32. 詩 子供たちの「次郎さん」が大麻を!?

子供たちの心を型にはめ ロボット化する
文部省教育の侵略と支配に抵抗して
ユニークな活動をつづけてきた「次郎さん」が
秩父の山間僻地に住む息子夫婦と
同時にガサられ 大麻所持でパクられ
一瞬にして 教育界から失墜した
 
埼玉県警は2月 朝霞署に
息子夫婦が室内栽培をしているという
匿名の通報があったと言うが
なぜ地元の秩父署でなく 朝霞署なのか?
息子の容疑で なぜ父親までが同時ガサなのか?
2月の匿名の通報者とは そも何者なのか?

これは文部省の謀略くさいぞ!
2月は教育基本法の「改悪」で騒然たる教育界
愛国心教育の前に立ちはだかる障壁
斉藤次郎を教育界からパージせよ!
文部省の指令により 警察庁は的を絞る
教育者へのテロは 倫理的スキャンダルだ

斉藤親子の過去が警察コンピューターで弾かれ
埼玉県警は「大麻所持」の可能性に賭けた
これが匿名の通報による「見込み捜査」である
首相辞任の政治的空白をチャンスと見て
親子同時ガサの違法捜査を決行し
警察国家はその本性を剥き出しにした
 
子供たちの心の防波堤は一瞬にして決壊し
右傾化の洪水の中で 教育戦線は大きく後退
「大麻汚染」への猛烈なバッシングの中で
次郎さんを敬愛する子供や親たちの声が聞こえる
「大麻って本当に麻薬なのかしら?」
さて次郎さんには いざ本番のアンダーグラウンド

 [解説 大麻所持の可能性]
 
 斉藤次郎さん(68)は、教育評論家として、BPO(放送番組の倫理指導機構)の副委員長を務めている。大麻所持の可能性は、60年代の学園闘争をモデルにした名作漫画『共同幻想』の原作者(絵は真崎守)としての出自がカウンター・カルチュア系であること、教育界で活動中も家族とサークルで2度インド旅行をしていることなど。狭山署管内の入間市の自宅で摘発された大麻約10グラムは、自分が吸うためだと認めた。
 長男の水谷核くん(39)は10数年前、伊豆大島にて大麻所持でパクられたが、微量のため起訴猶予となる。数年前より秩父市皆野町三沢(9.21毎日新聞や朝日新聞ではなぜか秩父市が外され「同県皆野町三沢」とあった)にて、鍛冶屋を開業。摘発された数グラムは自ら栽培したものであると認めた。
 核くんの同居人である辻美和さん(33)は容疑を否認している。
                                 (9.27)


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