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とろんのPAI通信(11)


   洪水の片づけを終え、イネ刈り脱穀を12月3日までにやって(今回は40人位の男女子供達が手伝いに来てくれた)10日から一ケ月の年末年始日本滞在。はじめから雪だらけでうれしかったな。PAIもいいけど実家の総社(岡山)も美しくって、バンコクもいいけど東京もいいよね。ボクはほとんどのお金をタイの銀行口座に入れているので、毎年日本に帰るとスグ、残額がゼロに近い日本の銀行口座をチェックしている。特に今回は「鉄橋修復」のカンパから「洪水被害」支援と2回にわたって「SOS」を発信していたので、要チェック、だった。
 昨年3月14日振り込みの「ミツメネコ」さん、8月24日振り込みの「ニシヤスオ」さん、8月26日振り込みの「モリカワエツコ」さん、「大金」の振り込み、感謝しています。PAI史上最大の洪水が起きたのが8月13日だから「ミツメネコ」さんは「鉄橋修復」のカンパをしてくれたわけだけど、実はその「応援力」もあって、現在ボクのイメージ通りに不思議に「鉄橋修復」が完成しているのです。8月15日の終戦記念日に「鉄橋修復」の話し合いを役場とする予定が洪水の為に流れてしまった、と思ったら9月28日にまたまた大洪水に襲われ、町からムーンビレッジに通じるPAI最大最強のコンクリートの橋が崩壊してしまったのだ。その「鉄橋修復どころじゃない」異常事態の中で、不思議に「鉄橋修復」が刻々とすすめられていたのだ。町へ通じるコンクリートの橋もまだ通れないというのに、60年以上も前に日本軍とPAIの人達が作った今では全く使われてない朽ちかけた鉄橋「メモリアルブリッジ」に時間と人力とお金を注ぎ、おまけに近くに竹と葉っぱでできた休み小屋も建てられ、一気に活気づいてしまったのだ。広島の原爆ドームのように修復しない部分を多く残し、鉄橋の四分の一の床を厚い板張りにしたので、そこでライブもできるし何でもできるのだ。この「不思議にうれしいおもわぬ出来事」はボクの今の「想い」を勇気づけてくれ、PAIでの人間関係のその「有機力」に感謝、だな。だから「ミツメネコ」さん、2007年は是非PAIにやってきて「鉄橋見学」してくださいね。アナタがどこでどうしてるヒトなのか、気が向いたらボクのホームページの掲示板にお便り下さいね。よろしくアリガト。
 洪水の片づけで大変だったのは「堤防作り」だな。大量の石や砂で川底と大地が同じ高さになってしまったので、川辺全体に高い堤防を作らないと、ちょっとの大雨でスグ洪水になってしまうのだ。「ニシ」さん「モリカワ」さんのカンパはムーンビレッジの堤防作りに使わせてもらいますので、是非いつの日かこの「堤防見学」に来て下さいね。一人一人の個人の過去もヒトの歴史の過去も、あっ!!と成仏させて、いのち命イノチの展開をしていくしかないからなあ。イノチはどっちに転んでも七転び八起き。未来から誘われて「あかるい方」に引っぱられてのイノチの展開だよね。

 ムーンビレッジにはアキレル程人それぞれの老若男女がやってきては人それぞれのイノチを注いでゆく。昨年『SPECTATOR』という旅の創刊雑誌にPAIやムーンビレッジを大きくとりあげてくれた放浪写真家「林あすか」とそのパートナー「ヒデ」さんは年明け早々からムーンビレッジに住み始めたし、昨年末、突如と登場し風を変えた「風変わり」な「ともみ」さんのバランス力はすごくって、今ムーンビレッジは女の新しい風が吹いている。そんな風の中「愛」という十年来のボクのエナメル好みの女友達がオーガナイズする「スピリッチャル映画祭」をムーンビレッジでやる事になった。
 3月15日(満月)から21日(春分の日)までの一週間で18日(彼岸入り)がお休み。夕方からオープンしてみんなで夕日を浴びて、7時〜9時半まで上映。10時以降は静寂の「ムーンタイム」。これまで毎年インドのゴアで上映してきたものの中からのベスト20〜30を厳選したもので、全て自主制作の作品だ。「愛」とは彼女が慶応大学在学中に知り合って、お互い高まり合ってきた仲で「水ガメ座」同士のソウルメイト、だな。2004年度のゴアでの映画祭の英女「大」冊子では「we welcome both ,our friends and enemies!」と結んでいて、その裏表紙中央には「愛」の瞑想四肢が美しくプリントされていて「BEYOND IMAGINATION」と力強く発信されている。この映画祭でボクは2007年のシュミレーションをしてみたいな。夜間の照明とか音響規模とか、周囲へ及ぼす迷惑度と「誘惑度」とか、バイクや自転車の駐車能力とか、ね。あと、男パートナーの「ケイジ」も、ボクと「はるか」もプライベートな時空は不可欠なので、その辺の距離のとり方、だな。人間関係は大変だけど、適度なオートマチックな距離のとり方ができればオモシロイ有機的な関係が保てるからね。関係の距離感、バランス力、だな。映画祭のホームページ

 2007年のまつりでは、ムーンビレッジのようなスペースが大小合わせて20ケ所くらい在る予定。持主はタイ人日本人西洋人と様々で、音がいくらでも出せる処もあればムーンビレッジのように一日中アンビエントで夜10時には静寂の処もあるけど、どちらにしてもPAIのエネルギーはやさしくって力強いし、よくもわるくも「やったコトが必ず自分に返ってくる」聖地だから、覚悟して「オッパイのPAI」して下さいね。
 PAIもいいけど岡山もいいなあ、とつぶやく55才になったばかりの、とろんより。


★PAIの洪水のHP http://www.lurkertech.com/chris/travel/pai/flood
(URLのお尻の /flood をとるとPAIのいろんな情報が見られます)
「ムーンビレッジ・ムーン二ティ」
東京三菱銀行・岡山支店 普通預金 601−0898987「アラカワヒロシ」
‥‥2007年の祭りに向けたカンパ募集!
 http://soul-love-fusion.com  とろんのHP http://amanakuni.net/toron/
 とろんより、アンタに向けて、ちゅ!!!
                     

★来年の3月にムーンビレッジで国際映画祭 Spiritual Film Festival を開催予定

(写真:とろん)



No.135=2006年3・4月号

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