「NEW MOON VILLAGE」in PAI

 2007年7月7日七夕から始まった7週間(49日間)の祭り(たましいのかくじっけん)が終わって、祭りの初日に播いたお米の種が成長し、その年の11月に稲刈りをした直後、ムーンビレッジが何者かに売却されてしまった。と同時に、「もとさん」という東京幡ヶ谷に本店のある和菓子屋さんの老舗「富留屋古賀音庵」(ふるやこがねあん)の若社長がムーンビレッジに現れ、「俺の土地を使ってくれ!!」とGOOD&GODな御言葉。その土地はムーンビレッジから10キロ離れた山の中に在り、15ライ(1ライは40Mx40M)の広さで、ムーンビレッジの3倍の広さ。土地の中に、小川や用水路も流れ、神秘の滝「ナムトック ファチャン」(象頭の滝)へ通じる山道も走っている。沢山の魚が住む池やラムヤイ、ザボンなどの果樹園、綿畑やコーヒーをふくむ畑や田圃も在り、まさに「新天地」に相応しい処。
 ムーンビレッジから全ての建物、木々、動物たちを移築、移植、移動し、2009年1月22日現在、ボクらの新居も完成し、住人のアーティスト「KEM&よしの」の土の家も手作り中で、「あすか&ひでさん&麻陽くん」の新居も、ほぼ完成。他にも書類上の土地のオーナーであるタイ人「ジェアップ」のバンガローは以前からあり(土地を購入したのは日本人の「もとさん」だけど、土地の名義はタイ人でないと外人は買えないので、彼の古き友人である「ジェアップ」−何度も日本に来て住んでいるアーティストーをオーナーとしているのだ)、新たに山羊小屋を作っていて、近い将来「もとさん」の新居も建てる予定。
 電気も水道もないので、井戸を2つ掘り水を確保し(KEMさんの家の前の小川の先に湧水もある)、夜はランプとローソクで、冬の寒さは(12月から2月の冬は5度くらいまで下がるけど、昼間には25度〜30度位まで上がるので、小川で水浴びもできる)焚き火と囲炉裏の側でだいじょうぶ。
 これからは土地の周りの山々を散歩したりしながら、「ひでさん」は亡き「たかし」がムーンビレッジで作った巨大な石釜の「再現」に意欲的で、「KEM」さんはPAIでの絵の制作(これまでの作品の全てはインドのベナレスで制作)に燃えている。そして(いいだしっぺ)のボクは畑や田圃に関わりながらも、やはり、2012年12月から108日間のギャザリング(たましいのかくじっけん)第2弾への強い「想い」を「形」にしていってみたいな。なにもない広大な広場に一人一人と旅人が集まってきて、テントや竹や葉っぱでできた住居やSPACEが現れ、池で釣りをしたり泳ぐ人、小川での子供たちの水遊びや水浴びや洗たく、用水路での水力発電を作る人たち、畑に種をまく人、果樹園からとってきたザボンでジャムや天然酵母を作る人、保育園SPACEを作る男、など少しづつ住人が増え、「村」が「形」になり変化展開ゆく様を想い浮かべている。
 祭りまでに周囲を見渡せられる小高い山の部分を購入できたら、ムーンビレッジの中心的存在であった「大六角堂」をこの山の上に建てたいと想っている。六本の巨大な八角柱の柱がまだ眠ったままなのだ。以前、世界中のあちこちで展開している「レインボウギャザリング」をこの新天地でやりたい!!という申し出があったけど、ボクらの住人が嫌がって実現しなかったことがある。この「新天地」の(気)とボクら「新住民」の(想い)がまだまだ馴染んでなくって、その状態では何かを始める(気)も起きないし、(なんでもありでもだいじょーぶ)なSPACEへ向かう途上の(今)なのだから。これからゆっくりと着実に、この「新天地」とボクら「新住民」がとけあったころ、時が熟し(ひとりでに)なにかが始まり、この「新天地」特有の強い(引力)の渦が巻き起こるのだろう。ボクなどは、今、両親の介護をするために岡山に住んでいるのに、すでに2012年12月の(未来)からの強い(引力)に巻き込まれるように(今)を生きている始末だ。(巻き込まれたら巻き返してゆく♪)のがイノチのおきて。
    WELCOME ♪to MOON VILLAGE!!!
      まだ見ぬアナタとの遭遇を待ち望む、新住民のとろんより。


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