東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

4.30

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

11.04.30 ★ 早川由紀夫の火山ブログ 「本当のSPEEDI」 誰も知らなかった本当のSPEEDI。10年前の三宅島噴火にかかわったひとの記憶の中だけにあった。文部科学省 原子力安全課 原子力防災ネットワークのページから @ckwb3511さんがみつけだして教えくれました。2001年4月、三宅島から放出される二酸化硫黄の広がり予測をアニメーションにしたものです。紙に印刷した図面なんかじゃありません。10年前でこの表現力でした。いまは、さらに洗練されているでしょう。早く見たいものです。このアニメーションの記憶を10年間保持していた火山関係者は、AERA、3月21日頃発売号の表紙に赤く大書された「放射能がくる」が大げさでないことを知っていた。そして、そのAERAが店頭に並んだまさにそのとき、東京に放射能が来た。(福島県中通りには、すでに3月15日に来ていた) *またしても文科省のウソ・隠蔽ですか。ドイツやノルウェー気象機関の予測シミュレーションアニメに比べ、アニメ大国のはずの日本のSPEEDIの貧しさが信じられませんでしたが、やっぱり! ウソはばれるものだと思ってない浅はかさが悲しくなります。 

11.04.30 ★ FoE Japan 4.30「「20ミリシーベルト」撤回に向けて、国会議員を動かそう!」 日本政府が子どもに対して、年間20ミリシーベルトという基準を強要するような決定を行ったことに関して、現在、撤回を求める緊急署名活動を行っています。本件に関して、私たちが、全国会議員722名に対して、賛同を呼びかけたのにもかかわらず、現在、賛同を表明した議員は、たったの15名です。国際的にも明らかにおかしく、子どもの健康を危機にさらすようなこの「20ミリシーベルト」基準を、政府に撤回させるには、私たちの代表たる国会議員の断固たる行動が必要です。みなさま、ぜひ、あなたの地元選出の国会議員の事務所に電話をかけ、FAXを送ってください。電話で本人と話せなくても、秘書に「20ミリシーベルト撤回要請に、ぜひ賛同署名を」「国会で質問を」と、あなたの声で伝えてください。国会議員名簿は→ 衆議院議員 参議院議員 文科省政務三役 FAXサンプル(ワードファイル)

11.04.30 ★ 下のサイトも入っている「水は変わる 論考」というサイトにでている別の話で、「3号炉の爆発は核燃料か」 が興味深いです。アメリカの原子炉を70基も作ってきたベテランのエンジニアである、アーノルド・グンダーセン氏が、4月26日にビデオで解説して、3月14日の3号炉の爆発は使用済み核燃料プールの核燃料によるものである可能性が高いと説明しています。‥爆発の瞬間の映像を1号炉の場合と比較したり、爆発後の建屋の状態などからの推論として、3号炉では水素爆発または水蒸気爆発が起きて、その爆風で使用済み燃料プールにあった燃料棒が「爆縮」されて高密度状態になり、一瞬にして連鎖反応が進んで核爆発のような事象が起きたと考えられます。すでに米国でプルトニウムが検出されていますが、どういう爆発が起こったかの確証は、降下物の分析によって得られるでしょう。
(関連)カレイドスコープ 4.30「3号機建屋の水蒸気爆発時に出た黒煙について」、YOUTUBE「Fukushima ? Nuclear Blast at Reactor 3? 」

11.04.30 ★ 昨夜の「朝まで生TV」では原発の話題が話されていて,推進側の立場から日本原子力技術協会最高顧問の石川迪夫氏がでていました。その話の内容は「原発は40年と言わず100年でももつ」「プルトニウムは重いから空を飛ばない」などなど原発推進派も説得力がまるでないと思いましたが、プルトニウムのことはそういう話をする人がよくいます。それに対し、「プルトニウムは空を飛ぶ」というサイトがあるので紹介します。わかりやすく解説しているので、人に話すときに参考になるかと思います。

11.04.30 ★ サンデー毎日 5.8-15「工程表が想定してない フクシマ 東電 の乱」 東京電力は4月17日、「事故の収束に向けた道筋」を発表した。最長で9ヶ月後までに事故を収束させると目標に掲げるが,達成の見通しはというと、当の東京電力の勝俣恒久会長が「自信がない」と語るように心もとない。‥「オバマ政権は計画中の新規原発建設への逆風にビビっている。‥工程表を発表したのは、ヒラリー・クリントン国務長官が来日した日。成果を見せる必要に迫られた菅首相が,クリントン長官への手土産にしたと、米政府関係者からも陰口をたたかれていますよ」‥内実は米国の顔色をうかがうばかりであれば、情けない限りだ。一方、「フクシマ」の事後処理への参入を狙う“原発ビジネス”が影響していると指摘する声がある。「事故が収束した後、廃棄物処理や原子炉の廃炉処理といったビジネスに参入すれば、巨額利益が得られます。‥米国の原子力関連業界内でも、業者の選定が始まっています。自国の施設ではないし、彼らは放射線量が高い状況下で作業する気はありません。早く仕事を確保したいという業界の意向が、日本に対する米国の圧力の背景にあるのです」こんな事情も加わる。「5月下旬のフランス・ドーヴィルでのサミットで、明るい報告をしなければ国際社会に顔が立たず,官邸は焦っています」‥外国への体裁を整えるために東電に工程表を書かせたのなら、まさに“国賊”モノだが‥。

11.04.30 ★ 山水人ML やブログ「明日に向けて」 で原発の現状分析などを発信し続けている守田氏が 「清水ただしの派遣村tv」というネットTVに出演して話しています。内容は福島原発の現状、原発のほんとうのコスト、原発が地球温暖化の原因のひとつであること、メディアへの期待などなど。

11.04.30 ★ 名前のない新聞5月号ができあがっています。(発送作業中)先日 YOUTUBEでも公開した小出裕章さんへのインタビューのページをPDFファイルで読めるようにしました。

11.04.30 ★ BLOGOS 4.28「「日本の原子力は全体が利権になっている!」河野太郎議員会見」 原子力発電を推し進めてきた自民党の中で、反原発を叫んできた河野太郎議員が、自由報道協会主催で会見を開いた。利権の裏側を熟知したベテラン議員が癒着の現状を生生しく語り、原子力からの脱却、2050年までに再生可能エネルギー100%の実現を訴えた。‥これまで、電力会社、電気事業者連合会、経済産業省がとにかく原子力の利権を守ろうとマスコミを巻き込んで、「原子力は大事なんだ、安全なんだ」というプロモーションをやってきた。テレビも経営が苦しいのはわかるが、だからと言って、広告宣伝費で心まで売ってしまうのはマスコミとしてどうなのか。公益企業で地域独占なのだから、なぜ今、広告をする必要があるのか、東電の賠償金をどうするかと議論しているときに、「節電しよう」というCMを平気で流しているTV局には考えてもらわないといけない。‥日本の原子力は全体が利権になっている。電力会社はとにかく地域独占を崩されたくない、送電と発電の一体化を維持したい。それを守ってくれる経済産業省の意向を汲む、天下りをどんどん受け入れる。経済産業省にしてみれば、前任者のやってきたことを否定できずに来た。原子力、核、放射線と名前の付いた公益法人、独立行政法人、山ほどある。そこにお金を上手く回して天下りさせる。電力会社も広告宣伝費で協力金を撒いてきた。自民党も献金を受け、パーティ券を買ってもらった。民主党は電力会社の労働組合に票を集めてもらっている。学会も電力会社から研究開発費をもらい、就職先を用意してもらってきた。さらに政府の意向に沿った発言をしていると、審議会のメンバーに入れてもらえる。マスコミは広告宣伝費をたくさんもらって、原子力政策の批判はしない。みんなが黙っていれば、おいしいものがたくさんある。そういう状況が続いてきた。‥自民党はこれまで原子力推進を捻じ曲げてきた責任がある。自民党がやってきたおかしなところ、保安院が経済産業省の下にあるなど考えられない。カルチャーがおかしい。環境関連の法令も、自治体へのバラマキもおかしい。自民党が今までやってきたことは間違いだったと、謝るところは謝らないと。立ち止まって考えないと、自民党に未来はないと私も思います。

11.04.30 ★ 週刊現代 5/7-14号「最悪の事態 台風がフクシマを直撃する前に」 「放射線量は雨が降るほど加速度的に高まっていく。‥」日本環境学会元会長・畑明郎氏はこう語る。雨によって放射能汚染が拡大することは、各地のモニタリングの結果からも明かである。‥台風が福島第一原発を襲った場合、どのような事態が想定されるのか。強風を伴う台風では、その拡散範囲が広がるのはもちろん、原発本体にもダメージを与える可能性がある。‥注意すべきは,台風は北上するが、影響を受けるのは福島以北の地域ではないということだ。台風の目が過ぎると、これまでとは逆方向の風が吹く。戻り風や残り風と呼ばれるこの風で、放射性物質は福島以南の地域である関東地方にも拡散してしまうのである。 ‥台風は毎年、必ずやってくる。「想定外」という言葉は通用しない。

11.04.30 ★ 連休中はたくさんの集会やデモが開かれますが、5.7には大阪で脱原発サウンドデモがpm3〜若者の街・南堀江公園スタートで開かれます。また京都では連休後の5.16〜21まで1週間ぶっとおしデモが開かれるそうです。pm6〜三条大橋西側集合 →関電の原発を止める会・大風呂敷

11.04.30 ★ YOMIURI ONLINE 4.25「東電、福島第一原発の「汚染地図」初めて公表」 東京電力は24日、福島第一原子力発電所内で、高レベルの放射性物質で汚染された場所を示した「汚染地図(サーベイマップ)」を初めて公表した。水素爆発が起きた3号機周辺は放射線量が毎時300ミリ・シーベルトのがれきが残るなど、爆発から1か月以上たった今も、長時間作業するには高過ぎる状態が続いていることが浮き彫りになった。 同じサーベイマップのもっと詳細なものが週刊朝日 5/6-13号に載っています。

11.04.30 ★ 河野太郎のブログ 4.30「20mSVの文部科学省のロジック」 この件に関して細野豪志首相補佐官は、「われわれが最もアドバイスを聞かなければならない原子力安全委員会は年間20mSVが適切と判断している。政府の最終判断だ」と発言しているが、本当にそうなのだろうか。細野補佐官は、この数字は高すぎると主張していた。それに対してこの数字でいいと言っていたのは文科省の政務三役だ。文科省の政務三役の主張は、この数字を下げると、福島県内の小学校のなかに疎開せざるを得ないものがでてくる。この状況で子供を移動させるのは、精神的な負担が大きいとして反対している。しかし、戦時中に、子供たちは大勢、疎開した。つらいこともあったかもしれないが、命を考えれば、やむを得なかった。今回のことも、たしかに精神的につらいこともあるかもしれないが、将来の健康に被害が出かねないことを考えれば、疎開もやむを得ないのではないか。問題は、この文科省のロジックではなくて、原子力安全委員会のロジックで数字を動かさないと対外的に発表されていることだ。原子力安全委員会に対する信頼も揺らぐし、どういうメカニズムで政府内の決定が行われているのかもわからない。  *今は戦争中と同じくらいの非常事態だというのが平和ボケ政権にはわかってないのか、あるいは避難させると経済的に負担しないといけないので損得を考えている強欲政権なのか‥。どちらにしろ国民、子どもの命を大事にしていないことは明かです。

11.04.30 ★ asahi.com 4.30「首相「原発対応、場当たり的でない」 辞任参与に反論」 小佐古氏は原発事故への助言を求められ3月16日に参与に就任したが、4月29日に菅政権の対応を「法律や指針を軽視し、その場限りだ」として辞意を表明。特に小学校などの校庭利用で文部科学省が採用した放射線の年間被曝(ひばく)量20ミリシーベルトという基準を「とんでもなく高い数値。年間1ミリシーベルトで運用すべきだ」と厳しく批判した。 ‥高木義明文部科学相は年間被曝量20ミリシーベルトの基準について「国際放射線防護委員会の勧告を踏まえた。この方針で心配ない」と述べた。高木氏は「放射線による疾病よりも、被曝ということ自体のストレスが大きな問題だという評価もある。過度の心配をするのはよくない」とも述べた。  *タイトルは首相の反論ですが根拠もない言い訳なので紹介する値打ちはありません。文科省の発言は犯罪的なので、記録しておくべきと思います。
(関連)川内博史(民主党議員)のTwitter 「小佐古氏の抗議の辞任に対して、細野補佐官は原子力安全委員会の決定を大義にしたようだ。しかし、福島県の学校・校庭等における放射線量の基準値に関して、原子力安全委員会は会議を開いていない。即ち、全く議論していない。細野補佐官は、正直に語るべき。」
(関連)金子勝(慶大経済学部教授)のTwitter 「内閣府参与の小佐古氏が、海外での学者たちの警告を受けて、小学校の基準(20ミリシーベルト)は高すぎて危険、学者生命を失うと辞任表明。原子力安全委員会は専門家を無視したまま。 原子力安全委員会は専門家でなく「原子力村」の政治家である事が明確になった。班目委員長は即刻解任すべき。」

11.04.30 ★ 「NO NUKES 1991 」 20年前の1991年夏に六カ所村で開かれた「いのちの祭り」のために作られたビデオクリップが発掘されYOUTUBEで公開されています。編集したのは今は亡き宮田雪さん(「ホピの予言」監督)ほか小野礼子、Zuni、aki、aquilha。曲は南正人 "ON THE ROAD"。

11.04.30 ★ 時事ドットコム 4.30「最大240.8ミリシーベルト=内部被ばく測定で判明−特例上限に近づく・東電」 東京電力は30日、福島第1原発事故で3月末までに被ばく線量が100ミリシーベルトを超えた作業員21人について、内部被ばくを合わせた被ばく線量の合計を調べた結果、最大で240.8ミリシーベルトに達した作業員がいたことを明らかにした。内部被ばく量の測定には、ホールボディーカウンター(WBC)と呼ばれる機器が必要。福島第1原発内にもあるが、周辺の放射線量が高くて使えず、測定が遅れていた。東電によると、240.8ミリシーベルトを被ばくした作業員は、3月24日に3号機タービン建屋内で高濃度の放射能を含む水に漬かり、搬送された協力企業の社員。外部被ばく201.8ミリシーベルトに加え、内部被ばくが39ミリシーベルトあることが分かった。‥21人のうち、被ばく総量が200ミリシーベルトを超えたのは、この協力企業社員を含め2人。もう1人も、3月24日に3号機タービン建屋内で被ばくした協力企業社員で、計226.62ミリシーベルトを被ばくしている。このほか、150~200ミリシーベルトが8人、100~150ミリシーベルトが11人。内部被ばく線量の測定は、3月22日以降、日本原子力研究開発機構から借りたWBCで実施。東電は今後、福島第2原発のWBCなども使い、測定頻度を増やす計画という。‥通常の被ばく限度は1年で50ミリシーベルト、5年で100ミリシーベルト。事故を受け、厚生労働省が同原発の復旧作業に限り、特例で250ミリシーベルトに引き上げている。

11.04.30 ★ 4.10に東京・高円寺に1万5000人が集まったデモの第二弾が決定したそうです。5月7日(来週の土曜日)pm2〜 渋谷区役所前集合 pm3〜 デモ開始 渋谷周辺をデモするそうです。雨天決行、その次は6.11の予定。詳細は→「5.7原発やめろデモ!!!!!! 渋谷・超巨大サウンドデモ」

11.04.30 ★ 日刊ベリタ 4.27「『福島の子どもたちを助けて!』とTwitterでつぶやいてください」 福島県の小学校教員の訴え  私たち教員は、立場上、大きな声で「子どもを学校に通わせるな」とか「校庭を使わせるな」ということは言えません。なぜなら、国が「年間20ミリシーベルトまでなら子どもが被爆しても大丈夫」と公言してしまったからです。‥なんとかしたいけど、何もできない――。教員たちの多くは、罪悪感を抱えながら子どもたちと接しているのです。‥避難できるならそれにこしたことはありませんが、どのご家庭も、とても避難できるような状況じゃないんです。先日、授業参観があって、父兄の方々と話をしたのですが、ローンを抱えている方もいれば、責任ある仕事に就いている方もいる。夫が理解を示さない方や、家族が離ればなれになるのがイヤだという方もいるんです。もちろん、ご近所の目もありますからね。そういった複雑な状況が絡み合っているので、子どもたちを疎開させたくても、我慢せざるえない状況の方が多い。私の学校で疎開した生徒は、全体のわずか1%程度にとどまっています。せめて政府が、子どもたちだけでも学童疎開させてくれればいいのですが……。子どもたちも、大きな不安を抱えています。でも、それを「見せまい」としている。そこが辛いんです。‥とにかく、子どもを守りたい。学校ごと避難できれば一番良いのですが、そんなことをすれば補償がかさみますから、政府は絶対に決断しないでしょう。自主避難できる人はしてほしいけれど、それもなかなか難しい。ですからせめて、体育や部活動の自粛をしたうえで、土壌の除染作業をまずやってほしい。政府はなかなか動こうとしないと思いますが、声を上げ続けなくてはなりません。こうしている間にも、子どもたちは被爆し続けているのです。この記事を見た人が、たとえひとりでも、福島の子どもたちのためにアクションを起こしてくれたら――。「福島の子どもたちを助けて!」とTwitterでつぶやいてくれるだけでもかまいません。それだけでも、世論を喚起し、政府を動かすキッカケになるのではないかと思っています。

11.04.30 ★ NHK 「かぶん」ブログ 4.29「官房参与が辞任・記者会見資料を全文掲載します」 ‥今回、福島県の小学校等の校庭利用の線量基準が年間20mSvの被曝を基礎として導出、誘導され、毎時3.8μSvと決定され、文部科学省から通達が出されている。これらの学校では、通常の授業を行おうとしているわけで、その状態は、通常の放射線防護基準に近いもの(年間1mSv,特殊な例でも年間5mSv)で運用すべきで、警戒期ではあるにしても、緊急時(2,3日あるいはせいぜい1,2週間くらい)に運用すべき数値をこの時期に使用するのは、全くの間違いであります。警戒期であることを周知の上、特別な措置をとれば、数カ月間は最大、年間10mSvの使用も不可能ではないが、通常は避けるべきと考えます。年間20mSv近い被ばくをする人は、約8万4千人の原子力発電所の放射線業務従事者でも、極めて少ないのです。この数値を乳児、幼児、小学生に求めることは、学問上の見地からのみならず、私のヒューマニズムからしても受け入れがたいものです。年間10mSvの数値も、ウラン鉱山の残土処分場の中の覆土上でも中々見ることのできない数値で(せいぜい年間数mSvです)、この数値の使用は慎重であるべきであります。小学校等の校庭の利用基準に対して、この年間20mSvの数値の使用には強く抗議するとともに、再度の見直しを求めます。

11.04.30 ★ 明日に向けて 4.29 「福島の子どもたちを守らねばならない」 ティルマン・ラフ氏(核兵器廃絶国際キャンペーン代表オーストラリア・メルボルン大学ノッサル国際医療研究所準教授)による共同通信英語版に掲載された「福島の子どもたちを守らねばならない」を紹介している。「もっとも見落としてならない点は、全ての人間が同じレベルのリスクに晒されるわけではないということだ。放射線による癌のリスクは幼児(一歳未満)の場合、成人の3−4倍になる。また、女の幼児は男の幼児に比べ、2倍感受性が強い。女性全体の放射線被曝による癌のリスクは、男性に比べ4割高い。また放射線に対して誰よりも敏感なのは、母親の子宮にいる胎児である。」・・・ラフ教授は、幼児の放射線に対するリスクを成人の3−4倍と見積もっています。これは10倍と主張する他の見解より低い値ですが、一方で、女の子が男の子の2倍、感受性が強いことを指摘しています。また女性全般の癌のリスクも、男性より4割高いことを指摘しています。女の子、そしてまた女性の方が、放射線への感受性が強いという指摘は、日本のこの間の報道ではほとんどなされていないのではないでしょうか。この点は重要なポイントだと思います。

11.04.30 ★ RBBTODAY 4.30「東京電力による原発資料……震災概要から原発更新情報まで」 東京電力の公式Webサイトには、「東日本大震災における原子力発電所の影響と現在の状況について」と題された30ページ余りの資料が掲載されている。‥というので東電のサイトを検索してみましたが、みつかりませんでした。東電の宣伝資料のようなものが多くて、特におおー!とうなるような資料はないようです。

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