11.03.15 ★ さきほど富士山で震度6強M6の地震がありました。防災化学技術研究所では Hi-net という高度地震観測網があり、地震に関するいろんな情報が見られます。東北の大地震による停電などで止まっていましたが、今日から暫定公開しています。それを見ると東北の地震以来、東京湾岸や長野、新潟、そして今回の富士山と,連続して比較的大きな地震が続いていることがわかります。東海地震が近い前兆かもしれません。一刻も早く浜岡原発を止めておきたいものです。再掲しますが「浜岡原発、即座、無条件停止の緊急の申し入れ」への賛同が呼びかけられており、締め切りは17日朝7時までです。→プラムフィールド 世界中からの賛同を待っているそうです。
11.03.15 ★ 「日本の原子力、最期かも」安斎育郎立命館大名誉教授(放射線防護学)の話 今回の事態で、日本の原子力開発は最期を迎えるかもしれないとまで思っている。極めて由々しい事態。放射性物質がどれだけ出るかは分からないが、政府は「隠すな」「うそをつくな」「過小評価するな」の原則を徹底すべきだ。→日刊スポーツ
11.03.15 ★ 上関原発建設に向けた準備工事を進めていた中国電力は、工事の一時中断を決めたとのことです。→NHKニュース 山口県知事は、「当然の判断であるが、かなり時間のかかる中断だと考えている。今後、事故の原因が究明されていくなかで、国の考え方を聞いたうえで、県としての対応を判断したい」と話したそうです。
11.03.15 ★ 日本では(TVなどで)まだ終わりが見えないのに今回の原発事故は国際基準のレベル4だと繰り返し言ってますが、ロイター通信3.15によるとフランス原子力安全当局はレベル6に該当する可能性があるとの見解を明らかにしたとのこと。レベル5はスリーマイル原発事故、7がチェルノブイリ原発事故です。またしても日本の気休め体質・ボケぶりが証明されそうです。日本経済新聞
11.03.15 ★ ブラックな笑いをさそうサイト「第17回 原子力ポスターコンクール」
11.03.15 ★ 宮崎日日新聞3.14付けによると、串間市で原発立地を問う住民投票(4.10に予定されていた)が見送られることになったそうです。串間市市長が市議会全員協議会で発表。ただ「事故の原因究明や今後の国のエネルギー政策を見極めたい」として今後のことは明言を避けた。
11.03.15 ★ 昨日も紹介したニューヨークタイムス・アジア太平洋版の3.14付けでは福島原発第一をはじめ仙台、女川、石巻、他多数の航空写真が載っています。それも震災前と震災後のものがほぼ同じ角度で見られ、また真ん中のバーをマウスで動かすことで、前と後の写真を重ねられます。
11.03.15 ★ 今月26日・27日にはいわき市で「ふくしま原発40年とわたしたちの未来」(ハイロアクション主催)というイベントが予定されていました。長年福島県の脱原発運動をリードしてきたいわき市議佐藤かずよしさんのブログでは今現地がどうなってるかが読めます。
11.03.15 ★ 原子力教育を考える会の「よくわかる原子力」というサイトがあります。「放射線とは」「原子力発電の原理」といった基礎編から用語解説、放射線の健康影響、過去の事故、なぜ原発は推進されるのか、そしてヨウ素剤Q&A、といったページがあって詳しく解説されています。
11.03.15 ★ かなり前に名前のない新聞でインタビューしたことのある平井憲一さんの文章「原発がどんなものか知ってほしい」が読めます。20年間 原発で働き,ご自身が被曝障害をうけて原発被曝労働者救済センターを設立されましたが1997年に肺がんで亡くなられました。原発は絶対安心!の言葉がいかに欺瞞に満ちたものかが明らかにされ、また現場の作業員の方の気持ちが少しはわかるかもしれません。
11.03.15 ★ 政府発表で放射性物質の値が今までの1000倍単位にはねあがりました。まだ20kmとか30km の範囲の避難・待避を言ってますが、こうなると200〜300kmにある首都圏・関東地方全域も真剣に避難を考えるべきかと思われます。特に雨には絶対あたらないよう注意してください。11:50現在の現地の風向きは東→西だそうです。
(続報 13:00)福島原発から南の茨城県東海村での線量計で一時数値があがったというニュースはマスコミでも報道されていますが、米軍基地があって原潜などが来るためモニタリングセンターがある横須賀港で今朝方線量計が振り切れる程の高い数値がしめされたとのことです。 また反原発掲示板で報告されているところでは都内杉並区では今のところ通常値だが日野市で異常値が検出されたとのことです。こちらが見やすいかも→東日本非公式モニタリングポストマップ
11.03.15 ★ 被曝すると健康にどういう影響があるのか、ヨウ素の服用にどんな効果があるのかなどをまとめたページです。「日本人は知ってはならない。ないしょの話。」
11.03.15 ★ 東北地方南部のいま現在の風向と風速マップ。動画で表示させることもでき、風向がしょっちゅう変わっていることがわかります。なお本日15日の福島県の天気予報は曇りのち夜になって雨だそうです。雨には放射性物質が吸着して落ちてくる可能性がありますので、決して雨には濡れないようにご注意ください。これまで福島原発から北東にある女川原発や洋上の米空母で放射性物質が検出されていますが、距離は約100〜160kmでした。一方南西にある東京までの距離は約220km。風向によって東京周辺に来たとしてもまったく不思議ではありません。福島原発からの距離を示すマップ。
11.03.15 ★ いま現在も福島原発でなんとか最悪の事態を避けようと身を挺して作業をされている方達には頭が下がりますが、これは2003年6月8日号のスペインの新聞「エル・ムンド」に載った記事で、被曝労働者を長年追っているフォトジャーナリストの樋口健二さんにインタビューして構成されたもののようです。原発の問題に興味が出た方にはぜひ一読してほしい内容です。「調査報告/原子力発電所における秘密〜日本の原発奴隷」 訳責:美浜の会のHPに載っています。同HPでは 使用済み燃料貯蔵プールの危険性についても詳しく解説してあります。
11.03.15 ★ 少し古い情報ですが、日本共産党が出している「しんぶん赤旗」2007.9.16によると、東京電力の役員17人が自民党の政治資金団体に多額の献金をしていたそうです。企業としては献金できないため、会長と社長、そして6人いる副社長の全員が献金を行っていた。一方、東京電力による原発の安全性にかかわる検査データの改ざんなどの不正は233件に及んでおり、中には原子炉で重大事故が起きた時に作動するポンプが故障していたのに、検査時には正常に見せかけて検査官をごまかすという重大な不正もあったとのこと。2007年は自民党政権でしたが,民主党政権の今はやっぱり民主党に献金してるんでしょうか。(反原発掲示板より)
11.03.15 ★ 原発建屋が水素爆発で吹き飛んだ1号炉と3号炉には使用済み燃料の貯蔵プールがあったので、爆風を浴びて超高レベルの放射性物質が上空に放出された疑いが濃厚です。証拠は→原子炉建屋概略断面図(福島県原子力広報協会サイトより)しかもこのプールにはフタがないという話があり、さらに最悪なことに3号炉ではプルトニウム(MOX燃料)を使用! リソースは反原発掲示板より。
11.03.15 ★ スイスのマスコミ報道を日本語で紹介しているサイト「SWISSINFO.CH」があります。その3.13付け「プレス・レビュー、地震の大災害に次いで放射能被曝の恐怖」という記事では、ジュネーブ大学教授が「日本政府は放射能被曝の危険性を低レベルに公表しているが、半径20キロ圏外に住民を避難させた事実は、原発をうまく制御できていない証拠だ」と指摘する。また福島第一原発の事故を受け、左派の政党が新しい原発計画を直ちに凍結すべきだとか既存の原発の使用に制限を加えるよう要求しているほか、これまで最も原発を擁護していた側も「まるで何も起こらなかったように振る舞うことはもうできない。核エネルギーの危険性を再検討し、もしそれが非常に高いという結論に達するのなら、スイスの新しい原発建設は辞めるべきだろう」と結論づけているという。