東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

2012.2.17

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

12.02.17 ★ DAIAMOND online 2.17「なぜ東電・経団連・財務省は反対するのか 東電国有化を巡る非常識な主張」 経済産業省は、東京電力に1兆円規模の出資(公的資金注入)を普通株により行い、東電の2/3以上の議決権を取得(経営権を掌握)し、一時国有化しようとしています。これに対し、当事者である東電に加え、経団連や財務省までもが異論を唱えています。この状況をどう理解すべきでしょうか。まず最初に断言しておくと、1兆円の公的資金を注入した段階で東電を一時国有化するのは、政府として当たり前の対応です。‥電力料金の値上げを最小限に抑えるためには、東電のリストラだけでは不十分です。発送電分離、まだ自由化されていない家庭など小口向け電力供給の自由化、新規参入者が東電の送電網を利用する際の託送料の値下げなど、制度面の改革も同時進行で行い、電力市場の競争を促進することも不可欠です。従って、東電の更なるリストラと制度改革を同時並行で実現するには、東電を一時国有化した上で、政府が責任を持ってその両方を進める必要があるのです。東電という民間企業が再生される必要はまったくありません。大事なのは、電力の安定供給と電力料金の値上げの最小化を実現することなのです。‥経団連会長は日本の経済界・企業を代表する立場であることを考えれば、本来は値上げを最小限にしろと発言して然るべきですし、今回の発言を持って米倉会長は経団連会長として不適格であることが明確になりましたが、それにしてもなぜこうした勘違いの発言をするのでしょうか。経団連自体、そして米倉会長の親元の企業がずっと東電と親密な関係を維持してきたこともありますが、どうもそれ以上に東電の根回しが大きいようです。関係者の間では、経団連の事務方は米倉会長に今回のような発言内容はいっさい振り付けていないのに、東電の勝俣会長から米倉会長に直接根回しが行われていたらしいという噂が流れています。そして3つ目は財務省です。財務省は、国が2/3の議決権を持つと、除染など東電が負担すべきコストを国にしわ寄せされ、財政支出が増大することを懸念して、1/3程度の議決権にとどめることを求めていると言われています。

12.02.17 ★ DAILYMOTION「20120217 どうする老朽化原発 安全性を問う」 NHK「かんさい熱視線」より。 老朽化した原発を動かし続けても大丈夫か。福島第一原発の事故を受け、国は規制のあり方を見直し始めた。焦点は長期間中性子を浴び続けることで、圧力容器がもろく割れやすくなる劣化現象だ。劣化が起きると急激な冷却に金属が耐えられず、圧力容器が破損し、放射性物質が漏れ出す事故につながるとの懸念もある。福井県にある関西電力の美浜原発1号機は、運転開始から40年を超えている。老朽化原発の安全性を問う。(関西・福井地域向け番組)スタジオゲストに、原子力安全・保安院が老朽炉の安全対策を協議するため設置した「意見聴取会」のメンバーでもある井野博満東大名誉教授が出演。

12.02.17 ★ 東京 2.17「関電全11基の原発停止へ 高浜3号機、20日定検入り」 関西電力は17日、高浜原発3号機(福井県高浜町、87万キロワット)が20日深夜に定期検査に入り、21日未明に原子炉を停止させると発表した。関電が福井県内に抱える11基の原発全てが止まる。国内の商用炉54基のうち、営業運転を続ける東京電力柏崎刈羽原発6号機(新潟県)は3月26日に、北海道電力泊3号機(北海道)は4月下旬に定検入り。福島第1原発事故後、定検後の再稼働はこれまでなく、運転中の商用原発がゼロになる事態が現実味を増した。関電によると、今回の定検では20日夕から原子炉の出力を徐々に下げ、深夜に発電系統と送電系統を切り離す。

12.02.17 ★ 東京 2.17「【千葉】 新たに3カ所で毎時1マイクロシーベルト超え 県立柏の葉公園」 県は十六日、柏市の県立柏の葉公園で、毎時一マイクロシーベルト(地上一メートル)を超える空間放射線量が三カ所で新たに計測されたと発表した。周辺を立ち入り禁止にした上で、除染の準備を進めている。県公園緑地課によると、一マイクロシーベルトを超えたのはいずれも駐車場内の集水口付近で、毎時一・七九〜一・〇三マイクロシーベルトだった。同園では十日に地上五十センチで、九カ所から一マイクロシーベルト超を計測していた。 

12.02.17 ★ DAILYMMOTION「20120217 離れるか残るか 住民たちの選択」 スーパーニュースアンカー「雨ニモマケズをさがして」より。 山本キャスターの福島現地レポート7日目。 放射性物質に囲まれながらもここで暮らさざるをえない人たちや商売を廃業してでも避難しようとする人たちなど、市民の独自の取り組みを取材。

12.02.17 ★ tautautau1976(引退猫)のTwitter 2.17「@yamamototaro0 環境省の震災瓦礫にまつわるカネや法律や環境汚染の問題点をまとめた @tsunamiwaste 作成の動画です。瓦礫処理の問題点が約8分で把握できます。BGM付きのため職場の方はミュート推奨です goo.gl/Rkd1o 」 ※職場でなくてもミュートしたくなりますが、内容はまじめにつくってあるようです。

12.02.17 ★ 時事 2.17「元原発作業員、労災認定求め提訴=「被ばくで心筋梗塞」−福岡地裁」  原発での作業に当たった元配管工の男性が、「心筋梗塞になったのは被ばくが原因」として、国に労災認定を求める訴訟を17日、福岡地裁に起こした。訴えたのは、福岡市早良区の梅田隆亮さん(76)。訴状によると、梅田さんは1979年、島根原発(松江市)と敦賀原発(福井県敦賀市)の定期検査で、1カ月余りにわたり原子炉格納容器内での配管溶接作業などに従事。終了後に原因不明の吐き気や鼻血などの症状に悩まされ、2000年には急性心筋梗塞を発症した。その後、「発症に被ばくが関与している可能性は否定できない」との診断を受けて松江労働基準監督署に療養補償費を求め労災申請したが、10年に不支給決定を受けた。 ※平井憲夫さんがやっていたような原発労働者の組合またはサポート組織が必要だと思われます。

12.02.17 ★ 『反核旋風』 NPO地球とともに 2.17「エネルギー関係のパブコメ」 国が国民の意見を募集しています。 しかもエネルギーについて。 脱原発に向け、いろんな行動を起こしていますが、 パブコメは国が意見を読んでくれる一つの大きなアクションです。 メールで簡単にできます。 これまでの意見も見ることが出来ます。 公表していますので、ここに多くの意見がくれば無視できません。 文章は短くてもいいと思います。 どう判断しているのかを示すときです。 ■経済産業省資源エネルギー庁 新しいエネルギー基本計画に向けたご意見を募集 ■内閣府原子力委員会 原子力政策の在り方に関する検討に向けてのご意見 

12.02.17 ★ asahi.com 2.17「米原発新設認可、環境保護団体などが差し止め求め提訴」 米原子力規制委員会(NRC)が先週、原子力発電所新設を34年ぶりに認可したが、環境保護団体など9団体は16日、認可差し止めを求めてワシントンの連邦地裁に提訴した。訴えたのは地球の友(FOE)、サザン・アライアンス・フォー・クリーン・エナジー、ブルー・リッジ環境保護連盟、ノースカロライナ州の環境団体など9団体。サザンのボーグル原発について、NRCが市民の安全や、福島原発事故による環境への影響を検討せずに認可したのは連邦法違反だと主張。原子炉による環境への影響について新たな報告書の作成をNRCに命じるよう求めている。一方NRCは、訴訟で提起された問題については検証済みとの姿勢を示している。提訴した団体はこのほか、決められた期限と予算の枠内で原子炉を建設できなければ納税者の負担が増すと主張している。原子炉には東芝傘下の米ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)製の新型加圧水型軽水炉AP1000が採用されている。

12.02.17 ★ 毎日.jp 2.16「ザ・特集:福島第1原発事故11カ月 「死の灰」の教訓、どこへ 大石又七さんに聞く」 東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故から、11カ月が過ぎた。広くまき散らされた放射性物質の影響が懸念される中、58年前の被ばく経験を語り続ける人に会いたくなった。米国が太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で実施した水爆実験で、放射能を含む「死の灰」を浴びた第五福竜丸の乗組員の一人、大石又七さん(78)。今、何を思い、何を訴えるのか。「広島、長崎の原爆では多くの人が爆風や熱線を浴びましたが、私たちは空から落ちてきた白い粉に放射線が含まれていて、内部被ばくしたのです」。11日、西東京市であった市民団体と市共催の学習会で、大石さんは約60人の聴衆に自らの経験を語った。東京都内で長年営んでいたクリーニング店は10年末に閉じた。がっちりとした体格に海の男の面影が残る。「これまで自分の体験を言葉や文章にしてきたが、元漁師の洗濯屋が言うことには振り向いてもらえなかった。しかし、福島の事故が起こってからは『他人の哀れな話』ではなくなったのです……」。「他人の哀れな話」。日本の反核運動のきっかけともなった壮絶な体験をそう表現するところに、歩んできた道のりの険しさがにじむ。‥仲間の乗組員らはがんなどで相次いで亡くなった。「このまま黙っていていいのか」。心が揺れ始めた大石さんは事故から29年後の83年、都内の中学生にビキニ事件について話したのをきっかけに、自らの体験を伝える覚悟を決めた。「悔しいじゃないですか。差別や偏見でこれだけつらい思いをしながら、多くの仲間は40代、50代で病死し、残された家族は苦労している。当事者である私がしゃべらなければ事件は闇の中に消えていく。声を上げるしかない。そう思ったのです」以後、全国各地で講演し、放射線や内部被ばくの恐ろしさを訴え続けてきた。‥「ビキニ事件と今回の原発事故は、内部被ばくを引き起こすという意味で本質的には全く同じです。ただ、私が吸ったり浴びたりしたのは約2週間だが、福島の人たちはまだその中で生活している。とんでもない話だ。目には見えないし、古里を離れたくもない。でも、測定器を当てれば反応が出る……本当に戸惑っていると思います」そして、語気を強めてこう語った。「放射線、原発をどうするか。国際競争で負けたくない指導者たちには、被ばくの健康影響を重く見ることに抵抗するから任せられない。一般の人たちがもっとレベルを上げて考えないと、この問題はいつまでたっても解決しませんよ」

12.02.17 ★ msn産経 2.16「「もんじゅ」ナトリウム漏洩検出器が一時停止」 経済産業省原子力安全・保安院は16日、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)のナトリウム漏洩(ろうえい)検出器が一時、停止したと発表した。ナトリウム漏れや、外部への放射性物質の放出はないという。保安院や日本原子力研究開発機構によると、停止したのは2次冷却系配管の検出器32台すべて。16日午後3時すぎ、配管周辺の空気を吸い込んで検出器に送る送風機が止まっていることに作業員が気付いた。送風機は午前11時40分ごろ停止したとみられ、電気系統のトラブルが原因という。午後5時半ごろ復旧した。目視点検でナトリウム漏れは確認されなかったという。もんじゅは現在低温で停止しており設備点検中。 ※福島第一4号機もそうでしたが、原発というのは止まっていても重大事故をおこしかねない危険なものです。その上、東電や保安院や安全委員会のような頼りなくウソだらけ、責任逃れしか考えないような人間が管理してます。

12.02.17 ★ 毎日.jp 2.16「福島第1原発:紛争解決センター 解決たった5件」 東京電力福島第1原発事故の被災者と東電の賠償問題を仲介する「原子力損害賠償紛争解決センター」が16日に新たな基準を示したのは、遅れている個々の和解手続きを促進させる狙いがある。これまでの手続きでは、東電側の消極的な姿勢が際立っていた一方、前例のない原発事故で和解に慎重にならざるをえないセンター側の事情もあった。今回の原発事故の賠償は、被災者と東電の直接交渉が不調に終わった場合、センターに申し立てをする仕組み。弁護士の仲介委員が双方の言い分を調べて和解案を出す。9月の受け付け開始から今月15日までの半年余りで948件の申し立てがあったが、和解に至ったのは5件で0.5%に過ぎない。センターは9〜12月の状況を分析した報告書も公表し、東電について「認否留保が多く、積極的な審理促進の態度があまりみられない」と指摘。中間指針に個別に明記されていない損害賠償の請求に対し、消極的な態度をとり続けてきたという。‥賠償の対象者は約150万人で、今後は申し立てが数万件に上る可能性もある。 ※福島の被災者、避難者の人達は困窮しています。

12.02.17 ★ 毎日.jp 2.17「福島第1原発事故 2号機の温度計異常「ケーブル劣化が原因」 東電、保安院に報告」 東京電力福島第1原発2号機で原子炉圧力容器底部の温度計が異常に上昇した問題で、東電は16日、温度計のケーブルが事故後、海水などの影響で劣化したことが原因との報告書を経済産業省原子力安全・保安院へ提出したと発表した。代替の温度計設置は、新規の技術開発が必要になるため当面は断念。設置可能になるのは早くても2014年度になるとの見通しを示した。故障した温度計は、国の保安規定で、原子炉が「冷温停止状態」(圧力容器底部が100度以下)かどうかを判断する目安の一つに定められている。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は記者会見で「全体状況としては原子炉内部は冷えており冷温停止状態と考えている」と述べた。東電によると、圧力容器底部の高温多湿の状態を再現した模擬装置を用いて、温度計のケーブル内部を露出させて海水にさらした結果、数値が振幅したり上昇する傾向がみられたという。このため、東電は数値が上昇し始めた今月2日以降に問題の温度計が故障したと断定。この温度計を監視対象から外した。測定の代替手段については、圧力容器外側から内部の温度を把握したり、内部へ温度計を挿入することは技術的に困難と判断。故障した温度計以外も同様に劣化が相次いだ場合、炉内の状態を把握できない深刻な事態となる。このため東電は、今回故障した温度計と同じ高さにある二つの温度計に加え、格納容器内の温度や原子炉建屋からの大気中への放射性物質放出量など計7地点での測定結果から炉内の状況を判断することにした。 ※そうすると他の温度計もまったく信用できないということになります。内視鏡を入れても水面の位置さえわからず、けっきょく原子炉の中がどうなってるかはなにもわかっていないわけです。

12.02.17 ★ 毎日.jp 2.17「原発:安全対策30項目 保安院が中間報告」 経済産業省原子力安全・保安院は16日、東京電力福島第1原発事故の検証から得られた原発の安全対策の中間報告として30項目を取りまとめた。3月末までに最終報告をまとめ、具体的な規制に反映するよう、4月に発足予定の原子力規制庁(仮称)に引き継ぐ。中間報告では、福島第1原発が津波で全電源喪失に陥った反省から、所内の電気設備の浸水対策強化や分散化、非常用発電機の多重化や多様化など電源確保を重視。原子炉や使用済み核燃料プールへの代替注水、格納容器からの排気(ベント)の確実性向上など、非常時対策の強化も盛り込んだ。 ※保安院の福島原発事故の責任をきちんと追及すべきです。

amanakuni Top