東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

2012.9.24

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

12.09.24 DAILYMOTION「シリーズ・チェルノブイリ原発事故「第2回 ウクライナは訴える」」 NHK ETV特集 2012.9.23。‥国際社会に支援を訴えながら、放射線の影響とは認められていないウクライナの健康被害。チェルノブイリ原発事故から26年たった現地を取材し、地元の医師や研究者にインタビュー、ウクライナ政府報告書が訴える健康被害の実態をリポートする。

12.09.24 読売 9.23「自動停止の米スリーマイル島原発が運転再開」 20日に原子炉が自動停止した米ペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所1号機(加圧水型軽水炉)が22日、運転を再開した。自動停止は電気系統の故障による冷却水ポンプの停止が原因で、補修は部品交換で済んだ。同原発2号機では1979年、炉心溶融事故が起きている。 ※驚くほど早いですね。充分に安全確認したんでしょうか?

12.09.24 西日本新聞 9.24「原発の安全判断「新たな基準で」 ストレステスト採用せずと田中氏」 原子力規制委員会の田中俊一委員長が24日、共同通信のインタビューに応じ、再稼働に向けた原発の安全性の判断について「規制委の判断基準としてストレステストを採用しない」と述べ、電力会社が行った安全評価(ストレステスト)の結果は審査しない考えを示した。ストレステストを中心に据えて、政府や電力会社が進めてきた規制委発足前の再稼働手続きは、白紙に戻る格好になる。田中氏は、今後定める新たな安全基準に基づいて審査する方針を示した上で「(提出済みテストの結果の)良しあしを判断するつもりはない」と強調した。規制委は基準を今後10カ月以内にまとめる。 ※ストレステストではないならいったい何なのか、要注目です。

12.09.24 東京 9.24「 【社説】 原発建設再開 矛盾ではなく欺瞞だ」 「不断の見直し」は、もう始まってしまったのか。政府は「二〇三〇年代原発ゼロ」の看板を書き換えて、原発の建設再開を認めるつもりらしい。新増設なしは基本である。例外は許されない。矛盾というより欺瞞である。何枚、舌があるのだろうか。枝野幸男経済産業相は、経産省が工事許可を出した原発に関しては、それを変更する考えはないと、明言した。着工済みの原発は、青森県大間町で電源開発(Jパワー)が建設中の大間原発(進捗率37.6%)、青森県東通村の東京電力東通原発1号機(9.7%)、そして松江市の中国電力島根原発3号機(93.6%)である。このうち、福島第一原発事故収拾のめどがつかない東電の東通を除く二基については、東日本大震災で中断していた建設工事の再開を認める方針という。「二〇三〇年代に稼働原発ゼロ」は、十四日に政府が決めたエネルギー・環境戦略の看板だ。それを実現するための二本柱が、原発の稼働期間を四十年に厳しく制限すること、そして原発の新増設はしないことではなかったか。例えば一〇年代に稼働を始める原発を四十年間運転できるとすれば、五〇年代まで寿命を保つことになる。誰にでもわかる足し算だ。大間と島根は新増設にほかならない。

12.09.24 日々雑感 9.24「【山本太郎さんよりメッセージ】 11月11日 100万人 国会大包囲運動 呼びかけ」(動画有り) みなさん、もうご存知かと思いますが、 7月16日に行われ大盛況で終わった「代々木大集会」に続く、第2弾 11月11日 100万人 国会大包囲運動 について山本太郎さんからの呼びかけです!! みんな!全国から集まれ!! 当日はもちろん「正しい報道ヘリの会」 からヘリを飛ばし、太郎さんが実況します!!  7月16日を超える規模の人間で、政治にプレッシャーをかけよう!!

12.09.24 がんばれ福島原発! 9.24「 水道の蛇口からセシウムが検出されていることを良く考えて下さい・・・親として」 随分前から公表されていますが、水道の蛇口からセシウムが検出されています。毎日必ず口にしてきた水道水ですが、その中にセシウムが入っているのです。 水はミネラル水を飲んでいるから、という方でもお米や料理には水道水を使うという方が多いのでは?‥政府の基準値以下だから大丈夫と考えられる方もいるでしょう・・・ 自分で判断できる、あるいは判断する人はそれでいいでしょう。 ただ、子供は自分で判断出来ないのです。 親として、子供の体内に極力放射性物質を取り込まないようするべきではないでしょうか?

12.09.24 みんな楽しくHappy?がいい♪ 2011年3月11日。 9.24「原子力規制委員4人へ「あなたは委員として欠格要件に当てはまるのでは?刑事告発されてますが?他」週刊金曜日9/19(音声・内容書き出し)」 週刊金曜日編集部の方の質問です  更田委員と中村委員→委員の欠格要件に当たるのでは?  田中委員長→放射線安全フォーラムの金銭の流れを全て明らかにすべきでは?  →刑事告発されていることについてどう思うか?  →「100ミリシーベルトでは健康に大きな影響はない」発言の真意について  →福島第一原発は収束しているとの認識なのか?  大島委員→国会事故調の報告書の提言・収束と規制人事のあり方についてどう思うか?

12.09.24 原発はいますぐ廃止せよ 9.24「東京のホットパーティクルからはストロンチウムが検出されていたのだ!」 ガンマー核種は言うに及ばず、ベータ核種のストロンチウムが空気中から検出。 ということは、地上に落下して、土壌からもストロンチウムが検出されるはず。 横浜のビルの屋上から濃縮されて大量に検出されたストロンチウムを、文科省が測定方法に疑問があるとケチをつけてうやむやにされてしまったが、やはり、真実だった。‥その浮遊塵、英語でホットパーティクルが部屋の中まで侵入。‥エックス線フィルムが感光したという情報は、去年の事故後すぐに出回っていた話だ。 掃除機の中のゴミからもいまだにセシウムが濃縮されて検出される。 食品の基準値はセシウムが100ベクレル以下にする。 他の核種は測定が大変だから、費用対効果を考えて測らないことにした。しかし、セシウムの10%は含まれているとみなすものとするとはっきり厚労省は言っている。 現実には、セシウムが多く含まれる食品に一体どれだけのストロンチウムやプルトニウムやルテニウムやウランなどの長半減期の核種が含まれていたのかを出して欲しいものだ。 吸い込んで食べて飲んで被曝したのは、間違いない。セシウムだけではなくストロンチウムも。 さらにそれを継続するのかしないのか、体内濃縮することを続けるかどうかが問題である。

12.09.24 田中龍作ジャーナル 9.24「脱原発に寄せる各地の人々の思いを、伝え続けさせて下さい」 原発再稼働に抗議する首相官邸前の金曜集会が始まって半年が経ちました。最盛期の7〜8月には20万人を超す参加者(主催者発表)で膨れあがり、警察の規制線が決壊することもありました。官邸前に集う人々の数は、夏休みの頃に比べると減っています。政府関係者がそれを見て、ほくそ笑んだとしたら大間違いです。官邸前が減った分、全国各地の脱原発デモ集会が盛んになっているのです。バスを仕立てて官邸前に駆けつけていたグループ、飛行機で遠路はるばる来ていた夫婦……、彼らは今、地元で「再稼働反対、原発廃炉」のシュプレヒコールをあげているのです。その数は確認できるだけでも全国70ヵ所余りにのぼります。ところがマスコミはそれを報道しようとしません。「孫子の将来まで危うくする原発を動かしてはならない」という国民の叫びは、ないものとされています。

12.09.24 ゲンダイネット 9.21「慎太郎 原発へファミリー旅行!?」 「まだ公私混同をやっているのか。もう、うんざり」  東京都庁内を怨嗟(えんさ)の声が渦巻いている。石原慎太郎知事は今月6日、福井県敦賀市にある日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」を視察した。会見で「(もんじゅの)廃炉はとんでもない。絶対にしてはいけない」と核燃料サイクルの見直しに反対論をブッていたのだが、ナント、2時間に及んだ視察に、三男・宏高氏と四男・延啓氏が同行していたというのである。 「知事と全く同じスケジュールで動いたわけではないようですが、息子2人が同じ日に『もんじゅ』を視察したのは間違いない。原発関連施設ですから、視察には事前登録など手続きが必要です。元衆院議員の三男と画家の四男は知事の視察に合わせて、セットで施設に入ったのでしょう。家族旅行じゃあるまいし、なぜ一緒に行く必要があるのか」(都庁関係者)果たして、旅費などの金は自分で払ったのか。‥都庁の知事本局政策課に問い合わせると、3時間後にこう回答した。 「もんじゅの視察は、東京都の今後のエネルギー政策を考える目的でした。三男と四男の同行については、都庁の職員ではないので我々は確認していません」 一緒に行っていないのなら、単純に「同行していない」の一言で済む。長時間、回答を待たせた揚げ句、ずいぶんと回りくどい説明だ。同行職員の人数を尋ねても、「人数については記者クラブにも発表していないので言えません」とウヤムヤなのだ。‥何か隠したい事情でもあるのだろうか、この“親バカ”ファミリーは。

12.09.24 赤旗 9.24「原発いらない“連歌デモ” 福島の暑い夏思い出す官邸前の熱い夏 全国から投稿」 色とりどりのプラカードが掲げられ、ドラムと抗議の声が、毎週響きわたる金曜日の国会周辺。21日、官邸前抗議行動に、京都から初めて参加した詩人の河津聖恵さんは「いろいろな形で声をあげることができる空間になっていますね。来てよかった」と、車道を走る自転車の隊列を見つめました。河津さん自身も、7月からインターネットのツイッターを活用し、全国の人たちと短歌を作っていく「連歌デモ」で、思いを発信しています。‥「金曜日の夜になると投稿数が増えるんですよ。2時間で伝えきれないものを帰り道で歌に詠む人が多いのだと思う」と連歌デモに参加している東京都在住の男性。「私は福島県郡山市出身です。福島の人でなければ詠めない歌がいくつもあって、痛みや悲しみを共感できた。読んでいたら、涙が止まらなくなったこともあります」3週間で1000首が集まり、8月に歌集を発行しました。

12.09.24 河北新報 9.24「屋敷林除染 線量低減に効果 飯舘村の住民、自宅で実験」 福島県飯舘村の住民が、民家と接する屋敷林で研究者と除染実験を行い、空間線量を4分の1以下に減らした。枝切りと林床の土のはぎ取りを組み合わせた方法を試行。「道半ばだが、家と屋敷林を一体にした除染こそ必要と、国に示したい」と話している。‥菅野さんらは、屋根の除染の後も2階の部屋の線量が減らないことから、裏の屋敷林からの影響に注目。高さ30メートル近い杉の枝々に「福島第1原発事故で飛来した放射性物質が多く付着した」(岩瀬さん)とみて、はしごが届く8メートルほどの高さまで枝切り作業を行った。実験範囲は、家の周囲と、境を接する屋敷林の奥行き約20メートル。林床に積もった落ち葉を除去し、小型ショベルカーを入れ、表土から十数センチの土をはぎ取った。廃土や落ち葉は、深さ約1メートルの粘土層まで穴を掘って埋め、きれいな土で覆った。実験前後の線量の変化を測った結果、家と屋敷林の境の計測地点では、地表面が20.5マイクロシーベルトから1.8マイクロシーベルトに減り、地上1メートルの線量も9マイクロシーベルトから2マイクロシーベルトに減った。家の周囲、屋敷林の計23地点で、実験後の計測値は1〜3マイクロシーベルト(いずれも地上1メートル)と低く、生活圏を一体にした除染の効果が確かめられた。

12.09.24 時事 9.24「原賠機構から547億円=8回目の交付−東電 」 東京電力は24日、福島第1原発事故の賠償資金として、原子力損害賠償支援機構から547億円の交付を受けたと発表した。8回目の資金交付で、累計の交付額は1兆3266億円となる。 ※着々と国民の血(血税)をすする吸血鬼のような東電です。

12.09.24 毎日 9.24「自民総裁選:5候補徹底比較…原発・エネルギー」 「2030年代の原発稼働ゼロ」を柱とする政府の革新的エネルギー・環境戦略に対し、各候補は「無責任な選挙目当ての政策だ」と一斉に反発している。東京電力福島第1原発の事故を踏まえ、原発依存度引き下げは「国民のコンセンサス」とそろって認める一方、「最終的に原発ゼロを目指すか」との問いは全員が「NO」のスタンス(14日・TBS)。新総裁がだれであれ、政権に復帰した場合、原発ゼロ方針の見直しは必至だ。 ※原発マフィアとタッグを組んで原発推進してきた自民党が政権をとれば、脱原発の方向は逆行することが確実です。自民党にだけは政権をとらせてはなりません。

12.09.24 毎日 9.24「オスプレイ:配備に反対声明 大江健三郎氏らが賛同」 米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイを10月にも沖縄県宜野湾市の普天間飛行場に配備することに対し、新崎盛暉沖縄大名誉教授、評論家の前田哲男氏らが24日、東京・永田町の参院議員会館で記者会見し、反対声明を発表した。声明には作家の大江健三郎氏、加賀乙彦氏、我部政明琉球大教授ら37人が賛同している。声明は「オスプレイは構造的欠陥が指摘され、今年2件の墜落事故を起こしている。沖縄の人命の軽視だ」と指摘。「沖縄配備は全国の0.6%の土地に、74%の米軍基地が存在する差別、不公平を維持し、拡大するものだ」と批判している。

12.09.24 東京 9.24「供託金600万円 出馬足かせ 脱原発団体「高いけど集めるしか」」 選挙に立候補する際に必要な供託金。制度そのものがない国もある中、日本は衆院選だと小選挙区三百万円、比例代表六百万円と世界一高い水準にある。一定の得票数に達しないと没収され、長年「立候補の権利を侵害している」との批判が根強いが今、あらためて疑問視する声が強くなっている。脱原発を求める市民団体は次の衆院選で候補者を立てようとしているが供託金の高さが普通の市民の出馬に大きな足かせとなるためだ。‥日本の供託金制度は一九二五年の普通選挙法の制定にさかのぼる。それまで直接国税三円以上の納税者に制限された選挙権が全ての二十五歳以上の男子に拡大され、選挙に出馬する人の増加も見込まれた。このため近代化のお手本としていた英国にならい、売名目的などの立候補を抑制する目的で供託金制度が創設された。金額は二千円。これは当時の公務員の初年俸の約二倍にも当たり、本当の目的は、その頃「無産政党」と総称された社会主義政党が国政に進出することを防ぐことだったといわれる。帝国議会の審議では「制限選挙と同じではないか」「どんな理由で二千円と定めたのか」といった批判が一部で起きた。だが戦後も制度は引き継がれ、金額も繰り返し引き上げられた=表。理由は、物価の上昇のほか「選挙運動費用を税金で負担する選挙公営制度を充実したため」(総務省選挙課)という。国会で反対したのは、供託金没収の多い共産党など一部だけ。学界を中心に「資産家には抑止効果がなく一般市民だけを縛る」などの批判があったが、顧みられることはなかった。 ※ここに書かれているように日本の供託金制度はヨーロッパなどより何桁も高く、市民の参加を防ぎ一部の金持ち/権力者だけで政治を独占するためのものです。同時に選挙への関心をそいで投票率を下げさせようとしているので、まずできることしては選挙を注視し、出来る範囲で関わるようにすることです。

12.09.24 NPO地球とともに〜反核旋風〜 9.6「「大飯原発運転差し止め仮処分裁判」 第5回審尋&アピール報告」 約50名の市民で今回も生声でアピールしました。毎回、始めてきたという人がいますので、必ず最初にアピールの趣旨やコールの内容を説明するようにしています。特に今回はコールの内容を裁判長に訴えるものに変えたため、なぜその言葉を選んだのかも理解して頂いたうえでのスタートとなりました。これまでの「原発危ない」「子どもを守ろ う」などのほかに「単一故障の・仮定が危ない」「安全指針は・見直し中」などを取り入れ、約30分のアピールでしたが、時間が短かったこともあり、かなり集中してコールできました。初めての昼前のアピールということもあり、裁判所を訪れている一般の人も足を止めてみていました。今回で結審と思い込んでいたこともあり、かなり気合をいれましたが、なんと第6回の結審が決定しました。裁判が続くからには、僕らは司法を応援し続けます。生声でのアピールは気力も体力も消耗しますが、本当に心から応援することができ、終わった後に清清しい気持ちになります。ぜひ、次回のアピールに皆さんも参加してください!!!‥次回の審尋は10月10日

12.09.24 毎日 9.24「イノシシ、田畑に穴 「表土はぎ」除染困難に 農家「耕地に戻せない」−−第1原発20キロ圏 /福島」 福島第1原発から20キロ圏とその周辺で、イノシシやサルなどの野生動物が、住民の帰還に暗い影を落としている。特にイノシシは、エサのミミズを求めて田畑に深い穴を掘り散らかし、住宅密集地にも営巣を始めた。農地除染や作付け再開を困難にする恐れもあり市町村は駆除を開始、国も被害調査に乗り出した。「これでは除草、除染しても、耕地として使えない」。8月下旬、避難先から葛尾村に一時帰宅した農家の松本寿夫さんは愕然とした。自宅の芝が掘り返され、近くの田んぼは穴ぼこだらけだった。  背丈ほどもある雑草に覆われた田んぼに分け入ると、深さ10〜20センチ、幅1メートル程度の穴があちこちに。土手も崩れ、さながら原野の様相だ。穴は、イノシシがミミズを探して掘ったり、体についた虫を取り除くために寝転んだりしてできた等身大のものだ。

12.09.24 BPnet 9.24「 福島原発事故から医療者は何を学んだか 放射線事故医療研究会(第16回大会)から」 種々の放射線被ばく事故への対処を医学的な見地から検証する放射線事故医療研究会の第16回大会が、9月8日に千葉県の(独)放射線医学総合研究所で開催された。テーマは、「緊急被ばく医療の原点に帰る〜次世代へのメッセージ〜」。昨年の東京電力福島第一原発事故の発生直後から現場に滞在し、医療活動に携わった関係者の生々しい証言と、その反省に立った新たな提言がなされた。社会的に関心が高い、長期的な低線量被曝にともなう健康被害については、リスクコミュニケーションの不備を指摘、もしくは憂慮する発言が相次いだ。

12.09.24 テレビ朝日「朝まで生テレビ!  激論!原発ゼロ社会の検証(仮) 」 9月28日(金)25:25〜28:25 (29日 午前 1:25〜4:25)

12.09.24 日経 9.24「インドでも反原発運動激化 経済成長巡り、政府と住民対立 」 インド南部で稼働が予定されている原子力発電所への反対運動が激しさを増している。今月上旬には安全性を疑問視する地元住民と警官隊が衝突し、死者が出た。インドでは福島第1原発の事故以降、反原発運動が広がるが、一方で経済成長を支える電力供給には原発が欠かせない事情もあり、政府と住民との対立は深まっている。問題になっているのは、南部タミルナド州の海岸に建設されたクダンクラム原発1、2号機(出力はそれぞれ100万キロワット)。ロシアの技術協力を受けて2002年に着工し、11年中の稼働が予定されていた。しかし、昨年3月の福島第1原発での事故を機に、反対運動が一気に強まった。周辺では04年のスマトラ沖地震で津波が押し寄せた経緯があり、住民の多くはテレビで流れる日本の映像を自らの身に重ね合わせた。 ※世界の原発立地/建設予定地で福島の経験を生かすべきです。

12.09.24 朝日 9.24「住民「津波対策だけでは」 /新潟」 柏崎刈羽原発がある柏崎市と刈羽村で東京電力は20、21日に、福島第一原発事故の報告と柏崎刈羽原発の安全対策について説明会を開いた。事故は津波が原因で、徹底した津波対策をしていると強調した東電に対し、住民側は福島の事故に「地震の揺れが影響したのではないか」と報告を疑問視し、「地震対策は十分なのか」と反発した。柏崎刈羽原発の全7基が止まって約半年。住民と東電との溝は埋まらないままだ。‥柏崎刈羽原発について様々な立場の柏崎市・刈羽村の住民でつくる「地域の会」の佐藤正幸副会長は、説明会に出席後、「中越沖地震で柏崎刈羽原発は相当なダメージを負った。柏崎市や刈羽村の住民は、大きな地震が来たら大丈夫なのかという不安がある。東電が津波対策ばかり取り上げている現状では不安はぬぐえない」と指摘した。 ※福島の事故の原因を津波だけに限定しようというのが原発マフィア/電力会社の思惑です。津波だと対策は比較的簡単ですが、もし地震が原因となるとすべての原発について莫大な費用の対策が発生するからです。

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