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イージス艦派遣抗議声明への賛同のお願い


賛同の締め切りは
第1次集約は9日
第2次集約は出航日前日12日または15日

名前の公表の可否を明記。

集約先は
木元 茂夫"さん<waterclimb@par.odn.ne.jp>

イージス艦の派遣がとうとう決まってしまいました。
急遽、新倉さんと相談して、抗議声明を発表し、可能なかぎりの賛同を集めようと思います。
多くの友人に転送して、賛同を集めてください。

賛同を求めます!!

抗議声明

小泉内閣のイージス艦派遣決定に抗議し、
すべての自衛隊のインド洋からの撤退を求めます

呼びかけ団体
12月5日時点
非核市民宣言運動ヨコスカ
ヨコスカ平和船団
すべての基地に「NO!」を・ファイト神奈川

 2002年12月4日、ブッシュ政権がイラク周辺の海域に4つの空母戦闘群を集
結させ、国連のイラクに対する査察が行われている緊迫した情勢の中で、小泉内閣は
とうとうイージス艦のインド洋派遣を決定しました。今月中旬にも、長崎県・佐世保、
京都府・舞鶴、神奈川県・横須賀のいずれかの港から出港することが予想されます。
 私たちはこの決定に強く抗議します。イージス艦の派遣は、日本の戦後史を画する
重大事態です。昨年末から開始された米英海軍への補給活動に続いて、情報収集・情
報提供という、より戦闘行為に近い作戦行動に、自衛隊が参加することを認めること
は断じてできません。ブッシュ政権の戦争政策に、日本がより深く加担することを宣
言し、憲法9条を踏みにじるこの決定を、何としてもくい止めなければなりません。
 自衛隊イージス艦が母港を置く、旧軍港4市の市民は、かつてのアジア太平洋戦争
において、日本海軍の出撃拠点であった旧軍港から、再び、戦争参加のために高い攻
撃能力をもった軍艦が出動することに対して、
大きな危機感を抱きながら、小泉政権へイージス艦派遣決定の撤回を強く求めます。

イージス艦の派遣は米軍への情報提供=集団的自衛権の行使

 イージス艦の派遣は、これまでの補給艦、駆逐艦(防衛庁は護衛艦と呼ぶが)のイ
ンド洋派遣とは決定的に異なります。フェーズド・アレイ・レーダーによって半径4
00〜500キロメートルにおよぶ上空の飛行物体を捕捉する能力。データ・リンク・
システムによって収集した情報を、ただちに他の艦船に転送する能力。1隻あたり1
260億円もの税金がつぎ込まれた高度な情報収集能力をもった軍艦を、イラク攻撃
を準備しつつある米海軍の艦艇が続々と集結している海域に派遣して、何が行われる
か。すでに、バーレーンにある米第五艦隊司令部には海上自衛隊の幹部が派遣されて
おり、その指示によって、米艦隊のための情報提供活動を行うことはあまりにも明ら
かです。
 ペルシア湾に集結している米英の軍艦がイラク攻撃にシフトすれば、アフガニスタ
ン戦争のためにインド洋に派遣されているフランス、ドイツ、韓国などの艦船の中で、
海上自衛隊のイージス艦は最大最高の情報収集力、作戦指揮能力をもつことになりま
す。現在、自衛隊が米軍に補給活動を行っている海域は「米軍の作戦」との理由から
その内容がまったく公表されておらず、アフガン戦争への参加も、イラク攻撃への加
担も、その線引きは限りなく曖昧となります。日本にいる私たちには検証のしようの
ない洋上で、自衛隊の戦争参加が拡大していくのです。どうして、そんなことが認め
られるでしょうか。

軍艦の派遣延長は民間企業労働者にも影響
 
 イージス艦がインド洋に出動する場合、派遣されるのは自衛官に限定されません。
すでに、補給艦修理のために民間の造船技術者の派遣が行われています。高度のコン
ピューターシステムをもつイージス艦が故障すれば、コンピューター技術者などの派
遣が、イラク攻撃の只中で強行される可能性が高まります。国会で審議されている有
事三法案には、業務従事命令が規定されていますが、法律の制定などおかまいなしに、
防衛庁―納入企業という力関係の中で、派遣が強要されていることに、私たちは強い
警戒心を抱かずにはいられません。

自衛官に反戦の呼びかけを
 
 「もう二度と行きたくありません」、インド洋から佐世保にもどってきた若い自衛
官はテレビのインタビューにはっきりと語りました。海上自衛隊幕僚監部の幹部自衛
官も今年4月のテレビ番組で、「イラク攻撃が行われた場合、米英艦隊への補給活動
を停止することも選択肢の一つだ」と厳しい表情で語っていました。石破防衛庁長官
は、こうした自衛隊内部の怒りの声と慎重論には耳を傾けず、イージス艦の派遣を強
行しようとしています。
 6ケ月の派遣―3ケ月の休養―6ケ月の派遣という過酷なローテーションが、補給
艦の乗組員に強制されています。さる11月25日に横須賀からインド洋への2度目
の派遣に向かった補給艦「ときわ」の乗組員の半数は、二度目の派遣を強いられてい
ることが報道されています。
 しかも、派遣準備は基本計画延長の閣議決定をまたずに、一ヶ月も前から始まって
いました。今回のイージス艦派遣も、海上自衛隊幕僚監部の自衛官が、4月に在日米
海軍司令官に米側から日本に働きかけるように画策したところから始まっています。
制服組幹部の独走が再びくりかえされようとしているのです。
 その対極で、自衛官とその家族に、いまほど不安の声がひろがっている時はありま
せん。横須賀や佐世保で開設している自衛官の電話相談にも、自衛官本人や家族から
の不安の声が寄せられています。「戦争」への参加を強いられる自衛官が、「拒否」
の声をあげることができるためにも、私たちは、派遣反対の声を大きくしなければなり
ません。

アジアに平和を
 イージス艦の出動は、中国、韓国、そして国交正常化交渉が再開されたばかりの北
朝鮮、さらには東南アジアの国々に、強い警戒心を呼び起こすにちがいありません。
日本の巨大な軍事力が、憲法の制約を無視するかのように海外へ海外へと展開してい
くことは、日本の未来に対する不安を増幅させ、日本の孤立を促進させずにはおかな
いでしょう。
 積極的な平和外交こそが、どんなに遠回りに見えようとも、アジアに平和を確立し
ていくためのもっとも効果的な方法であることを、私たちは確信します。

 私たちは、日本がアメリカのイラク攻撃に加担することに反対します。 
 私たちは、小泉内閣と防衛庁にイージス艦の派遣中止を強く要求します。

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