日記30

BIG ISLAND(ハワイ島〕その一

ビッグアイランド(ハワイ島)に行ってきた。

マウイの友達には、「ビッグアイランドへ行くのなら1週間は必要よ!」と言われていたのだが、時間的な制約があって4泊5日の小旅行となった。2日間は友人宅。2日間はキャンピングで、あまりどこにも行かないでビーチでぼうっとしようとの計画だった。

初日、飛行場からレンタカーを借りてコナというエリアに5エーカーの土地を購入して自給自足の生活を営んでいるアーティストの小田まゆみ氏の家に向かった。彼女は女神の絵を何年も前からテーマに描いていて、環境活動家としても知られている女性だ。精神性のとても高い人で一緒にいるだけで私の意識が拡大してゆくのを感じる。やはりこんな素敵な先輩がいてくれると、ほんとに頼もしく、励みになる。

彼女の息吹が隅々にまで感じられる、ジンジャーヒルファームと名付けられたその美しい空間で私は自分を解放して海を見下ろす高台のデッキで気の向くままに声を出した。2時間ほどのヴォイストレーニングは本当に久しぶりで空を見ながら、自然と一体化して無心に声を出して歌える喜びは至福の味わいがある。私の声は声帯を全開して歌うと半径一キロぐらいは風に乗って聞こえてしまうのでこのマウイの山の中の家でも2〜3軒のコテージが集まっているので短時間に風の流れを見ながら遠慮がちな声しか出すことが出来ない。横浜の介護マンションでは部屋の中で窓をきっちり締め切って最低限の声しか出さないので、こんな何の遠慮もなく風に吹かれながら鳥のさえずりにあわせたり、雲の流れにあわせて歌える機会はめったにないのだ。最初はゆっくりと楽器を調律するように声を出して声帯が開いて行くのを感じて、その後からだの内側が空洞のように響いて行く心地よさは言葉に尽くせない。自分の声帯で自分の心身を浄化できることの喜びは感謝へとつながって、歌い終わった後は心から謙虚な気持ちで地球や、他生物や、人類のために、未熟ながらお役に立ちたいと思う。

小田まゆみ宅での2日間は声帯による自己の解放と美味しい食事と、星空の下のジャグジーバスでの語らいにつきた。ゲストルームでの瞑想は座ったとたん、その部屋で何人ものゲストが就寝前や夜明け前に瞑想をしていることがすぐわかるほど、穏やかなVibrationに満たされていた。

小田まゆみ氏は年に何度か霊的向上を目指す日本女性のためにフラダンスやヨガ、そして実際にその農場での生活体験を通してのワークショップを開いている。自分の霊性を高めたい方、もうひとつ自分が向上したいと思う女性の方は是非そのワークショップを受けてみることをお勧めします。

HPはhttp://amana-alohana.net

又、ワークトレードでの宿泊も可能ですが、ベジタリアンであることと、食事などは皆一緒に作って食べるので他の人たちとの共同作業における調和が必要とされます。

皆で食事を作っているところ。ワークトレードで滞在している
人たちとキッチンにて。右端が小田まゆみさん。


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