東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

2012.4.9

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12.04.09  東京 4.9「大飯原発の安全性、事実上確認 再稼働の閣僚協議」 野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら3閣僚は9日夜、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に向けた4回目の協議を首相官邸で開き、関電の安全対策を大筋で了承した。関電が提出した中長期的な安全対策の工程表は、新たな安全基準におおむね適合していると判断。津波などによる全電源喪失対策も実施済みと評価し事実上、安全性を確認した。協議には関電管内の今夏の需給見通しが示された。原発が再稼働しない場合、2010年並みの猛暑なら供給力が最大19.6%不足。火力発電の燃料費は10年度に比べ年間7千億〜8千億円増加する。

12.04.09  DAILYMOTION「20120409 原発を知る技術者の告白」 スーパーニュースアンカー「アンカーズアイ」より。 福島第一原発でかつて働いていた一人の技術者を取材した。 この男性は事故の10年前にはすでに東電を退職していたが、会社を辞めたいと申し出てから3年も引き留められていたほどの優秀な技術者だった。 ではなぜ彼は東京電力をやめることになったのか。 原発の再稼働が強引に進められる中、かつて原発の最前線にいた男性が見てきた真実とは。

12.04.09  Web みなと舞鶴「京大水産実験所・益田玲爾さんの若狭湾水中散歩120 −マガキガイ−原発停止で激変の海 」 マガキガイは漢字では籬貝あるいは間垣貝と書く。民家で隣りの庭との仕切りに用いる竹の間垣に似た模様が殻にあることから、この名がついたのだろう。もっとも,生時は殻の表面は薄皮に覆われるため、模様は判然としない。高知へ行くと、本種を煮付けたものがチャンバラガイとして供される。この貝には刀のようなふたがあって、生きているときはそれを殻から出してチャンバラをするのだと、居酒屋の大将に教わった。南国土佐らしい、威勢の良い呼称である。図鑑によれば本種は、房総半島以南に分布し、サンゴ礁の浅い潮だまりなどに多い。こうした南方系の生物は、若狭湾には普通は生息しないが、高浜原電の温排水の影響を受けて水温の高い音海では、年間を通して見られる。といったことを、本コーナーで何度か書いてきた。今回はしかし、少し事情が異なる。この冬、原子炉の停止に伴い温排水の供給が止まったため、音海にいた南方系の生物たちは軒並み衰弱している。その一例が、このマガキガイである。ご覧の2個体も、チャンバラをする元気はなく、岩の間に吹き寄せられたようだ。中には、カニか何かにちぎられた個体もいる。筆者は音海において、過去9年間は毎冬潜水調査をしており、これまで南方系の魚を見ない年はなかった。それが、この2月下旬以降、様子が激変している。熱帯の毒ウニであるガンガゼは、落ち武者のごとく棘が抜け落ちて死滅し、トラフナマコも目立って衰弱している。ギンイソイワシの死骸が海底に横たわる。ソラスズメダイの姿は影もない。南の海から来て住み着いた生き物たちにはすまないが、音海の海も本来の若狭湾の生態系へと戻るのが良いことのように思われる。

12.04.09  DAILYMOTION「20120409 大飯原発「再稼働」の工程表を提出」 スーパーニュースアンカーより。 関西電力社長は今日、経産相と会談し、再稼働をめざす大飯原発3,4号機の安全性向上策をまとめた工程表を提出した。 あいもかわらずの茶番ですね。

12.04.09  ぼちぼちいこか。。。4.7「4月6日【内容起こし】後藤政志による大飯原発再稼働問題@APAST『このままでは日本は世界から馬鹿にされる』」 ストレステストには非常にいろんな問題点がありまして、そもそもが耐震設計、地震に対する指針というか安全設計も含めて、きちんと全て今まで不確定な部分をやりなおしゃなきゃいけないはずなんですけど、そういうことを置いたまま、いわばどこまで耐えられるか試してみようというレベルの話なんですね。それは設計のレベルとはだいぶ違うレベルの話なんですね。  そうすると、危うい状態になったときどこまでいけるかという一つの机上の評価なんですが、その中身たるは、非常に理想的な状態といいますか、もちろん想定してることもあるんですけど、例えば一例を言いますと、事故に至って対策をつけなきゃいけない。電源が足りないとか水が足りないとかそういうことになります。そういうときに外から電源車を持ってくるとか、そういう対策をとるということなんですが、そうすると原子力プラント自身は変わっていないわけですよね。外からそういう小手先の対策をやる、そういうことになってるんですね。それをもってやっていくと、ストレステストでどこまでもつという評価をしてるわけです。

12.04.09  YOUTUBE「20120408 脱原発アイドル・藤波心トークライブ 」 岩井俊二監督の映画「Friends after 3.11」の上映にあわせ、神戸・新開地にあるアートビレッジセンターで藤波心さんのトークライブが開かれました。 中学生アイドルタレントが脱原発メッセージをブログや集会で発信‥‥ということで話題になりましたが、この4月から高校生になったそうです。 ブログに載っている写真とくらべ、背も高くなり少し大人っぽくなってきたように見受けました。 それにしても大人以上に堂々とした話しぶりと頭の回転の早さにはいつも驚かされます。若い世代にもこんな人達(もう一人中学生の男の子・鷲野天音くんにも取材し5月号に載せます)がいるというのは心強いことです。 兵庫県に住む彼女は、(アイドルタレントの)仕事ではないので東京での脱原発アクションに参加するのも毎回自分のお小遣いをはたいてかけつけているそうで、そんな彼女の行動力にも感心させられます。 なお、このイベントでは311後に東京から兵庫県に避難されてきた画家の増山麗奈さんが司会役ということで絵を描きながらお話してくださいました。 藤波心さんのトークは名前のない新聞5月号にも載せる予定です。

12.04.09  DAILYMOTION「20120329 原発の寿命 どう見極める? 老朽化問題」 NHKニュースウォッチ9より。 原発の安全性を見極める手法はストレステストだけではない。老朽化の問題もその一つだ。 ではどうやって原発の老朽化を見極めるのか。キーワードとなるのが「脆性(ぜいせい)破壊」だ。 放射線の影響で原子炉がもろくなる現象だ。 この問題で今日、九州電力玄海原発1号機について専門家の会議が開かれたが、議論はまとまらなかった。 保安院は今日、原子炉の健全性は保たれているという報告書をとりまとめる予定だったが、委員の一人(井野博満東大名誉教授)から、予測が正確でない以上、健全かどうかの判断は慎重にすべきという意見が出され、審議は継続されることになった。

12.04.09  毎日 4.8「原発再稼働:民主2PT見解は正反対」 野田政権が原発再稼働に向けた動きを強める中、民主党内は二つのプロジェクトチーム(PT)が「時期尚早」と「速やかに」という正反対の提言案をまとめるなど議論が混迷。「党として意見集約する」と意気込んでいた前原誠司政調会長も「参考にしてもらう形で政府に党内の雰囲気を伝える」とトーンダウンしている。前原氏は6日、議員会館の自室に東電・電力改革PT会長の仙谷由人政調会長代行、原発事故収束対策PT座長の荒井聡元国家戦略担当相、エネルギーPT座長の大畠章宏前国土交通相らを集め、再稼働に対する党見解の整理を試みた。しかし、原発事故PTが3月に「再稼働の政治判断は時期尚早」との提言案をまとめた一方、エネルギーPTは4月に「安全性が確認された原発は速やかに再稼働させるべきだ」との結論を出しており、意見集約は難航。前原氏らは「党政調の事前審査権は再稼働の政府判断には及ばない」と確認するにとどまった。 ※国会議員に働きかける時に参考になりそうです。

12.04.09  東京 4.9「避難住民「帰還後も除染継続を」 学術会議が提言」 日本学術会議(大西隆会長)は9日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業は、避難住民が帰還した後も継続すべきだとする提言をまとめ、公表した。試算によると、除染を継続しない場合、累積の被ばく線量が健康への影響が懸念される100ミリシーベルトを超え、最大で200ミリシーベルトに達するケースもあるとしている。政府は、年間の被ばく線量が現在20〜50ミリシーベルトの地域について、住民帰還の前提条件として、年間の被ばく線量が20ミリシーベルト以下になるように除染することなどを目標に掲げる。2年間で放射性物質の約40%が自然に減少すると見込んでいる。 ※国は早く帰れと言っておきながら、帰ったら問題は終わったとして放り出す可能性は十二分にあります。

12.04.09  DAILYMOTION「20120408 富士山噴火の可能性は?」 NHK ETV サイエンスZEROより。 富士山は、過去に激しい噴火を繰り返してきた日本最大の活火山です。噴火のたびに大量のマグマを噴出し、大きな被害をもたらしてきました。東日本大震災の後、富士山の周辺で地震が大幅に増え、研究者たちはこれが噴火の引き金になるのではないかと、一時心配しました。さらにここ300年間、富士山が噴火していないことも、噴火を警戒する大きな理由になっています。果たして富士山の噴火は近いのか?最新研究から探ります。

12.04.09  ざまあみやがれい! 4.7 「大飯原発でモメている間に、「スッ」と伊方原発を再稼働というシナリオかーーアーサー・ビナード氏が指摘」 2012年4月5日(木)、詩人のアーサー・ビナード氏が、伊方原発の再稼働の可能性について言及しています。やっぱりこの人は、知りたい情報を知りたいタイミングで、提供してくれるなあと。しかも興味をそそるような話し方で。ソコトコ#2012.04.05(木)  アーサー「で、僕、あの、これは僕がちょっと、見てて思ったことなので。あの、まだ、全然確認はできてないんだけど。多分僕らが大飯(原発)だけをみて、おーい動かすなーって、言ってたら、もしかしたらダマされるかもしんない。っていうのはね、実は愛媛の伊方原発もストレステストの一次評価が終わってるんです。でこの間広島にいって、広島でいい活動をしてる人達と話してたんだけど。広島に一番近い原発でもあるわけ。で、そこは、でも、愛媛の場合は、伊方原発の場合は、30キロ圏は愛媛だけなんです」「っていうことは、愛媛県知事さえ、それから自治体がOKを出せば再稼働はすんなりできちゃう。」「で、それはあの、政府はそれに気づいてほしくないと思う。つまり、おーいって言ってもめて、そうすると、京都府も入るし滋賀県も入るし、色々反対があって、おーいってやってる時に、スッと伊方が再稼働、するっていうのはありうるんです。だから伊方にも、あの、気をつけてちゃーんとここを見つめないと、いつの間にが再稼働があったって。で、その電力を関西に送るっていう融通がきくところで、それで夏の電力っていうごまかしにまた流れていく可能性があります」

12.04.09  朝日 4.6「動物の変な動きは地震前兆? 高知・須崎、情報提供へ」 高知県須崎市は5日、巨大地震に備え、地下水位の変動や魚やニワトリといった動物の異常行動を地震の前兆となる現象ととらえ、観測する方針を決めた。地震との因果関係が解明されていない部分も多いため、参考情報として住民に提供する。市の南海地震津波対策プロジェクトチーム(PT)が決めた。地下水位の低下や電磁波の異常のほか、魚の漁場が変化したり、ニワトリが騒いだり、飼い猫が家に帰ってこなくなったりするといった動物の異常行動を、過去に地震発生直前に確認された「前兆現象」ととらえ、住民に知らせる。ただ、これらの現象は、地震との因果関係が科学的に未解明な部分が多い。災害対策基本法などで定められた避難勧告や避難指示を発令する法的根拠にもならない。このため市のPTは、観測データを地元ケーブルテレビなどを通して常時公表し、揺れへの備えや自主避難の参考情報として提供する考えだ。  ※須崎の人は頭が柔軟です。実際、大地震・大津波がリアルな土地で頭が堅い人は生き延びられないでしょう。

12.04.09  朝日 4.8「水俣病患者掘り起こし「期限後は慎んで」 環境副大臣」 症状がありながら国の基準では水俣病と認められない人の救済策の申請が7月末で締め切られる問題で、横光克彦環境副大臣は8日、最大の未認定患者団体「水俣病不知火患者会」(約5400人)などが潜在被害解明のために実施している集団検診について、「(7月末以降は)慎んでもらいたい」と発言した。熊本県津奈木町で、既に会員の救済を終えた別の未認定患者団体との意見交換の席で述べた。横光氏は、「(潜在被害の)掘り起こしは(7月末の)期限までなら多くの方に手を挙げていただく機会。(7月末以降は)慎んでもらいたい」と述べた。不知火患者会などが期限の撤回を求めていることに対しては「永久にこの問題で皆さんが気持ちに区切りをつけることができなくなる」と否定した。また、救済が終わった一部の団体から福祉や地域づくりなどの要望が出たことを念頭に、「(不知火患者会が)いつまでも(集団検診を)やっていたのでは、他の団体にも迷惑かかる」とも述べた。  ※どこまでも上から目線で被害者の立場を理解しようとしてません。これはフクシマの被災者に対する態度と同じです。
(関連)2.16「水俣病救済締め切りの撤回求める 日弁連が会長声明」 水俣病被害者救済法に基づく救済策の申請が7月末で打ち切られることについて、日本弁護士連合会(宇都宮健児会長)は15日、「救済の途(みち)を閉ざし水俣病問題の幕引きにつながり、断じて許されない」として締め切り期限の撤回を求める会長声明を発表した。近く環境省に郵送する。声明では、申請者が熊本、鹿児島、新潟の3県で約5万人となり、昨秋以降も毎月数百人で推移している現状などを踏まえ、「(締め切りは)今後名乗りをあげる予定の潜在患者の切り捨てになる」と指摘。期限設定の根拠となった3年以内をめどに対象者を確定するという救済法の規定については「あくまで努力目標で、期間の経過で失権する性質ではない。こだわるべきではない」とした。

12.04.09  DAILYMOTION「20120408 MEGAQUAKE 津波はどこまで巨大化するか」 NHKスペシャル MEGAQUAKE 2 第二回 どこまで津波は巨大化するのか、そして次のリスクはどこに潜んでいるのか。東日本大震災から1年、世界の津波研究者たちは、今回得られた津波のデータや過去の巨大津波の痕跡=“地球の記憶”を手がかりに新たな闘いを始めている。東北を襲った津波の詳細な分析から明らかになってきたのは、地震が複雑に・時間差で連動していくことで、津波が増幅していく巨大化のメカニズムだ。また、過去の津波の堆積物や巨大津波石の調査からは、世界各地で今回と同じような超巨大津波が数百年の周期で発生していることもわかってきた。この地球の記憶が警告しているのは、「世界は巨大地震が連鎖する“活動期”に突入したのではないか」という可能性だ。次々と明らかになる巨大津波の新たなリスクにどう備えるのか。世界の第一線の津波研究者たちに密着し、その最新の研究成果を紹介。数十万通りのシミュレーションから巨大津波の「最悪のシナリオ」をあぶり出し、特撮CGによって想定外の被害を詳細に描き出す。 

12.04.09  週刊プレイボーイ 4.16号「最高裁事務総局が「原発訴訟」をゆがめている! 司法トップとエリートが原発推進をバックアップ!?」 (PDFファイル)

12.04.09  北海道新聞 4.8「原発容認「軽率で失敗だった」 村山元首相が集会で発言」 村山富市元首相は8日、大分市内で開かれた集会で、首相在任当時に社会党(当時)の方針を転換して原発を容認したことに触れ「軽率で失敗だった。謝らないといけないという心境。過ちを克服するため、原発だけは認めるわけにはいかないという気持ちでいっぱい」と述べた。自治労大分県本部主催の反原発集会で行われた作家落合恵子さんらとの対談の中で話した。関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働をめぐる政府の動きについては「福島第1原発事故の原因について、国民が納得できるような形での究明がなされていない」と批判、再稼働反対の立場を強調した。  ※こういうふうに自分の気持ちを正直に話す政治家が今はほとんどいないのが問題です。

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