東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

2012.1.20

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12.01.20  福井新聞 1.19「福井県、再稼働認めぬ姿勢 大飯3、4号耐性評価」 関西電力大飯原発3、4号機のストレステスト(耐性評価)の1次評価をめぐり経済産業省原子力安全・保安院が18日、「妥当」との素案を示したものの、耐性評価だけでは再稼働の判断材料として不十分としている福井県や地元おおい町は、暫定的な安全基準が必要とする従来の姿勢を崩していない。現状で再稼働の行方は見通せないままだ。県内で1次評価を提出済みの原発は関電と日本原電の計5基。ただ、西川知事は「机上のシミュレーションでしかなく、結果を再稼働判断にどう生かすかの基準も不明確」との見解だ。同日夜、取材に応じた石塚博英安全環境部長は同様の考えを繰り返した上で、東京電力福島第1原発事故の知見を反映した新たな安全基準の明示が必要不可欠とあらためて強調した。また、保安院が示した素案に関しても「委員からさまざまな修正意見が出され、今後も(意見聴取会での審議の)作業を継続するとしている」と述べ、県としての評価を避けた。時岡忍おおい町長もこれまで「福島の知見が反映された新たな安全基準が必要」として、耐性評価だけでは再稼働は認められないとの考えを示してきた。保安院が同日示した判断に関しても、詳細を聞いていないとしてコメントしなかった。一方、原発設置反対小浜市民の会の中嶌哲演さんは「国民の信頼を失っている保安院が再稼働のゴーサインを出すという方向性自体が茶番劇だ。保安院にはゴーサインを出す資格も、能力も、権利もない。福島の事故の反省ができているのか」と痛烈に批判。「少なくとも4月に設置される原子力安全庁において、厳正な審査の下で熟議を重ねて結論を出すべきだ」と述べた。 ※福井県など地元はいずれ条件闘争(新幹線とか補助金だとかとの交換で再稼働を認めるなど)に出るのでは?という気もしますが、世論の反対の声が強ければ県も簡単にはOKを出せないはずです。
(参考)asahi.com 12.27「新幹線、ちらつく原発再開 金沢―敦賀、延伸を容認」

12.01.20  毎日.jp 1.20「福島第1原発:政府事故調 福島県内自治体に中間報告説明」  東京電力福島第1原発事故で、政府の事故調査・検証委員会(委員長・畑村洋太郎東京大名誉教授)は20日、福島市内で、昨年末にまとめた中間報告の内容を福島県内自治体の関係者に説明した。県と48市町村で事故後の避難などに携わった64人の担当者が出席。自治体側からは「原発の安全神話など、事故の背景にもっと踏み込まないのか」などの指摘が出た。畑村委員長は「安全神話や安全文化のレベルの議論を本当はやらないといけない」と、今夏にまとめる最終報告に向けた抱負を語った。事故調は25日に開く委員会で、最終報告に向けた論点について話し合う予定という。 ※自治体側から突き上げをくらうとは情けない内容のようで全く期待できません。

12.01.20  マッチョリーの、今日の八王子の空気と水 1.20「緊急速報!」 昨晩から雪が降っていますが、 先ほど積った雪を放射能測定した 結果をお知らせします。 検体:八王子市左入町の雪 検査機器:Captus3000W 測定時間:1200秒 セシウム137が15.3ベクレル/kg セシウム134が14.9ベクレル/kg  ヨウ素131が20.0ベクレル/kg 検出されました わたしの考えとしては子供たちに 遊びで雪を食べてほしくないと 思いました 皆様はどのように思われますか??

12.01.20  DAILYMOTION「20120119 原発避難者に“理不尽”制度 罹災証明」 報道ステーションより。 福島原発の警戒区域に住んでいた人には罹災証明が出ないという現実がある。震災から10ヶ月、故郷を離れ避難先で生活を再建しようとしている被災者が増えてきている。しかしある制度が壁となって新たなスタートが阻まれている。 住宅再建のための融資制度は罹災証明書が必要だが、警戒区域の多くの自治体では罹災証明書が発行できていない。高線量汚染で原則立ち入り禁止の警戒区域では調査が難しい。 住宅金融支援機構の話では、罹災証明がなくてもできるよう制度を変えてできないかと国に検討をお願いしている状態だというが、法律の改正が必要となり、いつになるかめどがたたないという。

12.01.20  DAILYMOTION「20120119 2号機格納容器に内視鏡」 報道ステーションより。 福島第一原発のうち唯一外壁が残っている2号機の格納容器に初めてカメラが入り、7枚の写真が撮られた。しかしガンマ線による白い斑点が多数あるほか汚染水の湯気や水滴があり内部の詳しい状況は確認できなかった。元原発設計者の後藤政志さんは、溶融物がどこにあり、水の状態や水位がどれだけあるかを確認するという目的が両方とも達成できておらず、それがわからないと話にならないと語る。

12.01.20  PUBLICEYE.CH ※世界の極悪企業のランキングをウエブ投票で決めるサイト。アマゾン開発している企業やサムスンなど数社が出ていますが、東電は堂々の1位となっています。

12.01.20  田中龍作ジャーナル 1.18「「大飯原発ストレステストは妥当」 傍聴者排除し推進派だけのイカサマ専門家会議」 関西電力大飯原発3〜4号機のストレステストをめぐって原子力・安全保安院が専門家からの意見を聴く会議が18日開かれたが、市民の傍聴を排除しようとしたことから一時紛糾した。会議は別室で開かれ、原発再稼働に慎重な専門家の出席もなく推進派だけで粛々と進んだ。推進派のうち3人の専門家委員は原発メーカーから多額の献金を受けていることが明らかになっている。再稼働を認めるためにあるような会議なのである。イカサマと言わずに何といおう。昨年8月北海道電力泊原発の再稼働を認めた原子力安全委員会のデジャビュを見る思いだった。保安院は関西電力から提出されたデータをお経のように読みあげた。結論は「関西電力のシビア・アクシデント対策は有効」だ。傍聴者もいなく、メディアも記者クラブがほとんど、フリーは筆者を含めほんの数えるほどだ。専門家委員の一人で原子炉の設計技師だった後藤政志さんは、一貫して原発再稼働に否定的だ。後藤さんら2人の専門家委員は「会議の透明性が担保されていない」として別室での“秘密会議”をボイコットした。会議が推進派だけで粛々と進むのは道理だ。後藤さんら慎重派が出席したとしても議事進行を理由に、慎重派の意見はまともに取り上げられない。こうした現実を公にするためにも、後藤さんは「傍聴者を入れるよう」求めて譲らないのである。

12.01.20  NHKニュース 1.19「“老朽化影響なし”結論見直し」 原子力発電所の老朽化対策についての規制の在り方を見直す会合で、国の原子力安全・保安院が「福島第一原発の事故に設備の老朽化の影響はない」とする結論をまとめましたが、専門家から「老朽化の影響がなかったとする結論は早計だ」という意見が相次ぎ、結論を見直すことになりました。 原子力安全・保安院は、東京電力福島第一原発の事故を受けて、原発の老朽化対策の規制の在り方について専門家から意見を聞く会合を開き、今回の事故で設備の老朽化が影響しているか検証しています。 18日の会合で、原子力安全・保安院は「津波が到達するまでの間、安全機能を有するすべての設備の機能に地震が影響したとは考えがたい」として、今回の事故で40年を超える運転による老朽化の影響はないとする結論を示しました。 これに対して、専門家から「今回の事故で原発の設備が受けた影響を示すデータが十分に分からない段階で結論を出すのは早計だ」とか、「原発内部を調べられない以上、老朽化の影響がないと断定できない」など批判的な意見が相次ぎました。 このため、原子力安全・保安院は、今回まとめた結論についてもう一度見直したうえで、専門家に意見を聞くなど改めて検討することにしています。 ※老朽化もそうですが、地震の影響がなかったという結論も同様におかしな話です。おそらく地震の影響が明らかになると電力会社や原発マフィアにとって都合が悪いから、早々に結論づけようとしてるんでしょう。

12.01.20  NHKニュース 1.20「500トンの高濃度汚染水がたまる」 東京電力福島第一原子力発電所で2号機の近くにある「ピット」と呼ばれる地下の立て坑で、これまでの地下の施設の調査で最も高い濃度の汚染水、およそ500トンがたまっているのが見つかりました。 東京電力は、見つかった汚染水が海へ流れ出た可能性は低いとしています。 福島第一原発では、先月18日、高濃度の汚染水を保管する施設にある地下のトンネルで、たまっている汚染水が見つかり、東京電力は、国の指示を受けて敷地内の地下の施設に汚染水がたまっていないか今月から調査を行っています。 その結果、19日、2号機の近くで、海水をくみ上げるポンプの弁が置かれている「ピット」と呼ばれる地下の立て坑で、汚染水およそ500トンがたまっているのが見つかりました。 汚染水を分析した結果、1立方センチメートル当たり放射性セシウムが1万6200ベクレル含まれ、今月からの調査で放射性物質の濃度が最も高いということです。 また、3号機の同じ地下の立て坑からも、放射性セシウムが1立方センチメートル当たり860ベクレル含まれる汚染水およそ600トンが見つかったということです。 東京電力は、2号機と3号機の近くの海水で放射性物質の濃度に変化がないことなどから、海へ流れ出た可能性は低いとしていて、今後、水がたまった原因などを調べることにしています。 ※次々とぼろが出てきます。

12.01.20  毎日.jp 1.20「原発保険料:7倍に…1カ所、年2億4000万円」 政府は20日、原発事故による損害賠償に備えて電力会社に義務づけている政府との保険契約で、電力会社が負担する保険料を、現行の原発1カ所あたり年3600万円から約7倍の同2億4000万円に引き上げることを決めた。東京電力福島第1原発事故で、事故の危険性が従来の推定より高いと分かったため見直す。保険料を定めた原子力損害賠償法の施行令改正案を同日、閣議決定した。4月1日に施行される。この保険は、事故があった場合に原発1カ所あたり1200億円を上限に政府が支払う仕組み。今回の事故で上限額が東電へ支払われた。保険料率は民間会社の原発保険を参考に上限額の「1万分の3」と決められていた。事故を受け、政府は原発の危険性について再試算。全原発の延べ稼働年数が約692年で、その間に事故が1回起きたことを踏まえ、保険料率を「692分の1」より高めの「500分の1(1万分の20)」に見直した。上限金額の引き上げは、原子力損害賠償支援機構法の付則で見直しが決まっており、政府内で議論が始まるとみられる。 ※原発コストはますます高くなり、電力会社にとっても割が合わない発電事業になっていくでしょう。

12.01.20  DAILYMOTION「20120119 枝野経産相に問う エネルギー政策の行方(1)」 BSフジ「プライムニュース」より。 フジTVらしく産業界側の立場からの番組で枝野経産相が出て原発再稼働やエネルギー政策などについて話してます。彼らが何を考えてるかを知るための参考として見てください。
(関連)「20120119 枝野経産相に問う エネルギー政策の行方(2)」

12.01.20  YOUTUBE「絶対原子力戦隊スイシンジャー 」 息抜きにどうぞ!

12.01.20  東京電力 1.19「報道配布 写真・動画ダウンロード」 2号機の格納容器内部画像が7枚アップされていますが、あまりはっきりしたものではありません。

12.01.20  asahi.com 1.19「脱原発デモ、カワイく理詰めに 第3世代「路上の表現」」 道行く人が「カワイイ」と寄ってくるデモがある。労組が動員したデモではなく、サウンドデモとも違う。若年層によって創られつつある、デモ第3世代の「路上の表現」だ。‥ ツイッターデモといわれる新手のデモだ。「TwitNoNukes」が主催し、昨年4月30日以来ほぼ毎月開いて7回目。毎回千人ほどが参加する。シンボルの横断幕は、よく見ると人形を「サヨナラ原発」の文字の形に縫い合わせているオブジェだ。手のひらサイズの小冊子(ジン)やコミックは、飛び入り参加者に「鬼カワイイ」と言われるデザイン。しかし、脱原発はきちんと理詰めに訴えてある。  制作しているのは「サヨナラ・アトム」という約20人のアーティスト集団だ。「3・11以前、原発について何も知らなかった」と話す宮越里子さんはデザイナー。「最初、4月10日に高円寺のサウンドデモを見に行ったけど、正直、怖かったんです。プラカードが血文字だったり。私以外にも様子見の人が多かったと思うんですが、過激な人がやっているように見えて、大衆的ではない」 もともとツイッターデモは、会社員のbcxxxさん、介護職員の平野太一さんらが中心になり、「シングルイシュー(反原発の一点)で、サウンドデモでもなく、かつ政党や組織を持ち込まないデモがなぜないのか」という発想で始まった。サヨナラ・アトムは7月から参加、ソフトでかわいいデモの印象に大きくあずかっている。ほかにも、bcxxxさんと「ハードコアパンク好き」つながりの友人が、バンドが好んで使うフォントを流用してTシャツを製作。デモ現場やネットで売って人気だ。先月、TwitNoNukesが編集して『デモいこ!』(河出書房新社)を出版した。‥「サウンドデモは、警察への挑発など悪い意味でのパンクス魂が出てしまう。デモに行くと逮捕されるという間違った先入見を与えた。僕らは負担の大きいミーティングなしに、スタッフ間のメーリングリストやツイッターでの告知、ネットプリント(コンビニでプラカードをダウンロード)などで十分にできる、デモのインフラ作りをしている」(bcxxxさん)。すでに神戸で同じ方式のデモが4回あり、福岡と浜松でも近く始まる。29日には渋谷で8回目のデモがある。

12.01.20  asahi.com 1.19「スギ花粉飛散による放射能汚染、調査へ 関係学会が連携」 東京電力福島第一原発の事故で飛散した放射性セシウムがスギ花粉に乗ってどれだけ運ばれているかを調べる、複数の学会による合同調査が始まった。学会が19日、発表した。スギ花粉に含まれる放射性セシウムの量は林野庁が調べているが、その花粉が実際にどの程度広がり、大気に影響を与えるか、についての大規模な調査はなかった。調査は、日本地球惑星科学連合など関係学会の調査チームがNTTドコモの協力を得て先週から始めた。花粉の飛散シーズンが終わる4月下旬まで、福島県内を中心に宮城県や東京都、茨城県、栃木県の11カ所で花粉の飛散量や大気中での濃度などを観測する。対象地域は主に市街地だが、山間地や杉林に近い街も調べる。
(関連)msn産経 1.19「スギ花粉に伴う放射性セシウムの拡散調査 研究者有志」 茨城大や東京工業大などの研究者が19日、スギ花粉の飛散に伴う東京電力福島第1原発事故による放射性セシウムの拡散状況を調べ始めたと発表した。東日本の1都4県で飛散が収まる4月下旬まで調査を行い、早ければ今月末から速報値を毎週公開する。調査は宮城、福島、茨城、栃木各県と東京都の計11カ所で実施。大気中のスギ花粉と放射性物質の濃度をそれぞれ定期的に計測し、スギ花粉に付着した放射性セシウムの拡散状況を推定する。観測データの速報値は日本地球惑星科学連合のホームページで公開し、毎週更新する。調査を行う北和之・茨城大教授(大気環境科学)によると、スギ花粉に取り込まれた原発事故による放射性セシウムはわずかだが、飛散量が膨大なため、福島県では場所によっては大気中の濃度が最大で約10倍に増える恐れがあるという。 ※ほんとに10倍にも増えるとしたら大変です。

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