東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

5.31

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

11.05.31  東京新聞 5.31「東電 ヨウ素剤服用確認せず 被ばく管理 ずさん続き」 甲状腺に多量の放射性ヨウ素131がたまっていたことが判明した2人の東京電力社員は事故当時から、大量の放射性物質が漏れた原子炉建屋などで事故の復旧作業に当たっていた。しかし、東電の指示で、ヨウ素131の体内蓄積を予防するヨウ素剤を服用したのは震災から2日後。東電の被ばく管理のずさんさがまたも問われている。三十日に二人を診察した放射線医学総合研究所の明石真言理事はこの点を問題視。「二人がヨウ素131を吸い込む前や、直後にヨウ素剤を飲んでいたのなら甲状腺にヨウ素がたまる量はかなり減らすことができた。服用時期が不適切だった」と東電を批判した。二人は五月下旬まで原発内で勤務したが、ヨウ素剤を服用したのは一度だけ。放医研は「飲みすぎはよくない」と指摘するが、国の原子力安全委員会は「初日に二錠、二日目から一錠で十四日間は連続服用できる」との指針を示している。東電は「この指針に従っている」と説明するものの、一度しか服用していないことを把握していなかった。しかも、二人の内部被ばくの状況が分かるまで二カ月以上もかかった。 *原発事故を収束させるための一番の功労者である作業員の扱いがこのようにいいかげんでは、そのうち反乱とまでは言わなくとも逃げ出す人たちが出てきて、作業員が足りなくなる事態も考えられます。
(参考)DAILYMOTION5.25「福島原発作業員の内部被ばく問題」 「安全なんか最優先じゃない」「やってることがむちゃくちゃだ」と口々に言う作業員たち‥。

11.05.31  福島第1原発を昼間だけ毎時毎に写していた「ふくいちカメラ」がこんどは映像で24時間配信される「ふくいちライブカメラ」になった。URLは今までと同じで、原発敷地内での撮影位置図も示されている。

11.05.31  YOUTUBE「チェルノブイリ・シンドローム/その後の史上最悪の原発事故」 1986年4月26日に起きたチェルノブイリでの原発事故で被災した人々の放射能との戦いを描くドキュメンタリー。監督・脚本はロラン・セルギェンコ、作品は86年の5月から9月にかけて現地でとらえた遺族-、住民、専門家の証言とショッキングな映像により見えざる敵と戦う人々や、土地を捨てざるを得なくなった農民たちの姿を通して放射能汚染の実態を浮き彫りにしてゆく。7つに分かれています。

11.05.31  毎日新聞 5.29「原発計画再検討要請する 先月の選挙戦で反対明言 韓国江原道・崔知事」 日本海に面した韓国・江原道サムチョク市への原子力発電所建設計画などが争点になった4月末の知事選で当選した崔文洵江原道知事が28日、毎日新聞と会見し「原発建設計画の再検討を政府に要請したい」と述べた。李明博韓国大統領は原発推進の国策を堅持する方針を変えていないが、日本の原発事故への市民の関心は高く、地方自治体レベルで原発新設への慎重論が広がる可能性がありそうだ。 *本来なら4月に統一地方選もあったことだし日本の知事や議員たちからこういう声があがるべきだと思うのですが、韓国やドイツに遅れをとっているのはなぜでしょう。

11.05.31  薔薇、または陽だまりの猫 5.27 「モンサント社が農水省に遺伝子組換え作物の承認申請」 原発や津波で大変な時期。どさくさにまぎれて、モンサント社が農水省にセイヨウナタネ・トウモロコシ・ワタなどの遺伝子組換え作物の栽培・流通・輸入等のを可能にする申請を出しました。農水省は、これらの遺伝子組換え作物承認前にパブリックコメントを求めています。原発も火急の問題ですが、こちらも黙っていると知らない間に認可・承認されてしまいます。 *農業分野でも原発利権と同じような構図があり、多国籍企業に日本がのっとられようとしています。農水省の意見募集ページから反対の意見(ひとことでもオッケー)を送りましょう。
(参考)「遺伝子組み換え作物で、飢餓が増えている」「インド綿花生産者の自殺とモンサントの戦略」、YOUTUBE「農業関連大手モンサント社の恐怖の収穫」(1) CSの番組「デモクラシーナウ」より,「アグリビジネスの巨人"モンサント"の世界戦略」の紹介 BS1より、 「危険な遺伝子組み換え作物」BS1より

11.05.31  反戦な家づくり 5.30「IAEAの狙いは「統治権の剥奪」だ」 IAEAの調査に期待しているむきもある中で、またしても身もふたもないことを言い出して恐縮だが、IAEAはそんな甘っちょろい組織ではない。世界の原子力業界の元締めであると同時に、核兵器保有国(というかほぼアメリカ)の絶対的優位を確保するために、世界中を取り締まる憲兵のような連中だ。‥そのIAEAが日本にやってきて、何をしているか。ニュースを見る限りでは、ほとんどが、菅内閣の不手際の洗い出しだ。‥おそらくIAEAは菅に「トドメ」をさすだろう。つまり、菅内閣に、「事故処理能力なし」 の裁定を下すことになるだろう。問題はその後だ。私の予想では、福島原発問題は、IAEAの直轄になるだろう。つまり、対策本部の顧問官としてIAEAからチームが派遣され、すべては彼らによって決済されていく。しかも、菅の首のすげ替えはしない。IAEAは、表向き顧問という立場で責任を負わない。責任だけは菅にかぶせて、好き放題をやり始める。そういう意味では、キョンシー菅は御しやすい、非常に便利な男である。IAEAの統治下に入れば、半分は良い面も出てくるだろう。それほどに東電と菅がひどすぎるとも言えるが、とにかく、今ほど稚拙な情報隠蔽はなくなるだろう。指揮権は一本化され、黒子ならぬ防護服を被った白子に操られた菅や細野によって統制されていく。稚拙な情報隠蔽が無くなると言うことは、より隠蔽が高度になるということでもある。菅や東電の幹部がどうなろうと、IAEAにはどうでも良いことだ。絶対に知られたくないことは、徹底的に隠すだろう。しかも、彼らにとって福島県民も日本人も、やはりどうでも良い存在だということも、忘れてはならない。‥チェルノブイリのように、他国にまで被害を及ぼすことにさえならなければ、あとは壮大な人体実験だくらいに考えている可能性大。そのIAEAが、福島問題の直接統治で官邸に乗り込み、対策本部を牛耳るようになれば、その行き着く先は「FUKUSHIMA核処分場」にちがいない。

11.05.31  NEVADAブログ 5.30@「M7.3程度の地震が今後起こる(日経報道)」 日経新聞は【M9の正体に迫る】という特集を組み、この中で「震災40分前から上空に異変」と報じ、以下のように報じています。『北海道大学の日置教授は地震40分前から震央上空300キロ付近の電子の量が異常に増える現象をGPS衛星の電波を通じて観測した。チリ地震(M8.8)やスマトラ沖地震(M9.1)でも同様の現象を確認。M8を超える地震予知に有望』‥『北大地震火山研究観測センターの森谷博士らは、「地震エコー」と呼ばれるFM電波の伝搬異常を観測。異常が昨年6月末からほぼ毎日続き、3月9日までにM8~M9の地震が起きるレベルに達した。震災直後も再び現われ5月も継続。「場所は特定できないが、M7.3程度の地震が今後起きるレベル」』地震予知は、電波や地震雲等で予知がかなり出来るようになるかも知れませんが、今政府が膨大な予算を投入している東大関係の地震予知は全く意味を持たない(無駄な)予知であり、予算の無駄遣いと言えます。なにせ、政府は、福島第一原発の「震災確率を0.00%」としていたのですから、話になりません。地方大学の研究をもっと公表し、国民に準備をさせるべきだと言えます。

11.05.31  天木直人のブログ 5.29「社民党は脱原発でも護憲でもないということだ」 菅首相は脱原発でも護憲でもない。それはサミットにおける菅首相の原発政策容認発言で明らかだ。それは何から何まで対米従属の日米同盟最優先政策で明らかだ。それにもかかわらず社民党は菅首相の不信任決議案に同調しないという。これには驚いた。注目しよう。もし本当に不信任決議案に賛成しなかったら、社民党は本気で脱原発や護憲を実現しようとしていない政治家の集まりということだ。権力に擦り寄って保身を図る集団だ。解散・総選挙は早晩行なわれる。今度こそ社民党はなくなって欲しい。その後に真の脱原発、護憲の大衆政党ができなければこの国の政治は危うい。 *脱原発ということでは唯一まともかなと思う反面、いろいろおかしなところもある社民党です。このまま昔のしがらみを保ちつづけてジリ貧になるよりは一度思い切って解党して出直した方がいいのかもしれません。

11.05.31  東京新聞 5.31「政府、20年めどに電力改革 発送電分離が焦点」  政府が2020年をめどに電力事業を抜本的に改革するための検討に入ることが、30日分かった。全国の10電力会社が発電から送電、小売りまで一貫して担っている現行の電力事業を見直し、発電と送電を分離することや、地域独占の供給体制の見直しが焦点になる。新成長戦略実現会議の下に「エネルギー環境会議」を設置。議長には玄葉光一郎国家戦略担当相が就く。電力事業を所管する経済産業省ではなく、官邸主導で改革案を練る。6月上旬から協議を開始し、年内にも基本方針をまとめる方針。菅直人首相は主要国(G8)首脳会議で20年代の早期に自然エネルギーの発電比率を20%に拡大する方針を表明した。政府内には「20%公約を達成するには電力事業改革の実行時期を20年よりもさらに繰り上げるべきだ」との意見がある。ただ、電力供給の不安定化につながるとの慎重論も根強く、議論は難航が予想される。電力供給については、大型発電所から地域全体に電力を送る「集権型」の体制を見直す。風力や太陽光などの中小規模の発電で地域の需要を賄う「分散型」への転換を目指す。 *経産省主導でなくしたり分散型にするのはいいですが、2020年というと9年も先のことで、国民をバカにしてるんでしょうか。今の政権はおろか民主党はとっくに消滅している可能性大です。けっきょく期待させながらずるずる先延ばしにしてごまかすつもりなんでしょうか。発送電分離と天下りなど人の流れ,交付金などの金の流れを断ち切らない限り、なにも変わりません。

11.05.31  福井新聞 5.30「もんじゅ、装置回収本格化 炉上部の機器撤去」 日本原子力研究開発機構は30日、高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)で、原子炉容器内に落下した炉内中継装置の引き抜きに向け、装置回収に障害となる炉上部の大型機器の撤去を始めた。6月中旬に同装置本体を上ぶたの一部と一体で回収するのに向けた本格作業となる。この日は、外気を遮断するため大型機器にビニール製の覆いを付けて作業した。 *冷却剤のナトリウムが空気に触れると爆発する危険性があり、非常に怖い作業となります。なにかが起きてもすぐに発表されるとは限らないので、油断せず注目しつづける必要があります。

11.05.31  北海道新聞 5.29「JR石勝線特急火災 「指示従っていたら、死んでいた」 鈍い判断怒る乗客」  煙が車内に充満する中、車外への避難を促すアナウンスは最後まで流されなかった。上川管内占冠村のJR石勝線トンネル内で27日夜起きた列車火災。乗客は「指示に従っていたら、みんな死んでいた」とJR北海道の対応に不満を訴えた。 ‥「調べるのでこのままお待ちください」「車外には出ないでください」。乗客によると、車内が煙でかすむ中、27日午後9時55分の事故発生から20分が過ぎても乗務員はこう繰り返し、乗客の車外への避難を制止し続けた。 *なんだか福島原発事故のことを言ってるようです。「ただちに問題ありません」「安全です」‥‥しかしそれを信じていたら死んでしまうかもしれません。国の言うことを鵜呑みにするのではなく、ネットなど様々な情報を入手して自分で判断するしかありません。

11.05.31  47NEWS 5.30「福島原発、年内の収束絶望的 避難見直しに影響も」 福島第1原発事故の収束に向けた工程表について、東京電力が「年内の収束は不可能」との見方を強めていることが29日、複数の東電幹部の証言で分かった。1~3号機でメルトダウン(炉心溶融)が起き、原子炉圧力容器の破損が明らかになったことで、東電幹部は「作業に大きな遅れが出るだろう」としている。東電は4月17日に「6~9カ月で原子炉を冷温停止状態にする」との工程表を公表、1号機の炉心溶融が発覚した後の5月17日にも工程表の見直しはないとしていた。東電幹部の一人は「9カ月という期限はあくまで努力目標だ」としており、原子炉を安定状態に持ち込んだ後に想定していた政府による原発周辺住民の避難見直し時期についても影響が出そうだ。 *年内どころか収束すること自体ができるのかどうか疑問です。

11.05.31  毎日新聞 5.29「反射鏡 放射能予測「SPEEDI」の不可解」  SPEEDIに放出量を入力出来なくても、どの地域に拡散・沈着するかの予測はできた。それだけでも役立てられたと思うが、これに周辺のモニタリングポストの実測値を合わせて使えば,早い段階から住民の避難に利用できるチャンスはあった。‥それにしても不可解なのは政府の考えだ。なぜSPEEDIの予測をうまく使い、住民に情報発信しようとしなかったのか。もし「混乱を招く」などと考えたのだとしたら、見当違いもいいところだ。SPEEDIの情報は,誰のために、どう使われるべきだったのか。事故調査委員会には、必ず検証してほしいものである。 *ただその調査委員会の組織の位置づけや人選があのざまで期待できるでしょうか。

11.05.31  NHKニュース 5.30「飯舘村 一部放射線目安超える」 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県飯舘村の一部の積算の放射線量は29日までの2か月余りで計画的避難区域の指定の目安となる20ミリシーベルトを実際に超えたことが、文部科学省の調査で分かりました。文部科学省は、3月23日以降、福島第一原発から20キロ以上離れた15か所に放射線量を連続して測定して積算できる計測器を設置し、放射線の監視を続けています。このうち、原発から北西に33キロ余りの飯舘村長泥の積算の放射線量は、29日までの67日間、屋外に居続けた場合で20.02ミリシーベルトとなりました。この地域は、積算の放射線量が年間20ミリシーベルト以上に達すると予測されるとして計画的避難区域に指定されています。この調査で積算の放射線量が20ミリシーベルトを超えたのは、29日までに35.38ミリシーベルトに達した原発から北西に31キロの浪江町赤宇木手七郎に次いで2か所目です。 *年間の量を2ヶ月あまりで超えたわけです。

11.05.31  YUMIYO.net「実録 放射性物質除去フィルターで放射性物質遮断作戦!!」 放射能吸着除去メッシュを使い、エアコンのフィルターや空気清浄機、掃除機にとりつけ、また放射能・花粉フィルターメッシュ網戸を設置した記録です。

11.05.31  のあママ(別名Canary☆ママ)のブログ 5.29「船橋の放射線量計測会に行ってきました。」 原子力発電所について考える会というところが主催したイベントで、200人を超える参加者が、 400サンプルを超える土壌を持ち込みました。結果・・・嬉しくないトップになったのが、世田谷区奥沢の幼稚園の砂場 → 2.409μSV/hでした。 福島市内の校庭よりもひどいんじゃない????って感じです。 *国や自治体がやらなかったり信頼できないので、こういった自主測定ネットワークがひろがりつつあるようです。

11.05.31  六号通り診療所所長のブログ 「放射性ストロンチウムの内部被曝について」 東京・渋谷で診療所を開いているお医者さんがストロンチウムの内部被ばくについて書いています。

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