日記100

“AVATER ”を見てきました

お正月の映画鑑賞。
“AVATER ”という映画を見てきました。http://movies.foxjapan.com/avatar/

日本で映画をみるのは何年ぶりでしょう。それも、3Dという特別画面でした。
入り口で大きめのサングラスを渡されて、それをかけて映画をみるのです。
最初その立体感に酔ってしまうのではと、懸念したほどでしたが、映像の美しさと迫力に入り込んでしまって、最高におもしろかった。私は映画を見るときは心に鎧をかけて何があっても驚かない、苦しまない、と結構覚悟を決めて観に行きます。特にアメリカの映画は暴力的なところがたくさんあって、ラブストーリーのつもりで入ったら動物を撃ち殺すシーンがあったりして辛くて最後まで見れなくて途中で退場なんてこともあるので。

“AVATER”は内容としてはいかに地球人類が野蛮人かって事が強調されていて、・・そう人類が悪者になる宇宙ものなのです。
宇宙ものと言えば一番最初にSTAR WARSが来た時に見に行きました。その迫力もすごくてエンターテイメントとしてもさすがジョージルーカス!と思いながらも、どこかで「頼むぜ!!宇宙に行ってまでも戦争かよ!」とそれ以後は見ませんでした。
今回の“AVATER"も、ネットでの情報では、その映像技術は素晴らしいけど、場所を地球外に移しただけで、内容は2流でチープな物語展開だと論評を読んでいたのでがっかりして見に行く気持ちが失せていたのですが、

どこからか、風の谷ナウシカのパクリだとかいう文も読んで、やっぱり行ってみるかな・・と。そして私なりにこの映画を見て理解したことは、たぶん作り手の人たちは、暴力によって自分たちの都合のよいように他生物や異星人を支配したいと、いうことがいかに愚かであるかを逆視点で見せているのだと思いました。エンターテイメントとして軽くさらっと見るには最高です。特に尻尾が素晴らしい。以前、八丈島時代に読んだ本で宇宙には尻尾を持った異星人もいるという事を思い出しました。

“AVATER” は“風の谷ナウシカ”にも設定などが似ています。でもあの精神性の高さはありません。
私は30代にナウシカの洗礼を受けて、本当に良かったと思います。日本に生まれてあのアニメを見れたことは私にとって大きな出来事でした。メッセージとして女性たちに気高い方向性を指し示してくれた映画です。
最初“風の谷のナウシカ”を見たときにはもう泣けて泣けて嗚咽が止まらなくて困りました。
“AVATER"を見て泣いている人もいました。
そういえば前回マウイ島で “送り人”を見てきましたが、そこでもたくさんの人が泣いていました。
言葉や文化が違っても人間の感情は近くて今では同じ感情の発露を共有できるのでしょう。

宇宙ものではいつもハッピーエンドのあとに主人公は地球に戻る・・というのが定番ですが、“AVATER"では地球に戻りません。その惑星の住人となってしまいます。
それが私には感慨深くもありました。
もう地球だけが人類の住みかではない時代意識がやってくるのだなと。

ちなみに私の初夢は・・・・
「私たちの惑星ではもう戦争はありません。だいぶ前に終わりました」と、どこか銀河系の惑星の住人に故郷、地球の話をしている自分です。

写真は昨年のじゅんの感謝カンレキPART1での太鼓のシーン・・今、一番お気に入りのショット。
宇宙もいいけど太鼓もいいのよね・・・オニオン星人。

 


 

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