東日本大震災・福島原発事故関係 情報リンク

2013.2.11

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13.2.11   DAILYMOTION「 キ・ボ・ウ 〜全村避難 福島県飯舘村二年の記録〜」 福島テレビ制作 テレビ朝日系 2013.2.11。 あの日、雪さえ降らなければ・・ 福島県飯舘村は、今も阿武隈山系ののどかで美しい村だったかもしれない。 村は、人口約6000人、福島第一原発からは30キロ以上離れ、原発の恩恵を受けることもなく独自の村作りをしていた。 しかし、2年前のあの日、福島第一原発から流れ出した強い放射性物質は、雪に巻き込まれる形で、静かに村に降り積もった。 多くの村人は、学者の「心配することはない」という言葉を信じた。 やがて、村は「計画的避難地域」となり全村避難、原発被害の悲劇の村として、 繰り返しメディアで紹介されるようになった。そんな中、菅野典雄村長は、“2年で帰村する”と宣言した。 あの日から2年、飯舘村はまた雪の季節を迎えている。飯舘村の人々はどう過ごしてきたのだろうか? 福島テレビは、突然降り掛かった災難で村を追われた美しい村の住民が、揺れ動く行政に翻弄され、離散生活に苦しみ、 除染や村のあり方を巡って対立しながらも、キボウを模索しつづける2年間を追った。

13.2.11   Finance GreenWatch 2.10「 埼玉・三郷で 増え続ける放射性焼却灰、業者も敬遠で行き場なく (埼玉新聞) 埼玉県下水処理施設に4000トンの山」 3日で一つずつ増えていく放射性セシウムを含む焼却灰の山―。埼玉県東部11市4町の下水処理を担う埼玉県中川下水道事務所(三郷市番匠免)敷地内には約4千トンの汚染焼却灰が保管され、今も増え続けている。国の責任で処理する「指定廃棄物」の基準(1キログラム当たり8千ベクレル以上)に満たない焼却灰で、同事務所は「原料に使うセメント業者も、最終処分場も引き取ってくれない」と途方に暮れる。中川を含む県営五つの水循環センターが抱える汚染焼却灰は現在約1万トン。行き場も削減策もなく“宙ぶらりん”の状態だ。 ‥家庭の台所やトイレ、工場から出る下水を処理した後に残る汚泥。重さを30分の1に圧縮するため、加熱処理したのが焼却灰だ。そのセシウム濃度は福島第1原発事故直後に8千〜3千ベクレルの高数値だったが最近は800〜300ベクレルに低下している。 しかし、取り巻く環境は変わらなかった。同センターは0.55トンずつ耐候性の袋に詰め屋根の下に保管していたが場所が足りず、1年ほど前からはシートで覆って屋外で保管を始めた。これが幅7メートル、奥行き6メートル、高さ2.5メートルの“シートの山”の正体だ。一つの山は50袋で25トン。1日約10トン発生する焼却灰2〜3日の量に相当。屋外だけで2200トン、山は80を超えた。 ‥放射性物質は、水道水をつくる県浄水場でも増え続けている。河川の水の濁りを除去し、消毒する過程で生じる「浄水発生土」は現在、県営5浄水場で計7万2千トンに膨れ上がった。県水道管理課は「有機物質が少ない浄水発生土は焼却できず、保管場所も限界に近い」と、一層深刻だ。

13.2.11   アメリカ経済ニュースBlog 2.11「 人の4倍の抗生物質を投与される食肉と『クスリ』の恐怖」 畜産用で使われている抗生物質は年々増加しており、2011年現在では人間用の抗生物質の4倍の量を使用しています。 最近ではインフルエンザが流行る時期となっていますが、養鶏業界では鳥インフルや数年前には豚インフルエンザが流行り、畜産農家では『商品』を不良品にしないためにも大量のクスリを投与していることが言えます。 抗生物質だけではなく、牛乳のお乳の生産量を『効率的』に増加させるためにモンサントなどのホルモン剤を投与したりしていますが、その結果、牛がどのような状態になるかご存知でしょうか?  ホルモン剤によって牛の乳房が肥大化するのです。 そのホルモン剤に犯された牛乳を飲むことで、ホルモンバランスが狂い子供の発育に影響がでる可能性が指摘されています (『ある』アメリカ系のニュース番組が牛に投与するホルモン剤の影響について暴こうとしたのですが、モンサントから広告停止の圧力をうけ番組が改編されました) 食肉用の牛、豚、鳥など食肉は大量のクスリが投与されおり、私達は気づかないうちに人工的な毒に犯されています。 その食生活こそが、私達の病気の根源となります。その結果、現代人の最後は悲惨です。 ガン、痴呆症、心臓病、脳梗塞、 『99%』の人は何らかの重病にかかり、病気その物の苦しみ、あるいはその後遺症でもがきながら死んでいきます。 このような農薬、遺伝子組み換え作物、抗生物質、ホルモン剤などの人工的なクスリによって『虐殺』されることを回避したいのであれば、今すぐこちらをクリックして現役医師による内部告発をご覧ください。

13.2.11   低気温のエクスタシーbyはなゆー 2.11「ロシアの地震予知サイト「東京周辺は(じゅうぶんに)警戒せよ」 」 

13.2.11   机の上の空 大沼安史の個人新聞 2.11「 〔木下黄太さん〕 「結局税金の無駄遣い」「反対派の指摘当たる」  ガレキ広域処理の報道で、東京新聞特報部にエールを! / ガレキの広域処理問題に関しての「東京新聞」の頑張りは素晴らしいものと思いますが、ある意味その集大成的な記事です。佐藤圭記者の努力に敬意を。こうしたマスコミ、記者を市民が支える事が大切です。 」

13.2.11   フランスねこのNews Watching 2.11「 被害総額53兆円、原発難民10万人―仏政府機関、「第二のフクシマ」による想定被害の全容を発表/ルモンド紙(2月10日)」  フランスで福島原発事故と同様の炉心溶融事故が起きれば、日本を遥かに上回る被害にさらされる。フランス放射線防護原子力安全研究所は2月6日、2基の原子炉における炉心溶融による大量の放射性物質拡散と8万人にのぼる「原発難民」を生み出した福島原発事故の発生から約2年を迎えたのを期に、福島事故と同様の事故がフランス国内で起きた場合の被害の詳細に関する研究結果を発表した。同研究所は報告書の結論において、容量900メガワットの原発一基で炉心溶融が起きた場合の総被害額を4300億ユーロ(約53兆円)、事故による難民数を約10万人、除染費用を1100億ユーロ(13.6兆円)と指摘した。 今回の分析を担当した経済学者のパトリック・モマル研究員は2005年より研究に着手。総被害額の算定においては周囲への環境汚染のみならず、人的犠牲や経済への悪影響、諸外国への国境を超えた放射能汚染の被害についても考慮を行った。

13.2.11   レイバーネット 2.8「写真速報 : パブコメしないとヤバイぞ!〜寒風の中「あおぞら放送」第20回」 2月8日(金)夕方、寒風が吹きすさび手足がかじかむ。それでも経産省前テントひろば前には続々と人が集まり、「あおぞら放送」第20回が放送された。「原子力規制を監視する市民の会」の徳根和幸さんが出演し、「規制庁が進めている“新安全基準・防災指針”は再稼動を進めるためのもの。この2週間で原発の未来が決まる。ぜひみんなでパブリック・コメントで意見を出して反対しよう」と呼びかけた。テント前にも「パブコメかきかきコーナー」が設置された。「パブコメしないとヤバイぞ」との訴えに多くの人が足を止めていた。この日は他に、刈羽原発に反対している近藤容人さん、福島原発告訴団団長の武藤類子さんが熱く訴えた。「通りすがり」では、井上ともやすさんが「どこへ行くアメリカ」を歌い上げた。

13.2.11   朝日 2.10「大飯原発運転差し止め訴訟、傍聴呼びかけ 福井、原告団」 関西電力を相手取り、大飯原発3、4号機の運転差し止めを求めて提訴した原告ら8人が9日、福井市中央1丁目のJR福井駅前で、今月15日に福井地裁で開かれる第1回口頭弁論の傍聴と2次提訴への参加を呼びかけるビラを配った。昨年11月、県民を中心とする計154人が原告団となって提訴。その後も原告に加わりたいという申し出があり、東日本大震災から丸2年となる3月11日に2次提訴を予定しているという。15日に裁判が始まり、第1回口頭弁論では原告の意見陳述などがある。原告団世話人の小野寺恭子さんは「私たちは原発に不安を感じている普通の市民。多くの人に思いを伝えられるよう勉強して、歩みを進めていきたい」と話した。

13.2.11   スポニチ 2.10「坂本龍一に「バークリー日本賞」 反原発活動などを評価」 米カリフォルニア大バークリー校日本研究センターは8日、音楽家の坂本龍一に、世界が日本への理解を深めることに貢献したとして「バークリー日本賞」を授与した。国際的な音楽活動に加え、反原発など環境保護に対する取り組みを評価した。坂本は9日、共同通信に「反原発の活動をする日本人は少ないが、実際には多くの人が反対している。(私たちが)運動を続けることで、みんなの思いや勇気を維持することができると思う」と話した。坂本は8日、同校での授賞式に出席。音楽の授業をしたほか、9日には環境保護をめぐるシンポジウムに参加し、コンサートも開いた。バークリー日本賞は2008年から始まり、作家の村上春樹さんやアニメ映画監督の宮崎駿さんが受賞している。

13.2.11   河北新報 2.11「福島原発、ひしめく汚染水タンク 3キロ圏内上空」 東京電力福島第1原発事故から間もなく2年となるのを前に、原発上空の飛行禁止区域が緩和されたことを受け、ヘリコプターで上空1500メートル付近から敷地内の様子を撮影した。汚染水が入ったタンクが所狭しと立ち並び、4号機原子炉建屋では組み立て途中の燃料取り出し設備も確認できた。原発3キロ圏内の上空はこれまで飛行が禁止されていたが、6日に約1500メートルより高い空域は解除された。1〜3号機では今も水を循環させて冷却を続けているが、毎日大量の地下水が入り込むため汚染水が増加している。東電はタンクの増設でしのいでいるが、1〜4号機の西側の区域ではタンクが林立、空きスペースはほとんどないようだった。4号機周辺はがれきやひしゃげた鉄骨が散乱したまま。11月からプール内の燃料を取り出す予定で、建屋脇には取り出し設備の土台部分が設置されていた。原発南約3キロの上空500メートル付近のヘリ内で毎時約2.5マイクロシーベルトの放射線量が測定されたが、3キロ圏内の上空1500メートルでは、ほとんど測定されなかった。

13.2.11   MANTANWEB 2.11 「 オルガ・キュリレンコ : 「慰めの報酬」ボンドガール 原発事故の映画の主演をオーディションで勝ち取る」 映画「007」シリーズの第22作目「007 慰めの報酬」(08年)のボンドガール役で知られるウクライナ出身の女優のオルガ・キュリレンコさんが、旧ソ連時代に起こったチェルノブイリ原発事故をテーマにした映画「故郷よ」(ミハル・ボガニム監督)でヒロインのアーニャを熱演している。‥映画は、86年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故によって突然故郷を追われることになった人々の事故前後の日々と、その10年後を描く。チェルノブイリから約3キロ離れた町・プリピャチで結婚式を挙げ幸せの絶頂にいたアーニャだったが、式の途中、夫は突然“山火事の消火活動”に駆り出されてしまう。同じころ、原子力発電所の技師・アレクセイはいち早く事故の重大さに気づいたが人々に真相を告げることもできずにいた。その後、強制退去命令が下り人々は何も教えられないまま故郷を追われることになり……というストーリー。‥ 福島での原発事故のニュースを聞き、キュリレンコさんは「たった数カ月前に撮影したような同じことが25年後の今、福島で起こってしまったということが本当に信じられなかった」という。

13.2.11   茨城新聞 2.10「福島・県境に指定廃棄物焼却施設 北茨城で説明会 建設反対や不安の声 国「中断含め検討」」 環境省が北茨城市関本町小川地区に隣接する福島県鮫川村に、放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8千ベクレルを超える指定廃棄物の焼却施設を建設しているのを受け、同省は9日、小川地区の住民を対象に説明会を開いた。住民から反対や不安の声が上がり、出席した豊田稔同市長は「なぜ住民感情に配慮せず計画を進めるのか。周辺地域や住民を無視したやり方は駄目だ」と批判。同省側は「地元の理解を得るのが大前提。建設の中断も含め、今後の対応を決めたい」と述べ、建設続行か中断かを来週中に市へ回答すると応じた。 建設中の施設は、鮫川村で発生した汚染稲わらや牧草など計600トンを小型焼却炉で焼却。セメントと混ぜて固形化し、約1600平方メートルの敷地内の仮置場に一時保管する計画で、焼却期間は2014年9月までの予定。実験終了後は施設を撤去するという。 同村が建設を受け入れて着工し、今月下旬から試運転、3月から本格的な運転開始を目指している。 建設地は福島県塙町やいわき市、北茨城市に隣接し、近辺地域の住民の暮らしや農地を潤す四時ダムの源流近くに位置する。もともとは放牧地として使う予定だった。説明会は北茨城市が環境省に開催を申し入れ、同市関本町小川の小川田園都市センターで開かれた。小川地区の住民28世帯約70人のうち約30人が参加し、鮫川村からも約70人が駆け付けた。 ‥豊田市長は「説明を聞いていると、福島県外の人は関係ないと聞こえる。近隣自治体が反対してもやるのか。やる、やらないで答えろ」と、同省担当者に迫る場面もあった
(関連)ふくしまの里山を次世代に  ※鮫川村の問題について最初から詳しい経過などが書かれています。

13.2.11   茨城新聞 2.11「県内道路、除染進まず 仮置き場の確保難航」 東京電力福島第1原発事故を受け、放射性物質汚染対処特別措置法に基づく除染計画にある道路の除染が進んでいない。道路の除染は、除去した土壌を道路内に保管することは構造上難しく、一時保管する仮置き場を確保しなければならない。しかし、ほとんどの自治体で仮置き場が見つからない現状で、県の担当者は「路面の放射線量は低く緊急性は少ないが、除染する段階になれば、仮置き場の問題は避けられない」と頭を抱えている。 原発事故を受け、長期的な目標として追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下になることを目指し、県内19市町村は同法に基づく除染計画を策定。除染は昨年から今年にかけ、学校など子どもへの影響が大きい施設から優先的に進められている。 県は昨年9月、各市町村の除染計画にある県立校や公園、住宅など県が管理する40施設と県道の除染に、全額国負担の本年度補正予算(5億円)を編成。計画実施前には、放射線量を測定する詳細調査が実施され、毎時0・23マイクロシーベルトを超えた場所を除染するが、県管理の各施設で年明けから詳細調査が始まっているのとは対照的に、県道は詳細調査にも入っていない。 県は「測定して除染が必要とされた場合、仮置き場が必要。仮置き場が見つかっていない状況で詳細調査も実施できない」(県道路維持課)としている。

13.2.11   ソウル・フラワー・ユニオン ?@soulflowerunionのTwitter 2.11「 真実は闇の中 政府は必ずウソをつく?/堤未果(テレビ愛知・動画 1/15) http://dai.ly/Va0ZME

13.2.11  朝日 2.10「 東電、調査妨害でウソ上塗り 「真っ暗」自ら切り出す」 東京電力が、国会事故調査委員会に「真っ暗」と虚偽説明をして福島第一原発1号機の現地調査を妨げた問題で、この問題への東電の釈明も、虚偽の内容で構成されていることがわかった。朝日新聞が入手した説明のやりとりを精査したところわかった。東電は虚偽を重ねたことになる。問題が発覚した7日、東電は自社ホームページなどで、国会事故調側から現場の明るさについて質問があった際、事実を誤認して説明したが、何らかの意図をもって虚偽の報告をしたことはないと釈明した。ところが、国会事故調側から明るさについて質問があって説明したというのは虚偽で、説明の席では、玉井俊光・東電企画部部長(当時)の方から「建屋カバーがかかり、今は真っ暗だ」との明るさをめぐる話を切り出していた。

13.2.11  朝日 2.11「 (カオスの深淵)民意のトリック:2 疲れ果てた町 」  難しい問題だから、よく話し合って決めよう。そんな努力の結果、スイスの小さな町の人々は疲れきってしまった。観光地ルツェルンに近い2千人の町ウォルフェンシーセンに放射性廃棄物の最終処分場を造る案が出たのは、25年以上前だ。町の人は実によく話し合った。連邦政府の説明を聞き、ツアーを組んでフランスやスウェーデンなどの実情を見学した。公共施設の建設や補助金も魅力的だった。「どこかが引き受けないといけない。そう話し合い、対立はないと思った」。ハンス・コップ町長は振り返る。1994年、町は住民投票で受け入れを決めた。ところが翌年、町を超える州レベルで、新たに住民投票が提起された。「安全性に確信がもてない」との反対意見が広がったためだ。結果は僅差で受け入れを拒否。町の決定は覆されてしまった。2002年に再提案されたが、やはり州レベルで否決した。この間、町外の反対派の意見に改めて接して、町では考えを変える人が増えていった。「あなたは賛成? 反対?」。夜の酒場で探り合いが始まった。意見のちがいで教会のミサに参加できない人もいた。ある反対派の女性は、いまも「賛成派は金をもらってる」と吐き捨てる。05年施行の法律で、処分場の場所決定は連邦に一元化された。この町を含め、6カ所の候補地から処分場が選ばれるのは14年以降になる。コップ町長は嘆く。「国全体で決めるべき問題を、小さな町に背負わせただけの25年だった」

13.2.11   東京 2.10 「節電逆行 再生エネ 賦課金 大消費の鉄鋼業 減免厚く」 再生可能エネルギーを電力会社が買い取るため電気料金に上乗せされる賦課金について、電気を大量に使う企業は大幅に減免される制度があり、これを利用した二〇一二年度の減免見込み額が計六十三億円に上ることが、本紙の集計でわかった。広く節電が求められているにもかかわらず、使用量が多いほど賦課金が減免されるいびつな制度。しかも上位十一社のうち七社までを鉄鋼会社が占め、特定業界に恩恵が集中していた。‥一般家庭は賦課金は上乗せされるが、減免はされない(被災地は今年四月分まで減免対象となる)。企業が減免を受けるためには、経済産業省資源エネルギー庁の認定を受ける。一二年度では約八百五十社が認定されている。製造業の場合だと、業界の平均電気使用量の八倍の電気を使うことが減免の条件で、賦課金は五分の一にまで減る。減免見込み額を本紙が集計したところ、一位は大同特殊鋼(名古屋市)の二億二千万円、二位は東京製鉄(東京都千代田区)の一億八千万円だった。上位十一社では、七社が鉄鋼業界で、ほかは化学と電子部品だった。この制度では、電気を多く使うほど減免額が増えるため、企業は省エネに反する行動にも出かねない。毎年の使用実績に応じて認定を受けるが、ボーダーラインの企業は節電より、認定基準を超えるまで使ってから減免を受けた方が得になるケースもあるからだ。‥鉄鋼会社が減免された分の賦課金は、国の予算から社団法人を通じて電力会社に補填される仕組み。一般の消費者は、自分が使った電気に応じた賦課金と、鉄鋼会社の分とを二重に負担しているともいえる。‥日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会顧問の辰巳菊子さんは「消費電力量に応じて公平に賦課金を払うのが筋。政局優先で一般消費者がしわ寄せを受けた」と、減免制度を批判する。再生エネ特措法の付則では、少なくとも三年ごとに法の見直しを行う規定だ。今のところ、減免制度を先導した自公政権には見直す動きはない。それどころか、企業側からは減免の適用基準の緩和を求める声も出始めている。 ※金持ちほど儲かり、貧しい者ほど苦しくなるという消費税も同じ構造です。

13.2.11   朝日 2.10「原発が招いた分断「民衆法廷」で問う 11日、三重で」 原発が抱える様々な問題を、模擬裁判形式で提起する「原発を問う民衆法廷」が11日、三重県四日市市安島1丁目の「じばさん三重」で開かれる。同県の旧南島町(現南伊勢町)と旧紀勢町(現大紀町)の沿岸部で1963年に持ち上がった中部電力芦浜原発計画で、反対運動に関わった住民らが原発がもたらす問題を訴える。民衆法廷は、東京電力福島第一原発の事故をきっかけに、昨年2月から東京や福島、広島、札幌などで開かれ、四日市が7回目。これまで、前田朗・東京造形大教授らが務める「判事」を前に、福島第一原発事故の避難者や小児科医、元原発労働者らが証言台に立ち、原発の危険性や周辺地域が抱える問題などを訴え、議論を重ねてきた。各回の終わりには、脱原発や原発の再稼働撤回を求める「決定」を出してきた。芦浜原発の立地計画は、県の要請を踏まえた中部電が2000年に白紙撤回した。今回の「法廷」では、計画が持ち上がってから半世紀の間に、地域にどんな影響がもたらされ、どんな問題を抱えてきたのかを明らかにする方針。

13.2.11   47NEWS 2.10「 福島県の医師19%が体調不良 震災前の3・5倍」 東日本大震災の被害が大きかった東北3県の医師を対象にした意識調査で「健康状態が良くない」との回答が福島19.4%、宮城14.1%、岩手12.8%に上ることが10日分かった。特に福島は震災前に比べ3.5倍の高さ。震災でストレスを感じるとの回答も福島で62.9%に達し、宮城51.6%、岩手39.2%に比べ際立つ結果となった。調査した日本医師会総合政策研究機構は「医師不足の中で過酷な勤務を長期間続けているほか、福島では東京電力福島第1原発事故によるストレスの影響もあるのではないか」とみている。3県で2012年8月下旬から9月中旬にかけて調査した。 ※なんでもストレスのせいにしてしまおうとしてますが、他県に比べ福島がだんとつに高いのは当然被ばくの影響だと思われます。

13.2.11   朝日 2.10 「うそ、社長はどう説明 東電「真っ暗」報告で参考人招致」 東京電力の広瀬直己社長が、国会事故調の福島第一原発への現地調査を妨げた問題で国会の場で説明を求められることになった。東電社長は現地調査断念をねらってうその説明をしたと認めるのか。国会の調査権をないがしろにした責任をどう取るのか。12日にも開かれる衆院予算委員会での参考人招致のポイントを整理した。‥東電は自社ホームページなどで、玉井氏が説明に使ったビデオ映像について、「建屋カバー設置後の映像」を「建屋カバー設置前の映像」と誤認して説明したことは事実で、大変申し訳ないと釈明した。玉井氏が勘違いしたとの見解だ。だが、玉井氏は国会事故調の委員らへの説明にあたり、「(建屋に)当時入った人間と、福島第一のほうから、今日、説明できるだけの話は聴いてうかがって参っている」と準備してきたと語っている。‥ 非常用復水器は福島第一原発1号機冷却の切り札だった。東京電力は、1号機の非常用復水器について「損傷は認められない」と主張。この点で、地震の揺れで壊れた可能性があるとにらんでいる国会事故調と真っ向から対立している。虚偽説明で異なる主張をする者の現地調査を阻んだいきさつからも、広瀬社長はなぜ地震で壊れなかったと言い切れるのか、改めて合理的な説明をする必要がある。 もし非常用復水器のような重要機器が地震の揺れで壊れていたとなれば耐震基準を強化する必要が出て、再稼働問題にも影響を及ぼす。‥東電は、玉井氏が映像を誤認し誤った説明をしたと主張する。原発畑で対事故調窓口役の玉井氏が、1号機の建屋カバーが光を通すことも、照明があることも知らずに説明にやって来たことになる。野党は玉井氏の国会での証人喚問を要求したが、参考人招致も見送られている。  ※自民党は政権を取ったとたん、東電や原発マフィアをかばう態度に出ています。

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