東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

2012.5.12

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

12.05.12  チューリップテレビ 5.11「志賀原発に燃料搬入」 北陸電力は11日午前5時55分、志賀原発に2号機用のウラン燃料52体を搬入したと発表しました。燃料は、横須賀市の会社からトラックで輸送され、搬入には立地自治体の石川県と志賀町の担当者が立ち会ったほか、隣接自治体の羽咋市と七尾市、中能登町の担当者も同行したということです。北陸電力は核物質の安全上の理由で事前に公表していませんでした。
(関連)47NEWS 5.3「志賀原発近くに活断層か 耐震安全性に影響も」 北陸電力志賀原発(石川県)の北約9キロ付近にある「富来川南岸断層」が、原発の耐震安全性を検討する際に考慮する必要のある13万〜12万年前以降に動いた活断層の可能性が高いことが、渡辺満久東洋大教授(変動地形学)と鈴木康弘名古屋大教授(同)の調査で3日、分かった。同時期にできた段丘という地形の高さが周辺で局所的に大きく異なり、地震で急激に隆起した地形もみられるため断層活動があったと判断。この断層は1970年代から存在が推定されてきたが、明確に活断層とは認められてこなかった。北陸電力が実施した海底調査データの分析から、原発西側の海域まで続く可能性が高い。 ※東電も関電も九電も、そして北陸電力も同じ体質のようです。

12.05.12  レイバーネット 5.12「たんぽぽ舎メルマガ NO.1453〜原子力安全・保安院はいったい今何をしているのか」  (週刊ポスト 5月18日号より抜粋)本誌は昨年春から何度も詳細な電力需給データを検証したうえで、「原発なしで も停電なし」を論証してきた。しかし、政府と電力マフィアは「停電恫喝」を止 めない。これは日本のために原発が必要か不必要かという根本的議論とは関係な く、もっと単純で醜悪な権力の暴挙の問題である。再稼働派も反対派も決して擁 護できない原発ファッショの裏側を暴露する。枝野が知らないはずがない (前略)実は、政府内にもそれ(電力は余る)を裏付ける資料が存在し、本誌はその文 書を入手した。昨年8月、国家戦略室の首相補佐チームが12年夏の電力需給は原発ゼロでも 全国で482万kW(2.8%)のプラスという「電力需給見通し」をまとめ、当 時の菅直人・首相に提出していた。前述の電力マフィアが中心になってまとめた 電力不足(9.2%)の予測を再検証し、電力が2.8%プラスになる「中間シ ナリオ」、6%プラスの「楽観シナリオ」が示されている。再検証を菅首相に直接報告した当時の内閣審議官で、現在は富士通総研主任研 究員の梶山恵司氏が語る。「経産省の見通しは原発再稼働のために極端な前提で組み立てられていた。需 給調整契約でピークカット可能な電力は盛り込まれず、わざわざ真夏の 需給ピーク時に312万kW分の火力発電所を定期点検で止めることにし、再生可 能エネルギーの提供力もゼロで計算していた。そこで経産省から詳細なデータを 提出させ、専門家らと検証し現実的な電力需給を予測しました」この検証結果は昨年11月に政府内で議論される予定だったが、管首相が退陣 したことで黙殺される。菅内閣の官房長官は枝野氏(現経産相)であり、「電気は足りる」という政府 内の試算の存在を「知らなかった」とはいわせない。

12.05.12  南相馬市 大山こういちのブログ 5.10「驚愕の測定結果!!550万Bq超え:これでいいのか日本!全世界拡散! 」 南相馬市の測定所が出した数値です。 これで果たして見て見ぬ振りができるのか桜井市長! 人が知らずに踏み上っていい限界は 一体なんベクレルなんですか児玉さん! 空気中にダストは浮かんでいないのですか坪倉医師! ご希望があれば 現地にごお案内いたしますが? *乾燥して空中に舞いますから 黒い藍藻には近づかないでください。

12.05.12  しんぶん赤旗 5.11「班目安全委員長ら24委員に 原発マネー1億円 三菱重工業など24企業・団体」 内閣府の原子力安全委員会や原子力委員会、経済産業省原子力安全・保安院の委員や審査委員として、中立的な立場で原子力行政に意見を述べる立場にある大学教授ら24人が、原子力関連の企業・団体から2006年度〜10年度の5年間(一部は11年度分も含む)で計1億965万円の寄付を受けていたことが10日、本紙の調べで明らかになりました。寄付を受けた学者には、安全規制機関トップの原子力安全委員会・班目春樹委員長をはじめ要職者が多数おり、原発マネーが日本の原子力の審査組織にまん延していることが浮き彫りになりました。‥寄付を受けていたのは、原子力安全委員会や原子力委員会、原子力安全・保安院の意見聴取会の委員24人。寄付したのは、「原発利益共同体」の中核団体「日本原子力産業協会」(原産協会)に加入する三菱重工業など24企業・団体です。こうした寄付は、企業や団体などから「研究助成」名目で大学を経由して、指定した教授らに届く仕組み。原子力安全委員会(5人)では、班目委員長が委員就任前の2009年度まで原子炉メーカー三菱重工業から400万円を受領。代谷誠治委員も、2団体から計320万円を受けていました。さらに同委員会内に設けられた二つの専門審査会では、12委員が寄付を受けていました。

12.05.12  東京 5.12「国民に破綻経営のツケ回し〜東電、関電の傍若無人」  政府の需給検証委員会は10日、関西電力の大飯原発再稼働を事実上、後押しする最終報告案をまとめた。だが、関電はそれ以前、再稼働と電力需給は別問題と言明していた。一方、東京電力の総合特別事業計画も政府に認定された。しかし、破綻処理に含みを持たせた国会の付帯決議は無視された。共通するのは両社の延命を第一とし、そのツケを国民の血税、リスクであがなう構図だ。

12.05.12  東京 5.11「業務用 契約変更で割安に 東電また説明せず」 東京電力による大口需要者向け料金が四月一日から値上げされた問題で、一般的な「業務用電力」から、夜間料金が安い「業務用季節別時間帯別電力」に契約変更すれば割安になるケースがあるのに、東電側が一部の大口需要者に対して十分な説明をしていなかったことが分かった。大口需要者のマンション管理組合の一部が東電に抗議したことから発覚した。「季節別時間帯別」は、昼間より夜間の料金を低く設定する一方、夏季の午後のピーク時を割高にする制度。マンションは廊下の照明など夜間の使用が多く、安くなりやすい。契約変更を認められたある管理組合の場合は、前年比約5%の削減になるという。東電側は管理組合に対し、説明不足を認め、三月にさかのぼって「季節別時間帯別」に契約変更することに応じた。値上げ前の三月三十一日付で一年間の契約変更をしたため、来年三月までは値上げ前の旧料金設定となる。他のマンション管理組合なども同様の要求をすれば、さかのぼっての契約変更が認められる可能性がある。‥東電広報部は十日、「個別のお客さまとの契約や交渉内容については、公表を控えさせていただきたい」とコメント。他のマンション管理組合が今後、「季節別時間帯別」への契約変更を求めた場合の対応については、「一般論としても答えられない」とした。

12.05.12  RBB TODAY 5.11「スズキ鈴木会長、夏の電力問題「足らないって話ばっかり」」 スズキの鈴木修会長は10日都内で開いた決算会見で、原子力発電所稼働停止に伴う夏の電力不足問題について「足らないって話ばっかりで、どうやれば足りるんだっていう指標が何にも出ないというのはどういうわけか」と疑問を呈した。 鈴木会長は「これは無責任発言」と前置きした上で、「オオカミ少年と一緒で、(原発を)止めちゃうと足らないぞ、足らないぞって話ばっかしている。足らないのを火力なり、水力なり、何々なりでこういう対策をやってくれれば十分できますよという説得策はない」と指摘。 さらに「ここまでやれば料金は高くなるがとか、古い設備を動かしてこうやれば何とかここまでいくんだという議論は何にもない。オオカミ少年みたいなことを言ってるのではなく、対応策を立てた方が早いのではないか」と述べ、電力会社に一段の努力を求めた。

12.05.12  きくちゆみのブログとポッドキャスト 5.11「一目瞭然:シアトル、東京、福島の車のエアフィルターに付着した放射性物質」 フェアウィンズのYouTube(アーニー・ガンダーセンVSマルコ・カルトーフンの会話)の2分45分から1分間ぐらいを是非ご覧下さい。シアトル、東京、福島の車のエアフィルターに付着した放射性物質を一目て比較することができます。どうかあとで後悔しないように、あなたが大切に思う方すべてにお伝え下さい。この情報を知っている人と知らない人では、数年〜数十年後の健康状態(主に呼吸器系と循環器系)に差が出るだとうと私は思います。 これをご覧になれば、福島はもちろんですが、東京(関東圏)もマスクの常用が必要なことがおわかりになるかと思います。放射性物質はホコリや花粉に付着していますので、マスクは有用です。 今後、さらに心配なのは、食物連鎖に入り始め、濃縮されはじめた放射性物質です。陸海ともに食物連鎖の上位のものは避けましょう。今からオーガニックの穀物と野菜中心の食事を心がけ、発酵食品(「自然塩で漬けた」つけもの、味噌、醤油、梅干し、梅酢、納豆、塩麹など)を常食することをお勧めします。 ちなみに、私はいつも日本ではマスクを着用していますが、東京の電車や地下鉄の中では少数派で、一車両につき10人もいません。常にこの空気を吸うわけですから、自衛策が必要です。おそらく政府は何も言わないし、マスコミは伝えないでしょう。

12.05.12  産経 5.10「「廃炉後の交付金提案」 社民・福島党首が大飯原発視察 福井」 社民党の福島瑞穂党首は9日、関西電力大飯原子力発電所(おおい町)などを視察したあと、満田誉副知事に地震対策の不備などから再稼働への慎重な対応を求めた。一方、地元経済への配慮として、記者団に「廃炉後の交付金などを提案していきたい」との構想を示した。福島党首は、大飯原発で使用済み燃料プールや非常用電源設備などを見学。地震対策や免震重要棟の整備が不十分なことを指摘し、「多くの問題を抱えており動かせる状況にない」と述べた。また、脱原発に関する政策構想を示し、「エネルギーの転換で、地元の産業や雇用へ色々な施策が必要になってくる」と語り、廃炉後の交付金制度など支援策を提案するとした。このあと県庁で満田副知事と会談。放射性物質の拡散を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)のシミュレーションを県独自で行うように提言した。 ※原発マネーに頼り切っている立地自治体をなんとか立ち直らせるための政策は必要です。

12.05.12  放射能ごみ問題・まとめ 5.10「『環境省の大罪』から読む、バグフィルター安全神話の生まれた経緯」 おそらくこの本は、がれきや除染の問題をまったく知らない人や、後世の人々が東日本大震災の災害廃棄物処理について振り返るとき、最初に読む本になると思います。それぐらい網羅的に書いています。あの時何があったのか、どんな経緯でとんでもない基準が生まれたかが、淡々と書かれています。 まずこの放射能ごみの分野で、『絆キャンペーン』のプロパガンダのような”自称中立”調査報道や、環境保護運動の本ではない、事実経緯を書いた本が出てきたことを歓迎したいと思います。 ただ、がれき受入れ反対運動については、事実誤認や書きおとしがたくさんあります。たぶん著者は、環境省詰めの取材で忙しかったんでしょうね、反対運動運動については新聞報道を継ぎはぎしたような記述になってしまっています。そしてその新聞記事というのが「反対する市民は極端」というレッテル貼りから始まっています。市民事情をよく知る関係者がAmazonのレビュー欄等を使って指摘をしておいたほうがよいと考えます。‥有名な「バグフィルターで99.99%とれますよ」という高岡論文について、酒井教授がツッコミを入れている箇所。‥酒井教授は「バグフィルターの後にスクラバがついているようだ」(スクラバのついていない焼却炉も多い)と指摘しています。‥このようにしてバグフィルター安全神話が作られ、一人歩きしていきました。 反対派市民たちを封殺するため、地方自治体の担当者たちが葵の紋のように出してくるバグフィルター99.99%説だが、一皮めくれば、こんなにいかがわしい出自だったのです。

12.05.12  朝日 5.12「原発事故でけじめ」 脱原発を掲げる東海村の村上達也村長が11日、全国原子力発電所所在市町村協議会(全原協)で1997年から務めてきた副会長を辞任した。村上村長はこの日、東京都内で開かれた役員改選の定例総会は欠席。朝日新聞の取材に「住民の安全が第一といいながら、経済産業省の『たいこもち』をやって交付金をもらうための組織になっている全原協の姿勢は反省が必要だ」と、辞任に至った考えを語った。村上村長は「福島第一原発事故を見て、役員を長年やってきた者としてけじめをつけた」とも述べた。村上村長は昨年8月、会長の河瀬一治・福井県敦賀市長に辞表を手渡していたが、任期切れまで務めるよう慰留されたという。村上村長は10日の全原協役員会の席上、辞意を表明。95年から会長を続ける河瀬市長にも辞任を促したという。総会で会長に再任された河瀬市長は記者団に対し「村上村長は脱原発首長会議の設立に忙しく、全原協全体の考え方とは合わない部分を自分自身で感じられ、役を辞退されたのだと理解している」と語った。

12.05.12  読売 5.12「政府、他社節電分融通で関電の強制節電回避へ」 政府が検討している今夏の節電対策案がわかった。原子力発電所の再稼働がなければ深刻な電力不足が見込まれる関西電力管内に融通する目的で、西日本では供給余力のある電力会社の管内に一律5%の節電目標を定める。これにより関電管内への電力使用制限令など強制的な節電手段の発動を回避する。政府は関係省庁によるエネルギー・環境会議(議長=古川国家戦略相)を開き、来週中にも決定する。西日本は電気の周波数が同じで電力会社間の融通がしやすい。西日本の節電要請は、猛暑だった2010年比で関電管内を15〜20%、関電と並び電力不足が見込まれる九州電力を12%程度とするほか、中部、北陸、中国、四国の4電力会社に5%ずつを求める。東日本は、北海道電力に7〜8%の節電を求める一方、余力のある東京電力と東北電力には数値目標を定めない。政府の需給検証委員会は12日に今夏の電力需給見通しの報告書をまとめる。原子力発電の依存度の高かった関電管内は、大飯原発3、4号機の再稼働がなければ大口需要家にピーク時に節電を要請できる随時調整契約の効果を加味しても14.9%の供給不足を見込む。この水準では20%程度の節電が必要になるが、昨夏の東電、東北電各管内のように使用制限令を発動すれば経済・社会活動に甚大な影響を及ぼすことが懸念される。このため、政府はあくまで自主的な節電の積み重ねで乗り切る方針だが、強制力がない不安定さを補う狙いから、余力のある中部など4電力会社管内にも5%ずつの節電を要請し、関電に融通可能な分を積み増して突然の電力不足に備える。ただ政府内には、夏が間近に迫ったこの段階で、余力のある電力会社管内の企業や家庭に節電を求めることに対する異論もある。関電の供給不足見込みをさらに精査するなど調整が手間取る可能性もある。また、大飯原発が再稼働すれば、関電管内の電力不足がほぼ解消される見通しのため、政府は節電準備と並行して再稼働を目指していく方針だ。 

12.05.12  ラバ:反原発、反TPP、マスク着用運動中 ? @phantomloversのTwitter 5.12「震災関連死、福島最多761人【5/11東京新聞1面】地震の被害が大きかった岩手県が193人であることを考えると原発事故の強いている負担の大きさを思い知らされる。 昨夜官邸前で聞いた避難者の訴えが蘇る。#genpatsu p.twipple.jp/WhQqF

12.05.12  portirland 5.2「福島県南相馬市に、住民を使用しての低線量被曝の研究を示唆した公的文書が存在。児玉龍彦氏の専門分野。」  恐ろしい事を公文書にしたと思います。 住民の帰還が既に決定していますが、そのデータの蓄積もされるのでしょう。 南相馬市は、児玉氏が深く関っていますが、なぜ自身が早い時期から、東京大学アイソトープ総合センターセンターに持ち帰った土壌の核種分析などの数値を、速やかに開示しなかったのでしょうか? 低線量被曝の危険性についても自身で語っているのに。‥‥この文章を吐き気を催さずに読めた方はどれだけいるだろうか。 ここには、はっきりと「低レベル放射線の人体に及ぼす身体的・遺伝的影響の機構の解明及 びそのリスクの評価に関する研究を強力に推進」とある。 つまり、住民を使用して研究を推進するとはっきりと述べている。 なおかつ 南相馬市は、避難区域指定の解除が行われ、住民が続々と帰還しているのである。 私は、真剣に、これは、生体実験の禁止を謳った「ニュールンベルク綱領」に抵触する、極めて希少な公文書であると考える。

12.05.12  毎日 5.12「枝野経産相:「浜岡再開の確約知らない」中部電と食い違い」 中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)が運転停止した昨年5月、中部電が当時の海江田万里経済産業相から得たとされる「運転再開の確約」について、枝野幸男経産相は11日の閣議後会見で「そうした約束は聞いていない」と述べた。中部電はこの確約を浜岡再稼働の根拠の一つとしているが、経産相の発言によって事実上のほごとなりかねず、再稼働は困難さを増しそうだ。「確約」は、津波などへの安全対策が完了し、原子力安全・保安院の評価・確認を得た時は運転を再開できる−−との内容。海江田経産相(当時)が直接約束した、と中部電の水野明久社長が昨年5月9日の記者会見で明らかにしていた。これに対し、当時官房長官で、昨年9月に就任した枝野経産相は11日、「(就任時に)そのような引き継ぎは受けていない。(当時の)官房長官としても、そうした事実は把握していなかった」と述べた。「確約」を巡っては、現政権も拘束されるとする中部電に対し、菅直人前首相は毎日新聞の取材で「(中部電の)ある種の希望」と話すなど、見解の相違が表面化している。 ※枝野はオオカミ少年なのでまったく信用できません。

12.05.12  YAHOOニュース 5.11「班目氏、ストレステスト審査再開に慎重」 原子力安全・保安院は原発再稼働の前提となるストレステストの審査をおよそ1か月半ぶりに再開しました。一方、原子力安全委員会の班目委員長は審査再開に慎重な姿勢を示しています。10日の会議では、北陸電力・志賀原発などのストレステストの結果について議論が行われました。審査は4月に発足する予定だった原子力規制庁に引き継がれる予定でしたが、規制庁の発足が遅れていることから保安院での審査を再開することにしたものです。ただ、保安院の審査結果に対して最終的に「お墨つき」を与える原子力安全委員会の班目委員長は細野原発担当大臣と先月会談した際、「ストレステストの審査は規制庁でやるべきだ」と言われたことを明らかにし、安全委員会としての審査再開には慎重な姿勢を示しました。

12.05.12  東京 5.12「東電 批判の中、値上げ申請 家庭電気料金」 東京電力は十一日、国の認可が必要な家庭向け電気料金の七月一日からの値上げを経済産業省に申請した。値上げ幅は平均10.28%。しかし、コストアップ分を安易に料金に上乗せする姿勢に疑問の声は多い。値上げ幅も妥当なのか、審査が必要だとの意見が相次いでいる。合理化努力の不足は指摘されており、少なくとも東電は、値上げ幅圧縮を求められそうだ。「10%値上げの国民生活に与える影響は極めて大きい。強く憂慮している」。松原仁消費者行政担当相は十一日、東電の値上げに不快感をあらわにした。東電の試算では、使用量などの平均値をとった標準家庭(契約電流三十アンペア、月二百九十キロワット時を使用)で月の電気料金は四百八十円増の七千四百五十三円となる。‥しかし、東電の経費削減などの取り組みの不十分さは既に多く指摘されている。例えば、火力発電用天然ガスを米国の八倍の単価で輸入するなど日本の電力会社の燃料費は割高だとされる。国内資源が少ないこともあるが、電気料金に転嫁できるため厳しい価格交渉を行ってこなかったためだ。人件費は、社員の年収を二割カットし、五百五十六万円で算定したが、関東地方知事会は「大卒社員だけでみれば八百三十五万円で高水準」とさらなる削減が可能と指摘している。内閣府の消費者委員会は十日、枝野幸男経産相に「拙速に結論を出さず、十分な審査を行うこと」を求めた。さらに、東電の値上げ根拠が疑わしいという世論に押され、枝野氏は、新たな専門家委員会を設置し、値上げ申請を厳しく査定する−との方針を示さざるを得なかった。枝野氏は「国民目線で査定を行う」と強調。七月一日からの実施についても「東電の要望にすぎない」と先送りの可能性も示した。 ※しかし政府、少なくとも経産省は東電とグルなので、いずれほとぼりが冷めたら値上げを認める可能性大だと思います。

12.05.12  東京 5.12「大飯再稼働で協議会新設を検討 京都、滋賀も「地元」に」 関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働問題をめぐり、政府が福井県に京都府、滋賀県を加えた安全規制監視のための協議会新設を検討していることが11日、政府関係者への取材で分かった。再稼働に慎重な両府県を「地元」として取り込み、安全性の確保に関わる新たな組織を設けることで、政府は早期の再稼働を実現したい考え。協議会に大阪府などは含まれない見通しで、再稼働を急ぐ政府の姿勢を批判してきた大阪市の橋下徹市長らの反発も招きそうだ。

12.05.12  DAILYMOTION「20120506 42年ぶりに原発ゼロ 電力不足の対策は?」 報道ステーションSUNDAYより。 きのう、泊原発3号機が止まり、42年ぶりに原発がゼロとなった。 泊原発前で30年以上も海水温を計測し続け、原発を監視してきた男性、東京での脱原発パレード・集会に参加した人たち、経産省前では過酷な年貢の取立てへの怒りが込められているという福島の伝統芸能・かんしょ踊りをおどる人たちを取材。 「原爆を2度受けた戦争中の方がまだましで、私が生きてきた90年でこんな悪い時代はない」と言うハンストに参加した89歳の瀬戸内寂聴さん、 現実味を帯びてきた原発ゼロの夏。心配になるのが夏の電力問題だ。 本当に電力は足りないのか、とれる対策はないのか、関西電力に聞く。 また関西の企業で需要をさげる取り組みをしているところがある。 オートバイを製造している川崎重工明石工場ではガスタービン自家発電装置がある。 また節電の取り組みをしている小松製作所を取材。 しかし需要を抑える自家発電や節電だけではなく、供給力アップがないと電力不足は解決できない。飯田哲也氏は、揚水発電は電力会社にとってラストリゾート、最後の徳俵だという。 供給力アップの鍵をにぎる揚水発電とは何か。九州・宮崎の揚水発電所を取材する。
(関連)レイバーネット 5.6「写真速報 : 原発ゼロの日「カンショ踊り」で経産省を包囲」

12.05.12  DAILYMOTION「20120509 足りる?足りない? 電力問題のキーマンを直撃」 スーパーニュースアンカーより。 今年の夏、関西エリアの電力不足は全国でもっとも深刻だと言われている。 そこで元ジャーナリストで近畿大準教授の金井啓子さんが、この夏の電力が本当に足りないのか、取材・検証する。 まずは大阪府市のエネルギー戦略会議では、9人の委員と関西電力側とで激しい議論が3時間つづいた。(この場では大飯原発を動かしても電力が足りないと関電側がはっきり言ってる) そして同戦略会議の委員の一人でもあるエネルギー問題の専門家の飯田哲也氏に、どうすれば計画停電などを防げるのかを聞く。 飯田氏は1つの例として、発想の転換をし「賢い節電」ネガワットで今夏を乗り切るべきだという。

12.05.12   OCHLOS(オクロス)5.11「内部被曝についてー戦後世界を根底から問い直す視角になるのか? 」 肥田舜太郎の本を2冊読みました。『内部被曝』(扶桑社 2012)と、鎌仲ひとみとの共著『内部被曝の脅威ー原爆から劣化ウラン弾まで』(ちくま新書 2011)です。自身が広島で被爆し、6000人もの被ばく患者を診ながら、95歳の医師が、このように一貫して内部被曝の問題を世界に訴えることができるのはどうしてでしょうか。‥原発を作ったアメリカの思惑は戦後世界の支配です。戦後の世界においては核兵器をもつことが、或いは核兵器に守られて平和を維持するということが、自国の防衛になるという考え方の根底にあったと思います。アメリカを始めとした世界の一部の大国が核兵器の拡散を他国に許さないのは、自らは核兵器で武装して他国を支配する体制を維持するということでした。それを知る北朝鮮はだから政権の維持のために、何が何でもがむしゃらに原発の開発に力を注ぎ、あの小国が5ヶ国もの世界の大国と対等に話し合うということが可能であったのです。北朝鮮は現実政治の本質を観ていたことになります。「外交問題を武力で解決するという前提に立てば、核兵器はなくてはならないものにな」ると肥田が言うのはそのことだと思います。 しかし3.11のフクシマ事故によって、現実を観る視点が問われるようになったのです。原発は大量破壊兵器であり、放射能をまき散らすということは誰でも知っているでしょう。しかしその放射能がどのような害を人類に及ぼしているのか、これは低放射能が人体の細胞の中で「60億分の1mmという小さな単位のところで病気をおこして」おり、人類は「それを見つけ出す方法をもっていない」という問題なのです。肥田は、「「微量な放射線なら大丈夫」という神話への挑戦が、まさに本書の神髄である」と喝破しています。私たちはこの人間に「内部被曝」をもたらす核問題の本質についてあまりにも無知でした。

12.05.12  DAILYMOTION「20120509 海から電気を作り出す!その可能性と課題は?」 NHK クローズアップ現代より。 原発事故を受けていま、「海洋発電」に注目が集まっている。波や潮流の力を利用する海洋発電は、同じ自然エネルギーである太陽光や風力よりも安定して発電できるとされている。このため欧米では数年前から実用化を目指した開発競争が始まっている。特にイギリスは数々の優遇政策をもうけ開発をリード。試験的に電力供給も始めている。EU全体では2020年までに海洋発電で原発およそ5基分の電気をまかなう計画だ。一方、日本は、まだ国の導入目標はなく、開発環境も整っていない。実用化を目指す日本企業は苦戦を強いられており、その1つ、川崎重工は、日本を離れイギリスで技術開発・実用化を進める決断をした。世界で開発が進む海洋発電の可能性と、日本での導入・実用化への課題を探る。
(参考)反戦塾 5.11「エネルギー後進国日本」 NHKの番組「クローズアップ現代」は、多角的な題材を取り上げるのですべてというわけにはいかないが、時々日本の政治のあり方に対する鋭い批判を内包する秀逸な番組を作ることがある。5月10日に放映された「海から電気を作り出せ」もその一つだ。

12.05.12  DAILYMOTION「20120508 古賀氏提案 こうすれば再稼動なくても大丈夫」 キャスト「古賀茂明・改革のススメ」より。

12.05.12  DAILYMOTION「20120511 再稼動で「電力不足解消」 周辺自治体から異論」 スーパーニュースアンカーより。 昨日、政府の需給検証委員会は、大飯原発が再稼動すれば関西の夏の電力不足は解消すると発表した。 これを受けて、周辺自治体からは異論の声が相次いだ。 関西電力は今月4日、大飯原発が再稼動しても関西の電力需給は厳しいという見解を示したばかりだった。 これに対して大阪の橋下市長は「言われたら数字が変わるの繰り返しで信頼は得られない」 京都府の山田知事は「この間、政府からはなしのつぶてなんです。安全問題も含めて何もアプローチがありません」と不信感をあらわにする。 ここ数日、政府からは原発の再稼動を後押しする数字ばかりが出ている。 コメンテーターの森田実氏は、すべて原発再稼動ありきではないか。私が知ってる内閣の中では最低の内閣だと言う。

12.05.12  楽天 Social News 5.11「魚の缶詰から、続々とセシウム」 生活クラブ(生協)の独自検査で、サケの缶詰から、1キロあたり22ベクレルが検出されました。製品は、マルハニチロの「さけ水煮缶」です。 (5月10日公表) ・さけ水煮缶(マルハニチロ):22ベクレル  *1キロあたり(以下同様) 過去に、同じ鮭の缶詰から、2012年3月30日にもセシウム18ベクレルが測定されていました。 また、4月2日に公表された環境保護団体「グリーンピース」の食品の放射性物質検査でも、缶詰からセシウムが検出されました。 ・さば水煮(日本水産株式会社):4.3ベクレル ・さば水煮(株式会社極洋):4.2ベクレル ・さば味噌煮(伊藤食品株式会社):4.0ベクレル 生の魚が放射能汚染されていますので、缶詰も同様に考える必要がありそうです。

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