東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

8.28

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11.08.28 今夜10時からETV(NHK教育放送)で「ネットワークでつくる放射能汚染地図 3 子どもたちを被ばくから守るために」が放送されます。上のページから福島県、福島市、いわき市の汚染マップも見られます。9月4日(土曜の深夜)に再放送予定。

11.08.28  【訃報】膵臓ガンで闘病中だった加藤哲夫さんが26日未明に亡くなられたそうです。みやぎNPOセンター代表理事、仙台を拠点にカタツムリ社(出版社)、ぐりん・ぴいす(エコロジーショップ)、東北HIVコミュニケーションズ、せんだい・みやぎNPOセンターなどを設立。NPO界の先駆け的存在でありリーダーの一人。名前のない新聞でも初期のころよく世話になりました。葬儀が明日29日(月)am11時からベルコシティホール仙台で開かれるそうです。

11.08.28  phantomlovers の Twitter 8.28 「1300キロ離れても健康被害【8/28東京新聞29面】トルコのある村では事故翌年の87年に生まれた17人の子供全員が、90年代後半になり、白血病で命を落とした。 #genpatsu yfrog.com/kg284xgj

11.08.28  宮城県 8.22「宮城県知事臨時記者会見(平成23年8月22日)」 ◆Q  検査証明書の表記には検出値も表記するのか、あるいは食品衛生法の基準を下回っていると、安全であるというざっくりとした表記になるのか。どのようになるのか。 ■村井知事  安全であるということだけでよろしいかと思っております。健康上全く問題のない数値であるわけですので、詳細な数値を出したところで消費者の皆さんは理解ができないわけでありますから、安全か安全でないかということだけはっきりと証明すれば十分だというふうに思っております。正式には、牛肉の放射性物質検査結果通知書といったような形で添付をしたいと考えております。(1キログラムあたり)500ベクレル以下であるということであります。その証明書がついていれば(1キログラムあたり)500ベクレル以下で、どれだけ食べても全く問題がないということであります。 *国民を馬鹿にした上から目線の支配者発想がよく表れてます。この知事は信頼できませんね。

11.08.28  楽天 WOMAN 8.25「宮崎駿「原発ぬき」の小さなデモ!スタジオジブリが横断幕に込めた思い 鈴木P「会社として原発に反対」」  宮崎駿が、スタジオジブリが発行する小冊子「熱風」第9巻第8号(8月10日発行)にて、「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい」と書かれた横断幕について、制作経緯、そこに込めた思いなどを明かしている。6月16日に突如スタジオジブリの屋上に掲げられたこの横断幕は、ネットを中心に大きな話題を呼んでいた。同誌の表紙を飾ったのは、「NO!原発」というプラカードを下げ、デモを行う宮崎の姿。6月11日、地元の小さなデモに参加するために制作したプラカードを持って出社した社員を見て、宮崎が「せっかくだから、そのプラカードを持って近所を一緒に歩こう」と会社周辺で小さなデモをしたのだという。 *この写真と『熱風』のことは先日伝えましたが、座談会の中身については触れてなかったのと、このデモがほとんどのメディアで黙殺されていたということから再度紹介します。

11.08.28  YOUTUBE 8.27「2011.08.28 10:00-11:00 / ふくいちライブカメラ (Live Fukushima Nuclear Plant Cam) 」 ふくいちのカメラに作業員が現れ、なにか声明文を読み上げているような映像が映っていてネットで話題になっています。残念ながらこのカメラにマイク(音声)はついていないようで何を言ってるかはわかりません。なお映像は1時間の映像を3分に圧縮/早回ししてあります。

11.08.28  msn産経 8.26「放射性物質93%除去 汚染土壌の浄化法開発 兵庫」 県立工業技術センターなどは、放射能に汚染された土壌の一部を固形化して放射性物質を除去する技術を開発し、9月中旬にも福島県郡山市で実証実験を行うと発表した。現地の土壌サンプルを使った実験では放射性物質を93%除去しており、同センターは「今年度中の実用化を目指したい」としている。神戸市長田区の排水処理資材製造・販売会社「八紀産業」と共同開発。6月から研究に取り組み、有機質を固めて水を浄化する凝集剤「フロッグ」を用いる手法を確立した。サンプルを使った実験では、福島県飯舘村の水田で採取した土10グラムを水100グラムと混ぜ合わせ、フィルターで濾過。フィルター上に残った土6グラムの放射性セシウム濃度は1キログラムあたり3.5キロベクレルで、もとの45.9キロベクレルの約7%に減少。農林水産省が示した水田の放射性セシウム濃度の上限値5キロベクレルを下回ることに成功した。 *ほんとうなら朗報です。あとは費用が問題になると思います。ただし宅地や農地はこれでいけるとしても山林などすべての土地をやるのは難しいのではないかと思われます。

11.08.28  msn産経 8.28「東電、10%超値上げ検討 31年ぶり申請、燃料費増で政府は慎重姿勢」 東京電力が電気料金の10%超の値上げを検討していることが28日、明らかになった。福島第1原発事故の影響で代替の火力発電への依存度が高まっており、燃料費の大幅な増加により電力事業の収支が悪化していることが主な要因。値上げは政府の認可が必要な本格改定で、東電は10月にも申請し、来春の実現を視野に入れている。申請をすれば31年ぶりになる。ただ値上げは、東日本大震災や原発事故の影響で厳しさを増す企業経営や家庭生活には一層の負担となるため、政府は慎重な姿勢を示している。東電は人件費や燃料費の原価を抜本的に見直すことで理解を求める。 *値上げの前に東電はやるべきことがあります。まず送電網を売却(発送電分離)、そして役員報酬や前社長の分を含めた退職金を0に。正社員給料カットなどなど。それをやってから出直してほしいものです。

11.08.28  東奥日報 8.27「コラム」 米先住民が核開発と深く関わっていることを軍事関係の取材で知った。例えば、千回近い核実験が行われたネバダ州にはショショーニ族が住み、ナバホ族はウラン採掘による環境破壊に苦しめられてきた。放射能で立ち入り禁止となった聖地もある。万物に魂が宿ると信じる米先住民にとって、祈りの場を失うことは伝統の消滅に等しい。こうした人々の生活や文化を根こそぎ奪う文明の暴力を「エコサイド」と呼ぶ。米先住民の研究で知られる鎌田遵さんに教えられた。福島の原発事故で避難を余儀なくされた人々はまさにエコサイドの渦中にある。漁師は海から追われ、農家は大地から切り離され、会社員は職場を失った。流民と言ってもいい。ネバダの悲劇が繰り返されたのである。鎌田さんは流民の苦しみを米先住民に重ね合わせ告発する。「国家による切り捨てと放置、そして差別という道を、日本政府が原発被災者に歩かせるのならば、これから何世代にもわたって、根深い禍根を残すことになる」(共著「原発を終わらせる」岩波新書)。政争に明け暮れる議員らに問いたい。事故から半年になろうとしているのに、いまだ明確な避難民対策が見えてこない。禍根の種は芽吹いていないか。 *こういった先住民など弱者の視点が今こそ必要とされています。放射能汚染に苦しむ米先住民については故宮田雪さんがつくった先駆的な映画「ホピの予言」の中にも出ており、今でも各地で自主上映されています。→ Land and Life

11.08.28  asahi.com 8.27「原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 識者が指摘」 東京電力福島第一原発の事故で周辺住民が飛散した放射性ヨウ素を空中や食品から体内に取り込むことによる甲状腺の被曝は、健康被害を予防する安定ヨウ素剤を飲むべきレベルだった可能性があることが、27日、埼玉県で開かれた放射線事故医療研究会で指摘された。今回、政府は原発周辺住民にヨウ素剤の服用を指示しなかった。しかし研究会では、原子力安全委員会の助言組織メンバー、鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が「当時の周辺住民の外部被曝の検査結果などを振り返ると、安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」と指摘した。3月17、18日に福島県で実施された住民の外部被曝検査の数値から内部被曝による甲状腺への影響を計算すると、少なくとも4割が安定ヨウ素剤を飲む基準を超えていた恐れがあるという。  *今となっては、なぜ飲めなかったのか、なぜ政府はヨウ素剤の服用を指示しなかったのか、飲もうとしても妨害するような動きがなかったのかをきちんと検証し、責任はとことん追及し、二度とこういうばかばかしい且つ犯罪的なことが起こらないように共有すべきです。政府の検証委員会ができるか? できなければマスメディアの出番です。飲んでたとしたらどれくらいの差が出るのかも。

11.08.28  我々はなぜこの問題を大きく取り上げないのか〜問題設定のセンス〜 8.26「マスコミはなぜこの問題を大きく取り上げないのか」 原発関連で今一番やばいのは放射能汚染の進行状況だと思うんですよね。福島の土壌をすべて除染しようとすると、一説には800兆円かかるとも言われています。イタイイタイ病の汚染地域の除染にかかった諸々の費用が、その千倍の面積にあたる福島県全域ということで考えたらそのくらいかかるようです。この金額をどう考えるか。年間国家予算ではどうしようもない金額ですが、日本の純資産は2000兆円と言われているので、日本国中ひっくり返して財産売っぱらっちまえばできないことはない金額です。それを受容して福島県全域を除染できる体制に持っていけるか。仮に福島を放っておくと福島の放射性物質がずっと長い間、日本中に飛散し続けることになります。福島ほどではないにしても、放射能除染というのは日常的な慣習になるでしょう。下手をしたらもう一度大東亜戦争を戦うくらいの気持ちで福島の除染に当たるべきか否か、ということが問われているというのに、今のところ、あまり誰も問題にしていません。マスコミだけでなく、運動家の側からも国家に除染を求めて行動しよう、という動きがありません。何故でしょうか。

11.08.28 ★ 「福島 六カ所 未来への伝言」という自主制作映画が来年秋公開をめざして政策しているそうです。監督は写真家で名前のない新聞にも写真を提供してもらったことのある島田恵さん。すでに6.11の新宿でのデモの様子などを撮影しているようです。サポーターを募集中。

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