日記26

REAL FANTASY

♪ 何か新しいことが始まるの、私の人生ワクワクするような事よ

こんな始まりで歌いだす“リアルファンタジー”が一人歩きし始めている、この曲は、マウイ島在住のギターリストWalter Schmidとのコラボレーションで生まれた3枚目のアルバムの中の一曲で、タイトルにもなっている。このアルバムはマウイ島の森の中に立てられたコテージでギター曲が録音され、そのギター曲のイメージに触発されて私の中で詩とメロディが生まれ、ほとんど即興に近い状態で作られていったものだ。
Walterのギターは彼のヨーロッピアンルーツから来る音楽性とマウイの風が上手くミックスしていて、初めて聞いたときに郷愁とヴィジョンが沢山浮かんだのを覚えている。


しかしいざレコーディングとなるとギター曲の上に歌を載せるのは自分にとっても初めての試みで、ひとつの完成されたギター演奏に全く別の歌が加わることに、自分の中で躊躇があって中々メロディも言葉も最後まで出てこない曲があったり、(2曲目の“At the moment”)今、新たに聞いてみると、全曲がよくパズルのように当てはまっていったなぁ!と感心してしまう。
その中で、アルバムタイトルにもなった”Real Fantasy”は、とても簡単にぱっと出来てしまった記憶がある。良い曲が生まれる時ってきっとこんな物なのかもしれない、CDを購入してくれた女性の方から、一番反応が帰ってくるのがこの曲だ。みなこの曲を聴いて元気になるといってくれる。朝一番に聞いて仕事に出かけるの、と知らせてくれた方もいる、

好評の秘密は,メロディやボサノバ調のノリもあるけれど、実は歌詞にあるようだ。
♪私54歳 貴方55歳 ちょうどいい年頃ね、何かを始めるのには‥
この歌は、じゅん&ネネが再結成された事を祝って歌っているのだが、コンサートで歌うと、見に来てくれた人たちの瞳が輝き始め、体が動いて活気付く。それを生で歌いながら感じられる私は、とても嬉しくて、必ず最後に歌っている。団塊の世代の応援歌として、ぴったりの歌なのだ。
Walterが来日できるのが春と秋の2回だけなので、ライブを聞いていただける時期が少なくて残念なのだけど、最近この歌をじゅん&ネネでも歌い始めている。一度聞いたら絶対忘れない歌なので、これからも歌い続けて50代60代の若者たちの耳に心に届けていきたいと思っている。56歳、まだまだ青春よ。。。。
♪ 私の人生 これからが青春時代


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