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Terro in USA

Mr.ハールーンが見たアフガニスタン


■■■ Mr.ハールーンが見たアフガニスタン ■■■
http://www.eeeweb.com/~backup/haroon.html

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大塚モスク理事のひとりであるMr.ハールーンは、2001年11月20日、
パキスタンから空爆の続くアフガニスタンへ入った。
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なにもかもが足りない。
アフガニスタンでは、命を支えるためのものが、なにもかも足りない
のです。

私がアフガニスタンとパキスタンとの国境トルカムを訪れたとき、
そこには、EDHIトラスト(NGO)の救急車で数時間前に病院に
運び込まれた患者の父子2人、Dr.シャハブディンと彼の息子がい
ました。Dr.シャハブディンは、6人の息子、3人の娘、そして、
彼の奥さんと、首都カブールで暮らしていましたが、アメリカ軍の空
爆によって彼の家が破壊され、かろうじて生き残ったのは、彼と、6
歳になる息子の2人だけでした。
Dr.シャハブディンは、自分が負った大怪我よりも、精神的ショッ
クがあまりにも大き過ぎて、意識を失ってしまいました。そして、6
歳の息子には、そのとき、まだ家族の死について、なにも知らされて
はいなかったのです。

しかし、このようなことは珍しいことではありません。

多くのふつうの人々の家が空爆され、破壊され、多くの人々が命を奪
われました。
アフガニスタン国内では医療設備がどんどん機能しなくなって行って
います。
空爆で大けがをした人を助けたくても、麻酔薬がないのです。痛みに
もがき、暴れる患者をロープで縛って、手術していました。軽い怪我
の場合は、縛りつけて手術出来ますが、大きな怪我の場合、縛りつけ
るわけにもいかず、手の施しようがなくて死んでいくのでした。

多くの助けられるはずの命が、目の前で天に召されるのです。

カブールの病院に頼まれて、パキスタンの麻酔薬を売っている会社に
お願いして、無料で麻酔薬を提供してもらいました。これを届けたの
で、この病院では麻酔が出来るようになりましたが、他の病院では依
然として、麻酔薬がないのです。

麻酔薬ばかりではありません。輸血用のバックや注射針がないため、
献血をするボランティアは溢れていても、輸血が出来ずに、また、多
くの命が奪われていったのです。

都市でもこのような状態ですから、地方ではもっと酷い状態です。

カンダハルの数少ない女医、Dr.ジャミーラのもとへは、毎日、多
くの女性が、おなかが痛むと言って、山を越えて何十キロも歩いて診
察に訪れていました。

彼女たちのおなかには、石がたまっているのです。

彼女たちは、空腹を紛らわせるために、石を食べているのだと言いま
した。
もちろん、草も食べているそうです。餓死している人も多くいます。
それ程、山の方は危機的な状況です。
国際機関やNGOの支援の手が、彼女たちに差しのべられているとは、
とても言えない状況が続いています。
世界食糧計画の発表した、『アフガニスタン救援活動の成功に「楽観
的」』※1というコメントはウソだとしか言いようがありません。

難民キャンプですら、食べ物が満足にある状態ではないのです。

ぺシャワールに近いシャムシャット難民キャンプは、比較的古いキャ
ンプです。2つに分かれていて、一年程前に出来た新しい方はシャム
シャット2、もしくはNewと呼ばれています。ここでは、10月に
入ってから、急激に難民が増え続けています。彼らの多くが、空爆か
ら逃れてきた難民です。しかし、彼らにはなかなか難民認定が降りま
せん。

難民認定が行われて、はじめて、国連などの支援を受けることが出来
ます。認定された難民には小麦粉、油、レッド・ビーンズが各家庭に
配られますが、空爆で郷里を追われた人々にはなにもありません。人
々は、お互いわずかな食糧や持ち物をわけあい、助けあって生き延び
ようとしています。たったひとつのナンを2つの家族でわけあってい
るのです。それでも、あまりの空腹と、厳しい寒さに、どんどん人々
が死んでいくのです。

私は、クエッタから国境を超えスピンボルダックと言う町に有るキャ
ンプを訪れました。そのキャンプの人口は、10万人以上でした。こ
の人たちはアフガニスタン国内にいるので国連が難民として認めませ
ん。そのため、いろいろな援助を受けることができません。運のいい
人は、NGOから貰ったテントで暮らしていますが、それさえない多
くの人は、ただ棒を立てて、布をかぶせただけのテントのようなもの
を作り、その中で暮らします。下に敷く物もなにもなく、凍りつくよ
うな地面に直接家族がくっ付き合って寝ています。

私は、アフガニスタンや、周辺国の難民キャンプで、様々な物資が足
りないと、言われ続けました。ガスマスクを手に入れてほしいという
お願いもありました。医者たちはガスマスクが必要だと、訴えていま
す。

彼らは、アメリカが化学兵器を使っていると言います。多くの患者の
症状から、間違いがないと。しかし、アメリカ側は、これを否定して
いる。ニュースとしても、ほとんど流れていません。

そして、アフガニスタンの全人口の半分以上の人々、一千万を超える
人々が、今日も、飢餓や寒さに追いつめられ、命を脅かされ続けてい
ることも。

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Mr.ハールーンは、大塚モスクが主宰した支援プロジェクト【アフ
ガニスタンへ、暖かい衣料を贈ろう!】の遂行のため、また、アフガ
ニスタンへ向かう。

彼は言う。『この支援は、本当に、緊急措置。飢えに寒さで人々がど
んどん死んでしまう。衣類を送ることは比較的簡単なのでせめて、暖
を取って命を繋いでほしい。』大塚モスクでは、今、第3回の呼びか
けを行っている。

衣料物資の受付期間は1月15日(火)〜22日(火)17時 必着
くわしくは、下記のHPへ。http://www.eeeweb.com/~backup/

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なお、医療品、食糧、毛布などを現地で購入するための募金も合わせて
お願いしています。
振込先:口座名義 JITアフガン難民ファンド
(JITは大塚モスクの母体です。以下、便利な方をお使い下さい)
■郵便振替 00150−9−98307
■東京三菱銀行大塚支店 普通口座 1415181
       (お名前がわかりにくいので自動振込機でお願いします)

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※世界食糧計画『アフガニスタン救援活動の成功に「楽観的」』
http://www.eeeweb.com/~constitution/vaccine/news/afp1109.htm
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この文章は、MATSUDA SACHIYOが、Mr.ハールーンより聞き書きし、
彼に校正していただいたものです。
Mr.ハールーンはアメリカの使用した化学兵器についての情報を求めて
います。MATSUDA(signature@eeeweb.com)まで、お寄せ下さい。

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** MATSUDA SACHIYO ** mailto:signature@eeeweb.com *****
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<!22日必着!>凍死に瀕するアフガニスタンに暖かい衣類を!!
http://www.eeeweb.com/~backup/
<まだ終わっていません>アフガニスタンに人道的停戦を!!
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『私は9条を見殺しにしない』護憲を求める市民のネットワーク
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