東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

9.4

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11.09.04  沖縄タイムス 9.4「生涯100ミリシーベルトに意見殺到」 食品中の放射性物質の健康影響をめぐり、内閣府の食品安全委員会が7月にまとめた「生涯の累積放射線量の限度は100ミリシーベルト」とする評価書案のパブリックコメント(意見公募)に、8月末までの約1カ月で3千件を超える意見が寄せられたことが4日、食安委への取材で分かった。放射性物質や食の安全に対する国民の関心の高さが表れた形。食安委の担当者は「賛否両論あるが、具体的内容は精査中で明らかにできない」とした上で「過去の意見公募と比べても突出して多く、極めて異例だ」と驚いている。集約に時間がかかるため、9月上旬に予定していた厚生労働省への答申はずれ込む見通し。東京電力福島第1原発事故後に定めた食品中の放射性物質の暫定基準値の見直しに向けた厚労省の作業も遅れそうだ。 *極めて異例‥ですか。原発事故がどれだけ大変なことかまるでわかってません。こんな人たちが基準値を作っているというのは怖いことです。

11.09.04 ★ 生活協同組合コープ神戸 8.27「9月1日から放射性物質の自主検査をスタートします」 コープこうべ商品検査センターでは、7月25日に導入した放射性物質測定装置「ゲルマニウム半導体検出器」の試運転とデータ解析を行ってきましたが、9月1日から放射性物質の自主検査をスタートさせることになりました。 この機器は、放射性ヨウ素・放射性セシウムから出るガンマ線により、食品中に含まれるそれらの量を測定します。 東北・北関東で生産されるコープス、フードプラン商品のほか、米や牛乳、お茶など、組合員のみなさまからのお問い合わせが多い品目についても重点的に検査していきます。 *国や自治体が対応しない又は対応が遅れている以上、消費者か流通業者がやるしかありませんが、経費をかけてでもやれば消費者からも信頼されます。

11.09.04 ★ 47NEWS 9.3「森林の除染、手付かず 平地より山間部が高線量 放置すれば汚染源に」 福島第1原発事故で、住民が避難した警戒区域と計画的避難区域の大半を占める山間部の森林の除染は、手付かずの難題だ。専門家の間では「森林の除染は事実上不可能」との見方もあるが、放置すれば流れ出る水を通じ汚染源になり続け、住民の帰還の障害になる恐れがある。‥福島県は面積の71%が森林で、多くが山地だ。政府は8月26日に決めた除染基本方針で森林について「面積が大きく膨大な除去土壌等が発生する」と難しさを認めた上、腐葉土を除去すれば、保水など「森林の多面的な機能」が失われる恐れがあるとして「検討を継続」と事実上棚上げした。

11.09.04 ★ 日テレNEWS24 9.3「事故予測、発生当日に菅氏まで伝達〜保安院」 経産省の原子力安全・保安院は、福島第一原子力発電所の事故が起きた3月11日の夜に、「翌日にはメルトダウン(=炉心溶融)が起きる」という保安院の予測が、菅前首相にまで伝わっていたとの認識を示した。保安院は3月11日夜、「3月12日午前0時50分に原子炉の中の核燃料が溶け出すメルトダウンが2号機で起きる」という予測を文書にまとめ、官邸に送っていた。保安院はその文書を2日に公開したが、保安院・森山災害対策監は3日、その内容は3月11日午後11時頃には、当時官邸に詰めていた海江田前経産相から菅前首相に伝えられていたとの認識を示した。これらのデータが、周辺住民の避難指示に役立てられたかどうかはわかっていない。事故については、被害の拡大防止などが適切に行われたかなど、事故調査委員会が年内にも中間報告をまとめる予定。 *政権が交代したので、前政権の問題は出やすくなるかもしれません。

11.09.04 ★ 東京新聞 9.4「四国・伊方1号機が定検入り 稼働中の原発11基に」 四国電力は4日、伊方原発1号機(愛媛県伊方町、56万6千キロワット)の運転を停止し、定期検査に入ったと発表した。国内の商業用原子炉54基のうち、稼働しているのは11基になった。 *4/5の原発が止まっても困らないわけです。

11.09.04 ★ 東京新聞 9.4「原発「寿命」に基準検討 細野担当相」 細野豪志環境相兼原発事故担当相は4日、共同通信などのインタビューに応じ、野田佳彦首相が現在運転中の原発を廃炉にする際の前提に挙げた原発の寿命について「電力会社の経営を横目に延ばしてはならず、科学的に判断できる状況を作らなければならない」と述べ、定義や基準を設ける考えを明らかにした。廃炉には新設される原子力安全庁が大きく関わるとの見通しを示した。原発は30〜40年の運転を想定して設計されているが、寿命に法的な規定はなく、電力会社は「十分な管理をすれば60年間の運転は可能」との見解をまとめている。

11.09.04 ★ 武田邦彦のブログ 9.4「東北のノート、トイレットペーパー、CDは買えるか?」 原子力発電所ができ、身の回りに「放射性物質」が溢れるのではないかと心配されたので、日本政府(我らの政府)は「クリアランス・レベル」というのを決めた。それは最近のことである。 身の周りに放射性物質があるが「これぐらいなら汚染されていないとして良いだろう」というのを原発からの廃棄物を基準にして決めた。それが「クリアランス・レベル」であり、1年に0.01ミリシーベルト以下のものとされた。‥東北や関東の放射線は今、「1年20ミリ」になっている。クリアランス・レベルの2000倍だから、そこで作られる食材、工業製品などはすべて「汚染された物」として取り扱わなければならない。‥日本は法治国家だから、東北や関東のノート、トイレットペーパー、CDは買わない方がよい。製品の表面に「この製品は1年0.01ミリの被曝を下回っています」と書いてあれば買うことができる。 事実、すでに大手の企業は外国に輸出する製品の汚染度を調べ、その結果をつけて輸出しているところが多い。日本人だけは被曝させるというのでは、実業者として社会的な責任を果たしていないと思う。

11.09.04 ★ 武田邦彦のブログ 9.2「北海道の魚は汚染されているか?」 今の日本人の願いは北海道や九州、それに日本海側の魚が汚染されないことです。もし汚染が日本全体に拡がると、私たちは古来、長い間親しんできた「魚」を食べられなくなるのです。 北海道は最近になって魚の汚染を発表し出しました(輸出する魚については日本人の健康とは関係なく測定する必要がある)。ストロンチウムを測定していないなどまだ問題はありますが、それでも目に触れるようになったこと評価したいとおもいます。‥測定結果は汚染がひどいというわけではありません。これまで「北海道の魚は大丈夫」としてきましたが、「少し注意する」というレベルです。 汚染の数値は「政府が決めた暫定基準値」より低いのですが、暫定基準値は1年5ミリから20ミリに基づいているので、暫定基準値を使うこと自体が危険と言う奇妙な状態になっています。

11.09.04 ★ GCP(ガイガーカウンタープロジェクト) が、放射線量計の無料貸し出しをするそうです。ただし対象は福島県の浜通り、中通りの住人が対象で、説明会に出たりDVDを見るという条件があるそうです。

11.09.04 ★ YOMIURI ONLINE 9.4「首相の「新規原発は困難」、山口県知事が不快感」 野田首相が就任会見で新規の原発建設は困難との認識を示したことを受け、山口県の二井知事は3日、「発言の真意を確認したい」と述べ、中国電力(広島市)の上関原発建設計画に対する政府見解を確認する考えを明らかにした。報道各社の取材に答えた。二井知事は「今回の発言によって、上関原発がどうなるのかを確かめたい」と強調。一方で「(国のエネルギー政策にかかわる)重大な問題で、こういう形で発言をされるのはどうかと思う。正式に県なり、上関町、事業者なりに、しっかりとした形で伝えて頂きたい」と不快感を表した。今後の対応については「(国の)正式な決定を踏まえて、県としてどうするのか考えていきたい」と話した。 *山口県知事は上関原発の工事を止めたのでやってくれるなーと思ってましたが、新規原発は困難だというのがわからないんでしょうか。上関原発は当然中止です。福島原発事故をうけて新規建設はありえません。そして新規に作らなければ、時間はかかりますがいずれ原発は0になります。

11.09.04 ★ しんぶん赤旗 9.4「日本政府 原子力推進の“障害”と 民主的学者 排除リスト 54年「極秘」報告書」 日本で初の原子力予算が計上された1954年当時、日本政府の関係者が原子力政策の推進にあたり、自主的・民主的な研究を目指す原子核物理学者を“障害物”とみなし、「極左」「左」などと思想選別し、排除を考えていたことを示す「極秘」報告書が明らかになりました。

11.09.04 ★ 東京新聞 9.4「【神奈川】 「脱原発を」100人デモ 中区」 福島第一原発の事故を受け、脱原発と食の安全を求めるデモが三日、横浜市中区であり、約百人が「脱原発を達成し、子どもの命を守れ」などと叫びながら行進した。脱原発は「左派」の人だけが訴えることではないと、「保守派」を自認する有志団体「右から考える脱原発ネットワーク」が主催。「麗しき山河を守れ」などと書かれたのぼり旗と日の丸を掲げて、横浜公園から市役所前、伊勢佐木モールを通る約一・五キロのコースを練り歩いた。 *脱原発は原発ムラが相手なので左派だけとか保守派だけで実現できるような生やさしいものではありません。右とか左と言ってる場合ではなく、いのちを守ろうという点で一致できるなら同志です。多様な人たちが多様に意思表示し行動することが力になります。

11.09.04 ★ 原子力資料情報室 8.31「【緊急国際署名】 日本政府は原発輸出推進政策を即刻止め 世界の脱原発をリードしてください」 日本政府に対し、1. 原発輸出推進政策を即刻止めること  2. 現在ある原発輸出計画を白紙にすること  3. 世界の脱原発の実現のためのリーダーシップを発揮すること の3点を求める署名で、第一次締め切りが9月9日です。オンライン署名(日本語版、英語版あり)も紙版署名用紙のダウンロードもできます。

11.09.04 ★ asahi.com 9.3「制限令解除後も「電力供給問題なし」 東電が見通し」 東京電力は2日、電力使用制限令が9日に解除されたあとの電力需給見通しを発表した。気温の低下で電力需要が減るため、制限令が解除されても安定供給に問題はない、としている。10日からの1週間の供給力は5560万キロワットを確保。電力需要は4606万キロワットと想定している。制限令解除で大口需要家がすべて節電をやめても、電力需要は400万キロワットしか増えないことから、需給には問題ないとみている。24日からの週は火力発電所の補修のため供給力を5330万キロワットまで減らす。需要も気温低下で4127万キロワットに下がるとみている。  *あれほど大騒ぎして原発がないと電気が止まるとキャンペーンを張ってきたのに、東北電力に融通するほど余っていることがわかり、けっきょく原発がなくてもやっていけることが証明されました。おそらく節電のせいで電気の売り上げが落ち込んで一番困ったのは東電でしょう。

11.09.04 ★ 毎日.jp 9.3「放射性物質:コメ風評被害深刻 筑波大の既婚女性アンケ」 東京電力福島第1原発に近い産地の今年の新米について、「放射性物質が検出されなくても買わない」という都市部の女性が関東で3割、関西では4割に上ることが専門家の調査で分かった。セシウム汚染拡大による主食への風評被害の深刻さが浮かび、専門家は「生産者の経済的被害を軽減するため、消費者意識を踏まえた対策を急ぐ必要がある」と提言している。‥その結果、価格にかかわらず「不検出でも買わない」という人の割合は関東で34.9%、関西では44.7%。規制値の10分の1では「買わない」が関東で52.9%、関西では60.4%に上った。‥氏家助教は「国の暫定規制値が安全かどうかはともかく、消費者を安心させる指標にはなっておらず、特に被災地から遠い関西の風評被害が厳しい」と指摘。それでも検出値が低ければ買う人の割合が増えていくことに注目し、「適正な検査を行い結果を明記すれば、より高い価格で売れる可能性がある。当面は消費者に汚染の程度を細かく伝えることが、経済的被害の軽減につながる」と提言している。 *国の暫定基準値が高すぎ、隠蔽やらウソにまみれた印象があるからこその結果です。どれほど少なくても具体的な検出値を表示して売れば状況は変わると思います。なおいつまでも“風評被害”と報じるあたりはマスメディアの限界が見えてきます。放射能汚染は実害であって風評被害ではありません。安全デマを広げるような政府・自治体・マスコミは国民から信用されません。

11.09.04 ★ YOMIURI ONLINE 9.3「市教委文書一部無断削除し配布 (神奈川)」 横浜市教委が小学校の児童の保護者宛てに出した文書の一部が、複数の小学校で無断で削除されていたことがわかった。2日の市議会本会議で山田巧教育長が答弁した。 市教委健康教育課によると、この文書は、8月30日付の「学校給食において使用した牛肉について」。4、5月に、市内の小学校の給食で、国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された牛肉が使われていたことを報告し、当面、給食への牛肉使用を見合わせることについて理解を求めている。その中の「弁当・水筒持参等のご希望については、各学校にご相談ください」という一文が、複数の小学校で削除されて、保護者に配布されたという。同課は「行政文書を無断で変えるのは不適切」として、文書を変えた学校数や、理由を調査するという。 *自治体の役人はまだしも住民の方を向いているのかと思ってましたが、横浜市の役人は東電や保安院と同じですね。

11.09.04 ★ root735 のTwitter 9.3「バラの花の中に蕾が。放射能の影響でしょうか。 @横浜市鶴見区駒岡」(写真あり)

11.09.04 ★ 低気温のエクスタシー 9.3「反原発デモの拠点となっていた「新宿アルタ前広場」が封鎖された」 東京都が反原発デモ潰しの為、アルタ前広場を巨大な壁で事前封鎖!!花壇の改修工事との建前だが、そんな事の為にこんな巨大な壁が必要ない事等、子供でも分かる。→写真

11.09.04 ★ 低気温のエクスタシー 9.3「福島県農林水産部はチェルノブイリの事例を研究していない形跡」 ☆セシウム汚染 野生キノコから高濃度を検出 福島・棚倉町(毎日新聞) 県農林水産部は「どうしてこれほど高い値が出たのか分からない。これから野生キノコのシーズンだが、県の検査結果が出るまでむやみに採取しないでほしい」と呼びかけている。 「あのねチェルノブイリから何を学んでいる?きのこ類はもっとも放射性物質を濃縮する。きのこを好む猪は今でも南ドイツでは食用にならない」 *ほかの原発立地県・自治体の役人も同じようなものでしょうか。福島県の対応がひどいわけです。

11.09.04 ★ livedoorニュース 8.29「日本人の平和活動家2名が韓国・済州空港で入国拒否―韓国」 済州島西帰浦市(チェジュド・ソグィポシ)で27日、「帝国主義と軍事基地反対」韓日共同国際フォーラムが行われたが、このフォーラムに参加するために韓国に訪れた日本の「日米帝国主義のアジア侵略と支配に反対するアジア共同行動(日韓AWC)」に所属する日本人平和活動家2人が26日午後、入国拒否を受けていたことが明らかとなった。複数の韓国メディアが報じた。‥韓国メディアは、済州道で海軍基地を建設する問題をめぐって、地域住民と政府との関係の対立が激化する中、開催地を訪問する予定だった日本の平和活動家2人が入国を拒否され、 日本の平和運動団体が反発していると伝えた。平和活動家らは、フォーラムに出席するため入国を要求したが、出入国管理事務所の担当者は明確な入国拒否の理由を明らかにしないまま、日本に帰ることを要求したと関係者は明らかにした。済州海軍基地反対闘争が全国的に広がる兆しを見せるなか、韓国政府が間違った場所にけん制を行ったと指摘。 *韓国の済州島では沖縄と同じような基地問題が起きています。米軍のイージス艦母港として使われる予定の済州島の海軍基地は、住民投票で反対が圧倒的多数を占めたにもかかわらず強引に建設が進められています。日本ではまだそれほど知られてないと思いますが、済州島といえば九州からすぐの距離にあり(沖縄よりもずっと近い)人ごとではありません。この機会に済州島の軍事基地の問題をもっと日本で拡散し、済州島の人たちと連帯する必要があります。
(関連)msn産経 9.1「対中国警戒の要 済州島海軍基地計画 反対激化で政治問題化」 
(関連)琉球朝日放送 8.7「基地問題に苦しむ 済州島からの報告」(動画有り)

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