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 どっちに転んでも七転び八起き

        
             とろん


 前にこの新聞でも紹介された「ひきちガーデンサービス」のトシ&ハルさんから『竹ぼうき通信』がタイミングよく届いた。トシさんは園芸療法研究の為にカナダやアメリカへきたそうだ。その通信の中で『まず人間がいて、それから植物があって、庭もあったらなお最高』という文章が目に止まった。これは今本番に向けて進行中の「いのちの祭り」にも言えるコトで、ボク流に翻訳するとね「まず人間がいて、それから自然があって、設備や演出があったらなおサイコー!」ってなるのかな。そしてね『とかくモノから入っていきがちな日本人特有のやり方を考え直してみる必要があるかもしれない』と結んでいる文章にもウーム!とうなずいてしまった。そういえば今日六月十七日Fは、長野県大町のお祭り会場で最後の全体ミーティングが開かれるのだけど、前回同様、あきれて笑うしかない程の「人それぞれ」の命が集合しぶつかり合い、激しくもオモシロイ乱気流が渦巻きゆく風景がボクの頭に浮かんできている。そして本番まで一ヶ月半の間にその激しくもオモシロイ乱気流の渦が、お互いが一対一で向かい合う中で確実にチューニングされてゆき、本番では是が非とも「みんなちがってみんないい!!」という大いなる雰囲気に包まれてくると嬉しいな。祭りの準備でお互いがチューニングしてゆく作業を楽しみ、本番ではアッ!とみんなで浮上したいよね。あのオレンジ色の巨大なお天道様が地平線から昇りゆく感じでね。『この世に害虫というものはいるのでしょうか? 虫たちはただひたすら子孫を残すための生活を生態系の中で淡々と行っているだけで、決して人間や木、草花に害を与えてやろうとか、困らせてやろうと思っているわけではありません。人間から見たら「害虫」と思えるだけで、本当の意味での害虫というのはいない、とも言えます』というくだりにも「そーだよなー」と想い、なぜだかボクの頭の中には「祭り」に集まってくる多種多様の男女(達の映像が浮かんできてしまったね。人それぞれの老若男女が、それぞれの角度で楽しめ為になる自分特有の「はまり処」を見つけ出し無理なくワクワクした気分で祭りを過ごせたらサイコー!だよね。
 さてと、今度はボク特有の「はまり処」について描いてみるね。六月一日の夜ボクは「祭り」でバザール作りをしている夢を見て、目が覚めてスグ「くるくるバザールだ!」と叫んでしまった。広島の原爆の火を守り続けている人達がいて、その火を「いのちの祭り」へ歩いて運んでくる人達がいて、その日で点火されたキャンプファイアーを囲んでゆく「くるくるバザール」が目に浮かんでくる。日本中からやってくる旅人や生活者達がそれぞれ自分で選んだ場所でお店やスペースを創ってゆくうちにひとりでに「くるくるバザール」が出来てゆく様を想うと、ゾッ!とする程うれしいな。ボクはその一角に『アドリぶステージ』という空間を作って、プログラムなしジャンルなしのハプニングスペースを用意して、その日その時に命イノチいのちした老若男女動物達が「あっ!」と何か起こしゆくのを観たいよね。みんなの気が高まった時に火を囲んで、人の心を「うっ!!」と化学変化させゆき「んっ!!!」と感染してしまうホントのセレモニーが起きたりするといいよね。ボク自身は七月下旬から現地入りして竹の切り出しやマキ集めを現地のゆうじろうと共にやる予定で「まだみぬナカマたち」の時間とエネルギィーとキモチが集まってみんなと一緒に肉体労働できたらさぞキモチイイよね。ステージづくりも音楽器材も出演者も何もかもがキモチの寄せ合わせで出来上がってくるといいな。そして「愛と金は天下のまわりもの」が実感できるといいよね。
 二十世紀最後の夏に「いのちの祭り」をまつれると想うとドキドキワクワクするし、ボクはこれが終わったら秋インドのベナレスに渡って二十一世紀の世明けを、あのガンジス河からぷっ!と昇りゆく巨大なオレンジ色の二〇〇一年の夜明けを拝みたいな。最後にボクの一番新しい本『とろんのダイジョ〜ぶ経典』の最後の部分を抜粋してバイバイ、だ。
 『この同じ星に産まれ同じ時代に生き、同じ太陽と月の下で育ちゆく全ての命を想うとき、産まれたからには生きてやると強く想うし、このいとおしい一回キリのかけがえのない自分の命をけばし曲げるもの、制限するもの、萎縮させるものを激しく拒絶し続けたい。こんなボクが同じ星の下のアンタに辿り着くのは、ホンノちょっとした縁が起きたとき、そしてアンタとボクの宿命の糸がアッ!と触れ合うとき』
 追伸。八ヶ岳で「祭り」用に一反の畑でジャガイモ等を育ててます。これも含めて手伝ってくれる男女は〇五五(一三六)三九五七(おおえまさのり方)へ!よろちくねん。


アドりぶステージ&くるくるバザール

 長野の山から切り出してきた竹でつくる、プログラムなしジャンルなしの「アドりぶステージ」、大鹿村、美麻村のテント群、セレモニー用の火処、電気を使わない夜の照明群、その場で作るパンやさん、たきだしテントなどを中心とした一大バザール広場。「アート・クラフト、アナログ・オーガニック」的な、そして「元気が出てワクワクする命イノチいのち」した空間を一緒に作ってゆくバザールです。早くこれる人は是非新月の8月1日からきて、みんなと共に知恵を出し合いながらアナタを表現してください。途中から来る人は、自分のはまり処をみつけてオリジナル空間を有機的につないでください。

★守ってほしいこととお願い
@必ず入場料を払ってください。
Aこの「くるくるバザール」では「愛とお金は天下のまわりモノ」を実現してみたいですね。詳しくは直接相談の上。
B地域通貨に関心のある方は是非この機会に試してください。
C画一的なブースづくりはしませんので、それぞれ隣人や前の人を想いやって適度な大きさに工夫してください。
D夜の照明は電気なしでそれぞれの工夫をして光を放ってください。

★申込み先
・Tel.0263-33-7420/Fax.33-4128:パンやのKENちゃん

*上記にあてはまらない大型(プロフェッショナル)出店の申込みは
:Tel.03-5484-0510/Fax.5484-7551:大塚(10〜5時/土日休)


お金をかけないでアイデア持ち寄ろう!

シンプルだけどエキサイティングな「アドリぶステージ&くるくるバザール」にしていきましょ−みんなで!!
KOH-TAOで思いついた「アドリぶステージ」いのちの祭りです、お山の上です、愛おしい自然の中、その自然をステージにとり入れたらと、風が吹きます、雨もふるかも、眩しい光もあります、そんな自然のアプローチに答えられるものを「アドリぶステージ」に造れたら。竹や自然素材、もちよりの物を使って何か出来るんじゃないかと思い、風のアプローチには竹風鈴を、祭りで雨が降ったりしたら憂鬱に今までなってたけどその雨垂れを取り入れ、水琴窟のようなものが竹でつくれたらな〜雨も楽しくなりそう、いいアイデアお願いします。
そして、参加してくれるアーティストは、その自然のリズムを自身に取り込んでパフォーマンスをくりひろげてもらえたら、一人、一人、天と大地に虹の橋を架ける思いで!!
そして、「アドリぶステージ」に、[KOH-TAO FM station]を設置します。LIve模様や祭りのインフォを流したいと考えてます、携帯ラジオをもってきてね。「くるくるバザール」は、夜、廃油ランプで彩りをそえたいと、考えてま−す。ネコを飼っている方はネコ缶の空き缶と蓋を持参して、廃油もある人は持って来てね。
 by BUN(KOH-TAO=エスニックアンサンブルユニット)
                       (*いのちの祭りのメーリングリストより)
     



No.101=2000年7・8月号

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