コロナとワクチンの後始末(その2)

「子どもに打つな打たせるな!」全国の医師たちが決起

 


 目覚めた医師たちが決起した。反対の声を上げ、行動を始めたのだ。

「子どもたちにワクチンを打つな! 打たせるな!」

 

2022年3月12日付けで「全国有志医師の会」(代表:藤沢明德医師)は、全国の市町村1741の自治体と東京23特別区に向けて「要望書」を緊急送付した。同会の賛同者数は、医師·歯科医·獣医421人、医療従事者1000人以上(3月28日時点)に達している。要望書の内容は、「5歳から11歳へのワクチン接種、即時中止」「接種後の死亡事例や重篤副反応事例などの情報を保護者に周知徹底する」など。

その理由として「一人類がこれまで体験したことのないmRNAワクチンを使用しており、中長期的な『安全性』が判っていない。10歳代のワクチン接種後の死亡者数は、コロナ感染者の死亡者数と、ほぼ同数である」

「有志医師の会」賛同者の中には、実際に臨床現場で「ワクチン接種後に重い副反応で体調不良に陥った患者を診た」医師も。中には「3回目のワクチンを取り合わない」ことを決意した医師もいる。


「有志医師の会」代表の藤沢明徳氏は、北海道本別町の「ほんべつ循環器内科クリニック」の主治医で、地域医療の臨床現場で多くのコロナ患者を治療し、ワクチン接種が進んでからは、その副反応と思われる症状や、ワクチン後遺症としか言いようのない多くの患者を診療してきた。ブレイクスルー感染の蔓延、当然のように言われる3回目、4回目の接種、そしてワクチンにより免疫力が低下して様々な病気、特にガンなどを発症し、次々と人々が亡くなっていくのを目の当たりにして、コロナワクチンは年齢問わず『百害あって一利なし』と確信するに至った─。

「これはおかしい」と本別町の教育委員会にも何度も足を運び、町内の教育機関、各校長へ多くの情報を携えてワクチンの危険性を説明した。2021年7月頃からネットでも積極的に情報発信を始め、全国各地の有志の医師と繫がり、それが全国有志医師の会の発足に発展していった。ちなみに地元メディア(テレビ、新聞)では、藤沢医師の活動も「有志医師の会」のことも一度も報道されていない。日本は報道の自由度が世界で第71位とされているのも、さもありなんである。


 

ワクチン接種が普及するのに伴って、藤沢医師をはじめ「有志医師の会」に参加した医師らは、臨床現場で以下のような症状が患者の間で広まっていることを確認している。

 ・1回目、2回目のワクチン接種が始まった頃から、帯状疱疹が急に増え始めた。

 ・3回目のワクチンを打ってから、急に体調を崩す人が増えている。

 ・進行ガンが見つかる人が立て続けに出てきた。

 ・ワクチンを打った人の「5~10歳急に年をとったようだ」との声。

 ・ブースター接種を打てば打つほど、コロナに感染しやすくなっている。

 ・子どもはコロナにかかっても重症化しないし、ワクチンを打つと免疫力が落ちる。ワクチン接種後、急速に身体機能が衰え、植物状態になる「クロイツフェルト・ヤコブ病」の状態の人も次々に報告されている。


 藤沢医師らが報告するように、ワクチン接種後に遷延する症状─いわゆる「ワクチン後遺症」を訴える人が多発している。胸痛、動悸、呼吸困難感、強い倦怠感、手足の痺れ、筋力低下、歩行困難、頭痛、ブレインフォグ(脳に靄がかかったような感覚)、不正出血などが典型的な症状だ。臨床現場からはガンや帯状疱疹の増加、狂牛病の人間版ークロイツフェルトヤコブ病が発生しているとの証言も聞こえてくる。


 記録映像「ワクチン後遺症」、ワクチン被害者遺族の告発ドキュメンタリー「真実を教えてください」の自主上映会が全国各地で開催され、ようやく「ワクチン後遺症」いう言葉が社会的認知を得つつある。だがワクチン被害者の救済は遅々として進まない。それどころか病院をたらい回しにされ、挙げ句には精神科を紹介されるという事例が後をたたないのが実情だ。こうしたワクチン被害の実態は社会的に隠されたままになっている。テレビ、新聞はコロナ後遺症のことは取り上げても、ワクチン後遺症については見ぬふりを続けている。これは政府と巨大製薬メーカー、医師会、学会などのアカデミズム、さらにマスコミが一体なって“ワクチン村”とも言える「権益共同体」を作り、情報操作を行なっているからである。これは陰謀論ではなく、この国で今、目前で行なわれていることだ。

 ちょっと調べれば誰にでも見えてくる。ネットでも、ユーチューブやツイッター、フェイスブックでは、ワクチンに関するネガティブ情報をアップすると削除される。「権益共同体」は日本だけでなく、世界レベルで存在するのだ。


 最近、よく話題になっているのが死者数の増加だ。ワクチン接種が始まった2021年は、2020年に比べて7万人近く(6万7745人)も死者数が増えた。さらに2022年に入って、3回目の接種が始まった2月に、前年比で2万人近く(1万9490人)、16.4%も多くの人が亡くなっているという統計が出てきた。ワクチンのせいであるかどうか、因果関係があるとは断言できないが、その疑いは否定できない。

例年、年末年始は死者数が多いのだが、2月に入るとぐっと減る。それが今年に限って、減り幅が非常に小さくなっている。つまり、3回目のブースター接種が始まってから、死亡のパターン自体が変わってしまっているのだ。コロナ感染死は累計でまだ3万人に届いていない(2022年4月末)。2021年の1年間で見ると、コロナで亡くなったとされる人は約1万5千人ほどだ。つまり、前年比で7万人近く増えた死者を、純粋な感染症としてのコロナだけでは説明できないのだ。厚労省発表の6月24日までのデータでも、ワクチン接種後の死亡事例は1770人が報告されている。報告されていない死亡事例は少なくとも10倍以上はあると思われ、超過死亡の中にはワクチン死が多く含まれている可能性が高い。


 そもそも死者を減らすためにワクチンを打ったはずなのに、死者が減るどころか大幅に増やしてしまったのだとしたら、その厳粛な事実に対して、政府、野党、医療界、そしてマスコミを含めてワクチンを推進してきた人たちは、国民に納得できる説明をする重大な責任がある。このまま、無視と沈黙を通すことは許されないだろう。


コロナ脳を終わらせる


 

 ワクチンを打つのは「社会を守るため」と強調しながら、結果としてコロナ対策、ワクチン接種事業含めて、社会を守ったのではなく、むしろ壊してしまった。多くの飲食店や企業が倒産し、自殺者が増加し、ワクチン接種やマスク着用の同調空気、有形無形の圧力、閉塞感があり、萎縮した生きずらい社会になってしまった。私などは、一歩外に出ればマスク人間だらけの世界に辟易し、その異様さにどうしても慣れることができない。

「コロナへの感染対策」という錦の御旗に、誰もがどうしてこうまで従順なのか、私には不思議で仕方がない。NHKニュースが大本営発表に見える。ワイドショーが喜劇に見える。有識者が買収された嘘つきに見える。日本医師会がマフィアに見える。おかしいことに気がつかない人が、おかしい人に見える。以上を信じる人が信じられない。


 

 この2年間、コロナとワクチンに関して間違った政策が大手を振って実施され続けてきた。初発は仕方がなかったとしても、途中で間違いや支障が明らかになっても、変更を認めることなく、それが進められてきた。その状況を受け入れさせるため、国民は政府と専門家、その大本営発表しかしないマスコミに過剰な恐怖感を植えつけられ、恐怖によって支配されている。マスクを着けていないとコロナに感染すると信じ、コロナに罹らないためにはワクチンを打つしかないと信じている。1億総ヒステリー、集団ヒステリー。コロナ教の信者。これに染まると脱会は困難。それを元に緊急事態宣言やワクチン接種事業が行なわれてきた。行政だけでなく、マスコミも含め、みんなで一緒になって一方通行の“大本営発表”をやってきた。ある意味、戦前、戦中の「大政翼賛会」とそっくりだ。

 当時も政府、野党、自治体、マスコミ、企業、そして国民が一体となって戦争へ向かう社会を作っていった。今回のコロナパンデミックにおいての“国民総動員体制”は、どんな社会へ向かおうとしているのだろうか。


 

自縄自縛のブラックコメディーとも言えるコロナ騒ぎとワクチン禍を終わらせるには、偽パンデミックの“コロナ詐欺”と“ワクチンの有害性”を認めることだ。そして、あらゆる規制を撤廃すればいい。既に多くの国が感染が収束していなくてもコロナ規制を撤廃している。日本だってそれができないはずがない。今後は風邪やインフルエンザと同じく、コロナとも共存していくしかないのだ。コロナに怯え、コロナゼロを待っていたら、いつまで経っても社会も私たちの大事な人生も回らない。


 コロナは厄介な風邪の一種とも言えるが、それよりずっと怖いのがワクチンだ。4回目のブースター接種とかが当たり前のように言われている。ワクチンってシャブ(覚醒剤)ですか、と訊きたくなる。一度打ったら、ずっと打ち続けないと効かないということか。

 いつまで打つの? 毎年打つの? 一生打つの? 国や専門家、マスコミには答えてほしい。はっきりと答えられない、何の見通しもないのなら、感染を防ぐどころか、かえってそれを促進し、人間の生体に有害なダメージを与えるだけのコロナワクチン接種は即刻中止してもらいたい。中でも子どもたち、11歳以下の小児はもちろん、10代、20代の若い世代のワクチン接種はもってのほかである。


 専門家やマスコミが、呪文のように繰り返して言う感染対策ーマスクの着用、ソーシャルディスタンス、密の回避といった規制を私は憎んでいる。この“指示”は、事実上の“命令”に等しい。私たちは、そうやって“訓練”され、洗脳されている。

 この2年間、世界中でも日本ほど国民挙げて真面目に律儀に、それらの感染対策を行なってきた国は他にない。それでもウイルスの感染拡大は止まらなかった。多くの国々でそれらの規制を撤廃したのは、コロナの感染予防に、そういった対策はほとんど効果がないことが分かったからだ。考えてみよう。マスクやソーシャルディスタンス、密の回避で風邪やインフルエンザの感染を防げたことがあっただろうか。なぜコロナに限って、それが有効なのか、納得できる説明を、政府や専門家、マスコミからも一度も聞いたことがない。


 パンデミック規制を撤廃、または大幅緩和した国を挙げると、アメリカの多くの州、英国、アイルランド、スコットランド、フランス、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、オランダ、スイス等々。

 世界各国がマスクを外し、コロナを風邪扱いにしている中で、日本は「まだまだ気を緩めてはいけない。欲しがりません、勝つまでは」とばかりに、マスクを着けて、ハエのような手の動きで消毒する。それだけ社会が、「コロナをとにかく怖がり続けなさい」「マスクをいつまでも着けなさい」「社会と周りの人のためにワクチンを打ちなさい」と言い続け、その「空気」は完全に達成できた。そして日本はコロナ被害の少なさでは当初一人勝ちだったのに、終わらせ方が分からず、「一人負け」になってしまった。


 おそらく2022年末は「何で我々はあんなにコロナを恐れていたのだろう」という論調になっていることだろう。そうなっていなかったら、本格的にこの国はヤバい。結局、日本人の特質がコロナ騒動を長引かせ、もはや儀式とも言える「感染対策の徹底」をやり続けたのだ。一旦広まったコロナ怖い!という洗脳。これを解くのは困難だ。多くの人はコロナを怖い感染症とする1、2類に慣れ、そっちに順応している。たとえば、これから風邪やインフルエンザと同じ扱いの5類にすると言ったら、それは困ると言う人が多いのではないか。改革を嫌う。これも日本人の特性で、試行錯誤や自由が苦手なのだ。


 私の提言だが、政府は時機を見計らってコロナの5類移行と共に「安全宣言」を思い切って出すべきだ。従来の感染対策も公共の場では大幅に緩和する。PCR検査による「今日のコロナ感染者」の発表も止める。これだけでも社会が活性化する。それだけで数兆円の経済効果が期待できるという試算もある。要するに人々のマインドリセットが必要なのだ。科学的事実を無視して、世論の空気だけで決定をするような惰性的政治判断は、もうこれ以上続けさせてはならない。言いたいことはこれに尽きる。一皆んな、マスクを外し役に立たない感染対策もワクチン接種も、もう止めようということ。私自身も、誰もマスクをしていない当たり前の世界が戻ってくる日を、一日千秋の思いで待ち望んでいる──。


 心身清浄



 

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