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大波小波

美麻遊学舎が全焼

再建に協力を!

 長野県の美麻村で、古い木造校舎をそのまま利用して様々な活動に利用されてきた美麻遊学舎が、4月29日に出火、全焼してしまった。幸い昼間のことだったので、校舎にいた全員が無事に避難してけが人も出ず、犬ネコ鶏も無事だったという。たまたま休日だったので地元の消防団もすぐにかけつけて消火活動にあたってくれたそうだが、折からの強風で一気に全焼してしまった。火事の勢いが強かったこともあり、出火原因は消防・警察の検証でも特定できないという結論になったそうだ。
 その火事の報告と、今後どうするかを含めたお願いの文が代表の吉田比登志さんから来たので、紹介しよう。

*再び旅館営業で建物を新築するには莫大な資金がいるので、敷地内に間伐材などを使ってキャビン=貸し別荘を建てる方向で考える。当面は火事のあと借りた大きな農家と遊学舎の跡地に建てる仮設テントを利用して、夏の合宿などは受け入れる。
*遊学舎ではこの数年来、建物の老朽化で維持費もかさむようになってきたため、宿泊以外の収入をつくろうということで、田畑を購入し、味噌・醤油・梅干しなどを作って年4回、会員に送る「季節の贈り物」という試みを行ってきており、それを継続していく。
*『エコダイアリー歳時記』は年度版をあらため、毎月の生活の手引き=ハンドブックの形で継続していく。

 また、吉田さん達のイメージの中では、平らだった敷地をできるだけ自然の地形にもどして木をたくさん植え、U字溝を流れていた水は元の川の流れに回復させて粉ひき水車を設け、また風車をつけて発電するなど、ここにエコビレッジをつくりたいという夢もふくらみはじめているそうだ。

 なお火事の復旧にあたって、何点かの協力のお願いがある。
★資料や住所録などのデータも一切焼失したので、コピーや写真の焼き増し等の形でも送ってほしいそうです。エコダイアリーの売れ残りもあれば送り返してほしい。
★備品・道具類では、大型の調理用具、数のまとまった食器、布団、畳、コンパネ、チェーンソー、草刈り機、農機類、9人乗り1ボックスカー、パソコン(マック)と周辺機器、発電用風車、ソーラーパネル、ボイラー、プレハブ骨材、木造校舎の部材などなど。
★日用品や食材は地元で入手できるので必要ないとのことです。
★その他には、@植樹のお願い、A巡回展(写真・資料の展示、版画・味噌・醤油などの即売)を秋以降に計画しているので、その会場さがしのお願い(個人の家や空き地にパオを建てる形も可)B「季節の贈り物」の会員募集

●連絡先→〒399-9101 長野県北安曇郡宮村8088 エ0261-29-2625

No.95=1999年6・7月号

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