尽くし、すべて会社を優先させる。‥原発に残って作業していた作業員は本来50人だったが、その後、150人にまで増え、交替で作業を続けている。そしてメディアは彼らのことを、「福島の英雄」と祭り上げている。
11.03.27 ★ 植草一秀の『知られざる真実』 3.26「 国民の生命と安全を守らない菅政権と東電の責任」災害が発生した場合、被災者の救援に全責任を負うのは政府である。また、原発事故発生の原因は電力会社と政府にある。責任ある当事者がその責任をまっとうすることが求められているが、残念ながら責任逃れの行動ばかりが際立っている。‥すべての行動から透けて見えることは、‥「財政再建原理主義」である。彼らの考えは、「国民の生命を犠牲にしてでも、国民の健康を犠牲にしてでも、政府支出を切り詰めろ」というものだ。財務省主導の財政再建原理主義なのだ。それでは、彼らが国の将来を憂いて財政再建原理主義に進んでいるのかと言うとそうではない。官僚利権につながる政府支出は切り詰めない。つまり、官僚利権を温存したいがために、国民の生活の安全、生活の保障に対する支出は1円でも切り詰めろという考えなのだ。
11.03.27 ★ 中日新聞 3.26「ずさん管理「まさか」 作業員、東電に憤り」3号機で復旧工事の作業員3人が被ばくし、東京電力の下請け会社の作業員からは「なぜちゃんと安全を確認しない」と東電の安全管理体制を批判する声が上がった。仕事をもらう立場として「上から言われればやむを得ない」とあきらめの言葉も出る。「東電が大丈夫と言ったんだろう」。1号機で配管の下請け工事をした男性は怒りを隠さない。‥被ばくした3人のうち、1人は作業を請け負った関電工のさらに下請け会社の社員。電力会社を頂点とする原発ピラミッドでは、さらに底辺にいる下請けが危険な仕事を任されるとの見方は根強い。彼らは「原発ジプシー」と呼ばれ、定期検査ごとに全国各地の原発を渡り歩く。
11.03.27 ★ msn産経 3.26「福島第1原発2号機で高線量、周知せず 東電、被曝事故前に」東京電力は26日、福島第1原発3号機で24日に起きた作業員3人の被曝事故前の18日に、2号機のタービン建屋の地下で作業員の線量計が毎時500ミリシーベルトに相当する線量を示していたと発表。タービン建屋でこうした高線量の場所があることを「全作業員で情報共有すべきだった」との認識を示した。2号機では18日にポンプを点検しようとしたが、線量が高く断念。作業員には周知されていなかったという。*東電や国が復旧作業で被ばくした人達をどうサポートしていくか目を離さないようにしましょう。もし世間から注目されていないと判断したらさっさと見捨てかねません。
11.03.27 ★ msn産経 3.26「 大津波、2年前に危険指摘 東電、想定に入れず被災」福島第1原発をめぐり、2009年の審議会で、平安時代の869年に起きた貞観津波の痕跡を調査した研究者が、同原発を大津波が襲う危険性を指摘していたことが26日、分かった。東電側は「十分な情報がない」として地震想定の引き上げに難色を示し‥津波想定は先送りされ、地震想定も変更されなかった。この時点で非常用電源など設備を改修していれば原発事故は防げた可能性があり、東電の主張を是認した国の姿勢も厳しく問われそうだ。危険性を指摘した独立行政法人「産業技術総合研究所」の岡村行信活断層・地震研究センター長は「原発の安全性は十分な余裕を持つべきだ。不確定な部分は考慮しないという姿勢はおかしい」としている。*同様の指摘は地元団体からの申し入れ(2005)や共産党国会議員の質問(2006)でも行われており、また広瀬隆さんも繰り返し指摘しています。つまり東電や国は分かっていながら無視しつづけてきた結果のこの原発事故で、責任は重大です。