ココペリの足あと

2010年8月刊
A5判・220p 本体価格2,200円
思潮社刊 原成吉編

副題が「ななおさかき詩集1955-2002」となっているように、未発表の20編以上を含む詩や1950年代の作品群など幅広い時代の中から代表的な詩が選ばれている。その他にゲイリー・スナイダーのななお評と、遠藤朋之によるななお小伝(バイオグラフィー)から構成されている。小伝は17ページにわたって知られざるななおの横顔を写しだしていて興味深い。

 

 

ココペリ

1999年4月刊
A5判・194p 本体価格2,000円
スタジオリーフ発行

『地球B』以来11年、足で歌い続けるコスモポリタンが放つ待望の新旧作品大群。ななおワールドの集大成版 〈目次〉A.「地球C」 B.「腹いっぱいの落石」 C.「これで十分」 D.「多民族詩集」 E.「戯曲『山猫島』 F.「砂漠には風のサボテンが」 G.「ライジング・サン」 H.「ゲーリー・スナイダーは」 I.「森と水の詩人」 J.「蛇に足あって」 K.「小さい本棚」。
(以上はスタジオリーフの出版案内から)
詩の他に散文やインタビュー、翻訳詩、ゲイリーによる文章も載っている。

 

Turtle Island

1991年2月刊
ゲーリー・スナイダー著/ナナオサカキ訳
A5判・251p¥2000(税込)
山口書店発行

1975年ピューリッツァー賞受賞作品(詩部門)、ナナオの訳による対訳本。たくさんの詩とエッセイが収められ、またゲイリーの詩をうたった内田ボブ、大村カズ他による歌の楽譜もついている。

 

地球B

1989年11月刊
A5判・110p 本体価格:1,200円
スタジオリーフ発行

知る人ぞ知る、アンドロメダ星雲とゴンドワナ大陸を縦横の軸とし、地球全体を家として、永遠の宇宙を放浪する詩人長老の第二詩集。「屁みたいなものながら詩は/人と人を/人と時代を/また人と宇宙をつなぐ/ニカワ」(ナナオ)。詩37篇、英訳詩6篇、チェコ語、中国語訳詩各1篇、楽譜7 曲、メッセージ「日本の友ヘ」ほか。(以上はスタジオリーフの出版案内から)
オオムラカズと内田ボブによる楽譜やアレン・ゲイリー他による日本の友へというメッセージも載っている。表紙絵は池谷麻木子

 

犬も歩けば

1983年1月刊 2004年5月再刊
A5判・144p  ¥ 1,890 (税込)
野草社発行

日本で初めて発刊されたナナオサカキ詩集、ビートニクスの詩人アレン・ギンズバーグに「ナナオの両手は頼りになる 星のように鋭いペンと斧」と讃えられたナナオサカキ。詩は世界17カ国で翻訳され、各国の大学やコミューンで催される朗読会では熱狂を持って迎えられる。(以上は野草社の出版案内から)
*左の写真にマウスをのせると初版本の表紙が見られます。

 

 

(以下は英語の本です)

BELLYFULLS

1966年刊
A5判・12p $0.65
翻訳:Neale Hunter
Toad Press, Oregon. USA

最初の英語詩集だと思われ、ゲイリーが巻頭で注釈を付けている。この詩集の元詩は「ココペリ」の中に「腹いっぱいの落石」として収められている。
米国の古本サイトで 百ドル前後で流通してるそうです。例えばこことかここ

 

REAL PLAY

1981年刊
Tooth of Time Books

内容的には大体「犬も歩けば」 に該当します。詩が39編と戯曲。ただ、「Break the Mirror」の第1章が「REAL PLAY」になっていて、「REAL PLAY」の詩は全部載っているようです。

 

Break the Mirror

1987年刊
North Point Press(San Francisco)

1996年に再刊(表紙もちがう)
Blackberry Books:Maine

 

Let's Eat Stars

1997年刊
A5判・142p $11.95
Blackberry Books:Maine

日本ではスタジオリーフ取り扱い(¥2000)

 

Inch By Inch: 45 Haiku By Issa

1999年刊
by Issa, Kobayashi And Sakaki, Nanao
LA ALAMEDA PR

小林一茶の45句の俳句をナナオが英訳した本。

 

NANAO or NEVER

2000年刊
Blackberry Books:Maine

ナナオについていろいろな人が書いたものを集めた本 

 

他に英語、フランス語、イタリア語、チェコ語の詩集が出ています。

(英語)

「Selected Poems & One Play of Nanao Sakaki」 1999、University Essex:England

(フランス語)

「Casse Le Miroir」 1990、Patrice Repusseau 訳、Mai Hors Saison:Paris

(チェコ語)

「Z'eme B」 1991、Jirka Wein 訳、Odeon:Praha

この他にも、イタリア、スロベニア、ギリシャ、ネパール、インドの各国語翻訳が進行中と「ココペリ」巻末に書かれています。ご存じの方がいたら教えて下さい。


書籍以外では、野草社とスタジオリーフから詩をポスターにしたブロードシートという形のものが出ています。(「蛙合戦」以外はスタジオリーフより)なお下の4つはカンパ¥300で販売していました。

蛙 合 戦〜アレン・ギンズバーグへ
   (26cm×41cm 1色 1983年 野草社「80年代」No.23付録) 写真

ビッキ サーモン (A3版 2色 1989年11月) 写真

どこか 水の惑星の上 (B3版 カラー 1993年4月刊) 写真

篤く 三宝を敬え (B4版 2色刷 1994年11月刊) 写真

大きな袋を 肩にかけ 大黒さまが きかかると (A3版 1996年2月刊) 写真

泣かないで 吉野川 (B3版 カラー 1997年2月刊) 写真



 

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