東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

2012.12.21

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12.12.21 ★  DAYSから視る日々 12.21「広河隆一より 1月号記事「警戒区域 ジャーナリスト取材 過剰な取締り」に関して」 私は5月31日に警戒区域から出るときに警察の任意の聴取を6時間応じた後、その後毎月のように再度の任意聴取を求められましたが、それを断ってきました。 しかしこの1月号の印刷が終わったころ、12月11日に、動きがありましたのでお伝えします。 この日私は、東京まで出向いてきた福島県警の刑事の任意の事情聴取に応じました。拒否し続けることで、福島の子どもの保養プロジェクト「沖縄・球美の里」の運営とDAYS JAPAN誌の発行に支障が出ることを望まなかったからです。私にとっては取材の権利とともに子どもの施設を守り育てることも、重要な闘いです。‥聴取は高圧的なものでなく丁寧に行われましたが、この結果私にどのような判断が下されるかまだわかりません。ただ最後に3人の刑事がお辞儀をして、「今後も福島の子どもをよろしくお願いします」と言ったことを付け加えておきます。このことを聞いた福島の友人たちは、福島の警察関係者も、本当は県内の子どもたちのことを守りたいという気持ちでは同じなんだと、感慨を込めて語っておりました。‥今後も過剰な警備によってジャーナリストの警戒地区立ち入りを取り締まることや、刑の執行がある場合は、そのような法律を施行する政府、自治体に対する闘いを続けるつもりです。同時に福島の子どもたちを守る闘いも大きくしていくつもりです。

12.12.21 ★  Canada de Nihongo 12.20「 『未来の党』 藤島利久氏が「不正選挙」を裁判提訴 」 衆院選で未来の党から公認を受け、埼玉5区で「ただちに影響はない」で有名な枝野幸男と闘った藤島利久氏が、本当に不正選挙があったのかどうかを確かめるために訴訟を起こしてくださるそうだ。もし、今回の選挙が不正であることがわかれば、選挙は無効となる。 しかし、投票用紙などのデータは全て敵のムサシが持っており、すでに破棄されてしまったか、偽の集計を行ったソフトも削除されてしまった可能性がある。不正選挙を証明するのはたやすいことではない。藤島氏がインターネットテレビ局「街カフェTV」の動画で述べているように、闘う相手は人の命をなんとも思っていない巨悪の組織だ。裁判の途中で殺されてしまうこともあるかもしれない。 それでも、命をかけて、不正選挙を暴く覚悟をしてくださった藤島氏に心から感謝したい。
(参考)街カフェTV/未来の党で未来を創る!

12.12.21 ★  晴耕雨読 12.21「来年の夏までは、安倍は厚化粧して、正体を隠すだろうから、参議院もタフな闘いになるよ:兵頭正俊氏」 安倍は来年の参議院選挙までは経済政策に邁進する。 これは消費税増税を実施するためだ。 選挙が終わったら、虎になって日本の軍国主義化を一挙に進めてくる。 今度の選挙にはラチェットがついていたので、日本の米国植民地化は一挙に進むことになる。 残念ながら後戻りはできないのである。 不正選挙の指摘がやまない。 それも体験談や目撃談が出ている。 わたしも、投票にはいつも決まった時間に行くのだが、例年になく参加者が多く、列が出来ていたのを目撃している。 全国から同様の報告がある。 民主党代表選の不正といい、検察の不正といい、もうこの国は終わっているのかもしれない。‥ ただ、来年の夏までは、安倍は厚化粧して、正体を隠すだろうから、参議院もタフな闘いになるよ。 自民党の政治がすでに始まっている。 民主党と構造は同じである。 背後には米国と官僚、財界がいて、操っている。 ただ、民主党の場合は、大根役者で、ときどき舞台に背後の黒子が登場して、興ざめした。 その点、自民党は上手で、口パクが、たまにずれる程度である。

12.12.21 ★  読売 12.21「iPhoneで使える小型の放射線測定器「Pocket Geiger Type4」」 ソフトバンクBBは、「SoftBank SELECTION」ブランドで、簡単な操作で放射線量を測定できるiPhone/iPad/iPod touch用小型ガイガーカウンター(放射線測定器)「Pocket Geiger Type4」と、セシウム134、137(134Cs/137Cs)の簡易スクリーニングに特化したiPad用簡易スペクトロメトリ(分光測定器)「iMetry」を、「SoftBank SELECTIONオンラインショップ」で発売した。

12.12.21 ★  日経 12.20「降雨時の渓流で飲料基準値上回る 伊達・飯舘のセシウム」  森林総合研究所は20日、8〜10月に福島県の伊達市と飯舘村の森林から流れ出る渓流水中の放射性物質を降雨時に測定したところ、一部の地点で放射性セシウム濃度が最大で1リットル当たり48.5ベクレルと、国の飲料水の基準値(同10ベクレル)を上回ったと発表した。福島県林業研究センターの協力を得て、雨が降った際に1時間ごとにデータを測定。168試料中6試料で基準値を超える放射性セシウムが検出された。同研究所は降雨時にセシウムを含む土などが一時的に増えたのが原因とみている。 ※雨が降ってないときはどれくらいなんでしょう。

12.12.21 ★ 竹内昌義 ?@tkchmsyshのTwitter 12.21「 あるある。RT @kevinmeyerson: ブルームバーグ:ドイツの再エネ革命巡り、送電線システムのアップグレードが電力企業が言っていたより遥かに少ない予算で間に合うようになった。 〜電力会社が超大げさでした http://bloom.bg/Vc74n4 #genpatsu 」

12.12.21 ★  BIGLOBEニュース 12.21「自公、安全条件に原発再稼働を容認…連立最終案 」  自民党の安倍総裁と公明党の山口代表が25日に署名する「連立政権合意」の最終案が21日、明らかになった。エネルギー政策では、原子力発電所の再稼働について「国際基準に沿って安全第一主義を徹底した原子力規制委員会の専門的知見の判断による」とし、厳格な安全基準に適合すれば再稼働を認める方針を示した。自民党が衆院選の政権公約で打ち出した「再稼働の可否は3年以内の結論を目指す」との再稼働容認の姿勢が反映されたものだ。その上で、公明党が政権公約で「原発の新規着工を認めない」としたことも考慮し、「可能な限り原発依存度を減らす」との文言を盛り込んだ。

12.12.21 ★  毎日 12.21「特集ワイド:原発の呪縛・日本よ! 作家・澤地久枝さん」 東日本大震災後初の衆院選だったにもかかわらず、「脱原発」は第三極の離合集散に埋没して争点から外れ、既存の革新政党は存続さえ危うい結果となった。旧来型政治にノーを突きつけ政権交代を導いた09年の「民意」は、首相官邸前を埋め尽くした「市民」は、何だったのか−−。 戸惑いを抱えたまま東京・恵比寿の自宅を訪ねた。澤地さんは久留米絣(がすり)の紺の着物姿、りんと背筋を伸ばして迎え入れてくれた。「16日の夜、何時ごろかしらね、大勢を知ってがっかりしましたよ。憲法9条、脱原発……一生懸命に訴えてきたつもりだったけど、有権者は目の前の利益を守るために投票所に行ったんだなって。しかも今の憲法になり、誰もが投票できるようになってから最低の投票率。恥ずかしいことです。4割の人は政治に無関心というのか、飽き飽きしちゃったんですね」  不思議にも声の張りはみじんも失われていない。「だって、こんな結果になったからこそ、いつまでもがっかりしてはいられないでしょう。16日に全部が消えたわけじゃない。私は何があっても『絶望した』とは言いたくないの」  文壇きっての反骨の人は早くも「反攻ののろし」を上げようとしている。

12.12.21 ★  木野龍逸 (Ryuichi KINO) ?@kinoryuichi のTwitter12.21「この町長が辞めさせられるのは、まずい、非常にまずい。→町長から町民の皆様へ | 町長メッセージ | 双葉町公式ホームページ臨時サイト(災害版) http://ow.ly/ggule  #genpatsu #fukushima http://fb.me/2fkGme3w8 」

12.12.21 ★  東京 12.21 「 国連総会、死刑執行の停止求める 本会議決議、日本は反対」 国連総会(193カ国)は20日、全ての死刑存続国に対し死刑廃止を視野に執行を停止するよう求める決議案を賛成多数で採択した。欧州諸国、カナダ、フィリピン、ブラジルなど過去最多の111カ国が賛成した。同種決議は2007年以後4度目で毎回賛成国が増えている。反対は日本、米国、中国、北朝鮮など41カ国。韓国、タイなど34カ国が棄権した。総会決議には拘束力はない。決議は「冤罪で死刑が執行されれば取り返しがつかない。死刑が犯罪抑止効果を持つとの確実な証拠もない」と指摘。死刑適用が続いていることに「深い懸念」を表明した。 ※日本は死刑制度の点でも野蛮な後進国です。

12.12.21 ★  YOUTUBE「 20121107「がれき焼却で、なにがおきるのか」講師 山本節子 」 ※2009年の論文「チェルノブイリ立ち入り禁止区域における森林火災、煙の排出と放射性物質の拡散」から、がれき焼却のインパクトを学ぶ。

12.12.21 ★  東京 12.21「東通原発 「敷地内に活断層」一致」 東北電力東通原発(青森県東通村)の断層を調べた原子力規制委員会の専門家チームは二十日の評価会合で、敷地内に多数の活断層がある可能性が高いとの見解をまとめた。原子炉建屋の直下ではないが、すぐ近くを活断層が通っていることになり、大幅な耐震性能の見直しを迫られることは必至で、当面は再稼働できない可能性が高まった。二十六日に東北電から反論を聞き、チームとしての結論を決める。規制委のチームが、新たに活断層の判断をしたのは、日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)に次いで二例目となる。この日の会合では、敷地内の斜面や試掘溝(トレンチ)で確認された地層の乱れは、活断層が動いたことによってできたとの意見で五人全員が一致。‥活断層は原子炉建屋など重要施設の真下では確認されておらず、国の基準に即座に違反しないが、最も近い地点では約百メートルしか離れていない。島崎氏は会合後、報道陣に「(東通原発が想定すべき)地震の揺れはかなり変わるはずだが、分かっていない部分も多い。敷地外も含めてきちんと調査する必要がある」と述べ、安全性が確認されるのは当面先だとの認識を示した。

12.12.21 ★  毎日 12.21「セシウム焼却灰:住民が搬入阻止…千葉・手賀沼処理場 」  千葉県北西部の自治体でたまっている放射性セシウムに汚染された焼却灰の保管問題で、一時保管施設が建設された県営手賀沼終末処理場(同県我孫子市・印西市境)への焼却灰の搬入に向けた移送作業が21日午前、始まった。一時保管は15年3月までの計画だが、灰が移される最終処分場の候補地は決まっておらず、保管の恒久化を懸念する地元の我孫子市などは強く反発。焼却灰を積んだトラックが午前11時過ぎ、終末処理場に到着したが、プラカードをかかげた住民ら約60人が詰めかけて搬入を阻止し、県側の担当者らとのもみ合いが続いた。

12.12.21 ★  田中龍作ジャーナル 12.20「放射性廃棄物の最終処分場 不意打ち決定「白紙撤回を」」 福島原発事故により生じた放射能濃度8,000ベクレル/kg超の指定廃棄物(汚泥など)。その最終処分場が特措法に基づき持ち込まれようとしている、栃木県矢板市と茨城県高萩市の住民がきょう、国に対して白紙撤回を求める集会を日比谷公園で開き、環境省と国会に向けてデモ行進した。あまりにも地元をないがしろにした決定だった。「おたくの市のどこそこが最終処分場に決まりましたよ」と何の前ぶれもなく公表し、翌日、環境副大臣が地元市役所を訪問してそれを伝えたのである。‥不意打ちに地元は驚き、そして怒る。矢板市議会、高萩市議会とも即刻、全会一致で白紙撤回を求める決議をあげた。両市の市議会議員全員がきょうのデモ集会に参加したことからも、地元の憤りが伝わってくる。‥矢板市に持ち込まれようとしている最終処分場はダムの近くだ。ダムは農業用水として使われる。上水道の取水場もこの近くだ。‥栃木県選出の渡辺喜美・みんなの党代表があいさつに立ち、経緯を明かした。矢板市と高萩市に最終処分場を持っていくことは自・公・民で決めていたというのだ。住民が国の場当たり政策に翻弄されるケースは珍しくない。だが放射性廃棄物は、人々の健康と生活に悪影響を及ぼす。未来の子供たちに顔向けできないようなことをしてはならない。筆者は東電に引き取らせ福島原発の敷地に埋めさせることが、最も適切な解決方法だと考えている。

12.12.21 ★  院長の独り言 12.20「毛髪・乳歯による内部被曝検査を隠蔽する政府と報道」 日本は残念ながら放射能で汚染された国家となってしまい、その汚染を隠そうとするために日本全国に放射能を拡散し、あまつさえ放射能を恐れるのは、非科学的なサルのような人間だと言うキャンペーンを張っています。まるで、はだかの王様を目の前で見ているかのような現状に寒気すら覚えます。福島県の全域、特にいわき、相馬、飯舘村を中心にしてかなりの被曝量であったことはもはや隠しようがなくなっておりますし、とくに大熊町では放射能被ばくによる急性死亡が疑われる症例があったことは以前ブログで紹介いたしました。‥そもそも、髪は東洋医学では血餘(けつよ)と呼ばれ、体内の状況をあとから調べるのに使われます。ナポレオンのヒ素による毒殺説を否定したのもこの毛髪分析です。南相馬では、現在被曝の量を調べるために毛髪の検査を勧めているという噂を聞きましたが、もっともな話だと思います。これが真理です。ところが、今の日本は科学をカネの力、権威の力でねじ曲げようとしているのは、ご存じの通り。私は次の記事を見て腰を抜かすほど驚きました。‥「内部被曝量は毛髪で測ることはできず、ホールボディーカウンターと呼ばれる検査機で全身を調べる必要がある」というのは、前述したプルトニウムファイルで見たとおり、全くのデマ、ウソです。この朝日新聞の記者は、一度プルトニウムファイルを読んで勉強してください。権威者が散々ウソをつくことは今まで何度も我々は経験したことです。ウソかホントかは、今までの報道、書籍を見てどれが一番矛盾がないかで決めます。米国がわざわざ死体を掘り返してまで、毛髪の検査をしたのですよ。‥内部被曝を調べるのに、毛髪、乳歯は非常に重要です。今直ちに調べる必要はありません。内部被曝の実態、検査方法が本当にわかってから、調べられるようにビニール袋などに入れて保管しておきましょう。それが、子どもにしてあげられる親の愛の一つです。平気でウソをつく権威者、そのウソを実証せずにたれ流すマスコミ。信じて馬鹿を見るのは、我々国民なのですから。

12.12.21 ★  ふくしま集団疎開裁判 12.20「【お知らせ】子どもたちを核戦争から守れ! 12.21ふくしま集団疎開裁判文科省前&財務省上抗議行動→IWJ・未定 」 7月27日(金)からスタートした文科省前〜官邸前抗議行動(そのアピール文)、これまで、毎週金曜日、実施してきました(過去の行動の動画は末尾に掲載)。 今週金曜日(12.21)も、文科省前と財務省上で、次の通り実施します。‥ ◎抗議内容  ・かんしょ踊り:かつて文明化推進の明治中央政府から「野暮で後進的」という理由で撲滅・禁止され、生き延びたたと言われる福島県会津の踊りを、今、原発推進の平成中央政府から抑圧・迫害されている福島県の子どもたちの集団避難を求める市民が「抵抗の踊り」として踊ります。  ・紙芝居(寸劇) :マスコミが伝えない福島の現実を、1枚の紙と語りで伝える。 ◎国内遠方・海外からの参加 国内遠方の皆さん、海外の皆さんからも、この抗議行動に参加ください。このブログの以下のコメント欄で、またはメール(→sokai*song- deborah.com【*を@に差し替えて送信ください】)で抗議の声を表明して下さい(ブログで紹介させていただきます)。 ◎主催 ふくしま集団疎開裁判の会

12.12.21 ★  毎日 12.20 「 最終処分場問題:矢板市などの住民らが国会前でデモ」 東京電力福島第1原発事故で発生した高濃度の放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場問題で、国から候補地に選ばれた栃木県矢板市と茨城県高萩市の住民ら計約500人が20日、東京都内の環境省や国会周辺で候補地選定の白紙撤回を求めるデモ行進を行った。日比谷野外大音楽堂で決起集会を開いた後、「処分場にNO!」「断固反対」などと書いたのぼりやプラカードを掲げ、遠藤忠・矢板市長や草間吉夫・高萩市長らを先頭に行進。「撤回を勝ち取るまで頑張るぞ」「緑豊かな古里を守るぞ」などと、環境省や国会、首相官邸付近の約1.5キロでシュプレヒコールを上げた。白紙撤回を求める両市民団体の決議文を同省に提出した。

12.12.21 ★  毎日 12.20 「 福島第1原発3号機 核燃料プールの鉄骨を撤去」 東京電力は20日、福島第1原発3号機の使用済み核燃料プール内に水没していた鉄骨(長さ約7メートル、重さ約470キロ)をクレーンで撤去した。先端がはさみ状になった油圧カッターで鉄骨をつかみ、プールから引き上げた。鉄骨は、3号機原子炉建屋上部のプール脇にあったがれきの一部。9月22日にクレーンでの撤去作業中に滑り落ち、プール内に沈んでいた。核燃料プールには使用済み核燃料が残ったまま。今回は作業の万全を期すため、模擬鉄骨を使った撤去訓練を先月から繰り返したという。

12.12.21 ★  毎日 12.20「東通原発:活断層と断定、敷地内を縦断…規制委調査団 」  原子力規制委員会の有識者による調査団は20日、東北電力東通原発(青森県)の敷地を南北に縦断する「F系」と呼ばれ10本の断層を一連の活断層と認定した。26日に東北電の主張を聞いたうえで報告書をまとめる。活断層の真上に原子炉建屋など重要施設の設置を認めない国の指針には抵触しないが、断層は建屋から最短で約200メートルしか離れておらず、耐震性の見直しで停止期間の長期化は確実になった。調査団が敷地内で活断層の存在を指摘するのは、日本原子力発電敦賀原発(福井県)に続いて2例目。‥調査団が13、14日に現地調査した結果、これらの断層が約8万〜10万年以内に複数回、水平方向に横ずれした逆断層だと判断。12万〜13万年前より新しく、耐震設計上考慮すべき活断層という意見で全員が一致した。島崎邦彦委員長代理は会合で「活断層でないという主張は受け入れがたい」と述べた。また「横ずれを示しているものが東北電の調査で見落とされていた」と言及し、同社の調査に不備があったと指摘した。「F−3」は同原発の北に隣接する東京電力の原発建設予定地にも延びるため、東電の計画にも影響が及ぶとみられる。また、同じ下北半島には日本原燃の使用済み核燃料の再処理工場や、建設中のJパワー(電源開発)大間原発など原子力施設が集中。事業者はいずれも活断層を否定するが、見直される可能性が高まっている。
(関連)「東通に活断層:原発近く評価難しく、規制委が影響検討へ」 原子力規制委員会の調査団は、東北電力東通原発の敷地内にある断層について、「活断層」との見解を示した。問題の断層は原子炉建屋など重要施設の直下は通っていないが、耐震性の見直しは避けられない。規制委は今後、他原発でも重要施設の至近距離にある活断層が確認されるケースが相次ぐ可能性があるとして、活断層が与える影響評価について検討を始めた。今後、その評価に基づいて再稼働の可否を判断するが、近くにある活断層による揺れの規模を予測するのは難しい。電力会社は耐震対策に苦慮しそうだ。
(参考)「東通原発:規制委が断層調査を開始 重要施設の横を縦断」  東北電力東通原発の主な敷地内断層と調査地点

12.12.21 ★  福井新聞 12.19 「大飯原発調査団が破砕帯を視察 追加調査備え、原子力規制委」 原子力規制委員会の関西電力大飯原発現地調査団メンバーが19日、福井県の同原発敷地内で、破砕帯(断層)の調査地点の視察を始めた。年内にも予定されている追加の現地調査に備え、11月2日に現地調査したトレンチ(試掘溝)などの地点を再確認する。規制庁によると、視察するのは、規制委の島崎邦彦委員長代理を除く、大飯原発の現地調査団の専門家4人。19日に渡辺満久東洋大教授、21、22日に岡田篤正立命館大教授、重松紀生産業技術総合研究所主任研究員、廣内大助信州大准教授の3人が訪れる。大飯原発の破砕帯をめぐっては、評価会合で専門家の意見が分かれ、関電にトレンチの拡張やボーリングなどを追加して行うよう指示されている。追加の現地調査の日程は年内をめどに調整されているが、今のところ未定という。

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