東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

4.18

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11.04.18 ★ 今夜pm8〜大阪のベジタリアンカフェMINTOで催される『ママによる家庭のための放射線講座』 講師:北村智美(原子炉工学科卒、もんじゅで異常診断システムの開発に従事)が USTREAM中継されるそうです。

11.04.18 ★ 原子力資料情報室のUSTREAM中継で、今日 pm6:30〜河野太郎氏×飯田哲也氏トークライブ「福島後のエネルギー政策」。pm8〜後藤政志氏による福島原発解説。また明日19日のpm4〜エネルギー政策転換に向けた議員セミナー(第1回)も予定。 録画で 4/15 原子力損害賠償紛争審査会 第1回について 只野弁護士の報告

11.04.18 ★ 毎日新聞コラム『風知草』4.18「浜岡原発を止めよ」(山田孝男) 中部電力の浜岡原子力発電所を止めてもらいたい。安全基準の前提が崩れた以上、予見される危機を着実に制御する日本であるために。‥「原発震災」なる言葉を生み出し、かねて警鐘を鳴らしてきた地震学者の石橋克彦神戸大名誉教授は、月刊誌の最新号で、浜岡震災の帰結についてこう予測している。「最悪の場合、‥放射能雲が首都圏に流れ、一千万人以上が避難しなければならない。日本は首都を喪失する」「在日米軍の横田・横須賀・厚木・座間などの基地も機能を失い、国際的に大きな軍事的不均衡が生じる‥」‥これが反原発知識人の懸念にとどまらないことを筆者は先週、思い知った。旧知の政府関係者から『浜岡は止めなくちゃダメだ。新聞で書いてくれませんか」と声をかけられたのである。原発輸出を含む新成長戦略を打ち出した内閣のブレーンのひとりが、浜岡に限っては反原発派と不安を共有し、『原発を維持するためにこそ止めるべきなのに、聞く耳をもつ人間が少ない」と慨嘆した。‥ならば国が、企業の損得や経済の一時的混乱を度外視し、現実の脅威となった浜岡原発を止めてコントロールしなければならないはずだが、政府主導の原発安全点検は表層的でおざなりである。‥危機は去っていない。福島の制御は当然として、もはやだれが見ても危険な浜岡原発を止めなければならない。原発社会全体をコントロールするという国会意思を明確にすることが先ではないか。 *危険がよくわかっているのなら、なぜ止めないのでしょう。原発安全点検だけでも十分に止められるはずです。福島を見てもわかるように、原発はすぐには止められず、長いこと冷却する必要があります。少なくとも東海地震が来るまで浜岡は動かすべきではありません。

11.04.18 ★ asahi.com 4.18「高線量、大幅に作業制約 1号機建屋、1時間で被曝上限」 福島第一原発の原子炉建屋で高い放射線量が計測された。特に1号機では出入り口の扉ごしに毎時270ミリシーベルトあり、作業が一切できなくなる作業員の被曝(ひばく)線量の上限(計250ミリシーベルト)をわずか1時間で超える値だった。原子炉建屋内の計測は事故後初めて。人間が作業するには極めて厳しい環境だと分かった。作業員が16日に、1~3号機でタービン建屋から原子炉建屋に入るための二重扉付近に立ち入り、じかに放射線量を測った。東京電力によると、最初の扉を開けて入った1畳ほどの小部屋の線量は、1号機で最大で毎時270ミリシーベルトだった。2号機は12ミリシーベルト、3号機は10ミリシーベルト。作業員は扉の陰に隠れながら計測したという。 ‥1号機は原子炉内の核燃料の破損の度合いが全体の70%とみられ、2号機(30%)や3号機(25%)と比べて激しい。破損した核燃料から発生した水素による爆発で、壊れた配管などから高濃度の放射能汚染水が漏れ出ている可能性がある。原子炉を安定的に冷やすには、大量の水が循環する冷却系の再構築が欠かせない。原子炉建屋内にある機器や配管の修理や、配管を仮設ポンプにつなぎ直す工事が必要になる可能性が高い。

11.04.18 ★ 晴耕雨読 2006.3.9「日本の核兵器製造能力」 (槌田氏の2002年10月14日、盛岡での講演録からの抜粋) 多くの日本人は、日本の核武装はアメリカが許さないと考えています。しかし、アメリカはすでに方針を変更しています。日本がアメリカの管理のもとに核兵器を作ることを許しています。そのことは、高速炉『常陽』と『もんじゅ』の使用済み燃料を再処理する技術をアメリカは日本に売ったことで明らかです。‥日本は、軍用プルトニウムを生産できる『もんじゅ』と『常陽』を所有しています。軍用ウランは六ヶ所の濃縮工場で生産できます。しかし、日本にはトリチウムを作る装置がありません。トリチウムを大量に持とうとすると世界中から疑惑の目で見られます。そこで、トリチウムを作る口実が必要です。そのため、日本は核融合実験炉ITER(イータ)を誘致しようとしているのです。トリチウムを作る原子炉としては、六ヶ所村の隣にある東通原発が利用できます。この原発は消費地の東京から遠いため、遠方に送電することになるので、電力の損失があり送電費用がかさみ、経済的ではなく、ITERのために国が買い上げてくれればよいと電力会社は思っています。このようにして、六ヶ所に建設予定のITERとともに下北半島は核兵器工場地帯となるのです。‥核融合研究は核武装の準備そのものなのです。‥この軍用プルトニウムの再処理工場RETFが現在東海村の再処理工場の隣に建設中です。

11.04.18 ★ YOMIURI ONLINE 4.18「1・3号機高い放射線量、「作業員が工事困難」」 経済産業省原子力安全・保安院は18日、東京電力が遠隔操作できる米国製ロボットで17日に調査した福島第一原子力発電所1、3号機の原子炉建屋内の放射線量を公表した。1号機は毎時10~47ミリ・シーベルト、3号機は同28~57ミリ・シーベルトと高い値で、西山英彦審議官は「作業員が立ち入って工事をするのはこのままでは難しく、何らかの方法で放射線量を下げたり遮蔽したりすることが必要だ」と述べた。保安院によると、1、3号機の原子炉建屋内で放射線量などの環境を調査したのは、東日本大震災後に水素爆発を起こしてから初めて。

11.04.18 ★ YOMIURI ONLINE 4.18「原発工程表、どういう根拠?作業員が達成に疑問」 福島第一原発で連日、修復作業にあたる作業員からは、工程表の目標達成を危ぶむ声が出ている。ある協力会社の30歳代の男性は「3か月で放射線量が減少傾向になるとは思えない」と話す。男性は17日も作業にあたったが、原子炉建屋の周辺では依然として放射線量が高く、作業は長い人でも数時間しか行えないという。男性によると、マスクを装着し、防護服を着るため、作業員の中には、脱水症状を訴える人が出ている。雨が降れば防護服の上にビニール製のかっぱも着る。「梅雨になれば作業効率が落ちるし、熱中症も心配。東電はどういう根拠で期間を示したのか」と疑問を示した。夫が同原発で下請け作業員として働いている女性は、‥夫は事故以来、2週間に1回程度、避難所に帰ってくるだけ。「戻ると、ぐったりして寝てばかりいる。体重も減ったようで、こんな生活が何か月も続くのかと思うと、体が心配です」と案じていた。 *現場を知らないリーダーがつくった机上の空論で全く信頼できません。作業員はいくらでも使い捨てできると思ってるのでしょう。霞ヶ関のお役人を総動員して原発修復をやってみせなさい!

11.04.18 ★ 47NEWS 4.24「ウクライナ犠牲150万か チェルノブイリ原発事故」 23日のタス通信によると、1986年に旧ソ連ウクライナ共和国で起きたチェルノブイリ原発事故の被害者でつくるウクライナの「チェルノブイリ身体障害者同盟」は、事故に関連する同国内の死者が150万人以上に上ったとの調査結果をまとめた。事故発生から19周年となる今月26日を前に公表した。 調査によると、事故で被ばくした人はウクライナ国内で約350万人で、うち120万人が子供だという。 ロシア政府によると、同事故による隣国ロシアでの被ばく者は145万人に上っている。 *ウクライナだけで150万人以上とすると全体では数百万人が亡くなったことが推測されます。 原発推進団体の言う数字とは桁がいくつもちがいますが、こちらの数字の方が信用できそうです。福島がチェルノブイリ級だとすると今後の被害拡大は考えるだけでも恐ろしいです。しかも先日紹介した官邸発表のチェルノブイリ被害が過小されまくってることからも読み取れるように、おそらく数年後から数十年後に激増すると思われるガン患者・死者の発生と福島原発事故の因果関係を国は認めようとしないことが予測されます。これはこれまでの水俣病をはじめとする公害での国の対応を見てもわかることです。

11.04.18 ★ 植草一秀の『知られざる真実』4.17「財務省主導の震災復興政策が日本経済を破壊する」 補正予算編成など、具体的な政策対応が焦眉の急になっているが、残念ながら正しい政策が実行される見通しがまったく見えてこない。予算編成上の三つの重大な問題を指摘しなければならない。第一は、2011年度第一次補正予算の経済浮揚効果がゼロであることだ。‥第二の問題は、上述したように菅政権は2011年度当初予算支出の一部を取りやめる方針を示しているが、その理由が党内政局に絡む菅直人氏自身の保身を図るためであることだ。具体的には子ども手当増額や高速道路料金割引が廃止される。‥第三の問題は、多くの国民が被災者を支援しようとして拠出した義捐金を政府が横領しようとしていることだ。‥原子力事故を踏まえて、まず、経産省から電力会社への天下りを全廃すべきだ。また、多数の原子力関連独立行政法人・公益法人を一掃すべきだ。こうした政府支出の無駄が巨大な山脈として手付かずで残されている。ここに手を入れずに国民負担増大など言語道断である。また、景気が急激に悪化する局面での増税は経済の自殺行為である。菅政権の経済政策が完全に財務省に仕切られているから、このような案しか表出しないのだ。「復興構想会議」が「復興」を隠れ蓑にした「増税構想会議」であることも明らかだ。‥残念ながら、菅直人政権は政策運営を完全に財務省に支配されている。この状況が続く限り、日本経済の明日に明るい光は射してこない。回り道に見えるかも知れないが、菅政権を退場させることが、いまの日本にとっては最優先の課題である。

11.04.18 ★ 毎日.jp 4.17「原子力安全委:委員ようやく福島入り 知事とは会わず」 国の原子力安全委員会(班目=まだらめ=春樹委員長、委員5人)の委員が17日、東日本大震災後初めて福島県庁を訪れた。国の原子力災害現地対策本部に「緊急技術助言組織の専門家」として派遣されたためだが、国の防災計画では原発事故の際には「直ちに」現地入りすると定められた立場。‥現地入りが遅れたことについて、安全委事務局は記者団に「国の災害対策本部や関係省庁からの問い合わせに追われていた」と釈明した。これまで事務局員が加わっていた。委員は県の本部会議には顔を出さず、本部長の佐藤雄平知事にも面会しなかった。佐藤知事は「顔を出すのが常識じゃないだろうか。何で今ごろ来たのか」と不快感をあらわにした。

11.04.18 ★ msn産経 4.16 「トラブル続きの「もんじゅ」 福島原発事故で住民不安高まる 福井・敦賀」 日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)をめぐり、同県は16日までに、所管する文部科学省に耐震安全性などの対策強化を申し入れた。もんじゅでは昨年8月、核燃料を交換するための炉内中継装置が原子炉内に落下、今も回収できない状態に陥っている。その最中に東日本大震災による東京電力福島第1原発事故が起きたことで、住民の不安がこれまで以上に高まっている。‥もんじゅは平成7年12月、ナトリウム漏れ事故を起こし、検証や安全対策強化のために14年運転を停止。昨年5月にやっと運転再開にこぎつけたものの直後から放射性物質漏洩検出器の不具合で誤警報が頻発。公表も遅れて情報公開の姿勢も批判されるなか、同年8月には使用済み核燃料を新しい核燃料に交換するために使う炉内中継装置の落下事故が発生した。‥これまで段階的に力を強めながら引き上げる作業を24回繰り返したが、いずれも失敗。復旧作業が長期化している。原子力機構は、スリーブごと一体的に抜き取る大掛かりな回収策を講じる方針で、新たなつり具を数カ月かけて製作しているが、冷却材のナトリウムは空気に触れるだけで発火するため、回収には外気を遮断しながらの困難な作業を迫られることになる。

11.04.18 ★ msn産経 4.18 「「遅く来て、すぐ帰るのね」枝野長官来県で南相馬市民」 枝野幸男官房長官が17日、東京電力福島第1原発の事故後初めて、福島県内を訪れた。だが、日程は知事や市町村長との会談が中心で、県民と直接対話する機会がなかったため、政府のスポークスマンに生活の窮状を訴えたい一般県民には不信感だけが残った。‥30キロ圏内の屋内退避区域にある同市原町区の居酒屋「だいいち」。数日前に店を開け、ランチ営業に常連客が集まってくる。おかみの佐藤洋子さんは「最近は枝野って呼び捨てよ。こんなに遅く来て、帰るのだけは早いのね」。スーパーが閉まり、銀行も開かず、新聞も宅配されない。買い物は20キロ先の相馬市へ。郵便も届かないので、電話で郡山市の郵便局に連絡し、数日後に南相馬郵便局に届けてもらう。それを自分で取りに行く。こうした苦労を政府代表の枝野氏に「直接言いたかった」という。‥一方、枝野氏の訪問を受けた飯舘村の菅野典雄村長は会談後、記者団に対して「私も彼らも政治家だ。政治家の言葉には裏付けがほしい」と述べ、「しっかり対応」などの言葉だけが踊った政府側の対応に不安をのぞかせた。政府は同村を計画的避難区域に指定する方針だ。村外避難について、枝野氏は「政府の責任で」と繰り返したが、菅野村長は「どういう責任をとるつもりなのか。どれだけの事実、行動が伴うんだろうか」と憤る。
(関連) 南相馬市を視察した枝野官房長官だが車から降りたのは5分だけ →YAHOOニュース

11.04.18 ★ SANSPO.COM 4.18「ローマ法王が科学技術過信を戒め」  ローマ法王ベネディクト16世は17日、人類の進歩に触れる一方で「この数カ月間に起きた大災害で人々が被った苦しみに目を向けなければならない」と述べ、科学技術を過信することを戒めた。東日本大震災とその後の福島第1原発の事故を念頭に置いた発言とみられる。

11.04.18 ★ ネタ的なニュースちゃんねる「東電の英語のHPがすごいと話題に 」 東京電力の英語版サイトがすごいとネット上で評判になっています。というのも日本語サイトとは比較にならないほどの大量の写真や動画が載っており、ダウンロードもできるようになっています。ネット上では、「日本人は詳しいことなんか知らんでええんや」とか「これがワールドプレミアクラスか」「チェルノブイリ超えてるだろうどう見ても」「日本人舐められすぎや‥」「日本人には隠して、うるさい外国には公開って、あほちゃうか、こいつら」「だからアメリカのほうがビビってるのか」「東電は日本をほんとに落としたよなー。トヨタのリコール騒ぎとか次元が全く違う。教科書に代々までのるくらいのことをしてしまった最低の会社だと思う」「記者会見で配ってる画像じゃん ネットに上げるのが海外マスコミだけってなんなんだろ?」「これで東電に都合の悪いものはマスコミが公開して無いと証明されたな」‥などとツッコミが入ってます。

11.04.18 ★ STOP浜岡ブログ 4.13「4/29「終焉に向かう原子力」チェルノブイリ原発事故25周年」 小出裕章さんと広瀬隆さんが講演する集まりの会場が変更になったそうです。4.29 PM1〜 JR御茶ノ水駅から徒歩6分の明治大学アカデミーコモン アカデミーホールです。¥1000 予約不要

11.04.18 ★ 福島原発事故 海外での報道 4.17「朝鮮日報社説「東日本大地震現場リレーコラム2 暗い歴史も怖かった」 東日本大地震でもっとも大きな被災地である仙台から出発して、原子力発電所の事故が起きた福島へ向かう途中、私は説明のできない不思議な気分になった。その気分は、放射能に対して感じる恐怖感とは別の陰鬱なものだった。それはある知人との電話が原因だったと思う。彼から「正力」という人物を知っているかと尋ねられた。正力松太郎は1923年の関東大震災当時、警察幹部だったという。彼が「朝鮮人が暴動を起こす」という噂を流して、日本人は鬱積していた苦痛を「虐殺」というかたちで噴出させたのである。私が「また昔の話か」と文句を言うと、知人は「今度の大地震で爆発した原発も正力の遺産なんだ」と言った。私はその話を聞いて、陰鬱な気分になったのだろう。‥東日本大地震を取材するため日本に来る際、「先入観は持つべきじゃない」と思った。‥しかし、苦しみを宿命として受けとる日本の国民、そしてその国民の苦しみを着実に蓄積させている日本の政府に出食わしたとたん、私はうろたえざるを得なかった。関東大震災の時と何が違うのか? ‥関東大震災の時、日本の政府は国民を助けることができなかった。それでも日本の国民は最後まで耐え忍んだ。当時の状況は、NHKの有名なドラマ「おしん」でうまく描かれている。「辛抱しなきゃ、頑張ろう」と言いながら、息子と一緒に三千里を避難していくおしんの苦難を見て、日本列島は涙を流した。‥私は現在の日本に正力のような人がいるとは思っていない。また日本の国民があやまちを繰り返すとも思っていない。現地で見た被災人ひとりひとりの行動はすばらしいものだった。だが、ただ耐え忍ぶのが最善ではないことは歴史が証明している。現在の日本は歴史を忘れつつある。韓国が[悲惨な]過去を忘れてもかまわないとしても、日本はそうではない。その暗い歴史を日本は忘れてはならない。‥正力は一生栄華を享受したとも言える。マスメディアを一手に引き受け 、プロ野球の礎を築いた。自分のあやまちを謝罪したことはない。彼が信念を持って日本に残した最後の業績は原子力発電所だった。原子力委員会の初代委員長、科学技術庁の初代長官として彼が築いた土台の上に今の原発が立っている。彼は日本で「原発の父」と呼ばれている。私は放射能も歴史も恐ろしく感じながら、福島を出た。悲劇的な偶然をとらえて因果関係を云々するつもりはまったくない。しかし、過去のあやまちを繰り返さないことができるのであれば、歴史の流れをもっと明るい方向に向けることができると思う。

11.04.18 ★ WALL STREET JOURNAL 4.16「問われる日本のエネルギー将来像(2)」 日本は自然エネルギー分野において多くの先端的な技術を有している。例えばアイスランドの地熱発電は世界的に有名であるが、そのタービンは日本製である。自然エネルギーに関しては、日本はその技術も資源(太陽や風)も自給自足し、更には輸出することまで出来るのだ。今後、自然エネルギーが世界規模での成長産業となる可能性は極めて高い。太陽光などの分散型発電は十分な送電網を持たない地域でも導入できるため、プラント型発電に比べ市場のすそ野も広い。先進国・新興国含めてエネルギー需要が高まる一方で、自然エネルギーの供給が飽和しているマーケットなどどこにも存在しない。このような市場環境の中で、日本が国を挙げて純国産の自然エネルギーに取り組むことは大きな意義がある。つまり、巨大な成長市場に競争力を持って参入し、同時に自国経済や雇用を大いに活性化しうるのだ。エネルギー自給率も向上するため、エネルギーセキュリティ上のメリットを得られることになる。しかし現実には皮肉にも、世界的な競争力を持つ日本の技術が国内ですら十分に活かされていないという事態に陥っている。 ‥日本の電力需要のピークは、概ね「夏場の14時〜15時」あたりとなっている。‥この電力ピークは主に誰が生み出しているのだろうか。エネルギー白書2010から部門ごとの電力消費を算出すると、製造業を中心とした産業部門が電気需要全体の33%、サービス業やオフィスなどの業務部門が35.8%、家庭部門は28.7%、旅客運輸1.8%と推測される。そのうち家庭部門の電力ピークは「朝7時と夜18時〜21時」であり、逆に14時の電力消費は少ない傾向にあるとされる。‥よってピークカットにおいては家庭以外、すなわち産業・業務部門の節電努力こそが鍵を握ると考えられる。

11.04.18 ★ 毎日.jp 4.16「福島第1原発:飯舘、川俣で説明会 福山官房副長官に憤り」 福山哲郎官房副長官は16日、福島第1原発から半径20キロ圏外に設けられる「計画的避難区域」となる福島県飯舘村と川俣町を訪れ、住民らを対象にした説明会で「困惑と不安と心配をかけ、心からおわび申し上げます」と陳謝。そのうえで「健康第一、安全第一でいったん避難をお願いしたい」と呼びかけた。政府高官が原発周辺の住民に協力を求めるのは初めて。出席者からは「村民を置き去りにして話が進んでいる」などの反発が相次いだ。飯舘村の説明会には自治会や農業、商工団体の代表ら約100人が参加。当初、冒頭20分だけ報道陣に公開する予定だったが、出席した村民の求めで全面公開になった。福山氏は避難先の仮設住宅建設や住宅借り上げ、農業被害の補償を確約。家畜の圏外移動や農地の土壌改良などを検討していると説明した。‥参加者の一人は「私は村を守るため避難はしない。何か罰則はあるのか」と心情を訴えた。‥計画的避難区域は原発事故から1年間の累積放射線量が20ミリシーベルトに達する可能性がある福島県内の5市町村に設定され、原発から30キロ以上離れた両町村も含まれている。政府の避難指示があれば1カ月程度での域外への避難が求められる。飯舘村は全域が対象。 *今までこういった国による住民説明会では必ず国側がえらそうに上から目線で語っていましたが,今では住民の怒りにたじたじのようです。

11.04.18 ★ 「第2回「ママは原発いりません」福岡パレード」 4月中は毎週土曜日にパレードをやるそうです。(9、16、23、30日) 午後2時から1時間程度 場所:福岡市中央区警固公園 緑のものをつけて警固公園へ。ママじゃなくても、子どもを思う気持ちがあれば、老若男女大歓迎。5月再稼動予定の玄海原発2、3号機をSTOP!

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