東北関東大震災・福島原発事故関係 情報リンク

4.13

上が新しい情報、下が古い情報の順です。

 

11.04.13  (23:10) 昨日の夜中にYOUTUBEにアップした 小出裕章さんへのインタビューの動画は46分ほどもある長いものですが、丸一日で5600人以上の人に見てもらうことができ、57人の人から高評価をいただきました。小出さんのわかりやすくリラックスしているけれども真剣なお話の力だと思います。どうもありがとうございます。

11.04.13  マスコミに載らない海外記事 4.12「全ての原子力発電所が脆弱なのだろうか?-大惨事は、いつも想定外」 大惨事が起きる度に、責任を追うべき連中は、責任逃れをするため、それは"想定外"だったと主張する。例えば: * 9/11の時がそうだった。  * 金融危機の時がそうだった。 * BPの石油流出時がそうだった(これ、これ、これ、これ、および、これをご覧頂きたい)  * 日本の原発事故の時がそうだった。経費を削減して、とてつもない危険を冒せば、大儲けができるので、大企業は私たちの命や暮らしを賭けにしているのだ。必然的に事態が失敗した際には、連中(軽くお叱りを受ける以外は)責任を問われず、政府に救済さえしてもらえる。‥これから必読書となりそうな本『原発事故の起きる日』は、アメリカ(スリーマイル原発)、カナダ(ピカリング原発)、そして日本(具体的には、北海道泊原発の原子力防災対策のしおり)の緊急避難計画を比較している。日本のもの実にお粗末。本書刊行から18年経った現在も、おそらく、これ以上の計画、当局にないのだろう。それが、御用学者・大本営広報部総動員の、「漸進的エスカレーション」発表の理由なのではなかろうか。何かでっちあげるまでの時間稼ぎ。トイレのないマンション、避難ハシゴもなかったのだ!

11.04.13  ICBUWヒロシマ・オフィスから講演会などのお知らせです。 4.16に京都・立命館大学で「内部被曝問題から考える核/原子力体制」講演:嘉指信雄  同じく4.16に京都・東本願寺でシンポジウム「非戦非核のつどい」パネリスト;姜尚中、鎌仲ひとみ、箕輪秀邦、森瀧春子 4.15に神戸市勤労会館で「内部被曝問題と核/原子力体制―ヒロシマ・イラク・フクシマ―」 講師:嘉指信雄  など どれも参加費無料

11.04.13  「東京里帰りプロジェクト」 被災地から東京に避難を希望する全ての妊産婦さんが東京に避難し、安心して産前産後の生活を送れるよう、東京都助産師会を母体として始動したプロジェクトです。 *いいことだと思いますが、東京では福島原発に近すぎるような気がします。関西や九州方面でもこういった動きができればいいのですが。

11.04.13  「原発震災から子どもたちを守れ! 〜専門家・市民による独立放射能汚染調査報告と要請〜」がUSTREAMの録画で見られます。主催は飯舘村後方支援チーム、福島老朽原発を考える会、国際環境NGO FoE Japan。講師が今中哲二さんら。

11.04.13  zakzak 4.13「米権威が激白「原子炉データ悲惨!」 日米の数値に大きな開き…」 チェルノブイリ事故で米共同調査チームの代表を務め、今回緊急来日していたジョージア大学のチャム・ダラス教授が帰国前日の12日夜、夕刊フジの単独インタビューに応じた。ダラス教授は第1原発について「米軍やIAEA(国際原子力機関)が独自に収集した原子炉のデータは悲惨」と明かしたうえで、「ここ2、3週間が(安定化への)ヤマだ」と分析した。‥「日本政府や東京電力は相変わらず核心情報を出さない。私は今回、米軍やIAEAの独自情報を入手した。一般科学者は見られないもので、詳細は明かせないが、原子炉内や原子炉周辺のデータはかなり悪い。一言でいうと悲惨だ」《外交関係者によると、米軍と日本政府の放射線量などの数値が大きく食い違うため、米軍が困惑しているという。米国と日本の検査方法の違いとの見方もある。今後、米軍の協力を得る際の障害になりかねない》(汚染水の海への放出について)「‥かなり深刻だ。大気中への放射能汚染よりも、海洋汚染のほうを懸念している。地上できちんと保管する方法があるのに、どうして東電はやらなかったのか。科学的にも絶対にやらないほうがいい。私は同意できない」

11.04.13  4月16日(土)明治公園から正午出発のデモがあります。「菅首相の退陣、脱原発社会」デモ。主催団体の代表は元衆議院議員の二見伸明氏です。

11.04.13  tv asahi 4.13 「“汚染水拡散予測”映像を文科省が公表」 福島第一原発で、海に漏れた放射性物質が今後1カ月でどのように広がるか予測した動画を文部科学省が公表しました。東京電力と文部科学省が海水を採取して測定した放射性物質の値をもとに、水温や海流の条件を加えて海洋研究開発機構のスーパーコンピューターを使って計算しました。

11.04.13  exciteニュース 4.13「日本の復興にとって最も強大な資源は「国民」―米紙」 2011年4月8日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの中国語版ウェブサイトは、日本の復興にとって最大の資源は「国民」であると論じた。 *そう言ってもらえるのは嬉しいんですが、かんじんの政府が国民を大事にしてません。むしろ使い捨てにするような態度で、顔が産業界の方ばかり向いていたり保身のことしか考えていません。

11.04.13  Infoseekニュース 4.13「現場放棄、東電批判を"自粛"......震災であぶり出される大手メディアの素顔 (日刊サイゾー)」 福島第一原発事故以降、メディアの現場でもそのスタンスが問われかねない"事件"が起こっている。その最たるものが「週刊新潮」(新潮社/4月7日号)で報じられた共同通信福島支局の現場放棄事件だ。爆発事故をテレビで見た東京の社会部幹部が、福島支局員たちの県外退避を指示、一時、福島市にある共同の福島支局が不在になる異常事態となったというもの。「新潮」も「ニュースの担い手が真っ先に逃げたら、パニックを増長する」と苦言を呈した。‥しかし、共同の体たらくを報じた「新潮」も、彼らを批判する資格などない。原発事故以降の「新潮」を見ると、東電批判が一切ないという異常事態が続いているからだ。いや、批判しないどころか、東電社員の美談を掲載する始末。その理由はもちろん「広告」だ。「これまでテレビはもちろん新聞・雑誌など多くのメディアは、東電、そして各電気会社の連合会である電事連から莫大な広告出稿という恩恵にあずかってきました。東電だけで年間220億円以上もの広告費が垂れ流されていた。ゆえにめったなことで東電批判はしない、タブーとなっていた」(メディア事情に詳しい関係者)そのため原発事故当初、多くのメディアはあからさまな東電批判を控える傾向にあった。しかし事態は長期化し、放射能汚染が続くと、そんな平時の論理は通用しなくなった。さらに「東電という企業が今のまま存続しないのではないか」(前同関係者)という、何ともご都合主義的な判断から、雑誌メディアを中心に東電批判も展開されるようになる。そんな中、「新潮」だけが一貫して東電批判を控えているのだ。

11.04.13  Infoseekニュース 4.13「巨大余震「あと10年は続く」 断層沈み込み広範囲にひずみ… (夕刊フジ)」 気象庁の長谷川洋平・地震情報企画官は「福島県浜通りから茨城県北部にかけては、これまでは地震活動が低調だったが、大震災以降は活発化している」と分析した。‥国の地震調査委員会は、11日午後5時16分ごろに起きた福島県浜通りを震源とするM7の地震が「秋田から岐阜にかけての東日本一帯で、直下型地震の発生を活発化させている」との見解を示した。「日本列島を乗せる北米プレートが、東から押し寄せる太平洋プレートの沈み込む力に耐えきれずに跳ね上がった結果、陸地全体にかかる東西方向の力が変化した」ため、東日本全域の活断層が不安定に。その結果、巨大な余震や“余震の余震"、さらには、本震とは直接関係ない大きな誘発地震が頻発しているという。こうした状況を受け、海外から衝撃の情報が飛び込んできた。米紙ワシントン・ポストは12日、米地質調査所(USGS)の研究者の話として、日本の余震が終息するまでに10年かかる可能性があると報じたのだ。指摘したのはUSGSの地球物理学者、ロス・スタイン氏と京都大のグループ。地震によって断層の一部が沈み込むなどして、震源周辺の広い部分にひずみがたまっており、震源の北や南側で大きな余震が起きる可能性があるという。スタイン氏は、特に東京では長期間の監視が必要、と警告。首都圏の住民も本気の覚悟と警戒が必要なようだ。

11.04.13  ジャーナリスト 木下黄太のブログ 4.13「レベル7を真剣に考えていない人々とどう向き合えばいいのか」 ‥きょう官邸のスタッフに僕が聞いてみても、今回のレベル7をきちんと考えて想定して動いていた感じがまったくしないとこぼされたり、経産省の陰謀のようなワードまで聞こえてきて、レベル7という事象の深い意味合いを正確に捉えて、国民にいち早く公表しようというような積極的な意思表示はどこにも存在しないようだということだけが分かった感じがしています。‥危険が大きなものであることを言わないように自粛したメディア関係者は、今回のレベル7という事実を厳粛に受け止めるべきです。事態は、チェルノブイリと同程度の災害になる可能性があったのですし、さらに、今でもその危険は継続しているのです。このことは、僕は何回でも言いたいですし、そのことを言わなかった報道の人間は、自分が、日本社会の安全に寄与すると言う基本的な事柄さえも、守ることのできないレベルだということを痛感するべきです。「専門家か安全だから、安全と言え」と指示を出していたメディアの大幹部はそれどころではありません。人間の屑です。

11.04.13  asahi.com 4.13「「廃炉・除染に最長100年」 英科学誌に専門家ら」 福島第一原発の廃炉や敷地の除染などには「数十年から100年かかる可能性がある」――。英科学誌ネイチャーは、11日付電子版で、米スリーマイル島(TMI)原子力発電所事故を経験した専門家らの見方を掲載した。記事によると、福島第一原発の建設の一部を請け負った東芝による「10年程度」という廃炉計画について、TMI処理の経験者は「福島第一原発でははるかに時間がかかるだろう」と述べている。原子炉が安定しておらず、さらに放射性物質が大量に放出される可能性も残っているからだ。TMIを経験した別の技術者は、福島第一原発で採用されている沸騰水型炉(BWR)は「配管や弁などが密集している」と指摘。TMIより作業が難しくなる可能性を示唆した。また記事では、旧ソ連・チェルノブイリ原発では事故から約80年後に当たる2065年まで除染が行われる予定、と言及している。 *チェルノブイリの例を見れば100年という話しも真実味をおびてきます。その際の費用は全部でどれくらいになるんでしょう。原発の電気が安いというのは廃炉や再処理費用を計算に入れていない真っ赤なウソです。

11.04.13  BLOGOS 4.13「「原発」は「原爆」だったのかもしれない − 鈴木耕」 ‥義母がこう言った。「"原爆"が爆発したのよねえ。あんな怖いもの造って、よくみんな平気でいたわねえ、今まで」「あれは原爆じゃない、原発だよ」と言おうとして、ハタと考えた。そうか、あれは実は「原爆」だったのかもしれない…。日本はかつて、アメリカによって2発の原爆を落とされた。数十万人が死んだ。さらに放射能の後遺症で、ずいぶん長い間、人々が苦しんだ。いや、今でも苦しんでいる人たちがいる。確かにあの「原爆」は、アメリカが日本へ投下したものだった。だが、今度の「原爆」は、日本が日本へ落としてしまった…。我々は、かつて投下された原爆のように、「相手国」を恨むことはできない。恨むとするなら、そんな危険なものを「安全」と言いくるめて、この狭い地震国の海岸線に54基も並べ立てた電力会社と、それをろくな安全審査もせずに、言いなりに認めてきた政府や原子力安全委員会などという最低の組織を"怨む"しかない。そしてそれはまた、そんな宣伝に安易に乗っかって、深く考えもせずに華美な生活を享受してきた我々日本国民(ことに首都圏の住民)に跳ね返ってくる。まるで、あの東京電力の不気味なCM(ブーメランが手許へ返ってきて「燃料が再生産されるんだね」とかノー天気に言い合う親子)のように、我々国民に戻ってくる。我々自身が、この国を汚してしまったのだ。広島の原爆死没者慰霊碑には、こう刻まれている。「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」だが、我々は、過ちを繰り返してしまった。それも、全世界への取り返しのつかない巨大な過ちを…。安らかになど、眠れない。

11.04.13  asahi.com 4.13「「原子力からシフトを」 自然エネルギー、50年までに100%に」 ‥ドイツは、電力に占める自然エネルギーの割合を過去10年で6%から16%に高めた。今後10年で35%に伸ばす目標も持っている。政府が政策的にテコ入れをすれば投資や技術開発が進み、市場が広がっていくという見本です。 ‥原発に象徴される大規模なシステムに依存し、電力会社が市場を独占し国家が一元的に管理するという現状を改め、「小規模・分散型」のエネルギーシステムへ移行すること。それも必要なシフトです。 ‥私の試算では、計画停電などをせずとも乗り切れます。電力会社が企業などの大口需要者と結ぶ「需給調整契約」を活用し、それを政府が後押しすれば、十分に需要を減らせる。 ‥私の考えでは、便利な生活と原発削減は矛盾しません。それに、もし矛盾を抱えていたとしても、より良い方向へ変える努力を続けることは必要でしょう。

11.04.13 東電社長の記者会見が終わったようです。(あとで録画が見れると思います)Twitterでは「最悪の状態とは何か?という質問に「全力でやっていく」。質疑応答になってない。」とか「東電社長会見終了。社長の去り際、どこかの記者が社長に叫ぶ。「被災者は、津波には文句が言えないと、歯を食いしばって頑張っているのに、清水さん?あなたはなんでも津波のせいにして、恥ずかしくないのですか!」と…良く言った!拍手!」。また「自分に責任があると思ってないようだ」「日本人じゃないんだろうか、言葉も通じない‥」というような感想が多数あります。ただ社長も会見やってますという証拠づくりのパフォーマンスなんでしょうか。

11.04.13  時事ドットコム 4.13「原発周辺「20年住めない」と菅首相=内陸に移住、10万人規模の宅地造成」 菅直人首相は13日、松本健一内閣官房参与と首相官邸で会い、放射能漏れ事故を起こした福島第1原発周辺の避難区域について「そこに当面住めないだろう。10年住めないのか、20年住めないのか、ということになってくる」との認識を示した。松本氏が会談後、記者団に明らかにした。

11.04.13  (15:00) YAHOOニュース 4.13「福島第1原発 4号機プール、再び水温上昇」 東日本大震災後の3月15日に原子炉建屋が爆発で大破した東京電力福島第1原発4号機で、使用済み核燃料プールの水温が90度まで上昇していることが13日、東電の調べで分かった。付近の放射線量も毎時84ミリシーベルトと極めて高い。通常は普段着で歩くことができる同0.0001ミリシーベルトという。

11.04.13  四国新聞 4.13「自粛指示のサンチュ出荷/千葉県旭市産、都内で販売」 暫定基準値を超える放射性物質が検出されたとして、千葉県が出荷自粛を指示した同県旭市のサンチュが業者の判断で出荷され、東京都品川区の大手スーパーで4月上旬に販売されたことが13日、同県などの調べで分かった。県は「法的拘束力はなく、出荷は止められなかった」としている。 *もう国や県が言うことが信用されないので従わなくなってきていることの一例です。

11.04.13  msn産経 4.13「枝野氏、原子炉爆発でも「現在の避難区域でよい」」 枝野幸男官房長官は13日午前の記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所の原子炉の格納容器が爆発した場合について「万が一起こったとしても、現在の避難指示区域でよい。原子力安全・保安院、原子力安全委員会と相談して、指示を出している」と述べ、新たに避難区域を拡大しない考えを明らかにした。 *あきれたことを言ってます。ほんとにそれでいいというなら、自分が率先してそこに行かないともう誰も信用しません。保安院・安全委・政府は福島原発周辺に移転してみせなさい!

11.04.13  msn産経 4.13「【櫻井よしこ 菅首相に申す】 政権による政治的人災」 事故発生からひと月が過ぎて、原発は制御に向かうかわりに、チェルノブイリと同じ「レベル7」という最悪の評価を下されるに至った。‥被災地の住民避難も、同心円的に20キロ圏から一律避難させる方針をやめ、風向き、地形、放射線量によって危険地域を特定する方式へと切り替えた。‥原発、放射線との闘いで、菅政権は後退に次ぐ後退である。第一の理由は事故の実態を正確に読みとることができなかったことにある。正確に事態を把握できない限り、事態の解決はあり得ない。その意味で今回の原発事故の本質は菅政権による政治的人災である。政治的人災は現在も続き、日本の国益を蝕み、日本の未来の可能性を削り取りつつある。世紀の事故となったこの原発惨事に関して、正確な情報を出し得ていないことが、日本に対する内外の不信を必要以上に高めている。チェルノブイリの事故に並べられ、技術立国としての日本の評価も傷つけられつつある。‥正確で迅速な情報公開こそ、この種の被害を最小にとどめ、信頼をつなぎとめるが、情報公開を標榜してきた菅直人首相は、それをしていない。国際社会の対日評価が悪化する中、被災者の暮らしの立て直しについて、国の方針も施策も明確ではなく、遅々として進んでいない。これも政治的人災である。菅首相のこのひと月間の言動は、このままでは首相には恐らく未来永劫、国民の期待に応えることはできないと思わせる。首相は野心満々の個人ではあっても、国家を動かす「知」を欠いているからだ。‥西岡武夫参院議長は菅首相の対処を見て、図らずも、「いつまで会議をしているのか」と問うた。首相は会議を重ねるかわりに我欲を捨てて、国民と国家のために働け。それができなければ首相を続ける意味はない。 *大手のマスメディアももっと批判の声を上げないと、乗っている泥舟が沈みかけてますよ〜!

11.04.13  msn産経 4.13「米中韓…周辺国から責任追及の恐れ」 福島第1原発事故が12日、国際評価尺度(INES)で最も高いレベル7に位置付けられたことを、外国メディアは発表を待たずに一斉に伝えるなど、放射性物質による健康や環境への影響が、今後どこまで広がるのか、各国が抱く懸念の大きさを示した。さらに、今回、「最悪のレベル」と日本みずから認めたことで、今後、各国から日本政府の責任を問う声が強まる可能性もある。‥日本政府が事故の評価レベルを上げたことを伝える速報は、欧米に限らず、ロシアやアジア各国でも瞬く間に伝えられた。‥これまで最悪のチェルノブイリ原発事故を経験したロシアでは、イタル・タス通信が「福島の事故は、商業原子炉の歴史で2番目の事態」とし、放射性物質の放出量はチェルノブイリに迫るだろうと伝え、被害の拡大に懸念を示した。‥聯合ニュースによると、韓国の釜山市の住民や環境団体メンバーら97人が12日、市内にある古里原子力発電所1号機の運転停止を求める仮処分を釜山地方裁判所に申請した。古里1号機は2007年に設計寿命を迎えたが、08年に韓国政府が稼働延長を決めている。申請では、設計寿命が超えた原発は、事故の危険があるとして、運転中止を求めた。韓国では計21基の商業用原発が稼働中だが、原発運転停止を求める仮処分申請は初めて。‥また、ベトナム国営ラジオ「ボイスオブベトナム」(電子版)は、欧州連合(EU)の一部の国から、ベトナムの輸出する水産物について放射能検査を求められていると伝えている。日本の原発事故の影響で、風評被害がベトナムにまで拡大した格好だ。 *外圧に弱い日本政府のことですから、いっそ国連にでも介入してもらった方がてきぱき処理できそうだという声があります。

11.04.13  YAHOOニュース 4.13「放射性ストロンチウムを検出=原発30キロ外、福島6市町村―文科省」時事通信 4月13日 福島第1原発の事故で、文部科学省は12日、福島県でサンプル調査をした結果、土壌と植物から放射性ストロンチウム89と90が検出されたと発表した。同省によると、事故をめぐりストロンチウムが検出されたのは初。同省は3月16〜17日、第1原発の30キロ圏からやや外にある福島県浪江町の2カ所と飯舘村の1カ所で採取した土壌を分析。1キロ当たりストロンチウム89が最大260ベクレル、同90が最大32ベクレルだった。大玉村、本宮市、小野町、西郷村で19日に採取された植物も分析。1キロ当たりストロンチウム89が最大61ベクレル、同90が最大5.9ベクレルだった。サンプルの植物は食用野菜ではないという。ストロンチウムは、カルシウムと似た性質を持ち、人体に入ると骨に沈着し、骨髄腫や造血器に障害を引き起こす恐れがある。ストロンチウム90は半減期が約29年と長く、過去の核実験の際に飛散し問題となった。同89は半減期が約50日。 *西郷村は原発から80kmほど離れているそうです。

11.04.13  時事ドットコム 4.12「東電から「福島原発」分離=公的資金で清算会社−政府・民主案」 福島第1原発で深刻な事故を起こした東京電力の経営危機回避策として、政府・民主党内で東電本体から「福島原発部門」を分離する案が浮上していることが12日、明らかになった。原発事故で国が必要な援助を行う原子力損害賠償制度を踏まえ、政府出資で福島原発の事故処理と巨額の損害賠償を担う「清算事業会社」を設立し、本体から分離する。その他事業の「新東電」は上場を維持し、首都圏などで安定的に電力供給するよう促す。分離案は東電全体の国有化を回避し、公的資金の投入額を最小限に抑えるのが狙い。分離により、「新東電」は事故に伴う財務リスクが減るため、原則民間からの資金調達で電力供給の維持と経営再建を進めるよう求める。また事故責任を明確にするため、「新東電」に対しては清算会社の事業費用の一部や事故に対応する人材の供出を義務付け、再発防止に向けた組織改革も求める。 *これは初期から「想定」されていた東電逃げ切り案。政権破滅案とも言うそうです。国が国民ではなく東電の方を向いているわけです。

11.04.13  月夜のぴよこ と 空耳うさぎさんたち 4.13「無能政府が子供手当廃止と 原発補償費国民負担を言い出した。」 ‥場当たり的に、思いつきで動く民主党政府。無能だよね。ネットで今話題になっていることがある。「菅直人 有能」とグーグルに入力すると、グーグルから、もしかしたら:菅直人 無能? と聞いてくれる。「菅直人 愛国」とグーグルで検索すると、グーグルから、もしかしたら:菅直人 売国? と聞いてくれる。他にも仙石 や 鳩山、岡崎トミ子 とか 入力して遊んでみるといい。それほどまでにネットで民主党閣僚を非難、批判する声が大きい。これは日本にとどまらない。ホワイトハウスも日本政府は狂ってる。日本政府の災害対策は後進国以下だと報道され、アメリカだけでなく、世界中が現政府の無能を批判している。 *「菅直人 有能」をググってみたら、この話題でもちきりでした!が、「愛国」の方では確かに「売国?」と聞かれました。

11.04.13  山下ふみこのブログ 4.2「福島原発による土壌汚染問題」 有機農業関連MLで紹介された新潟大学野中昌法教授の投稿ということで、土壌中のヨウ素やセシウム、ストロンチウムなどの性質を解説しています。

11.04.13  時事ドットコム 4.13「農作物の作付け、断念へ=全域が計画的避難区域−福島県飯舘村」 福島第1原発事故の影響で高い放射線量が記録され、原発から20キロ圏外で住民に避難を促す「計画的避難区域」に指定された福島県飯舘村は13日までに、全ての農作物の作付けを行わないことを決定した。同日から村内6カ所で開く村民向け座談会で菅野典雄村長らが説明する。村によると、村全域が計画的避難区域に指定され、近く避難が求められる可能性がある中、農作業が行える環境ではないと判断した。今後、国に補償を求める。 *飯舘村は IUターン者による有機農業が盛んだった地域だそうです。悔しくてならないでしょう。

11.04.13  今日の3時から東電の清水社長が初めての記者会見する予定でUSTREAMで中継するそうです。(NHKでも中継するそうですが、長くなると途中でカットされるでしょう)またコンピュータ監視法反対院内集会の中継と、グリーンピース・ジャパンの院内勉強会も始まっています。(1:00) どちらも iwakamiyasumiチャンネル

11.04.13  (11:30) asahi.com 4.13「「レベル7に達したのは3月15〜17日」政府高官」 福島第一原発事故の国際的評価尺度がレベル7に引き上げられたことに関連して、菅政権の政府高官は12日夜、3月15~17日の時点で、すでにレベル7に相当する量の放射性物質が放出されていたとの見方を示した。3月12日から15日にかけて相次いで起きた水素爆発や火災が、放射性物質の大量放出につながったと判断していると見られる。この高官は「引き上げるタイミングが適切だったのかなと正直思っている」と語り、認定が後手に回ったとの認識も示した。 *こういう形(実名をあげないで告白)でぼろぼろ出てきます。タイミングは当然選挙がらみが考えられます。万一そうでないとしても、そういうふうに言われても反論できないわけで、現政権の有罪を立証する証拠が次々と出てきています。

11.04.13  書に触れ、街に出よう nico's blog 4.13「末期症状に陥った国とどう向き合い何をなすべきなのか 孫崎亨氏連続ツイート「戦い、敗れし者へ」に思う」 ‥韓国首相に怒るな。事実なのだから。韓国の首相は7日の国会答弁で「日本が無能」と言った。世界中、福島原発の処理で日本政府の能力のなさに、ここまでひどいかと驚愕している。しかし、これは何も原発問題だけでない。象徴的に現れただけだ。日本は、今、待ったなしで、繁栄から転げ落ちている。全ての分野で事態を正視し、変革を必要としている。最適の人材が任に当たるべきである。日本で菅首相が首相に最適な人間とは誰も思わない。しかし、現に彼は首相である。代わる人間が出ても最適ではない。‥日本人と結婚している中国人女性が通訳の経験を次のように言った。「中国では組織(国家)の上へ行けば行くほど聡明な人が出て来る。日本は上へ行けば行くほど馬鹿が出て来る」。この中国人女性に怒るな。事実なのだから。しかし日本の悲劇はこの状況がほぼ全ての組織に該当する。変革が強く求められる。

11.04.13  Blog vs. Media 時評 4.13「最悪レベル7より日経の原発『見切り』記事」 福島第一原発事故の深刻度を示す国際評価基準でチェルノブイリ級「レベル7」になったとの発表記事よりも、12日のショック記事は日経新聞の《東電の悪夢、問われる原発の合理性 吹き飛んだ2兆7000億円弱 産業部編集委員 安西巧》の方でした。‥事故による東電の株価大暴落で企業価値が2兆6564億円も吹っ飛んだことから始まるかなり長い記事です。結びの段落を引用します。「これほどやっかいな原発を電力会社の経営者は『国策事業』として背負い続けていくのか。株主は大事故を起こせば株価が暴落するリスクに耐えられるのか。そして危険を覚悟で事故処理に立ち向かう従業員を今後も確保できるのか――。電力会社のステークホルダーだけでなく、国民全体の電力事業への価値観が見直されるべき時期に来ている」反原発の思想も何もない、株式市場と経営の論理だけでもう原発依存は見切らざるを得ない指摘になっている点は説得力があるだけに新鮮です。  *国民の命よりも産業、つまりお金の方に関心がある政府・東電・原発ムラの連中にとっては、こういった視点からのアプローチの方が原発を止める動機になりそうです。

11.04.13  低気温のエクスタシー 4.12「〔放射能〕為政者と提携した学者が飯舘村民を「誤誘導」している疑惑 」 庭木生産販売業の渡辺守男さんは「『外出後によく手を洗い、着物をはたいて家の中で着る服と外出着を区別しておけば、この程度の線量はまったく問題ない』と長崎大の放射線の専門家の講演会で聞いた。みんな、なーんだ大丈夫なんじゃないかと安心したばかり。それなのに、どうして避難する必要があるのか」といぶかる。‥3月21日14時― 山下俊一氏・高村昇氏「放射線と私たちの健康との関係」講演会(前半) 放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています。酒飲みの方が幸か不幸か、放射線の影響少ないんですね。決して飲めということではありませんよ。笑いが皆様方の放射線恐怖症を取り除きます。でも、その笑いを学問的に、科学的に説明しうるだけの情報の提供がいま非常に少ないんです。‥100ミリシーベルト。福島県のアドバイザーになった山下教授(長崎大学)はNHKで100ミリシーベルトまでは健康リスクはないと断言した。それは原発で働く人々の基準だったが、先日それを250ミリに上げている。1ミリであった公衆の被曝上限を原発作業員の100ミリにするといつ変えたのか。 *こんな学者達にはきっとバチが当たるでしょうが、その前にきっちり裁判にかける必要もあります。

11.04.13  低気温のエクスタシー 4.12「東京の水道水で放射性物質が不検出だったのは「政治的配慮」か 」 東京の水道水で放射性物質が不検出だったのは「都民の動揺を抑えるため検出されても不検出と発表するように」という指示が出ていたから。(週刊現代4月23日号p.36

11.04.13  「プロジェクトX 挑戦者たち チェルノブイリの傷 奇跡のメス 」 NHKの番組「プロジェクトX」より。‥現地の病院で手術を受けた子供たちの首筋には、一生消えない大きな傷がついた。そ-の時、一人の日本人医師が立ち上がった。信州大学医学部の外科医、菅谷昭。父は、夜の往診も厭わない町医者。もっと患者と向き合いたい、そんな思いを抱き続けていた菅谷は-、大学教授の座を辞し、ベラルーシに渡ることを決意する。ベラルーシでの菅谷のたった一人での闘いが始まった。 *菅谷昭氏はいま松本市長になっていて、今回の原発事故にあたってもメッセージを発しています。NHKも遠いチェルノブイリのことではいい番組をいくつも作ってますよね。肝心の国内での原発事故では‥‥とほほ。

11.04.13  msn産経 4.12「原子力白書の公表中止 福島第1原発収束していないのが理由」 国の原子力委員会(近藤駿介委員長)は12日、2010年版原子力白書の公表中止を決めた。福島第1原発事故が収束していないことが理由としている。白書は、原発の新規導入国の増加や核不拡散体制の重要性の高まりを受け、日本が国際社会で果たすべき役割などを盛り込み、3月末に公表する予定だった。 *また知られたくないということですか。ほとぼりがさめるまで待とうという考えでしょう。

11.04.13  msn産経 4.12「「チェルノブイリと違う」 レベル7に東電副社長反論」 東京電力福島第1原発の事故が、国際評価尺度(INES)で旧ソ連のチェルノブイリ原発と並ぶ最悪のレベル7に引き上げられたことを受け、12日夜に記者会見した東電の武藤栄副社長は「今回の事故とは相当違う」と、あくまでも二つの事故レベルが異なるとの立場を崩さなかった。評価レベル引き上げ後、経営陣として初めて会見に臨んだ武藤副社長は「重く受け止めている。ご心配、ご迷惑をお掛けし申し訳なく思う」と淡々とした表情で謝罪。‥これまで東電が、チェルノブイリのような事故は日本の技術では起こらないと広報してきたことを指摘され「原子炉全体が暴走し、大量の放射性物質を短時間で放出したチェルノブイリ事故と比べ、今回は放出のされ方や量が相当違う」と反論した。 *反省どころか開き直ってますね。こんな人達にまかせていたらまたぞろ原発を作りそうです。立ち直れなくなるまで徹底的につぶす必要ありそうです。

11.04.13  便りになるドイツ気象庁の放射能拡散予測シミュレーションのURLが変更になったそうです。が、紹介済みの日本語訳のページは同じで、この先3日間の解説も載っているので便利です。

11.04.13  「【福島原発】2011/4/12/火★最悪の「レベル7」引き上げの意味 」 ラジオ放送なので音声のみ。福島原発事故がレベル7だと発表されたことについて小出裕章さんが語っています。それはさいしょの段階で分かっていたにもかかわらず、レベル4と発表していた政府に小出さんは怒っています。その結果、避難が遅れて相当な被曝をしているし、国際的信用も失墜してしまった。

11.04.13  植草一秀の『知られざる真実』 4.12「脱原発が真剣に論議されない不思議の国ニッポン」 電力会社と政府が「絶対安全」を強調してきた日本の原子力発電所だが、その現実は深刻な事故の歴史でもある。JOC東海村臨界事故、東電柏崎原発事故、関電美浜原発事故など、重大な事故を相次いで経験してきている。「絶対」だと思っていても、この世に「絶対」はない。まして、115年前に発生した津波程度の津波への備えもしていないような人々「絶対」の言葉を信用するわけにはいかない。責任ある当事者だけに被害が及ぶのであるなら話は別だが、何の罪もない日本の民衆全体が放射能の地獄に突き落とされるような話に、国民が無関心でよいわけがない。結局、脱原発の方向に、舵を大きく切り直す必要があるのだ。‥この国の未来を決める権利を持つ唯一の存在は、主権者国民である。一般庶民にとって、原子力が本当に必要不可欠なものであるのかどうかを考えなくてはならない。この世に絶対はない。大事故が絶対に起こらないとは誰も言いきれない。賢者は最悪を想定して遠くても安全な道を進む。なぜなら、それが、子や孫の世代に対する人間としての当然の責務だからである。今回の放射能放出事故を契機に、脱原発に大きく舵を切ることを、じっくりと検討しなければならない。その前に、まずは、リスクのある原子炉の運転をいったん停止するべきである。

11.04.13  昨日(11日)、大阪の熊取町にある京大原子炉実験所に伺い、小出裕章さんにインタビューしてきました。文字化・編集して名前のない新聞の5月号に載せる予定ですが、今は緊急事態なのでなるべく広く知ってほしいと思い、インタビュー時の映像を YOUTUBEで公開します。小出さんは今一番信頼されている原子力の専門家で,素人にもわかりやすくかみ砕いて話していただきました。内容は今の福島原発の状態をどうとらえているか、今後どうなる可能性があるか、再臨界とは何か、どう終息させるか、チェルノブイリとの比較、また原子炉実験所での研究についてや原発の危険性の理解がなぜ広がらないのかなどなど。お話の途中何度も取材申し込みの電話がかかるなど超多忙の小出さんでしたが、インタビューにも電話応対も実に丁寧に誠実に応えておられて感心しました。電話の応対などムダな部分はカット編集して約45分あります。DLして DVD化なども歓迎。拡散してもらえるとうれしいです。

11.04.13  (0:00) msn産経 2.25「第20回地球環境大賞に東京電力」大賞以外にはブリヂストン、伊藤園、NTTドコモ、日本郵船、東芝、アサヒビールなどの名前が並んでいます。おまけに今回の原発事故にあたって東電を擁護しまくっている経団連会長が授賞式で特別講演してます。こういった賞がいかにうそくさいものかがよくわかります。

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