コロナワクチンの罠 (その1)


ワクチン狂騒曲

 2月に高齢者を優先に始まったコロナワクチンの接種が、全国で大々的に進められている。厚労省の発表によると、これまで日本国民の約7%(約700 万人)が2回の接種を終えたとされているが、要注意なのは、やはり副反応はゼロではないということだ。そして、6月18日までにワクチン接種後に356 人(ファイザー社製)の死者が発生している。4月30日に厚労省が公表した報告書によると、そのうち11例は接種後3日以内に亡くなっている。驚くのは、これといった基礎疾患のない20代、30代、40代の若い人まで亡くなっていることだ。26歳の女性は4日後、脳出血で亡くなり、37歳の男性は3日後に心肺停止、46歳男性は翌日、大動脈乖離で死亡している。厚労省は、ワクチン接種と急死の因果関係について、〈死因に関する情報が不足していることなどから、評価できない〉としているが、接種後、健康な若い人が突然亡くなっていることを考えると、因果関係を100 %否定することはできないのではないか。

 誰もがコロナ怖さに一刻も早くワクチンを打って安心したい。ワクチンさえ打てば大丈夫だろうと考え、国や専門家も副反応があっても大丈夫と言っているのだからと特に疑問も持たず、国や自治体、メディアに導かれるままにそうしているが、はたして、この人類に対し初めて使われる遺伝子ワクチンは、本当に安全で、コロナウィルスに対する抗体や免疫を生成するものなのか。メディアは製薬会社の発表を鵜呑みにして、有効率90%とか95%とか既成事実のように報道しているが、それは本当か。実は有効率というのは、罹っていない人のことを全く計算に入れていない。数字を簡単に言うと、偽物のワクチンを打った1万人のうち100 人がコロナに感染したのに対し、本物のワクチンを打った1万人のうち5人に減ったというのが有効率95%の意味なのだ。

 ワクチンの効果がはたして何ヵ月続くのか、それについて世界的に権威ある医学誌の一つ「BMJ(英国医師会雑誌)」が、ファイザーのワクチンの有効性に疑問を呈する論説を出している。PCR検査で陽性の人だけを感染者としてカウントしているのだが、実はPCRでは確認できなかった感染疑い例が除外されていて、それを含めて計算し直すと、ワクチンの有効率は19%、接種後7日以内の発熱例をカットした後でも、29%まで落ち込む。そうした情報は一般のメディアではあまり伝えられていない。つまり、ワクチンを打っても思ったより効いていないのではないかということになる。

 最近ではインド型変異株による感染拡大により、ワクチン先進国で感染再拡大が相次いでいる。16歳以上の8割が少なくとも1回目の接種を終えたイスラエルでは6月21日、1日の感染者が二ヵ月ぶりに100 人を突破。同水準の接種率を誇る英国でも、約四ヵ月ぶりに一日1万人を超えた。ワクチン神話は崩壊しつつある。ウィルスは日々変化し、進化している。コロナウィルスは次々と開発されるワクチンの影響を受けない別のウィルスや形へと変化し続けていくだろう。やがてコロナウィルスはワクチンを食べ、強くなっていく。バクテリアや他のウィルスと同じだ。彼らは薬を食べて強くなっていく。ワクチンがコロナウィルスを強化していくことになるだろう。

 私が得た情報では、このコロナウィルスは中国やアメリカの研究所(ラボラトリー)で製造された人工ウィルスであり、意図的ではないが、培養されていたそれが外部に漏れ出てしまったもののようだ。ワクチンにはコロナウィルスを除去する十分な力はない。ナノテクノロジーによって作られたコロナウィルスは、一種の意識を持ったロボットで、必要に応じて様々な変異種へと変化していく。 コロナウィルスはワクチンに対し、自分の存在をキャッチされないように抗体のメモリーを変化させ、逃避する。逃避変異と呼ばれているものだ。さらにコロナウィルスは、人の抗体をウィルス自身のための抗体に変化させることも可能だ。そのようにして変異種を増やし、科学者や医者を翻弄し、混乱させている。PCR検査も同じだ。コロナウィルスがいても、多々検査で陰性になったりする。そのようにコロナウィルスは驚くほど賢いのだ。構造上、元々似たもの同士のコロナウィルスとワクチンは、やがて目的を共有するようになるだろう。


コロナワクチン(遺伝子ワクチン)とは何か

 ワクチンは元々、抗原抗体反応を利用したものだ。抗原(ウィルス)に対して、それを攻撃する抗体を事前に作り出し、本格的にウィルスに感染した際の準備とする―という考え方だ。しかし今の製薬企業の開発は新しいバイオ技術に移行しており、ワクチンで体内にウィルス由来の遺伝子を入れ、体内で抗原を作らせるという初めての試みを推進している。DNAワクチン、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン、ウィルスベクターワクチンが開発の中心である。いずれも遺伝子を体内に入れ、体内で抗原を作らせ、抗体を誘発する仕組みになっている。人間の体内で遺伝子組み換えを行い、その効果をもたらそうという点は、3種類のワクチン共々共通である。簡単に言えば、精製したコロナウィルスのDNAを接種して、そのDNAの指示で人間の筋肉細胞内でコロナウィルスの抗原が作られるということだ。

 技術的には、従来の鶏卵法では大体6〜8カ月かかるが、遺伝子法では6〜8週間と短くて済む。製造量もDNA法では大量のワクチンが作れる。以上のことから、従来の鶏卵法はパンデミック向きではないとの理由でDNA法が開発されつつあるのが現状だ。
 具体的に言えば、イギリスのアストラゼネカが作っているワクチンは、サルのアデノウィルスのスペクターに、中国で発表された遺伝子の組み換えたもの、組み換えウィルスであり、米国のファイザーは、mRNAワクチンだが、やはり中国発表の遺伝子を改変したものと、人の遺伝子を繋いだ組み換え遺伝子だ。いわば、コロナウィルスと人の遺伝子を組み換えたキメラ遺伝子である。

 考えられる遺伝子ワクチンの問題点その1は安全性だ。DNA、mRNAの指示で合成されたウィルスの抗原が、人体に悪影響を及ぼさないかということ、基本的なことを言えば、人体内に全く異質の遺伝子を打ち込むという危険性がある。ウィルスの遺伝子の一部を送り込んで、ヒトの細胞に取り込ませるわけだから、長期的にどんな影響があるか分からない。日本に感染症対策を担う国立国際医療研究センターのQ&Aには次のように書いてある。
―「理論上、ヒトのDNAに影響を与えることはありません。DNAは細胞の核内にありますが、mRNAは核内に入ることはできません。また、mRNAはDNAに変わることもできず、ヒトのDNAに組み込まれることもありません。mRNAは数日で分解され、体内にとどまることもありません」

 本当にこれを信じていいのか。細胞がたんぱくを作り出す時に、DNAからRNAに遺伝子を転写するのが生物の基本だが、RNAをDNAに戻す「逆転写」というものもあるから、人間の遺伝子に影響を与えないとも限らないのではないか。10%とか50%とか色々な説があるが、ヒトの遺伝子の多くがウィルス由来ではないかとも言われている。だから、今回接種されるワクチンのmRNAが、何らかの形で我々の遺伝子に取り込まれても全く不思議はない。遺伝子というのは、今日ワクチンを打ったら明日変わるというものではないから、3カ月先、1年先、ひょっとしたら5年後、我々はどうもなくても、次代の子どもがどうなるのかも分からない。

 問題点その2は有効性だ。つまり、本当に抗体は効くのかどうか。DNAワクチンというのは、コロナウィルスの棘々の部分のDNAを取ってきて人体に注射する。すると、私たちの筋肉内でタンパク質が合成されて、これを抗原として認識すると白血球が抗体を作るというメカニスムだ。しかし、DNAの指示で私たちの筋肉細胞が作ったタンパク質を、白血球が果して異物として認識できるかどうか。これが基本的かつ重大な問題だ。
 もし白血球が異物だと認識しなかったら、抗体はできない。有効性はなしということになる。自分自身が作り出したものに白血球が寄ってきて、これはよそから入ってきた異物だと、どうやって認識できるのか。誰が考えても異物と認識てきるかは極めて疑わしい。

 この遺伝子ワクチンは人間に対し初めて使用されるものであり、接種後のDNAの代謝経路が不明であり、DNAが体内に長期間残留したら何が起きるか、やってみなければ分からない。そして自然にないものを人間の細胞に入れ込むことは自然の摂理を超えている。こんなことは学者でなくても、頭を働かせば誰でも分かることだ。
 臨床試験の観察期間は、せいぜい数十日の間重篤な副作用がなかったことを検証するに過ぎない。数カ月後、あるいは数年後の体の異変については全く何の研究もされないまま大々的な接種が行われている。遺伝子ワクチンはこれまで承認された例はほとんどなく、未知の領域だ。仕組み自体が未知のものなので、いきなり数億単位の人間に接種した場合、何がおきるのか、予測することができない。

 しかもワクチン製造業者は製造物責任を免除されていることがほとんどだ。つまり、ワクチンによって発作や麻痺などを起こしても、責任を負わないということだ。日本政府も、ワクチンで健康被害が生じた場合の損害賠償による製薬会社の損失を国が保障できるよう、法的措置を講じることを決めている。これが昨年8月29日のNHKニュースだ。
 ワクチンによって健康被害が起きて訴訟になっても、本来責任を問われなければならない製薬会社は一切責任を問われず、賠償責任もない。日本政府が全部責任を負う。日本政府の金は国民の税金。つまり、我々が責任を負うということだ。こんなおかしなことがワクチン接種の裏で罷り通っている。メディアは、こういった不都合な事実をはっきりと伝えようとしない。さらに言えば、こういったワクチンについて、彼らが言うような効果が本当に出ているかどうか証明することさえも免除されている。ワクチンが抗体を産生しているということだけを証明すればいいのだ。しかし―抗体を持っているからといって、イコール免疫があることにはならない。確かな効果は分からない。集団の中で本当に効果があるかまでは分からないのだ。彼らは「時間がない」という理由でその治験をしていない。ということは全く効果がないかもしれないのだ。だとしたら、皆にワクチンを打とうとしている目的は何なのだろうか。

 このワクチンの危険性については、世界でも日本でも、多くの医師や研究者が警鐘を鳴らし、ネット等でも発信を続けているが、それを削除されたり、メディアも真剣に取り上げることもなく、陰謀説と片づけられて、情報と認識が広がっていない。
 たとえば、5月5日、元ビル・ゲイツ財団のワクチン開発局長のボッシュ博士は、「新型コロナワクチンは人間の全ての免疫能力を破壊して人を死に導く」と語り、人類の存続のためにワクチンの使用停止を訴えた。また、5月13日、「これはその時代の全ての女性を不妊にする」と、アメリカのCDCにワクチン接種の即時停止を要請した科学者の声明が発表された。日本では徳島大学名誉教授・大橋眞氏、小児科医で七合診療所所長・本間真二郎氏、ウィスコンシン医科大学名誉教授・高橋徳氏…等々、心ある医師らがコロナワクチンの危険性に警鐘を鳴らしている。
 医学界ではワクチン批判はタブーであり、医学部教授も製薬会社から多額の寄付金や謝礼を受け取っている。政府も同じく献金を得ている。またテレビ局にとって製薬会社は大きなスポンサーだ。従ってワクチンに関するネガティブ情報、不都合な事象は報道しようとしない。そうして医学界も政府もメディアも見えないところで利権でつながっている。
 そしてテレビは、ワクチンに関するネガティブ情報を「誤った情報」と呼び、厚労省の発表や指導に従いましょうと言うのだ。

 我々は新型コロナに対するワクチンを批判する理論武装をしなければならない。地球人口の大多数に遺伝子ワクチンを打つ。こんなことはかつて行われたことはなく、前代未聞の事態が起きているのだ。この副作用がいつ出るか、一月か、3年先か10年先か分からないし、我々の子どもに出るかもしれない。そういった研究が全くなされないままに、闇雲に、性急にワクチンが開発されている。そのことに対して我々は色々と勉強して異を唱えていかないといけない。これは今までのワクチン論争とは全く異なるということを、我々一人一人が認識し、考えていかなければならない。


ワクチン社会は恐怖社会

 遺伝子ワクチンは、特別な機能を持った遺伝子を組み合わせて、自由に設計することができる。ワクチンを打つことが強制される社会は、命を支配者に預けるという恐怖社会になってしまう危険性がある。感染症を理由にすれば、支配者が人の命を自由にコントロールすることが出来るようになる。感染症は、通常は自然の摂理にしたがって起こるものであり、支配者の都合によって起こるものではない。これまでの人類の歴史では、感染症に対して、基本的に自然の免疫力で対応してきた。西洋医療に頼らなければ、感染症の克服ができないという発想は改める必要があるだろう。自然に流行するウィルス性感染症であれば、免疫力を高めて対応することが基本になる。不自然な生活を改めて、より自然の摂理に従った生活と食を取り戻すことによって、免疫力を高めることが一番の感染症対策であろう。
 これに対してワクチンの方は、もし接種を世界的規模で推進すれば、世界中の人々に直接的なアプローチが可能になる。しかも、通常は病原体の侵入を固く拒んでいる免疫バリアを、注射針を使って容易に乗り越えることができる。遺伝子ワクチンであれば、自由に特定の機能を持った組み換え遺伝子を設計することができる。強制ワクチン社会を作ってしまえば、支配者にとって思いどおりの社会が実現するという危険性がある。感染症を口実としたワクチン社会を作ることにより、反対者を封じ込める手段として使うことが可能になるだろう。

 ワクチンや遺伝子工学は、人間の幸福のために使われるはずであった。しかし、地球レベルの支配者が、このような便利なツールを見逃すはずがない。メディアや政治家を味方につければ、完全な支配が可能になる。人間の本当の幸福とは一体何なのか、私たちは今一度考え直す必要があるのではないか。そして“便利”が過ぎた社会の行く末も、問い直す必要があるだろう―。




 

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