東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

12.13

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

11.12.13 ★ 東京新聞 12.13〈筆洗〉 今年の世相を表す漢字を全国から募集して選ぶ「今年の漢字」がきのう、京都の清水寺で発表され、「絆」が選ばれた。東日本大震災で家族や友人などかけがえのない人との絆をあらためて知ったことが理由だという▼流行語大賞にも入賞したので、予想通りという人も多いだろう。被災地で復興に励む人たちの心に響く言葉だと思うが、遠く離れた場所から東北に向かって「絆」を連呼する人たちには違和感を覚えてしまう▼精神科医の斎藤環さんは「しがらみとしての絆はどうか。それはしばしばわずらわしく、うっとうしい『空気』のように個人を束縛し支配する」と絆が持つ別の一面を指摘している(毎日新聞)▼確かにそうかもしれない。異論を頑として受け入れなかった原子力ムラの固い絆こそ、原発事故を防げなかった大きな要因だったのだから。

11.12.13 ★ 福島 フクシマ FUKUSHIMA 12.12「酪農家の慟哭 飯舘村」 高濃度の放射能に襲われた飯舘村。その飯舘村の前田地区で、酪農を営み、区長を努めてきた長谷川健一さん(58)。現在は、地区の人びとともに、伊達市内の仮設住宅に避難している。長谷川さんは、いま、全国を行脚して、フクシマを伝えている。12月9日、福島市内で、長谷川さんの講演が行われた。長谷川さんは、スーツで決めているが、話し出すと、声は低く野太く、抑揚があり、訛りも強い。そして、そのお話からは、誰よりも飯舘村を愛し、酪農に打ち込んでいたことがよく分かる。あの日以来の極限状況下の出来事、村民を守るために必死に行動する姿が、眼前に浮かびあがり、そのときの苦しみと悲しみと憤りの気持ちが、心に染みた。 ※長谷川さんはドイツにも行って福島原発事故の体験を話しています。地元に住んで実際に被曝した人の体験談は直接体験してない人間にもよく伝わります。

11.12.13 ★ 放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ 12.12「文京区母親橋本病中学生長女びまん性甲状腺腫小5次女リンパ腫れ視力低下小1三女甲状腺にのう胞」 日本の医師が、きちんと放射能に対して知見がないことを示す対応がみられます。 母親が橋本病、長女の中学生が単純性びまん性甲状腺腫、小学五年生の次女がリンパ腫れ、急な視力低下、小1三女が甲状腺にのう胞ができています。遺伝的家系的に甲状腺の異常はないそうです。 ある専門家は「放射性物質の影響は間違いないし、医師が対応を避けている話と思います。ヨウ素以外の核種が、影響を与えていることは間違いないと思う。由々しき事態だ。ちょっとした、環境の差、偶然によって被ばく量に大きな差が出ていることを示すものにもなるとおもいます。」

11.12.13 ★ @tautautau1976 tautautau1976(隠居猫)のTwitter 12.13「 東電のボーナスが叩かれているけど、原子力安全委員は年収は約1650万円(月給93万6000円とボーナス年500万以上)こんな事故を起こしたんだから給料もボーナスも返上だろ普通。絶対におかしい goo.gl/EuvsH」 ※その腹立たしい気持ちはよーくわかりますが、それよりむしろ全員クビにし(退職金どころか罰金をとってもいいくらいです)、安全委員会も解体すべきだと思います。

11.12.13 ★ 毎日.jp 12.13「福島原発事故:弁護団、「完全な賠償」東電に集団請求へ」 福島県内と首都圏の弁護士グループでつくる「福島原発被害弁護団」は13日、東京都内で記者会見し、原発事故の被害者を数百人規模で集め、来春にも東京電力に完全な損害賠償を求めて集団交渉を申し入れる方針を明らかにした。弁護団は10月、原発被害者から損害賠償請求に関する相談・依頼を受ける目的で、同県いわき市と東京の2カ所を拠点に設立。約50人で相談に応じてきたが、国が指針で示した賠償額への不満が多く、東電に対する集団交渉に向け準備を進めることにした。弁護団は警戒区域などから避難し最も深刻な被害を受けた人の損害基準として、避難生活を続けている人については避難費用と生活費の増額分、休業損害や逸失利益に加え、慰謝料の基本額を1人当たり月額50万円と想定。結果的に帰還が困難となる人には失った財産の時価、減収分などに加え、慰謝料の基本額を1人当たり2000万円と設定した。集団交渉には既に100人を超える被害者が加わる見通しといい、弁護団の小野寺利孝・共同代表は会見で「個別の直接請求やADR(原子力損害賠償紛争解決センターによる裁判外の手続き)の利用にも限界があり、1人で裁判を起こすのも不可能に近い」と発言。「公開の場で東電側に統一要求を行い、合意できなければ司法手続きに移る」と、最終的には損害賠償を求め集団訴訟を起こすことも示唆した。弁護団は今後も福島県内や首都圏で説明会・相談会を実施する。問い合わせは現地(いわき市)事務局(080・2821・1801か080・2821・3404)▽東京事務局(03・5812・4671)。 ※東電や原発マフィアのような巨大な相手と戦うには共同であたり、原発事故被害者として当然の要求を奪い取る必要があります。
(参考)WIRED ARCHIVES「GoogleとCIAが投資する「世界監視システム」」 ※こんな情報もあるので、私は極力GOOGLEを使わないようにしています。

11.12.13 ★ 毎日.jp 12.13「グーグル:被災地4万4000キロのストリートビュー公開」 米インターネット検索大手グーグルは13日、仙台市で記者会見し、東日本大震災の被災地のパノラマ写真を同社サイト上で公開したと発表した。宮城のほか青森・山形・岩手・福島・茨城計6県の82市町村で、主に7月以降に撮影したもので、震災前の写真と見比べることもできる。同社は「『被災地の姿を後世に伝えてほしい』との要望に応えたいと考えた」と話した。公開サイトは「グーグルマップ」と「未来へのキオク」。地図と組み合わせて全方位のパノラマ写真を示す「ストリートビュー」機能を活用した。カメラを載せた車両が延べ4万4000キロの沿道の風景を撮影、座礁したままの船や残されたがれきなども写っている。海外からも閲覧できるよう英語と日本語の検索に対応。被災地のストリートビュー公開は、米国でのハリケーン「カトリーナ」(05年)に続き2例目だが、同社は「今回ははるかに広範囲」と話している。 ※プライバシー侵害の画像で訴えられたり、無線LANで沿線の個人情報を収集していたと問題になったグーグルのストリートビューですが、たまには喜ばれることもするのです。

11.12.13 ★ 毎日.jp 12.13「小説:原発事故を予言?「日本列島放棄」が話題に 作者に聞く」 前橋市在住の作家、新井克昌さんが4年前に刊行した長編小説「日本列島放棄」(文芸春秋企画出版部)が「東日本大震災を予言したような内容だ」と話題になっている。宮城沖で起きた巨大地震で原発事故が各地で起き、放射性物質が拡散するという内容だ。小説は絶版になっているが、新井さんは「地震列島の日本で起こりうる危険性を問いかけたかった」と執筆した動機を振り返る。物語は200X年8月、マグニチュード8.7の巨大地震が発生したとの設定で進められる。東京電力福島第1原発をはじめ国内各地で原発事故が発生し、9500万人が国外移住を迫られる。福島第1原発が最初に崩壊するという物語の展開について、新井さんは「予言でも何でもない。立地や耐用年数などを考慮すると、それが最も合理的だった」と説明する。原発関連資料を集めて女川原発(宮城県女川町)などにも足を運び、事故の過程は緻密に描くことを心掛けたという。‥4年前に小説に描いたことは3月11日に現実化してしまったが、新井さんは「原発事故は予想しえた。政府や東電は想定外という言葉を使ったが、それこそが『想定外』だ。言い訳にしか聞こえなかった」と話している。 ※小説には書かなくてもたくさんの人が「想定」してきました。それなのに防げなかったことを真剣に検証究明し、次の事故を防ぐために行動する必要があります。

11.12.13 ★ RBBTODAY 12.13「丸紅と東芝、インドネシアで地熱発電プロジェクトを受注」 丸紅は13日、東芝と協調し、インドネシア/PT GEO DIPA ENERGI社向けに、パトハ地熱発電所1号機案件を受注したことを発表した。 同プロジェクトは、インドネシア・ジャワ島西部バンドン郊外に、東芝製地熱蒸気タービン・発電機を含む、設備一式納入および建設工事を両社で一括して請け負い、総出力約55メガワットの発電所を建設する案件。運転開始は2014年の予定で、プロジェクト資金はインドネシア国営のバンクネガラインドネシアより貸付の予定となっている。 丸紅は、今年6月に同国南スマトラ州で新たに地熱発電プロジェクトに参画するなど、積極的に地熱発電所開発を推進。一方、東芝は、北米、東南アジア、アイスランド等世界各国に52台、約2800メガワットの発電設備を納入するなど、地熱タービン発電機メーカーとして世界トップシェアを誇る。 今回の案件は、丸紅のインドネシアでの豊富な発電所建設実績と、東芝の地熱蒸気タービン・発電機の機器性能、信頼性が高く評価され、受注に至った。  ※どうしてそれを日本でやらないんでしょう。温泉業者が文句言うとか国立公園法が‥とか言い訳にしてますが、東芝や丸紅が政府に圧力かければすぐ実現できるはずです。

11.12.13 ★ MONO 12.13「「目に見えない放射線を“色”で可視化」――東芝、ポータブルガンマカメラ装置を開発」 東芝は放射線量を色の変化で表示できる持ち運び可能な「ポータブルガンマカメラ」装置を開発したと発表した。同年12月中に福島市と共同で実証実験を行うとともに、2012年初頭から中央官庁や地方自治体などに向けた提案活動を開始するという。なお、価格は未定で、一般向けに販売するかどうかも現段階では決まっていない。1日50万円の有償による計測代行サービスを行うとしている。‥一般的に、局地的に放射線量が高い「ホットスポット」を特定するには時間がかかるとされているが、同装置であれば、放射線量の高低を画面上に色の変化で示すと同時に、短時間で広範囲を計測できるのでホットスポットを効率的に特定できる。 ※放射能に色がついているという故黒澤明氏の映画「夢」を思い出させますが、原発プラントメーカーの東芝が原発事故で商機を得るというのは、原発マフィア企業が除染作業を請け負って儲けている構図とまったく同じです。

11.12.13 ★ FNN 12.13「東京電力、放射能被害めぐり「無主物」主張 あくまで「個別の案件」と回答を拒否」(動画有り) 福島第1原発事故の放射能被害をめぐる東京電力の「無主物」という主張に、疑問の声が上がっている。除染などを求める声に対するその主張について、椿原慶子キャスターが東京電力を直撃した。土はめくれ上がり、雑草は伸び放題。 緑の芝生が見る影もなくなってしまったのは、荒れ果てたゴルフ場。 ゴルフ場の支配人は「汚したんだから直せよと。たぶん普通のことだと思うんですよね。あきれ返って、コメントのしようがないですよね」と話した。 福島県内のゴルフ場が怒り心頭となった、放射能被害に対する東京電力の驚きの主張。‥しかし、12月2日に行われた初めての調停では、驚きの返答があったという。 東京電力の答弁書は、「福島県二本松市の株式会社サンフィールド二本松ゴルフ倶楽部のゴルフ場について、仮処分申請が却下された事例があるので、参考までに提出する」などというものだった。 実は、同じ福島県のゴルフ場が2011年8月、東京電力に対し、汚染の除去や経営維持費を求める仮処分を申し立てていたが、東京地裁は「除染は国が責任を持って推進すると示されていて、線量も営業に支障はない」とし、申請を却下した。 これに対し、二本松市のゴルフ場側は、即時抗告し、現在も係争中となっている。 合津支配人は「『お前らもこれに従え』みたいな感じで、高圧的に書いてきたのかなと思うんですけれど。あの判決は、もう『廃業しなさい』と言っているようなものなのかなと。あまりにも、被害者をばかにしているような言い方で」と話した。 さらに東京電力は、二本松のゴルフ場との裁判の中で、放射性物質に対し、「無主物」という主張をしていた。 合津支配人は「『ついたものは、お宅のものでしょ』というこの論理がね、本当にこの日本で、今後通用していくのかなと」と話した。 無主物とは、つまり「所有者のない物」ということ。 東京電力の主張では、原発から放出された放射性物質には所有権がなく、付着した土地の持ち主に所有権があるという。 賠償問題などにくわしい紀藤正樹弁護士は「東電から出てきた物質によって、その地域が被害を受けているということであれば、除染をする義務は出てくる。一般の社会から見ると、そういう主張は非常識」と話した。

11.12.13 ★ 日々雑感 12.13「東京都杉並区立堀之内小の芝生シートからセシウム9万ベクレル!郡山市の下水処理施設の汚泥以上」 東京都杉並区の区立堀之内小学校(同区堀ノ内3丁目)で、4月上旬まで敷いていた芝生の養生シートを同区が調べたところ、1キログラム当たり9万600ベクレルの放射性セシウムが検出されたことがわかった。国が廃棄物処理できる目安とする「1キロ当たり8千ベクレル以下」を10倍以上上回っており、福島県郡山市の下水処理施設の汚泥(2万6400ベクレル)以上の数値だ。区は「シートは表面積が大きく、原発事故直後に広く放射性物質が付着したのだろう。放射性セシウムの濃度測定はキログラムで換算するため、シートが軽い分、高い数値が出たのではないか」とみる。環境省は12日夜になって「シート1キロに対し他の廃棄物1トンを混ぜて焼却すれば放射性物質は十分希釈される」と回答し、焼却処分を事実上認めた。これを受け、区は焼却する方向で検討している。

11.12.13 ★ 低気温のエクスタシー 12.13「〔医師不足〕厚労省が「福島で医療するなら医師免許を発行する」」 「女医友達夫婦と食事。旦那さんは、かつてロシアでドクター。帰国してから何度も国家試験を受けたけど受からなかった。ここへきて『福島で医療するなら免許発行するが、どうか?』と厚生労働省から連絡あったとのこと。すごい国だな。唖然。福島は医者少ないの?やっぱり。」「友達のご主人が福島で勤務医をやってますが、どんどんドクターがいなくなって大変みたいですよ . 」

11.12.13 ★ ハンギョレ・サランバン 12.13「原発周辺 女性 甲状腺癌 2.5倍 多い」 原子力発電所周辺に住む女性の甲状腺癌発病率が他の地域に比べて2.5倍高いという事実が政府による調査結果で明らかになった。 アン・ユンオク ソウル大医大教授は12日、ソウル江南区(カンナムグ)、三成洞(サムソンドン)ラマダホテルで開かれた‘原発周辺住民疫学調査に対する住民説明会’で「原子力発電所周辺5km以内に暮らす女性の甲状腺癌発病率が原子力発電所のない一般地域(対照群)に比べて2.5倍高いことが分かった」として「原子力発電所から5〜30km離れた近距離地域に住む女性も対照群より1.8倍高く、原子力発電所に近いほど甲状腺癌発病率が高いことが確認された」と明らかにした。 今回の調査は政府がソウル大医学研究院原子力影響・疫学研究所に依頼して釜山古里、慶北(キョンブク)月城・蔚珍(ウルチン)、全南(チョンナム)霊光(ヨングァン)など4ヶ原子力発電所周辺地域住民1万1367人、近距離地域1万323人、対照群1万4486人を対象に1992年から2008年までの16年間にわたり長期追跡調査を行った結果だ。

11.12.13 ★ zakzak 12.13「福島原発3号機“核爆発”を起こした!専門家が断言」 「福島第一原発3号機で3月14日に起きた爆発はピカドン(核爆発)だ!!」そう語るのは、'10年の春まで日本原子力安全基盤機構(JNES)で原発検査員を務めていた藤原節男氏。原発の施設と運用について隅々まで知る専門家の一人だ。「3号機の爆発では、一度ピカっと炎が出た後、ドーンと黒煙がまっすぐ建屋上方へと立ち上っています。水素爆発であんな黒い煙は出ません。キノコ雲の形状といい、核爆発の現象に酷似している」しかし、政府、東電の発表では、原子炉内部は安定を取り戻してきているはずだが?「重要な放射能飛散原因は、使用済み燃料プールです」彼は一原発を陸側から写した航空写真を取り出した。「建屋上部フレームは、使用済み燃料プールの場所が吹っ飛んでいます。プール内で爆発が起こり、そこにあった燃料棒は飛び散ってしまったと思われます」‥「3号機の燃料プール内では、爆発が生じるまでに冷却水が少なくなり、ジルカロイ・水反応で水素が発生。上方の燃料被覆管が溶けて、中のペレットはブロック崩し状態。プール内が原子炉さながら、小出力で臨界状態となって水が沸騰したと思われます。そして、プール水面上方で水素爆発。その圧力で沸騰水中のボイド(水蒸気)が圧縮。ボイド反応度係数はマイナスなので、一気に核分裂の反応度が高まり、即発臨界の核爆発が起きた。3号機爆発のスローモーションビデオを観ると、爆発音が3回聞こえる。これが、水素爆発の後に核爆発が生じた証拠です」
(参考)YOUTUBE「Fukushima Japan Nuclear Reactor #3 Explosion (ENHANCED) 」

11.12.13 ★ 暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜 12.13「「冷温停止状態」という詭弁 〜東電・御用マスゴミによる「原発用語」言い換えに注意!〜」 阪大・下田教授が「都合の悪い単語を言い換えて、記者会見を難しい用語で乗り切ろうとするのは”原発利権村”の常套手段」と指摘しているように、未だに福島第1原発3号機にてトラブルが発生しても「プルトニウム」という言葉を用いた報道を耳にすることは皆無に等しく、今や時代遅れの産物となりつつある古い原発について「老朽化」という言葉が使われることもない。 電力会社(経団連)・政府・官僚・大手マスゴミら”原発利権村”連中については、普段より、その言動・行動すべてが”虚構”に等しい故、今更驚きはしない話である。 しかしながら、政府が今月16日にも宣言しようと画策している「冷温停止状態」については、笑い話で済ます訳にはいかないであろう。 何故なら、同宣言が、世界中に向けてあたかもフクシマ原発事故が収束に向かっているかのような”嘘っぱち”のメッセージを発信することになると共に、「避難区域」の見直しにより避難している周辺住民を再び”高濃度汚染地域”に引き戻すという”悪しき思惑”がその背景にあるからである。早い話、”原発利権村”連中は、フクシマ原発事故をなるべく「軽いもの」にみせることにより、今後待ち受けている膨大な数の訴訟において、自身の責任問題を回避し、同原発事故との因果関係そのものを有耶無耶にする魂胆なのである。この期に及んで尚、国民の健康被害よりも己の保身と既得権益を死守せんとするその浅ましい姿は、「悪魔の化身」そのものである。 「冷温停止」とは、本来、「原発が停止し、密閉された原子炉の中で冷却水が沸騰していない安全な状態」のことである。 フクシマ原発の実状は、皆さんご存知のとおり、原子炉の密閉性が失われて、大量の高濃度汚染水が建屋内に残存した状態であり、「冷温停止」とは程遠いものである。 それを、今回、政府は「冷温停止状態」という”造語”を用いて、あわよくば、「冷温停止」と”ニアリーイコール”のイメージの刷り込み、印象操作を図ろうと画策しているのである。 賢明な皆さんには、くれぐれもこの手の詐欺に等しい行為に騙されないようご注意願いたい。

11.12.13 ★ 毎日.jp 12.13「仏アレバ社:今年度の赤字1400億〜1600億円に」 世界最大の原子力複合企業で、福島第1原発の汚染水処理にも関わるフランスのアレバは12日、今年度の赤字額が14億〜16億ユーロ(約1400億〜1600億円)に達すると発表した。福島第1原発事故を受け、ドイツ、スイス、イタリアが脱原発を決めるなど、原発見直しの機運が高まっていることに加え、ウラン鉱山投資に失敗したのが原因。  赤字転落は10年ぶり。13日に再建計画を発表するが、欧州メディアは数千人規模の雇用削減に踏み切ると伝えている。アレバは、仏政府が株式の87%を保有する国営企業。ウラン鉱山、ウラン濃縮、核燃料加工、原発、核燃料再処理など原子力産業の全ての分野で事業を展開しており、福島事故の影響を全分野で受けた。原発事業では、フィンランドに建設中の新型炉「EPR」に手間取り、09年に運転開始予定が13年以後にずれ込んでいる。福島事故後に欧州連合(EU)が原発のストレステストを実施したことで、各国の新規導入計画に大幅な遅れが出たことも響いた。

11.12.13 ★ 毎日.jp 12.13「外部被ばく線量:3町村の住民、4カ月の推計発表…福島県」 福島県は13日、警戒区域などに指定されている浪江、川俣、飯舘の3町村の一部住民1727人が事故発生から4カ月間で受けた外部被ばく線量を推計したところ、約40%が一般人の年間被ばく基準値の1ミリシーベルト以上だったと発表した。一般住民の最高は14.5ミリシーベルト、放射線業務経験者では東京電力福島第1原発作業員の37.4ミリシーベルトが最も高かった。年内をめどに本人に通知する。‥県民健康管理調査は原発事故時の全県民約200万人が対象。先行地域の3町村の住民計約2万9000人については6月から始め、今回は、うち1727人分について住民の行動記録などを基に放射線医学総合研究所(千葉市)が推計した。この日は、警戒区域と計画的避難区域の住民の事故後4カ月間の外部被ばく線量について、避難行動のモデルケースに基づき試算した結果も公表された。最も高かったのは、飯舘村で線量が一番高い地区に住み6月21日に福島市に避難した場合で19ミリシーベルト。早期に避難した警戒区域内では0.2~2ミリシーベルトだった。また、18歳以下(4月1日時点)の子供約36万人全員を対象とする甲状腺検査の先行実施分は9日現在、対象者1万9459人の約6割の1万1534人が受診した。検査を担当する福島県立医大の鈴木真一教授は「しこりが見つかり、2次検査が必要な人は極めて少ない」と述べた。チェルノブイリ原発事故の例では、子供の甲状腺がんは4~5年後から増えており、1回目の検査は元々しこりがあるかを調べ、2回目以降に向けた基礎データとするのが目的という。

11.12.13 ★ asahi.com 12.13「玄海3号機、最大規模の冷却水漏れ 九電、当初は未公表」 九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)3号機の1次冷却水が漏れていた問題で、放射性物質を含む約1.8トンの水漏れは1994年3月に運転を始めて以来、最大規模だったことがわかった。九電が明らかにした。九電は「通常起きる範囲の水漏れ」として指摘を受けるまで公表しなかったが、これまでにはなかった大きなトラブルだった可能性がある。水漏れは9日午前11時ごろ、1次冷却水の水質を管理するポンプで発生。軸受け部分が80度以上の高温となる警報を発したため、手動で運転を停止した。担当者が確認したところ、軸のあたりから大量の冷却水が漏れていた。

11.12.13 ★ 東京 12.13「もんじゅ試運転見送り 来年度予算で文科相」 中川正春文部科学相は13日の閣議後会見で、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の来年度の試運転に必要な費用について「(国会などの事業仕分けで)いろいろな指摘があった中で、外していくことになる」と述べ、試運転の実施を見送る方針を明らかにした。文科省はもんじゅに関連する来年度予算について、試運転に必要な費用22億円を含め、計215億円を要求していた。本年度の試運転についてはすでに見送りを決めている。政府はエネルギー・環境会議などで、来年夏をめどに今後の国のエネルギー政策を決める方針で、もんじゅについても継続か廃止かの方向性が示される見通し。

11.12.13 ★ 東京 12.13「高線量地 5年居住困難で国購入 福島第一周辺」 政府は十二日、東京電力福島第一原発周辺の放射線量の高い地域の民有地について、住民が希望すれば、借り上げるか買い上げる方針を固めた。対象は年間放射線量が五〇ミリシーベルト以上で、五年以上生活できないと政府が判断した地域。年内に方針を表明し、新たな区域指定を行った上で、住民の意向調査に乗り出す。現在の指定区域は原発から半径二十キロ圏内の政府が立ち入りを禁じている警戒区域と避難を要請している二十キロ圏外の計画的避難区域の二種類。住民からは「いつ帰宅できるのか、明確に示してほしい」との要望が強く、政府は放射線量に応じ(1)長期帰還困難(2)解除準備(3)居住制限−の三地域に再編し、帰宅の見通しを示すことにした。原子力災害対策本部(本部長・野田佳彦首相)が年内決定を目指し作業を進める。五年以上生活できない地域は長期帰還困難区域に指定。除染を進めてもいつ帰宅できるか見通しが立たないため、政府が土地を有償で借り上げるなどし、被災者の生活を支援する。二○一二年度予算案に必要経費を盛り込み、費用の一部は東京電力に負担させる。年間放射線量が二〇ミリシーベルト未満の地域は解除準備区域に指定。地元自治体などの受け入れ態勢も考慮し、来春以降に立ち入り禁止の指定を順次解除する。年間二〇ミリシーベルト以上五〇ミリシーベルト未満の地域は居住制限区域に指定。除染作業を積極的に行い、年間二〇ミリシーベルト未満になった段階で自治体と住民の帰宅時期を協議する。居住を認める基準値は国際放射線防護委員会が定める個人の被ばく上限を参考に決めた。

11.12.13 ★ 早川由紀夫の火山ブログ 12.5「放射能測定器の比較」 ※3機種を比較しており、エアカウンターが安価ながら健闘していると評しています。

11.12.13 ★ 早川由紀夫の火山ブログ 12.9「放射能汚染地図(五訂版」 早川氏制作のフクシマ汚染マップ第五版です。
(関連)12.12「放射能汚染の日時(地図)」 3/12、15,20、21日に放射能がどういうコースをとって拡散していったかを示すマップです。

11.12.13 ★ NHKニュース 12.11「被災地中学校 “学業に影響”6割」 東日本大震災から11日で9か月です。NHKが岩手、宮城、福島の被災3県の公立の中学校に先月、アンケート調査したところ、6割の学校が震災や原発事故で「学業に影響がでている」と回答し、そのうち半数近くが「学習に遅れが出ている」と考えていることが明らかになりました。‥具体的な影響について聞くと、運動会や修学旅行などの行事の中止や延期が63%と最も多く、次いで学校が中断したことなどによる授業の減少が49%、さらに「学習に遅れがでている」と考えている学校は47%に上りました。学習の遅れについては、生徒の転校が相次ぎ学習の進度に違いがでたことや、仮設住宅での暮らしで自宅で学習できる環境がないことなどを理由に挙げる学校が多く、なかには震災以降、環境の変化で生徒の学習意欲が低下したと答えた学校もありました。 ※チェルノブイリの例からすると学習の遅れというのは心配な兆候です。

11.12.13 ★ asahi.com 12.10「放射性物質、津軽まで」 福島第一原発と同規模の事故が、東通原発(東通村)で夏場に起きた場合、放射性物質は東風の「やませ」に乗り、津軽地方一帯に広がることが、栗政明弘・鳥取大大学院准教授(遺伝子医療学)の解析でわかった。従来、国の公表データでは、放射能汚染は村内や下北周辺にとどまっていた。福島第一原発の事故では、放射性物質が雨と一緒に落ちることで、原発から30キロの福島県飯舘村や100キロ超の群馬県などで高濃度の放射能汚染地帯ができた。朝日新聞社が栗政准教授に東通原発からの拡散予測を依頼したところ、70キロ離れた津軽半島の外ケ浜町や蓬田村でも飯舘村と同様のケースになる可能性が明らかになった。 栗政准教授は、原爆の開発で知られる米ロスアラモス研究所に勤務していた山田哲司さんが開発した気象模擬実験ソフトを使った。国土地理院の3次元地形データや、気象庁の風向風速データ、地表温と海水温データなどを入れ、予測モデルをつくった。栗政准教授によると、文部科学省の緊急時迅速放射能影響予測(SPEEDI)と比べ、時間はかかるが精度は劣らないという。 ※若狭、浜岡、伊方、玄海等々、各地の原発での拡散予測をしてほしいものです。

11.12.13 ★ @kenichioshima 大島堅一のTwitter 12.12「 12月6日に行われた総合エネルギー調査会基本問題委員会で発言できなかったので、メモにまとめて事務局に提出しました。正常とは思えない委員会運営ですので、ここでも公表します。 post.ly/4Hoir 」 ※大島氏を委員に選んでおきながら発言もさせないとは異常事態です。これは委員会の事務局を仕切っている経産省官僚が意図的にやっていることでしょう。中立公正を装っていたエネ調の化けの皮がはがれたと言えます。要拡散の情報です。

11.12.13 ★ 原発いらない福島の女たち 12.4「「女たちの御用納め」バスツアー参加者募集!」 年末12月28日(水)に、 今年最後のご挨拶をしに、 東京電力に行くことになりました! 今回も、無料バスが走ります! 福島市を出発し、郡山、須賀川、 西郷バスストップを経由して、 東電、経産省へ向かいます。いいたいことを叫ばなければ、 年を越せないわ! という女性のみなさん、 奮ってお申込みください!

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