日記55
先日アマナク二のHPを見る機会があって、 都会にはあまり土はなくて、こんなベランダのコンクリートで死んでいるセミを見ると・・・やっぱりちゃんと土に戻してあげたい気持ちが湧いてきます。 2匹のセミの亡き骸を見てからそう思っていたのだけど、なんやかんやと忙しくて土のあるところまで戻してあげる時間がなかったのだけど、 さて、そのベランダのところどころに落ちているセミの亡き骸を運ぶのに、私はお箸を使いました。もうミイラ化して軽くなっているセミを箸でつまんだときに、日本のお葬式で骨を箸でつまむ習慣がどこから来たのか理解できました。 そんなことを思いながら、セミの亡き骸を紙の上に箸で運んでマンションの玄関まで行くとその間にいろんな人に会いました。 私は、土に戻りたいと強く思うセミが私のベランダに来て天上界に生還したのだと思うことにしました。いや、、ほかのセミはうまく土の上で死ねたのかもしれません。土が見つからなかったセミが私のベランダに来たのかも知れません。 3匹のセミは近くの桜の幼木のところにおいてきました。きっといつかその桜が咲いて花が開くころに、そのセミの養分が土にしみてきれいな花が咲いてくれることでしょう。
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