東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

2012.3.13

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

12.03.13 ★ 毎日 3.13「愛媛県商議所が伊方原発の再稼働拒否」 愛媛県商工会議所連合会(会頭、白石省三三浦工業会長)は12日、四国電力伊方原発(加圧水型3基、同県伊方町)の再稼働に反対する見解を発表した。運転開始から約30年を経た1号機(56.6万キロワット、77年運転開始)、2号機(同、82年)は再稼働させずに廃炉とし、94年運転開始の3号機(89万キロワット)は、電力の安定供給のために10年程度稼働した後、廃炉を要求している。上部団体の日本商工会議所は、安全を確保した上での再稼働を求めており、「地方組織の再稼働拒否の声は聞いたことがない」としている。

12.03.13 ★ 東京 3.13「70年代原子炉に不純物24倍 技術不足、高い銅混入率」 原発の原子炉圧力容器に混じる不純物の銅の割合が、1970年代に運転を開始した古い原発では新しい原発に比べて高い傾向にあり、最大で24倍に達している原子炉圧力容器があることが13日、経済産業省原子力安全・保安院や電力各社への取材で分かった。銅の割合が高いのは、当時の技術不足が主な原因。鋼鉄製の容器に核分裂で生じる中性子が長時間当たり続けると、銅の作用で容器の鋼材がもろくなる。古い原発は想定以上に劣化が進んでいる可能性があり、直ちに危険性が高まるわけではないが、長期運転をめぐる議論に影響を与えそうだ。 ※30年、40年前の車と今の車を比較してみれば技術・品質の差は歴然としてますが、当然原発でも安全性その他に格段の違いがあるはずです。経年劣化も心配ですが、こういった点も厳しくチェックすべきです。

12.03.13 ★ 東京 3.13「大飯原発、1次評価の検討終了 再稼働へ手続き」 原発再稼働の前提となる安全評価(ストレステスト)について、原子力安全委員会は13日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の1次評価結果の検討会を終了。5人の安全委員が、1次評価で大きな問題は確認されなかったとの見解を近く取りまとめる。それを受け、野田佳彦首相や枝野幸男経済産業相らが安全性が確認されているかを協議。その後、再稼働に向けて地元に説明し、理解が得られれば再稼働を政治判断する。ただ福井県は政府の対応に不満を募らせており、今後の見通しは不透明だ。1次評価で安全委の確認は大飯3、4号機が初となる。 ※先日、斑目春樹委員長がストレステストの1時評価では安全を確認したことにはならないと発言して注目を集めましたが、ほんとにあだ名(デタラメハルキ)通りの人間のようです。

12.03.13 ★ 東京 3.13「全電源喪失、1カ月隠す 韓国・釜山 古里原発」 韓国の国家機関、原子力安全委員会は十三日、韓国南部・釜山にある古里(コリ)原発1号機で定期点検期間中に外部電源が供給されず、非常発電機も作動しない事故が発生しながら、電力事業者の韓国水力原子力株式会社が一カ月以上報告しなかったと明らかにした。同委は十二日夜、事態を重視して今月四日から再稼働していた同機の停止を緊急指示した。同委によると、事故は二月九日午後八時ごろ発生。外部電源の供給は十二分後に復旧した。ただ、原子炉の稼働を停止した状態の点検中だったとはいえ、給電が途絶して原子炉や使用済み燃料プールの冷却に支障が出かねない事故だった。同委は事故が今月十二日まで隠蔽され、報告されなかった点も問題視。韓国の原子力安全法は、原発施設の故障などの事実は遅滞なく同委に報告するよう定めており、同法違反の可能性もある。稼働停止の緊急指示を受け、同機は十三日午後十時ごろに完全停止する見込み。同委は原因究明のため、調査団を急きょ派遣した。古里1号機は二〇〇七年に三十年の設計寿命を終え、翌年から十年の運転延長に入った韓国で最も古い原発。九州・福岡まで約二百キロの距離にある。今回は十二〜十五カ月ごとの定期点検で、核燃料棒交換とともに、同委は特に施設の経年劣化などを重点確認すると事前発表していた。地元釜山では、福島第一原発事故の発生から一年に合わせ、古里1号機の危険性を訴え、廃炉を求める集会やデモも開かれた。 ※どこの国でも原発というものを動かしている電力会社の体質は似ているようです。彼らが動かしているかぎり、危なくてしかたありません。

12.03.13 ★ 武田邦彦のブログ 3.11「瓦礫問題を再び整理する・・・明らかにして欲しいこと」 瓦礫問題がこじれている。日本は「民主主義」だから、「実施する方は説得する努力」が必要で、「判らない奴は黙れ!」などという人は日本から出て行ってもらいたい.民主主義を育てるには、面倒でもキチンと説得する力が必要で、民主主義では説得がイヤな人は実施側の担当を止めた方が良い。 今、瓦礫のことを心配している人を説得するには次のことを誠意を持って説明することだ。 1) なぜ2300万トンの瓦礫の内、400万トンだけを広域処理(被災地以外の処理)をしなければならないのか。もし1900万トンを10年で処理するとすると、それが12年に伸びるだけであるし、もし被災地が望んでいる「新しい処理施設」を2割ぐらい作ると、それで解決する.なぜ、簡単に思われる「被災地処理」をせずに、多くの人の心配を押し切るのか? 2) 瓦礫の汚染度をどうやって特定するのか。焼却灰は1キロ8000ベクレルと決まっているが、比較的、均質なので測定することも可能だが、瓦礫はどうするのか? 3) 瓦礫の基準がセシウムだけだが、ストロンチウムやプルトニウムの基準がない。 4) セシウムは「金属セシウム」の沸点が640℃程度で、金属としては水銀に次ぐ揮発性の金属である。焼却炉は一般的に酸化雰囲気だが、一部、還元雰囲気で運転される(炭素が多い場合)。金属セシウムのガスについての説明がない。 5) 「危険か安全か」を議論するときには、「平均」を使うことはできない。障害者は「平均で障害を受ける」のではなく、バラツキの危険側で障害を受けるからだ。つまり、「上限」だけが意味があって「平均」は危険性を議論するときには何の意味もない。 6) (これは何回か言っていますが)今回の原発事故で漏れた放射線量は政府発表でも80京ベクレルで膨大。これが日本全体にまかれたら日本人は日本列島に住むことはできない。 瓦礫の問題がこじれるのは、「ヒステリックに瓦礫の危険を叫んでいる人」にあるのではなく、「黙れ!と言って、相手が納得できるような肝心なことを説明しない人」にあり、それは日本の指導者が民主主義を信じていないことによると思う。

12.03.13 ★ 東京 3.11「【福島原発事故 その時私は】[3・11〜]内閣審議官 下村 健一さん(51)◆「菅さんに冷却水必要」とメモ 頭抱える班目さん。 固まった専門家たち」 全電源喪失と聞いた時に、菅さん(菅直人首相=当時)は官邸の誰よりも早く反応しました。よく分かってたんですね。「これは大変なことだよ」と。以後、この言葉を何度聞いたか。独り言のように言い続けていた 当時のノートに「なぜ非常用ディーゼルエンジン(発電機)まで止まるんだ」って書いてある。これ、菅さんの発言です。「菅さんに冷却水が必要」。かなりテンションが上がってましたが、あの段階では仕方ないと思います。何も分からなかったから。 とにかく早く電源車をかき集めないといけない。首相執務室にホワイトボードを持ち込んで、秘書官たちが手分けして電話して「インター通過」とか、どんどん書き込んだ。菅さんも携帯電話でどこかに電話して「必要な発電機の重さと大きさはどれぐらいなんだ」と。何で総理にそんなこと聞かせてるんだ…と思った。でも、専門家の人たちに「これってどうなってるの」と聞いても、「はい」って返事はするけど、固まって動かない。仕方ないから僕が近くに行って「あなたの持ってる携帯電話を左手に持って、右手でボタンを押して相手の人にかけてください」と言うと、動きだした。これ、本当の話。こういうのが頭が真っ白って言うんだと思った。組織としての備えがないから、電源車の用意さえ官邸が判断を重ねていったんです。‥ 1号機の爆発は、テレビをつけたらあの映像です。「爆発しないって言ったじゃないですか!」って、菅さんが班目さん(班目春樹・原子力安全委員長)に言ったら、これは映画かって思うくらい頭を抱えて。人生で一番ショックなシーンでした。この人が日本の最高権威なのかと。専門家は何を聞いても、ふにゃふにゃしか言わない。菅さんから目をそらす。そんな中で唯一、明言していたのが「爆発は起きません」だったんです。 ‥菅さんのけんまくでまわりが言いたいことを言えなかったとすれば、本人にも問題がある。ただ、誰が首相でも、あれだけ情報が少なく矢継ぎ早に物事が起きる渦中では、語気が強まるのは当然と思う。原子力を扱う人間にストレステストを課さなきゃだめです。スペースシャトルの乗組員は、想定外の状況で抜き打ちのトレーニングを受ける。今度何かが起きたとき、今の原子力技術のトップたちはまた何もできないだろう。一年たって強調しておきたいのは、「人間」の問題は何も解決していないということです。  ※菅前首相の個人的な資質に事故拡大の責任があるというようなマスコミ報道も見かけますが、首相にアドバイスすべき官僚や専門家がまず問題だったことがわかります。
(関連)「混乱原因は「菅」より「官」 民間事故調報告書が伝えたこと」 福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)が先月末、公表した調査・検証報告書。事故直後、混乱した政府対応の問題点として、菅直人前首相の「性格」を挙げた。この点を根拠に、にわかに「菅叩(たた)き」が再燃した。だが、冷静に報告書を読むと、最大の問題はそこにはない。問われたのは、情報を官邸に上げなかった経済産業省原子力安全・保安院幹部をはじめとする官僚たちの対応だった。 

12.03.13 ★ DAILYMOTION「20120310 脱原発を決めたドイツ」 TBSテレビ系 報道特集 東日本大震災から1年の拡大版 「何が変わって、何が変わらないのか」  脱原発に大きく舵を切ったドイツ。 「原発推進派」だったメルケル首相の政策転換を後押ししたのは、福島第一原発の事故だった。 一方、日本では脱原発や再生可能エネルギー普及への取り組みは遅々として進まない。 何が障壁となっているのか。 ドイツが脱原発にカジを切った元にある考えとは倫理だという。 「今の豊かさのために次の世代にゴミを押しつける」 原発は倫理的でないとして脱原発をメルケル首相に提言。 首相はこれを受け入れ、11年以内の脱原発を決めた。 また番組ではドイツの再生可能エネルギー普及の現場を見る。

12.03.13 ★ DAILYMOTION「20120310 震災から1年 何が変わって、何が変わらないのか」 TBSテレビ系 報道特集 東日本大震災から1年の拡大版 「何が変わって、何が変わらないのか」 金平キャスターが警戒区域の大熊町からライブ中継。 福島第一原発を抱える双葉町の住民。 全域が警戒区域となった町で畜産業を営むある夫婦の一時帰宅に同行。 牛舎で夫婦が目撃したのは、あまりにも厳しい現実だった。

12.03.13 ★ DAILYMOTION「20120311 老人と放射能(前)」 フジテレビ系 ザ・ノンフィクション600回記念 「老人と放射能〜FUKUSHIMA〜」 東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故により、放射能汚染され、全町避難になった福島県浪江町。震災が発生する前、その山里に一人の老人と一匹の老犬が寄りそって暮らしていた。川本年邦さん、80歳。田舎暮らしにあこがれ、12年前に東京から移住してきた。震災前まで彼は水は山から引き、煮炊きは山から拾ってきたまきを使い、自給自足の生活を送っていた。そんな川本さんの信条は、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」。20代のころから、毎年地元の小学校に本を寄付し、昔懐かしい映画や幻灯を上映し、子供たちを楽しませ続けてきた。川本さんは「人に尽くさなければ、生きている価値はない」と、断言する。そんな善良な川本さんに次々と困難が襲いかかる…。熱心に子供たちのための活動を続ける川本さん。しかし、家族からは理解されず、とうとう家族とほぼ絶縁状態になってしまう。そんな川本さんをさらなる悲劇が襲う。川本さんは、子供たちや老人を楽しませる活動のために20年間コツコツ老後の資金をためてきた。しかし、福島へ移住後、その大切なお金は、詐欺師によって全額だまし取られてしまうのだ!!  一文無しになった川本さんに残されたのは、浪江町の山里だけ。しかし、その土地も放射能によって奪われてしまう。引き算だらけの人生…。しかし、どんな過酷な状況に置かれても、川本さんは人のために尽くすことをやめない。人は何があれば幸せなのか? 豊かな人生とは何か? その答えは、一人の老人の生き方から見えてくる…。 ※もともと1月に放映されたものの再放送のようです。
(関連)「20120311 老人と放射能(後)」

12.03.13 ★ DAILYMOTION「20120312 “原発作業員”撮影する理由」 関西TV スーパーニュースアンカーより。 福島第一原発で懸命に働き作業員たちを撮影し続けるフォトジャーナリストがいる。 過酷な環境で働く作業員たちの思いと素顔に迫り、写真で伝えたいことがあるという。 その取材現場をいっしょに取材し、フォトジャーナリストの思いとは。

12.03.13 ★ DAILYMOTION「20120312 イエローケーキ〜ウラン採掘の現場から」 NHK BS世界のドキュメンタリー原子力の残痕「イエローケーキ〜ウラン採掘の現場から」 イエローケーキは、ウラン鉱石を精錬して作られる黄色の粉末で、原子力発電の燃料となる。これを製造する過程で、放射性廃棄物が大量に発生する。旧東ドイツ時代のウラン鉱山跡地、現在もウランを産出するカナダやナミビアの採掘現場を5年間にわたって取材。現場の労働環境や作業員たちの生活、放射性物質による環境や人々の健康への影響などを探っていく。

12.03.13 ★ 時事 3.13「原因究明、再発防止を優先=柏崎刈羽原発の報告書記載ミス−保安院」  東京電力が柏崎刈羽原発1、7号機(新潟県柏崎市、刈羽村)のストレステスト(耐性評価)の1次評価結果報告書で記載ミスをした問題で、経済産業省原子力安全・保安院は13日、ミスの原因究明や再発防止を優先する方針を明らかにした。保安院は「ストレステストの審査に遅れが生じる」と話している。東京電力は1月、報告書を保安院に提出したが、記載漏れや計算ミスがあることが判明。最終的に、誤記は239カ所に上った。同社は今月12日、報告書を再提出したが、枝野幸男経産相は13日の閣議後会見で、「東電の作業の質全体に問題があったと疑念を抱かざるを得ない」と批判した。

12.03.13 ★ TBS Newsi 3.12「原発近くの活断層の動き、再検討を指示 」(動画有) 福井県の関西電力・大飯原発などの近くを通る活断層について、原子力安全・保安院は、活断層が連動して動く可能性について再検討するよう事業者に指示しました。東日本大震災後、原子力安全・保安院は事業者に対し、原発の近くにある活断層について連動する可能性がないかどうか報告するよう求めています。12日開かれた会議で、日本原電・敦賀原発、関西電力・大飯原発などが立地する若狭地域にある活断層の長さが、当初の想定よりも10キロ長くなる可能性があるという専門家の指摘を受け、原子力安全・保安院は電力会社などに、活断層の動きについて再検討するよう指示しました。特に大飯原発の近くにある活断層については、関西電力に対し、どのような調査を行ったかなど、さらに細かい資料を提出するよう求めました。内容によってはストレステストの結果に影響がでることから、できるだけ早く提出するよう求めています。また、中国電力・島根原発付近の活断層についても、想定よりも1キロ距離を伸ばして再検討するよう指示しました。 ※いま一番再稼働に近いと言われる大飯原発についてです。いいかげんに終わらせないよう要注視です。

12.03.13 ★ 読売 3.12「環境整えば解消検討…泊村4職員、北電寮に入居」 北海道泊村の牧野浩臣村長は12日の村議会一般質問で、同村の職員4人が同村内にある北海道電力の社員寮に入居していることに対して「環境が整えば解消することを検討しなければならない」と述べた。三浦光博議員(無所属)の質問に答えた。牧野村長は12日午前、読売新聞などの取材に対し、公営住宅の不足が社員寮に同村職員を入居させている背景にあるとして「職員住宅を確保する土地があれば建設を進める」と語った。同村によると2006年から2人の職員が、08年からはさらに2人の職員が北電の社員寮に入居している。 ※電力会社からの寄付金や国の交付金だけでなく、ここまでずぶずぶの関係とは驚きです。

12.03.13 ★ 東京 3.12「ホットスポット調査で指針 側溝の破損箇所、重点的に」 環境省は12日、周辺の地域よりも放射線量が局所的に高い「ホットスポット」を発見するための調査方法や、見つかった場合の対応策などをまとめたガイドラインを発表した。大規模な駐車場や広い屋根がある工場の近くの側溝には、放射性物質を含む雨水が大量に流れ込みやすいため、破損箇所がある場合は周辺の土壌や落ち葉を重点的に調査すべきだとした。ホットスポットは東京電力福島第1原発から離れた地域でも見つかっているが、国の財政支援で除染を進める「汚染状況重点調査地域」に指定されていなければ、対策費用は自治体負担となる。 ※お役所はほんと工程表だとかガイドラインをつくるのが好きですね。そうすることで役人個人の責任をあいまいにしたいのでしょうか。原発事故の責任は個人も組織も徹底的に追及すべきです。

12.03.13 ★ YOUTUBE「2012031 飯舘村の酪農農家・長谷川健一さんのお話」 3.11から1年目となる日に大阪で行われた「さよなら原発 関西1万人行動」の最初に中之島公会堂で開かれた講演会です。 さいきんマスメディアに出て話すこともある長谷川さんですが、ここではプロジェクターを使って飯舘村の様子を見せてくれながら、原発事故当初から今にいたる経緯などをたっぷり語ってくれました。 国や村がいかに高い放射能におそわれた飯舘村の状況を隠蔽しごまかそうとしてきたかなど、これまでにもいろんな人によって語られてきた話ですが、当の村民から生で体験した話を聞くと、やはり心を動かされます。 さよなら原発 関西1万人行動

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